シャープの超音波ウォッシャーがぐっとスリムになった!

シャープさんの超音波ウォッシャーの2018年モデルを取材した際のレポートをゲットナビさんに掲載していただきました。

超音波ウォッシャーは、衣類のピンポイントな汚れを毎秒38,000回の超音波振動で落とすスティックタイプの超小型洗濯機。

襟や袖の目立つ汚れを洗濯機に投入する前にサッと落とした時や、食べこぼしで衣類や鞄が汚れてしまった時、ボールペンのインクがシャツに着いてしまった時などに、その場で応急的に汚れが落とせます。

従来モデル「UW-A1」よりもぐっとスリムになった「UW-S2」が目玉ですが、従来と同じサイズながら充電用のUSB端子を防水対応にした「UW-A2」もラインアップしています。なお、防水対応はUW-S2も同様です。

実売予想価格は15,000円前後で、お試しで手に取るにはやや高めの価格設定。しかし、満足度は高いはず。持ち運びやすいUW-A1は、旅行や出張はもちろん、日常的に鞄の中に入れて持ち歩けます。イベントの景品や、贈り物にしても喜ばれそう。

超音波ウォッシャーは実用性の高さの割に認知度は未だ低く、他社から同じジャンルの製品が登場していないこともあって、家電量販店では置き場が確立されていない点が、シャープさんにとっての課題となっています。

そのことを原稿の最後に書いたら、編集担当がタイトルに利用してしまいました。インパクトがあって良いとは思うのですが、記事が掲載された直後にシャープさんの広報担当から「少々ドキッとしました」というメールが入りました。わざわざ書いて寄越すということは、実際は少々どころか心臓が止まるほど驚いたのではないかしら。

心配掛けてすみません。タイトル作ったのは、私じゃないですけれど…。^^;


10万台売れたのに、売場が決まらない…!? シャープ「超音波ウォッシャー」スリム型投入で知名度アップなるか

周囲の音を聞き取りやすくするNuhearaのワイヤレスイヤホン

5月30日に、バリュートレードのオーディオブランド「Nuheara」の発表会に出席しました。


モデルさんがIQbudsを装着しているところ

私は初めて耳にするメーカー&ブランドでしたが、インテリジェンスワイヤレスイヤホンの業界では数年前から注目されているオーストラリア企業で、今回は周囲の環境に合わせて自動的に聞き取りやすさを向上する「IQbuds」と「IQbuds BOOST」を国内に投入します。Nuhearaはニューヒアラと読むのですかね(※追記、ニューヒエラと読むようです)。

IQbudsは欧米では去年の1月に発売している商品で、IQbuds BOOSTは海外でも未だ発売したばかりの商品。

IQbudsは6月末発売で、税別39,880円。IQbuds BOOSTは8月末発売で、税別58,880円。家電量販店や通販サイトでの販売を予定しているそうです。


どちらも専用のキャリングケースが付属します

IQbudsには周囲の環境に合わせて、騒音を低減したり会話を聞き取りやすくするノイズキャンセリング技術「SINC」の7つのプリセットを備えています。例えば雑踏の中などで、人の声が聞き取りやすくなります。

IQbuds BOOSTはIQbudsの上位モデルとなり、IQbudsに搭載する機能はすべて搭載し、さらに自分の聴覚に最適化した音質の調整を行う「Ear ID」技術を搭載しています。

これは音楽などの再生音に限らず、周囲の環境音に対しても有効で、マイクで外の音を拾い、ユーザーが聞きたい音を強調して耳に送り込みます。

ノイズキャンセリングはノイズを取り除くものと考えがちですが、実際は逆相の音圧を掛けて相殺する仕組みなので、耳には余計な負担が掛かっています。

Ear IDはノイズキャンセリングとは異なり、個人の聞こえやすい周波数や聞こえにくい周波数を分析してフォローする方式となっているため、耳に優しい聞こえやすさを実現しているのだそう。

