ドンキの家電は安くて面白かった!

ドン・キホーテ中目黒本店さんを取材した記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

編集部の瀬尾さんの顔出し記事で、取材の様子をそのまま記事にする体裁です。まあ、実際は多少面白おかしく脚色しています。広報担当者も立ち会ってましたし。

正直なところ、取材するまではドン・キホーテさんがこれほど家電の取り扱いに力を入れているとは知りませんでした。大塚周辺在住だと、あまり行動圏内に店舗がないんですよね。いや、駅前にピカソはあるのですが、家電がないし。池袋の北口方面もまず行かないですし…。

ドンキの家電と言えば、2年ほど前に独自ブランドで5万円を切る4Kテレビを発売し、しかもRegzaエンジンを搭載していたことから「ジェネリックRegza」と呼ばれて話題になりました。このため、各種ジェネリック家電がチラホラあるのかなくらいに思っていたのです。舐めてました。完璧に負けました。凄いです。ドンキの家電。

取材してみて、品揃えが思っていたより遥かに豊富でびっくりしました。特にイヤホンは3万円とか5万円とかする高級モデルまで取り扱っていて、「ここ、ドンキだよな?」と目を疑ったほど。

白物家電も並んでいて、特にアイリスオーヤマと共同開発した炊飯器や、テスコムと共同開発したドライヤーなどのほか、各社のプロパー品(純正品)も並んでいました。バルミューダのトースターも置かれていて、「ここ、ドンキだよな?」と目を疑ったほど。

一方、家電量販店では決してエンドに並べられないようなニッチ商品が、我が物顔で陳列されていたり、逆にダイソンのスティッククリーナーが絶対に手が届かないような圧縮陳列の最上段にこそっと鎮座していたりするカオスっぷりはドンキならでは。取材中も「なんでだよ」と、いちいち突っ込んでは笑っていました。

このほか個人的に興味深かったのが、記事でも触れている当たりくじ付きの光学メディアのスピンドルです。自社開発商品ならではの仕掛けだなあと感心しきり。こういうのは自社ブランドを展開する家電量販店でも素直に真似すれば良いのになと思いました。

驚安でバカ売れ「ドンキ家電」、なんで安いんですか? ドンキで聞いてきた

医療機器にも可愛さが求められる場面があると気付かされた、ダーモカメラ試用者取材

カシオ計算機さんのダーモスコピー関連のPR記事をマイナビニュースさんに掲載して頂きました。一連のダーモスコピー関連記事の中でも、私が特に気に入っている記事の1つです。

遊園地よみうりランドの目の前という立地でクリニック「ともこ皮ふ科」を営む、大塚知子先生に開発中のダーモカメラに対する期待と感想をインタビューしました。

この中で大塚先生はとても大事な指摘をしてくださいました。それは皮膚科の診察現場で使う道具には「可愛い」の要素が重要だというものです。

これは男性の先生を何人も取材していて、一切出てこなかった気付きになりました。こういう目から鱗が落ちる瞬間は、取材における大きな楽しみです。

もう1つ、この記事は思い出深い出来事がありました。失敗談ななのですが…。

実はこの取材の際、私はマイナビさんとカシオさんの担当との待ち合わせ場所を間違えてしまいました。京王線の「京王よみうりランド」駅の改札付近で待ち合わせのところ、小田急線の「読売ランド前駅」へ行ってしまったのです。待ち合わせの30分以上前に到着して、改札前の喫茶店でコーヒーなど飲む余裕ぶりでした。

待ち合わせ場所を間違えたことに気付いたのは、待ち合わせ時間の5分前くらいで、気付いた直後はそんなに焦りませんでした。京王線の駅もすぐそばにあると思ったからです。

これがびっくりするほど致命的な間違いで、本当に焦りました。京王線と小田急線で、同じよみうりランドの駅なのに、駅と駅が2kmくらい離れているのです。つまり、よみうりランドを挟んで北と南に駅がある訳です。乗り換えを考えるような距離じゃありません。知っている人には笑い話かもしれませんが、私はよみうりランドに来た経験がなかったもので、こんなトラップになっているとは思いもよりませんでした。

スマートフォンで地図を見て異常に気付き、バス停を探しましたが、よみうりランド行きのバスが見当たりません(笑) バスが出ていないわけではないのですが、バス停が駅の改札口からちょっと離れているうえ、直行バスではないので、どのような経路を通り、到着まで何分掛かるか分かりません。

