給水やお手入れが超絶ラクなシャープの加湿器

シャープさんの加湿器「HV-H75」(適用床面積21畳)と「HV-H55」(同15畳)の新製品発表会レポートを、ゲットナビウェブさんに掲載していただきました。

加湿に使う水を本体の上から注ぐだけという給水しやすい簡単構造が魅力です。シャープさんの調査では、加湿性能よりも給水のしやすさを重視して商品を選ぶユーザーが多いそうで、そのニーズをしっかり取り込むべく開発したのが本製品というわけです。

実際、加湿器の給水って意外に面倒なんですよね。この製品では、タンクが重い、タンクがシンクに入りづらく給水しづらいといった悩みに応えるため、2つの給水方法に対応しています。

上から薬缶などで注ぎ込めるだけでなく、取り出せるタンクはバケツのように上が開いていて取っ手まで付いているので、シンクに運んでの給水もとても容易になっています。水を入れすぎると運ぶときに零れそうですが(笑)

面倒と言えば給水以上にお手入れだと言う人もいるかと思います。水道水にはカルキが含まれているので、お手入れしないとカルキがこびり着いて固まり、ひどい時は故障の原因にまでなります。その点、新製品ではお手入れの際に手が入りづらいといった声にも配慮して、突起を少なくして掃除しやくしているのも嬉しいですね。

加湿専用機なので、空気清浄機やファンヒーターも使いたい場合は個別に用意せねばならず、部屋が狭いと導入しづらいところですが、室内にスペースの余裕のある家庭にはとても良い製品だと思いました。

加湿器で「価格の次に求める意外なもの」って? シャープの「ニーズを汲んだモデル」が確かに使いやすそうだ

高田サンコ先生と組んだ連載の最終回

アナログオンリーで描いていた、プロ漫画家・高田サンコ先生にデジタル環境を提案してデジタルで制作するまでを追いかける連載記事の最終回を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

漫画家が主役なので、ドキュメンタリー風ながらもクスリと笑いが取れる体裁で綴っていけたらと思っていましたが、これがなかなか難しい。他にもいろいろと想定外が続き、当初予定より随分ペースダウンでの掲載になりました。

それでも先生には毎回忙しい中を縫ってヒアリングにご協力いただき、他社の媒体に掲載した原稿の転載許可も取っていただき、掲載後はいつも面白かったと言ってもらえて、とても励まされました。

ご協賛いただいたワコムさん、掲載していただいたマイナビニュースさん、なにより高田先生には感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございます。

ちなみに原稿を転載させていただいた「勇者のパーティーに栄養士が加わった!」の第1話は、コミックウォーカーさんのサイトで無料で読めます。

第1回 漫画家にお薦めのタブレットってどれですか?
第2回 板タブと液タブの違いを知る
第3回 デジタルに愛されたい
第4回 不安定なときってどんなときよ
第5回 FAQ活用が上達の早道
最終回 人も道具も進化し続ける

プロ漫画家・高田サンコのデジタルで描きたい! – 最終回 人も道具も進化し続ける

皮膚科の現場向けに開発中のダーモカメラ開発秘話

カシオ計算機さんのダーモスコピー関連の取材記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。こちらはカシオさんがスポンサーのPR記事になります。

PR記事とはいえ、毎回かなり楽しみにしている仕事でして、今回は前回の続きの内容です。6月初めに広島の皮膚科学会総会でお披露目された開発中の「臨床&ダーモカメラ(仮)」について、初台のカシオさんの本社にお邪魔して掘り下げました。

新しいカメラの開発には、皮膚科の専門医が協力しています。その中心は千葉大学の外川八英先生と信州大学の古賀弘志先生で、専門家ならではの視点から様々な助言や要望を出しており、現場のニーズに合ったカメラに仕上がりつつあります。

記事は先生方へのインタビューで、どのような理由でどのような要望を出したのか、評価している部分や、次世代機に向けて改善を望む部分など、かなりいろいろ語ってもらいました。

印象的だったのは、皮膚科のカメラは扱いが難しいため、壊れやすく、修理代が他の科と比べて掛かるので、経理に説明するのが大変だと言われていたこと。

「病院のカメラってそんなに壊れるものなんですか?」という問いに、外川先生と古賀先生が「壊れます」と異口同音で即答していました。下向きに使いがちなので落としやすく、振り向いた拍子にぶつけることも多いそう。このため、開発中のカメラは軽量かつ頑丈に設計されています。

こういう開発秘話のような話を、開発の終わらない内に聞けてしまうのは、実は結構興味深いところです。

ホクロの癌と言われるメラノーマ(悪性黒色腫)が、口の中や喉の奥にできることもあるという話も驚きました。確かに口の中も皮膚と言えば皮膚ですからね。

記事ではそんなやり取りも掲載しています。

軽くて頑丈! 現場の声から生まれるカシオの「ダーモカメラ」