料理好き主婦の憧れ、鋳物ホーロー鍋の「バーミキュラ」を取材

愛知ドビーさんの「バーミキュラ(VERMICULAR)」の取材記事を、サーイ・イサラさんの9月号に掲載して頂きました。紙媒体なので記事へのリンクはありません。

バーミキュラは密閉性と蓄熱性の高さで大人気の鋳物ホーロー鍋(オーブンポット)で、料理好きなら知らない人のいない商品です。家電ではありませんが、この連載は「日本の技術」に焦点を当てているので、ITや家電に縛られずに取材先をピックアップして欲しいと編集から言われ、それならばと提案したネタでした。

取材は名古屋まで行って、土方智晴副社長に対応していただき、バーミキュラが誕生した背景や苦労した点など、技術話を中心にしつつも副社長の情熱が伝わるよう、頑張って執筆しました。

凄く情報が多くて、伝えたいと思ったことも多く、一度書き上げた後に書き直したり、差し替えたりして使わなかったテキストが、完成した原稿の倍くらいあってそれなりに大変でした。

割愛したところでは、たとえばフライパンを発売した時のユーザーの反応について「ホーロー鍋で(メーカーとしての)信頼感が醸成されたので、フライパンを使って美味しく作れなかったという時に、フライパンを疑う前に、自分がなにか間違えたのではないかと研究してくれるようになった」と変化を語ってくれたものがありました。

これはとても印象的でした。逆に言うと最初にホーロー鍋のバーミキュラを出した時は、調理が上手くいかないと鍋のせいにする人が少なからずいたということだからです。ここを乗り越えたのは並々ならぬ努力であったのは間違いありません。他にもいろいろお話頂きました。思い出深い仕事ができて楽しかったです。

サーイ・イサラ 9月号 日本のモノ語り「第47回 バーミキュラ(愛知ドビー)」

実機を買って良さを実感!BLUEFEELのコードレス卓上扇風機をレビュー

BLUEFEELさんのコードレス卓上扇風機「BLUEFEEL BARSET 4D」のレビュー記事を、家電Bizさんに掲載して頂きました。

ロア・インターナショナルさんが輸入代理店となり、Makuakeで展開したものを支援してゲットしました。支援金額は7,326円。

これが久々に満足度の高い買い物だったので、レビューを執筆した次第です。気に入ったポイントは色々ありますが、一言で表すとコードレスという部分を実によく考えて開発していると実感できたこと。部屋のあちこちに動かしながら使っています。

クラウドファンディングを含め、通販で買い物する場合、どうしても実機を触って確かめることができません。レビュー記事を書いたあと、このレビューを読んだ人がどう判断するかは、結局媒体や書き手の信用に掛かっていると思い、レビューの難しさを改めて実感した次第です。

コードレスで置き場所を選ばないコンパクトな扇風機「BLUEFEEL BARSET 4D」をレビュー

煮汁を捨てずに糖質を減らす!?アイリスのヘルシーサポート炊飯器

アイリスオーヤマさんのヘルシーサポート炊飯器の内覧会に参加したレポート記事を、家電Bizさんに掲載して頂きました。

同社から新たに登場したのは、糖質を約20%低減した低糖質炊飯の行える炊飯器「ヘルシーサポート炊飯器 5.5合」。型番「RC-IJH50」です。

糖質カット炊飯器には、ご飯から糖質を抽出して煮汁として排出するタイプもありますが、本製品は糖質を捨てるのではなく、お米により多くの水分を含ませることで「ご飯のかさ」を増やし、糖質の構成比を減らすタイプになります。

炊飯後に煮汁を捨てる手間がないのは良いですが、これを糖質カットと表現して良いのかは、若干の疑問が残る発想の転換型商品ですね。

試食してみたところ、お米の水気が多くなり、水の味が濃くなる反面、甘みが薄くなる印象でした。柔らかめのご飯が好きな人ならば問題ない範囲の仕上がりだと思います。

健康家電売り場に置ける!? ご飯の糖質を20%カットできるアイリスのヘルシーサポート炊飯器

ショップ系PC通販サイトの週替りの売れ筋ランキングを活用しよう

パソコン工房さんの「パソコン工房 売れ筋ランキング」の紹介記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。PR記事です。

パソコン工房さんはユニットコムさんが展開するショップ系PC通販サイトのひとつで、1990年から展開している老舗。「Style ∞」シリーズのPCや周辺機器などを販売しています。

そのサイトがこれほど見やすい週替りの売れ筋ランキングを展開していたとは、失礼ながらこの仕事を引き受けるまで知りませんでした。

パソコンの購入頻度なんてそれほど高くないですし、「いつもここで買う」と決めていない人には、なかなか気が付きにくいのが勿体ないサイトと言えそうです。週単位というホットな区切りで、どういうパソコンがユーザーのニーズを集めているのかといった情報が見られるので、購入するタイミング以外でも参考になります。

価格やブランド、ポイントなどの都合で、他の通販サイトや量販店の店頭で購入しようと思っている場合でも、先にこのサイトをざっと見ておくととても参考になるのではないでしょうか。

パソコン工房の売れ筋ランキングから注目のPC4機種を厳選紹介!

次亜塩素酸水の啓蒙は広まるか?次亜塩素酸化学工業会の発足に思うこと

次亜塩素酸化学工業会(略称はHCIA)さんの設立記者発表会のレポート記事を、家電Bizさんに掲載して頂きました。

HCIAさんの設立目的は「次亜塩素酸水の正しい知識を研究して広め、製品ごとの規格基準や運用ルールを定義し、適合する製品は認証マークを付与、消費者の正しい選択を支援していく」こと。

HCIAさんによれば、次亜塩素酸水は経口毒性が低いにも関わらず、ウイルス・細菌・真菌まで、幅広く有効性が認められ、引火の危険性もなく、空間噴霧に適しているとされています。

とはいえ、次亜塩素酸水についての知識は消費者に正確に伝わっているとは言い難く、特に経口毒性の高い次亜塩素酸ナトリウムと混同して危険性を訴えるケースも見られることから、正しい知識の啓蒙が必要と訴えています。

この誤解を解くには、次亜塩素酸水は安全だとだけ発信していては片手落ちで、次亜塩素酸ナトリウムが誤用されないよう留意した上で情報を広めていかなければならないのが難しいところだと思います。次亜塩素酸ナトリウムは要するに「混ぜるな危険」系の洗剤に入っているやつです。

次亜塩素酸水を利用した家電が今後増えてくるとしたら、流通業の果たすべき役目もおのずから高まってくると言えそうです。

それと記事では触れていませんが、発表会の段取りがびっくりするほど悪くて、リハーサルをしていないのが丸わかり。ほとんどネタの領域でした。

会場では掲示できるけれど、オンラインの画面には映せないというスライドが多くて、しかもそのスライドのときにオンラインではどういう画面を出すかが決まっていなかったらしく、無意味な画面が延々と映し出されて「なんじゃこりゃ」とか。演者が話しているのに、カメラマンがレンズを覗き込んで調整している顔がしばらく続くとか。他にも色々トラブルが見られて、段取りって大切だなと強く感じました。HCIAさんも、次からはきっと上手にやってくれることでしょう。

次亜塩素酸水を正しく啓蒙する業界団体、次亜塩素酸化学工業会が発足