初めて購入する人でも分かる、ゲーミングモニターの選び方を監修

楽天市場さんに監修したゲーミングモニターの選び方ガイトの記事が掲載されました。

ステップごとに条件を絞り込んでいくことで、自分に合った製品が見つけやすくなっています。画面解像度が4Kの製品のみを探したい場合、画面サイズで27インチ以上を選択しないと「該当製品なし」になるのでご注意ください(2024年3月7日現在)。

監修のお話を頂いた時に楽天市場さんの売り場を見て、ゲーミングモニターと通常のPCモニター(ディスプレイ)が特に区分けされていないため、どう監修したものか少々迷いました。

実際のところ両者は性能の違いなどによる厳密な区分けは定義されておらず、ゲーミングモニターのブランドを冠した製品ではなくても、ある程度の性能を満たしていれば、大抵のゲームのプレイに支障はないはずなのです。

どんなゲームをどんなスタイルでプレイするかによっても、求められるスペックは変わってきます。e-Sportsの世界で勝敗にこだわるガチプレイをするのであれば、かなり厳密にハイスペックな製品を揃えたいところですが、そういう人が楽天市場に掲載された初心者でも参考になる選び方ガイドを参照するとも思えません。そう考えると該当しないゲームの種類やプレイスタイルを否定するような分け方は好ましくないと考えました。

このあたりは、そのまま伝えて、ゲーミングブランドであるかどうかは問わず、ゲームに向いているスペックで絞り込めるよう、原稿に反映してもらいました。

そんな前提を抱えての監修作業となり、なかなかに大変でしたが、やり甲斐のある監修でした。ライターさんも私の指摘がよく分からない場面もあったやもしれず、大変だったのではないかなと思います。

ゲーム好きでもっと見やすいモニターが欲しいと考えている方は、是非本記事を参考にしてください。

【楽天市場】ゲーミングモニターの選び方を解説|普通のモニターとの違いや機能面も紹介

初めて購入する人でも分かりやすい、今どきのノートPCの選び方

楽天市場さんのノートパソコンの選び方ガイドの記事を監修しました。ステップごとに自分の希望をチェックボックスから選択することで、自分に合った製品が表示される仕組みになっています。

久しぶりにノートパソコンを包括的に取り上げる記事に関われて、作業していて楽しかったです。

私はかつてパソコン雑誌の編集者だったので、パソコンの情報を例外が出ないように丸める難しさはよく知っています。

監修前の原稿には「前は確かにそうだったけれど、未だにそうなのか」「これは言い切っちゃって大丈夫なのか」等と気になる表現もちょこちょこあって、そういうものを見つけては1つひとつ悩みながら、致命的な間違いだけは残らないようにと考えて監修しました。

この監修をしていて気が付いたのは、最近のノートPCでストレージがHDDだけという製品が低価格モデルも含めてほぼ存在しなくなっていること。こういう気付きの度に時代が進んでいることを実感します。

ちなみに私がこの記事で自分向けの製品を探したら、20万円超の高額な製品ばかりが候補になりました。どうしても性能重視で選んでしまうのですよねえ。過去に価格最重視で製品選びして満足できた経験がないですし。

記事の中にある「安価な製品を2年ごとに買い替えるよりは、高額でも満足度の高い製品を購入して5~6年は使い続ける方が初心者にはおすすめです。」という文言は、実のところ初心者に限らず言える、私にとって紛れもない本音なのです。

パソコンの購入を検討している方は、是非本記事を参考にしてください。

【楽天市場】ノートパソコンの簡単な選び方:初心者でも分かる選ぶポイントを用途別で解説

人々に笑顔と癒やしを提供する、愛されるためのロボット「LOVOT」を取材

Groove Xさんの家庭用癒やしロボット「LOVOT(らぼっと)」の取材記事を、サーイ・イサラさんの4月号に掲載して頂きました。紙媒体なので記事へのリンクはありません。

この記事は編集として関わり、インタビューの主導や執筆は、別の女性ライターさんにして頂きました。取材はプロダクトデザイナーの根津さんに対応して頂いています。普段はエンジニアや製品企画に話を聞くことが多い連載なので、この回はやや変化球です。