担当に電話で遅れそうなことを伝え、タクシーでの移動を念頭に、ちょくちょく道を振り返りながら、よみうりランドに向けて道を歩き始めました。これがまた笑ってしまうくらいタクシーが通りません。これはまずいと、すぐに歩きから走りに切り替え、1kmほどの道をランニングです。おまけによみうりランドは山の上。特に最後の200mくらいは、歩道くらい素直に階段にしろよと悪態のひとつもつきたくなる、自動車でもきつそうな上り坂です。自分のミスとはいえ、あんなきつい坂をあれほど必死で走ったのは学生のとき以来じゃないかしら。バスに追い越されることがなかったのだけは、自分の判断を褒めたいと思いました。まあ、そもそも待ち合わせ場所を間違えるなよって話なんですが。

結局、約10分遅れで取材に入りました。先生は「え?あの坂を走ってきたの?」と本気で驚かれ、笑いながら「まあ、まずはお水でも飲んで(笑)」と勧めてくれました…。 開業医は1分だって無駄にできない忙しいお仕事なのに、本当に迷惑を掛けてしまいました。この場を借りて改めてお詫びする次第です。

翌日からしばらくは膝が大変でした。よみうりランドに行く機会が再びあるかは分かりませんが、次は絶対間違えません…。

女性目線に気付かされた、ダーモカメラに求められる診察現場での「可愛さ」

四人のpopIn Aladdinユーザーを取材したオーナーズボイスが公開

popInさんが販売する、プロジェクターとBluetoothスピーカーの機能を備えた3in1なシーリングライト「popIn Aladdin」のウェブサイトで、「オーナーズボイス」コーナーの執筆を担当しました。一種のオウンドメディア的な記事ですね。

2月末からバタバタと4人を取材して、それぞれで記事化しています。

一人めはインテリアが大好きなインスタグラマーのami95.roomさん。二人めはイラストレーターで漫画家のやまもとりえさん。三人めは実演販売士のキングダム中野さん。四人めはミニマリストのしぶさんです。

プロフィールが、実家暮らしの独身女性、子供のいる母、同じく子供のいる父、一人暮らし独身男性と、きれいにバラけてくれたので重複が少なくて済んだのは、執筆するうえでとても助かりました。

取材で印象に残っているのは、中野さんの2歳の息子さん。アルファベット表を覚えていて、中野さんが指定したアルファベットを指差して示すのですが、中野さんに褒められると物凄く嬉しそうな笑顔を見せてくれて、とてもほっこりできました。

必要最小限の所持品にこだわる、しぶさんのストイックな部屋もなかなか衝撃的でした。

popIn Aladdinについては、以前、マイナビニュースさんでも記事を掲載していただき、本ブログでも紹介しました。

照明の電源を利用するため電源コードがなくなり、設置スペースも気にしなくて良いのが魅力です。当時は未対応だったNetflixやAmazon プライム・ビデオにも対応するなど、機能も追加されています。

popIn Aladdinは多機能なので、設置する部屋や家族構成、あるいは生活信条に応じたいろいろな使い方ができます。これはとても素敵なことだと思います。逆にすべてのコンテンツを使っている人はあまりいません。今回のインタビューでは残念ながら誰も使っていなかった機能もあって、その機能で楽しんでいる人も取材してみたかったなと思いました。

popIn Aladdin オーナーズボイス(popIn Aladdinを選ぶ理由)

ツウになる!コーヒーの教本

秀和システムさんから、編集協力した「ツウになる!コーヒーの教本」が発売になりました。

自宅で美味しいコーヒーを飲むコツや、自分の好きなコーヒーを見付けるコツ、コーヒーに関するウンチクなどがまとめてあります。

監修のフワッティ・カフェは、最近なにかとお世話になっている家電流通コンサルタントの、得平 司 先生がオーナーのお店で、先生のご指導で私も色々とコーヒーの勉強ができました。

私自身は、元々コーヒーに詳しいわけでもなんでもなく、企画の立ち上がりから校了に至るまで、すべてが人のご縁で生まれた本です。秀和システムの担当編集者が、私のソフトバンク時代の先輩だったこと。彼がコーヒーの本を作りたいと考えて何気なく相談したカメラマンが、私とも知り合いで、以前別の仕事で先生を撮影してもらったことがあり、それを思い出して伝えてくれたこと。先輩から先生を紹介してくれと頼まれ引き合わせたところ、話の流れから私も手伝うことになり、こうして形になりました。特に先生の存在なしでは実現できませんでした。

