皮膚科学会総会で注目のダーモカメラをレポート

名古屋で開催された第118回日本皮膚科学会総会のレポート記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。カシオ計算機さんのPR記事になります。

カシオさんが医療業界向けに新発売したダーモカメラ「DZ-D100」に焦点を当てた内容で、幾つかの要素で構成しています。

1つは国内ダーモスコピー診療の権威であり、ダーモカメラの開発にも協力した東京女子医科大学東医療センターの田中 勝先生の取材。もう1つは田中先生が座長で、千葉大学の外川八英先生と信州大学の古賀弘志先生が登壇するランチョンセミナーの報告。そして協賛企業の展示コーナーに設けられたカシオブースの様子を紹介し、最後に実技講座のダーモスコピー道場と盛りだくさん。

個人的にはランチョンセミナーが面白かったです。専門的な医学の話はチンプンカンプンですが、今回はDZ-D100をどう使うと、どう便利か、医師の視点から製品を語っているため、こういうところが気になるんだなとか、こうやって検証するんだなと、興味深く見学できました。

名古屋なので日帰りでしたが、一応名古屋っぽいものも飲み食いしてきました。出張は基本的に好きなのです。

カシオのダーモカメラが皮膚科の医療現場を変える – 第118回日本皮膚科学会総会レポート

医師がAIに代替されない理由

カシオ計算機さんの記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。

12月1日に芝公園のプリンスタワーで開催された「第82回 日本皮膚科学会東京支部学術大会」の取材記事です。

PR記事で、おまけに非家電ですが、毎回目からウロコが落ちるような話が聞ける、楽しみにしている仕事の1つです。

今回はAIがこれ以上発達すると人間が仕事を奪われると思っている人に知ってほしい内容がありました。

皮膚科の現場では1950年代から機械に皮膚癌を診断させる試みが続いていて、病変部の写真のみから判断するテストでは、実はとっくの昔にAIは人間の医師より高い成績を出していると言うのです!

それでもAIの診断が医師に取って代わらないのはなぜか。いつまでも代替されないAIをなぜ開発し続けるのか。なるほどと感じる理由がありました。詳しくは是非記事を参照していただければと思います。

ちなみに医師の学会と言うとお堅いイメージがありますが、実は講演では結構ジョークが差し込まれます。 たとえば、記事に登場するウィーン医科大学のハラルド・キトラー(Harald Kittler)先生はなかなか愉快な方で、講演の中で印象的なジョークを飛ばしていました。

AIによる画像解析がいかに優れているか示すため、自分の顔写真でGoogleの画像検索を行うと、類似画像としてジョージ・クルーニーの顔写真が並ぶとスライドで報告。そこで、キトラー先生はニヤリとしながらこう言います。「機械は正直だ。ボクとジョージを見分けるのは本当に難しい」。会場からは笑いと拍手が起こりました。実は優秀な学者はプレゼンが上手だと言います。必要な 研究資金を集めるために、プレゼン能力が問われるからです。こうした講演を聞いていると、本当にそうなんだなと感じます。

また、会場ではカシオさんが開発中の、皮膚がんの発見に役立つ機能を備えたカメラも紹介していました。実はこれがかなり凄い製品で、医療以外にも応用できそうな気がしてなりません。

技術の進歩とその過程を一足先に見たり、専門家の口から聞いたりできるのは、メディアの醍醐味ですね。

なぜ医療現場でAIが医師に取って代われないのか – 皮膚科の世界的権威の見立てとダーモスコピーの関わり

シャープの洗濯機は「もうすぐ雨になるから、今日は室内干しか乾燥機能を」とお知らせ

シャープさんのドラム式洗濯機「ES-W111」の新製品発表会のレポート記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

シャープさんではAIとIoTを融合したAIoTサービスを提案しており、具体的なサービスとして「COCORO+(ココロプラス)」を展開しています。

COCORO+には、AQUOSを始めとする映像機器と連携するCOCORO VISION、冷蔵庫やヘルシオ、ホットクックなどと連携するCOCORO KITCHENなどがあり、ES-W111では新たにスタートする、COCORO WASHと連携します。