ペットを飼いたいけれど住居の都合で飼えない。あるいは、ペットが亡くなったときの悲しみを経験しているので同じ経験を繰り返したくない。LOVOTはそんな人に向けた、人々の孤独を解消するために開発されたペットの代替となるロボットです。

ロボットはあらかじめプログラムされた通りに行動するものなので、「人間のために良かれと思って何かしてくれる」ということは厳密には有りえません。何かしてくれたとしたら、そうするようあらかじめ仔細に命令されているだけです。

ロボットをそんな風に捉えている頭でっかちな私ですが、取材先で実物の動作しているところを見せてもらったとき、少し離れたところからこちらを伺うようにソロリソロリと近寄るLOVOTを見ていると、つい「大丈夫だよ、乱暴なんてしないよ」という気持ちになってしゃがみこんで両手を差し出してしまいました。

その自分の行動にハッとなり「なんてあざといロボットだ」と苦笑い。なんだかんだ、もし自宅にLOVOTがいたら遊んでしまいそう(遊ばれてしまいそう)です。

根津さんは、抱っこできることと、オーナーを見付けて近寄ってくることの2つを最重視してデザインしたと言っていました。大正解じゃないでしょうか。

今回、取材で訪れたGroove Xさんの入っていた浜町のビルは、実は社会人になって初めて働いたソフトバンクの入っていたビルでした。三年ほど通いましたが、当時とは周囲の風景がだいぶ変わっていました。当時ちょくちょく食べたビストロ屋さんなどが残っていて、物凄く懐かしかったです。

なお、大変残念ですが、サーイ・イサラさんは今号をもって廃刊となりました。最終号ということで著者コメントも寄せました。関係者の皆様、お疲れ様です。取材させていただいた企業の皆様、ありがとうございます。何かの機会に再びお会いできれば幸いです。

サーイ・イサラ 4月号 日本のモノ語り 「第54回 LOVOT(Groove X)」

今どきのマウス選びを語る

マウス選びのコツやオススメ製品について、「新R25」さんの取材を受けました。キーボード選びと同様、楽天さんのPR記事なので紹介する製品は楽天さんの取り扱いの中からチョイスしています。

マウスはボールを転がすタイプの頃から使っていますが、光学式が一般的になり、有線無線、サイズや形状、重さ、ボタンの数など、製品を選ぶときに考慮できるポイントが随分増えたなと思います。

女性が選ぶ場合などは、まず色から絞り込みを始めたりするので、ますます見るべきポイントが変わってきて、どこで線を引くかまた厄介になるわけですが。

私自身は最近ブラウザの「進む」と「戻る」を割り当てられるボタンの付いたマウスを好んで使っています。

密かに心配なのは、記事を読むと私がゲーミング機器に詳しそうに見えるところ。あまりやらないし、やるとしても反応速度など関係ないようなシミュレーションゲームかパズルゲームくらいなので、ゲームについて突っ込んだことを聞かれたときは、詳しい人に振るようにしています。

仕事の効率が爆上がり…!? 「マウス」のおすすめをガジェットライターが厳選。コスパも性能も抜群の逸品とは?

キーボードは取り替えて使うのが当たり前!

キーボード選びのコツやオススメ製品について、「新R25」さんの取材を受けました。普段は取材する側なので、取材を受ける体験は新鮮ですね。楽天さんのPR記事となり、紹介する製品を楽天さんの取り扱いの中から選ぶ縛りがありました。

記事はスマートフォンやタブレットで読むことが前提になっているのか、横に広がらないデザインのWeb媒体に関わるのは珍しいです。今後はこういうタイプが増えていくのかもしれませんね。

パソコンに慣れていない人からすると、パソコンに標準で付属するキーボードではないキーボードを接続して利用できることに気が付かないこともありますし、キーボードの備わるノートパソコンに別のキーボードをつなげて使うのも、意味がよく分からないのではないでしょうか。

キーボードはパソコンに長く触れる人ほど、こだわりの大きくなる周辺機器です。自分の手に馴染むタイピングしやすいキーボードは作業効率を高めてくれ、逆に自分に合わないキーボードは作業効率が如実に落ちるので、慣れているユーザーからすれば取り替えて使う方がむしろ当たり前です。