コーヒーにご興味ご関心のある方はぜひお買い求めいただけると幸甚です。少し高いですが、オールカラーです。

ツウになる!コーヒーの教本

たった3分で車内の空気を清浄化、Blueairの車載用空気清浄機「Blueair Cabin」

3月12日にセールス・オンデマンドさんの主催によるBlueairの空気清浄機の新製品発表会に出席してきました。

Blueair Cabin

会場は同じスウェーデン企業のつながりと、車載が見せられるようにとの考えから、北青山のボルボスタジオが選ばれました。

会場に展示されているボルボ車の値段は900万円だそうですよ

ボルボ(Volvo)と言えば「頑丈な自動車」のイメージが強烈にあるのですが、創立当初から「運転者の安全」を設計思想の根幹に据えてきたとのことで、実は車内の空気の安全性にも気を配っているのだと言います。

実際、自動車は人の出入り(乗り降り)が多かったり、車内で飲食したり、前を走る車の排気ガスも入ってくるので車内の空気は住宅の屋内よりも汚れがちなのだそうです。

Blueairの新製品「Blueair Cabin」は、そんなボルボの車に標準搭載…ではなく、車内の空気が気になる人向けに、後から取り付けられる車載空清として提案していく商品になります。

車載の導入イメージ。ヘッドレストに装着して利用できます。後部座席にも装着可能
導入イメージその2。座席が明るい色より、黒っぽい色のほうが目立なくて良いですね

電源はコントローラーをシガーソケットに挿し込んでそこから取ります。シガーソケットはカーナビで埋まっているという場合、別途分岐を用意する必要があります。コトローラーは車内の空気が汚れているときはオレンジ、綺麗なときはブルーに光ります。それぞれ段階表示するようになっています。

コントローラーにはLEDを搭載し、車内の空気状況を表示します。ちなみに係の方のネイルがスウェーデン国旗仕様になっていることには後になって気が付きました。オシャレさんですね

少し気になったのは、本体カバーが黒の一色しか用意されていないこと。車内のインテリアに併せて選びたい人のために、何色か用意されていると良かったと感じました。

挨拶に立った国内輸入販売代理店であるセールス・オンデマンドの室崎社長が、アメリカでは自動車保有者の10人中9人が運転中の空気の汚れを気にしていること、3人に1人は運転中に花粉症の症状でヒヤリとした経験があることなどを紹介していたのが印象的でした。アメリカでも花粉症の人は増えているのですね…。

セールス・オンデマンドの室崎 肇 代表取締役社長 兼 マーケティング本部 本部長

続いて、同社の荒井マネージャーがBlueair Cabinを紹介。5つの特長として「空気清浄機専業メーカーならではの高い除去性能」「わずか3分で車の空気をきれいに」「空気の汚れを感知し、インテリジェント清掃」「車内の空気をリアルタイムに可視化」「シンプル操作」を挙げました。

可視化の部分は、スマートフォンの専用アプリ「Blueair Friend」との連携になります。デモはなかったので、本当に空気がきれいになるのかの部分は信用するしかないところですが、Blueairの空気清浄機の性能は業界でも折り紙つきです。

また、折り畳める立体フィルターを採用しています。フィルターの交換目安は約半年。本体のインターフェイスは電源が入っているかどうかひと目で分かるLEDのみ。

新製品を手に解説する、セールス・オンデマンド マーケティング本部 マーケティンググループの荒井加奈子マネージャー
Blueair Cabinの5つの特長
未使用時や捨てる時には折り畳める立体フィルター

価格は小中型車向けの「Cabin P2i」が税別で29,800円。大型車、ミニバン向けの「Cabin P2iD」が税別48,000円となります。

販売チャネルは、当面は同社の販売サイトや、各社通販サイトのみを予定。家電量販店ルートでは、まずはヨドバシドットコムとビックカメラ.comのみでの取り扱いです。車載製品なので、カー用品店やホームセンターなどで取り扱っても良さそうなものですが、プロモーションは最小限として、スロースタートで口コミを広めていくところからと考えているようです。

発表会には環境ジャーナリストの川端さんも登壇し、今後自動運転で運転中が暇になれば、ドライバーも車内が益々気になるようになり、空気清浄機のニーズも増してくると説明しました。これはまったくもって同感です。

環境ジャーナリスト/自動車ジャーナリストの川端由美さん

自動車の車内には独特の匂いがあります。ガソリンとなにかの入り混じった匂いだと思うのですが、私の父などはこの匂いが大好きでした。最近はその匂いが露骨に感じられる車は減っている印象があります。私は実はこの匂いがとても苦手なので、歓迎する流れと言えます。

運転免許証も取らず、死ぬまで自動車を運転する気のない私ですが、「Blueair Cabin」が普及することで、世の自動車内の空気を浄化して、この匂いもすっかり取り払ってくれると良いなと思います。父には申し訳ないですけれど(笑)特にタクシー業界に普及してほしいです!