医師がAIに代替されない理由

カシオ計算機さんの記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。

12月1日に芝公園のプリンスタワーで開催された「第82回 日本皮膚科学会東京支部学術大会」の取材記事です。

PR記事で、おまけに非家電ですが、毎回目からウロコが落ちるような話が聞ける、楽しみにしている仕事の1つです。

今回はAIがこれ以上発達すると人間が仕事を奪われると思っている人に知ってほしい内容がありました。

皮膚科の現場では1950年代から機械に皮膚癌を診断させる試みが続いていて、病変部の写真のみから判断するテストでは、実はとっくの昔にAIは人間の医師より高い成績を出していると言うのです!

それでもAIの診断が医師に取って代わらないのはなぜか。いつまでも代替されないAIをなぜ開発し続けるのか。なるほどと感じる理由がありました。詳しくは是非記事を参照していただければと思います。

ちなみに医師の学会と言うとお堅いイメージがありますが、実は講演では結構ジョークが差し込まれます。 たとえば、記事に登場するウィーン医科大学のハラルド・キトラー(Harald Kittler)先生はなかなか愉快な方で、講演の中で印象的なジョークを飛ばしていました。

AIによる画像解析がいかに優れているか示すため、自分の顔写真でGoogleの画像検索を行うと、類似画像としてジョージ・クルーニーの顔写真が並ぶとスライドで報告。そこで、キトラー先生はニヤリとしながらこう言います。「機械は正直だ。ボクとジョージを見分けるのは本当に難しい」。会場からは笑いと拍手が起こりました。実は優秀な学者はプレゼンが上手だと言います。必要な 研究資金を集めるために、プレゼン能力が問われるからです。こうした講演を聞いていると、本当にそうなんだなと感じます。

また、会場ではカシオさんが開発中の、皮膚がんの発見に役立つ機能を備えたカメラも紹介していました。実はこれがかなり凄い製品で、医療以外にも応用できそうな気がしてなりません。

技術の進歩とその過程を一足先に見たり、専門家の口から聞いたりできるのは、メディアの醍醐味ですね。

なぜ医療現場でAIが医師に取って代われないのか – 皮膚科の世界的権威の見立てとダーモスコピーの関わり

「ナシもアリ」のこころとは アイリスオーヤマのドラム式洗濯機

アイリスオーヤマさんのドラム式洗濯機「ドラム式洗濯機 HD71」の見学記事をゲットナビさんに掲載していただきました。

アイリスオーヤマさんは、昨年11月に東京支社のオフィスを飯田橋から浜松町に移し、新社屋の見学も兼ねてとなります。実は私は11月のお披露目会に参加していたのでこれが二度目の訪問。同行の担当編集が初訪問だったので、記事も初訪問の体裁で書きました。

HD71の特徴はずばり言って、乾燥機能が搭載されていないこと。欧州にはそういうドラム式洗濯機は少なくないそうなのですが、ドラム式洗濯機は乾燥もできて当たり前と思っていた私は目から鱗が落ちると共に、それって便利なのか?と半信半疑でした。

数年前までは、ドラム式洗濯機よりも縦型洗濯機のほうが衣類の洗浄能力は上と言われていて、メーカーの開発担当者でさえ、それを認めていました。しかし、ドラム式も段々洗濯能力が向上し、最近では全自動で洗う分にはどちらも同程度と言われるようになっています。

衣類に合わせて洗濯を細かく設定して洗う場合は、未だ縦型洗濯機に一日の長があるとされていますが、それもいつまで続くかは分かりません。

そんな中、洗濯専用のドラム式洗濯機が国内メーカーから登場したことは、洗濯機業界に一石を投じることになるのではないかと期待したいところです。

HD71は温水ヒーターも搭載しており、それだけでも洗浄能力はぐっと増します。また、幅が595mmとドラム式洗濯機にしてはスリムな方でもあり、さらにドラム式洗濯機特有のメリットである高い節水性や洗濯機の上面が使える点も考えると、乾燥ナシを割り切るのもありじゃないかと感じました。

ちなみに、ゲットナビさんは記事のタイトルを必ず編集部が付け直します。ライターが何を書いてこようが付け直すのがしきたりになっているらしいです。なので、タイトルに「悔しいけど」と書いてはあるものの、私は何も悔しいと思っていないので、「なにがそんなに悔しいんだろう」と、読者が感じたであろう疑問を私も抱いたことを告白します。とはいえ、これが「掴む」ということなんでしょうねえ。勉強になります。

アイリスオーヤマのドラム式洗濯機、「乾燥機能がない」って? 悔しいけど、実物を見たら「ナシもアリ」だと感じてしまった

ゲットナビウェブ年末企画・本気で仕事に使いたい家電

ゲットナビウェブさんの年末企画に参加しました。

『2018年に発表された製品のなかで、「本気で仕事に使いたい」と思った家電』を3アイテム紹介するという内容です。

富士通さんの「LIFEBOOK UH-X/C3」、PFUさんの「ScanSnap ix1500」、エレコムさんの「デザイン回転タップ“hexa(ヘキサ)” T-HX7-2420BK」の3つをピックアップしました。

それぞれ、なぜそれを取り上げたのかは記事を見ていただくとして、エレコムさんの電源タップは普段あまり記事に出てこない低価格なアイテムなので、編集さんからも面白がって貰えました。

実はこれ、自宅のPCデスクで使っています。ディスプレイの裏に転がしてあって、ごくごくたまに電源を入れ替えたりします。場所も取らず、掃除もしやすくて良いですよ。

そういえば、この記事では各製品にリンクが張られていません。Amazonなり、どこなりにリンクしてあったほうが便利かと思いますが、いわゆるアフィリエイトっぽく見えるからなのでしょうか。メーカーさんの公式サイトくらいリンクしてあっても良いのになと思いました。なのでここではメーカーさんのサイトにリンクを張ってみました!(笑)

2018年、PC・家電ライターが「マジで仕事で使いたい」と思ったアイテム3選

2019年謹賀新年

明けましておめでとうございます。今年も頑張ります。

今年はこんな年賀状を作ってみました。

 

その解答がこちら。

QRコードの読み込みでこのブログにアクセスするようにしました。

制作はデザイナーの月陽堂さん。

とても良い感じに仕上げてくれました。

今年も宜しくお願い致します。