今日の天気を音声で通知し、雨が近づいていて天日干しできないときは、乾燥機能を使うように促したりします。洗濯や乾燥が終わるとスマートフォンに通知するので、テレビを見ていて終了音に気付かなかったといったこともありません。

家電のネット接続は既定路線。いつどう対応するかを各社が手探りする中、率先して市場を切り拓こうとするシャープの姿勢は評価したいものがあります。どんどん賢くなっていく家電の今後に益々期待が高まります。

スマホとつながるドラム式洗濯乾燥機、雨の日の「洗濯物、干しっ放し(泣)」がなくなる?

富士通のAIアシスタント「ふくまろ」は、「だって、フクロウと達磨じゃない」

1月16日に富士通さんの「パソコン商品戦略説明会」に出席してきました。

新製品は法人向けが中心で、個人向けは去年の暮れに発表された液晶一体型デスクトップが改めて紹介されたくらい。それも製品そのものの特徴にはほとんど触れず、AIアシスタント「ふくまろ」を搭載するPCとして触れられた程度でした。

そう、この記者説明会は「ふくまろ」のお披露目だったのです。


コンセプトは「暮らしと笑顔をアシストする新しい家族」

ふくまろとは、富士通パソコンに搭載するアシストアプリの名称で、イメージキャラクターの名前でもあります。同社の人工知能「Zinrai(ジンライ)」をベースにしており、ユーザーはふくまろを通じて、音声でPCや家電をコントロールしたり、情報検索したり、センサーで検知した内容に応じてお知らせや特定の動作を行わせたりできます。

ちなみにふくまろは、語尾に「まろ」を付けて喋ります。「エアコンをつけるまろ!」「明日は晴れだまろ~」といった具合。誰向けの仕様なのか少し気になりますが、キャラクター設定では、好きな食べ物はマシュマロです。


富士通さんの作ったイメージ動画。ふくまろは家族との会話に応えるもう一人の家族


実際はPCの中でこんな感じで表示されています

ふくまろが備える1つひとつの機能は、既に他社製品でも実現しているものも多く、あまり驚く機能でもないのですが、PCというプラットフォームで統合的に利用でき、より取っ付き易くしているところが新しいと言えそうです。

Google HomeやAmazon Echoは無機質過ぎて話し掛けにくい人とか、何度試しても「ハロー、グルグル」と呼び掛けてしまう人などに良さそうですね。

会場ではふくまろの機能を紹介する寸劇が催され、ぬいぐるみが用意されたり、被り物まで作られていました。


被り物で記者説明に臨む齋藤社長。体を張っています

キャラクターのイメージは、フクロウと達磨(だるま)を融合したものになっています。ならば「ふくだるま」や「だるまろう」辺りの名称でも良かった気がします。お公家さんのごとき、「まろ」はどこから出てきたのでしょうか。京都出身の設定? いやまて、お公家さんのまろは一人称ですね。語尾はまろではなくおじゃるでおじゃった。

折角なので、富士通クライアントコンピューティングの齋藤邦彰社長(一番偉い人)に直接聞いてみました。

「部下がね。高崎で沢山買ってきたんですよ。何をって、もちろん達磨をだよ? 高崎だからね。それでね、ああでもない、こうでもないと、色々研究したんですよ」

やっぱり、達磨なんですね。
それは見ていて何となく分かったんですが、なぜ「まろ」なんですか?