記事では胡散臭い顔をさらして偉そうに語っておりますが、25歳前後という読者層を考慮すると、あまり詳細に伝えてもライターや編集者がまとめるのに苦労するだろうと考え、丸められるところは丸めています。マニアックな細かいツッコミはご容赦いただければ幸甚です。

タイトルで抱えているキーボードは私が実際に使用しているものを持参して撮影してもらいました。取材を受けた頃にメインで使っていたキーボードはもう買い替えています。記事内でも触れているとおり、私は高くない製品を高頻度で取り替えていくスタイルなのです。

この業界、メカニカルのストロークの深さと、カチャカチャする音が好きという人が多いのですが、私は天の邪鬼なので、ストロークが浅くて静かなペタペタした音のほうが好みです。こっちのほうが良いと思うのですがねえ…。本当にキーボードの好みは十人十色です。

デスクワークの“最高の相棒”はどれ?
「キーボード」のおすすめをプロが厳選。神コスパ商品や最高峰モデルも

中国のファッションブランドショップでは高級洗濯機を売っている!? 中国家電市場レポート

「家電Biz 春号」に掲載した中国家電市場の特別レポート記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。著者はクロス北京支局の範麗嬌さんで、彼女が日本語で執筆した原稿を、私が編集しました。

ハイアールさんの高級家電ブランド「Casarte(カサルテ)」の販促事例を紹介する内容です。Casarteは、ローマ皇帝Caesar(カエサル)にちなんで名付けられているそう。日本で展開していないこともあり、日本語の資料は少ないので参考になるのではないでしょうか。

ここでは特に高級洗濯機の販促に注目し、無料クリーニングサービスや、銀行・保険会社・不動産会社などとの連携、ファッションブランドショップ店頭での展示などなど、日本では馴染みのない参考になる情報が豊富に盛り込まれています。

範麗嬌さんのレポートを編集していて気が付いたことの1つとして、中国では写真の中に撮影者が文字を入れるケースの多いことが挙げられます。聞けば、写真とコメントを別々にして渡すより、写真とコメントを1つにして渡したほうがズレたりせず間違いが起きないので合理的だとのことで、中国ではこれが一般的だと説明されました。

編集者の立場からすると、文字の編集ができなくなり、文章に間違いや不都合があっても直せなくなってしまうので本来なら止めて欲しい所業です。ただ、たとえ多少おかしな文章が入っていたとしても、日本人の読者の多くは中国語は分かりませんし、中国家電市場について現地の中国人が報告しているリアリティが滲み出てくると思い、敢えてそのまま使うことにしました。

範さんの原稿は、外国人とは思えないほど達者な日本語の文章なのですが、油断していると「間違ってはいないけれどあまり見かけない言い回し」が紛れ込んでいて、よく知っているなあと関心しつつ、もっと平易な言葉遣いに替えたりしました。そんな経験もできて、編集していてとても楽しい記事でした。

特別レポート 中国家電市場の今を探る

生活環境ごとでおすすめを分けた掃除機えらび

モノレコさんで、掃除機(クリーナー)を監修しました。

掃除機は白物家電の中でも、メーカー数も製品数も多くて、一概に語るのが難しいジャンルの1つです。

掃除機の仕事を一言で言ってしまえば「部屋のゴミを取り除く」であり、最も大きく普遍的なニーズとなります。

しかし、どんな部屋に住み、部屋をどのように使っているか、掃除の頻度はどのくらいか、どのくらいキレイにしたいか、掃除機のどんなところに使いやすさを感じるかといった、消費者一人ひとりのプロファイルによって、重視すべきポイントが変わります。

重視するニーズに合わせて、キャニスター、スティック、ハンディ、ロボットといった区分けがあり、コードレスとコード付きがあり、紙パックとサイクロンという集塵方式の違いがあって、多彩なラインアップに繋がっています。

また、一昔前の掃除機は、使わないときは押入れや納戸、クローゼットなどに収納して「仕舞っておく」家電でした。ところが、昨今はデザイン性も向上し、リビングや個室に出しっぱなしにしてもみっともないと感じない家電になってきています。