補聴器とは異なり、医療機器認定は受けていませんが、同社ではイヤホンと補聴器の間に位置する商品としてアピールしていく考えです。

補聴器を導入するほどではないけれども、どうも周囲の音が聞き取りづらいと感じている向きには試す価値のある商品ではないでしょうか。


IQbudsのコンセプト

ワイヤレス通信にはBluetooth Ver4.2を採用し、コーデックはSBC、aptX、aptX Low latencyに対応。操作はスマートフォンから行います。iOS/Android OSに対応。

20周年の節目に臨む、三菱電機のIHクッキングヒーター

5月30日、三菱電機のIHクッキングヒーターの発表会に行きました。

20周年を記念したイベントも兼ねており、新製品の紹介やキャンペーンの告知のあと、コラボしてオリジナルレシピを監修してもらったという、辻ウェルネスクッキングの佐川校長が会場で実際に調理して見せて、試食もできるという内容でした。

冒頭の挨拶や製品開発の背景は営業部長の樋口裕晃氏が語りました。


三菱電機ホーム機器 営業部長の樋口裕晃氏

国内のIHクッキングヒーター市場は2008年度の販売台数884,000台をピークに安定期に入り、2011年度の東日本大震災で需要ががくんと落ちたあと、2014年度の715,000台で底を打った形になっています。2018年度は790,000台まで回復していますが、最盛期にまだ10万台以上及びません。

IHクッキングヒーターは10~15年が買い替えサイクル。今年は2008年からちょうど10年で買い替え時期に入ることから、需要拡大が見込まれています。

このあたりの数字は、意外に資料価値が高いので載せてみました。


IHクッキングヒーター需要動向のスライド

IHクッキングヒーターは火力が弱い、使いづらい、操作が面倒などと思っている人も多いのでは?

20年前の1998年に同社が民生用として初めて国内投入して以来、IHクッキングヒーターは着実に進化を重ね、火力は既に一般的なガス調理台より高く、使いやすさも大きく改善しています。


20年前の製品と比較したスライド

三菱電機では特に操作性へのこだわりが強く、火力操作はより直感的なダイヤル操作を採用。液晶と音声で手順や注意を知らせるほか、食材が取り出しやすいレール式プルダウンドアを採用しています。

地震を感知して自動停止したり、焦げ付きや煮崩れ、吹きこぼれ、焼きムラなどを抑制する機能も備えています。


三菱製品の特徴の中でも操作性へのこだわりを示したスライド

20周年記念のキャンペーンについても説明がありました。3弾に分かれ、各回30名に5,000円相当の選べるグルメか、200名に500円墳のQUOカードをプレゼントするという内容です。


キャンペーンの内容


キャンペーンサイト

一通り説明の終わったところで、辻ウェルネスクッキング校長の佐川 進氏と、副校長の辻 ヒロミさんの二人が登場。メディアの前でオリジナルレシピを実際に調理しました。


佐川校長と辻副校長。佐川校長の指はピースサインではなく、「今日はここで2つ作るよ」という意味

調理したのは、「鶏肉の冷製豆乳クリームシチュー」と、トマトとオリーブオイルを使用したスパゲッティ「アマトリチャーナ」。

アマトリチャーナ用のスパゲッティを茹でる際に驚いたのが、佐川校長が躊躇うことなく半分に折ったこと。「イタリア人を発狂させたければ目の前でスパゲッティを半分に折れ」と言われていますが、イタリア人のことは気にしなくて良いようです。


ビックリして思わず写真を撮ってしまいました(笑)

佐川校長は料理教師歴50年というだけあって、喋りながらも手際良く、止まることなく調理していき、30分ほどで調理の実演を終えました。もちろん、大変美味しかったです!


完成したオリジナルメニューを披露する佐川校長


左上がデザートの「スフレココット」、右上が「アマトリチャーナ」、左下が「大麦のフルーツサラダ」、右下が「鶏肉の冷製豆乳クリームシチュー」