エアコンとは棲み分けて市場を固めるダイニチ工業の石油ファンヒーター

ダイニチ工業さんの新製品発表会レポート記事を、家電BizさんのWebサイトに掲載していただきました。

燕三条を拠点とするダイニチ工業さんにとっては、都内での発表会は初めての試みだったそう。つつがなく進行していたので、いろいろ研究されたのだろうなと思います。

発表したのは、省エネ機能を備えたハイグレードモデルの「SGXタイプ」と、家庭用石油ファンヒーターとして最高の暖房能力を持つ「FZタイプ」の2つ。

エアコンの普及で最盛期から激減した石油ファンヒーター市場ですが、それでも毎年200万台以上を出荷しています。

吉井社長は壇上で、石油ファンヒーターは、エアコンにはない即暖性や加湿効果、足元から温める温風などが、エアコンに対する強みであり、エアコンと棲み分けができていると述べていました。

なるほどと納得しつつ、もう一つ、「エアコンと違って他の部屋に持っている」という理由も、大きいような気がします。

ちなみに業界では石油ファンヒーターは、石油FHと表記することがよくあります。Fan Heaterの略ですね。石油だけがどうして石油のママなのか、実はとても不思議に思っています。OFHだと分かりづらいからですかね。私は最初石油FHも分かりませんでしたが…。

エアコンと戦わないダイニチの石油ファンヒーター 根強いニーズを背景に、即暖性と加湿効果を訴求