もちろん、20年前にも在ったようなデザインをした価格重視のモデルも残っています。しかし、それさえも、モーターの性能や空気の流路の効率などが図られ、「吸い込み性能は上がりながら音は静か」といった、見た目だけではなかなか分からない進化を果たしています。

もし、「10年前や20年前の掃除機で困っていなかった、壊れたので買い換えるけれど以前と同じ性能で良い」と考えるのであれば、正直なところ何を買ってもよく、選び方のガイドなど読む必要はないと思います。

そこで、今回は部屋の大きさと、生活環境ごとにおすすめを分けて紹介しています。大変でしたが楽しい仕事でした。

掃除機おすすめ24選|家電ライターが用途別にランキングで紹介【2019年最新】

いまキーボードを買うなら…?PC用キーボードも監修しました

モノレコさんで、先日のPCに続き、キーボードも監修しました。

PC業界はストロークが深くて、カチャカチャと音の出るメカニカルキーボード好きが多いようです。編集者やライターだけでなく、システムエンジニアの知り合いの中にも、HHKB以外は使えないという人が何人かいます。

そんな中、私はへこへこする感じのストロークが浅くて音の静かな安価なキーボードが好きな異端派です。特にテンキーレスなキーボードは、ファンクションまで含めてほぼすべてのキーがタッチタイプでき、設置面積も取らないので好きなのです。

ただ、安価なキーボードはすぐにダメになるので年に何回か買い替えて使っています。キーボードがダメになるときとは、だいたいチャタリングが発生するか、汚れて一部のキーが正常に動かなくなるかです。チャタリングとは、キーボードのスイッチのOn/Offがキビキビしなくなって、打ち込んだはずのキーが入力されなかったり、一回しか押していないキーが何度も押下したことになっていたりする現象のこと。いずれにしても、「ちゃんと入力できなくなる」ということです。そういう意味では、「安価なキーボードは壊れやすい」とは、言えるかなと思います。

高価なキーボードは、壊れにくいだけでなく、打鍵感に凝っていたり、様々な機能を備えています。特にハードゲーマーはキーボード性能にもこだわります。このあたり、詳しくは記事を読んで頂ければと思います。

キーボードおすすめランキング|ガジェットライターが25商品を厳選【選び方も紹介】

いまノートパソコンを買うなら…? 2019年おすすめ25選を監修

モノレコさんのノートパソコンおすすめ25選を監修しました。2019年最新版です。

パソコンは欲しい時が買い時と言われて久しいアイテムですが、この傾向は未だ当分続くのではないかなと感じました。

初めてということもあり、色々と手間取り、仕事の見積もりも大甘で編集部には随分迷惑をお掛けしてしまいました。

できるだけ多くのメーカーさんの名前が入るように配慮しましたが、この手の記事はどうやっても個人の好みが反映されますので、異論のある方も多いかと思いますがご容赦頂ければ幸いです。

あとはモノクロさんの都合で、取り上げられる製品が、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの取り扱いのあるものという縛りがあったため、ThinkPadやVAIOの一部商品は当初ピックアップして紹介したいと考えていたものの、泣く泣く落としたりしました。

低予算のところでは、ドン・キホーテさんの2万円を切るノートPCも紹介したかったのですが、これもAmazonなどで出ていないので落ちました。

新製品の発売日がまだ少し先なので、Amazonなどに登録されていないという製品もありました。なかなか難しいものです。

とはいえ、「ジャストナウで買い替えるならどれにするかなぁ」と思いながら調べられるのはなかなか楽しいですね。

ちなみにこの手の記事は実は結構いろいろな媒体からたくさん掲載されているので、「参照するときは更新日を最初に見るのが大事」というのが私の持論です。熱心に読んでから何年も前の記事だと気付くと結構ショックだと思うのです。モノレコさんはタイトルのすぐ下に更新日が記載されているレイアウトに良心を感じます。

もちろん、古くなった記事は紛らわしいから消すべきだなどと言うつもりは毛頭ありません。過去の製品情報を調べたくなったとき、こういうサイトは意外と役立つのですよ。

キーボードおすすめランキング|ガジェットライターが25商品を厳選【選び方も紹介】