ポケトーク、対面での外国人との多言語会話を翻訳するポケトーク同時通訳を発表

ポケトークさんの事業戦略・新製品発表会に出席しました。ポケトークさんは、ソースネクストさんから今年の2月1日にスピンアウトした子会社です。

ポケトークさんが代表製品のブランド名をそのまま社名にしたのは、欧米での展開を見据えてのことだそう。松田憲幸社長は「ソースネクストという会社がポケトークという商品を売るのではなく、ポケトークという会社がポケトークという商品を売るほうが、覚えてもらいやすい」と、その理由を説明していました。

アメリカでの売上推移は大変好調で、コロナ禍でも伸びるニーズがあるとしています。個人ユースより、ビジネスユースが多く、百貨店、倉庫、運転免許センター、病院、学校、警察などに納品していて、インフラになりつつあると述べていました。移民の多いアメリカは非英語話者も多いですからね。

近年はヨーロッパでも社会問題化するくらい移民が多く、ポケトークの引き合いはまだまだありそうです。

新製品は「ポケトーク同時通訳」です。これは1月にリリースされた「ポケトーク字幕」のアップデート版にあたり、ポケトーク字幕はシュリンクして、ポケトーク同時通訳に置き換わります。ポケトーク字幕は、多言語間でのビデオ通話時に翻訳を字幕表示するものでしたが、ポケトーク同時翻訳では対面などの環境でも、PC画面上に翻訳を表示します。

ポケトーク同時通訳のデモンストレーションの様子。右は松田社長

料金体系は未定で、この冬に正式にリリースするとのこと。また、ポケトーク字幕ユーザーがアップデートする場合、有料になるのか無料になるのか、有料なら割引はあるのかといったことも追って情宣となります。ポケトーク字幕がネットに繋いで使うサブスクのサービスであり、ダウンロードしてスタンドアロンで使うようなソフトではないため、自動的にポケトーク同時通訳に置き換わるだけかなとは思うのですが。

会場では実際にポケトーク同時通訳が試せました
現行のポケトーク字幕と新しいポケトーク同時通訳の違い

昨今は商談でもお互いPCを手元に置いて行うケースが少なくないようなので、外国人と商談する機会の多い人には「ポケトーク同時通訳」は便利なツールだと思います。表示される翻訳はそのままテキストデータとして残るので、外国語が喋れる場合でも議事録を残したいといった目的で利用できます。外国人のインタビューが多い記者などにも良さそうだなと思いました。私も今度そうした機会があるときは使ってみようかなと感じました。

ソースネクストから登場したリモート会議専用端末が気になる!

ソースネクストさんのリモート会議向け新ブランド「KAIGIO」の発表会のレポートをマイナビニュースさんに掲載していただきました。

ポケトークの新機能も同じ発表会で発表されたのですが、モノが違うので記事を分けています。

KAIGIOブランドの製品は、ソフトウェア2本と、ハードウェア1台がラインアップしています。ソフトウェアは会議室カメラ用ソフト「満面KAIGIO」と、リモート会議アーカイブソフト「全録KAIGIO」で、ハードウェアはリモート会議専用機「KAIGIO MeePet」となっています。

このうち、特に注目しているのが、KAIGIO MeePet。リモート会議専用端末って、ありそうでなかった商品なので、ソースネクストさんは良いところに目を付けるなぁと感心してしまいました。

リモート会議の設定って、イマイチ面倒なんですよね。リモート会議システムにもいろいろ種類があって、相手の使うシステムと合わせなければいけないし、それぞれで環境を調整しなきゃいけません。

なぜかリモート会議システムによってマイクがオンになったりオンにならなかったりする、スピーカーの音が小さくて音量を最大にしても声が聞き取りづらい、背景の画像を上手く替えられない、動きがカクカクで見づらい、画面キャプチャが上手く撮れない、会議しながらだとパソコンでメモが取りづらい、Webカメラや外部ディスプレイとの接続が上手くできない、会議室で使おうとしたらなぜかハウリングが治まらない…などなど。経験したことのある人も多いはず。

KAIGIO MeePetなら、Wi-Fiにつないでしまえばあとは面倒な設定もなく利用できるので、リモート会議システムの悩みから解放されるかもしれません。KAIGIO MeePetはユーザーの多い、Zoom、Microsoft Teams、Webex Meetingsのリモート会議システムに対応しています。個人的には、Google Meetを使うこともあるので、そちらにも対応してくれるとより便利に感じます。

もう1つ気になったのが、スケジューラーがOutlookにしか対応していないこと。アカウントを登録すればワンタッチでリモート会議の予定が組み入れられるのは大変便利なのですが、Outlookは業界内でも好みの分かれることで知られているツールなので、是非他のツールにも対応して欲しいです。これは強く強く願うところです。

リモート会議を快適にする専用ハードとソフト – ソースネクスト「KAIGIO」発表会から