「だって、フクロウと達磨じゃない」

ということで、フクロウと達磨なら「まろ」です。覚えておきましょう。

できれば重ねて、「耳があるからフクロウじゃなくてミミズクなのでは?」とツッコミたかったのですが、流石に野暮になりそうなので止めておきました。

イタチごっこは未だまだ続く?セキュリティベンダーの予測する2018年

シマンテックさんの2018年のセキュリティ動向予測についてのレポート記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

サイバー犯罪者の攻撃をいかに防ぐか日夜研究するセキュリティベンダーがどんな未来を予測するのか。「我々が思いつくことは彼らも思いつく」と冷静に指摘していたことが、とても興味深かったです。

我々にとって便利な機能やサービスは、往々にして犯罪者にとっても便利だったりします。便利なものはそのことを肝に銘じて利用したいものです。

もう一つ。AIがやがて人類の敵となって世界を滅ぼしてしまう(もしくは危機一髪になる)SF映画や小説は枚挙に暇がありませんが、それは敵と味方を識別する複数のAI同士の戦いからであれば実際に起こりうるという予感は薄ら寒いものも感じました。人類はどこへ向かっているのでしょうね。


「悪いAI」が? シマンテックの2018年セキュリティ予測

ランドロイド発売延期の秘密とは

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズさんの記者説明会のレポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

全自動洗濯物折りたたみ機「/laundroid」は、当初2017年度中の発売予定だったのですが、2018年度中に延期になりました。
折り畳みの機構をハードウェア的にブラッシュアップする必要が出たからだそう。
価格や販促施策などに変更はなし。

スライドの撮影データが、モアレが出まくりで密かに頭を抱えました。
比較的穏やかなものに補正を掛けてどうにか抑えられました。
掲載したいスライドでモアレが少なかったのは不幸中の幸いでした。

洗濯物折りたたみ機、一家に一台欲しいですね。185万円からです。冷蔵庫より大きいです。
買えるお金も置き場所も10分の1くらいにならないかしら…。いやまて、18万円でも厳しいわ(笑)


ランドロイド発売延期のワケ – あの服をたたむのが苦手だから

実名登録制のQ&Aサービス「Quora」がスタート

Quoraさんの正式サービス開始の発表会レポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

Quora(クォーラ)」は、無料で使えるユーザー参加型のQ&Aサービスという点では「Yahoo!知恵袋」や「OKWAVE」に似ていますが、実名登録しての利用を推奨している点が大きな違い。

高品質な“知恵の集大成”を目指しており、本国では実名登録推奨がいい加減な回答や評価を減らす効果に繋がっています。Quoraの回答で周囲の信頼を得ることで、自身のステータスに利用するユーザーも出てきているとのこと。

実名ということもあり、ややSNS的な要素も取り込まれているようにも感じます。ディープラーニングを物凄く活用している点などは、VCやテッキーの関心も引きそう。

私はベータ版ユーザーですが「質問にちゃんと答える」という姿勢でアクセスして、新着の質問を参照すると、ささっと回答できる質問はまだ少ないです。

答えているうちにじっくり時間を掛けてしまうこともあるので、仕事の合間に気分転換でアクセスするのではなく、時間を決めて利用したり、忙しい時期はアクセスしない使い方のほうが、長く利用できそうな印象でした。

あとは、自分が質問を出す側として利用するのに良さそうですね。ダイレクトに答えを求めるだけでなく、調べ方の取っ掛かりを探るような使い方もできそう。上手に利用すればアンケートのような使い方もできるかもしれません。


実名推奨のQ&Aサービス「Quora」、日本語版が正式スタート

人工知能がユーザーの好みのコンテンツをレコメンドするシャープのAQUOS 4K

シャープさんの液晶テレビ「AQUOS 4K」の発表会レポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

音響にこだわった「UH5」シリーズが2モデルと、価格を抑えた「US5」シリーズが3モデルです。

いずれも、AIoTクラウドサービス「COCORO VISION」に対応し、以前は別売だったユニットを内蔵した形になっています。

また、「COCORO VIDEO」に加えて「COCORO MUSIC」と「COCORO GAME」に対応しました。

シャープの固有名詞がてんこ盛りで、読む人によってはチンプンカンプンですね(笑)

平たく言うとネットに繋がって、人工知能がユーザーの好みを解析し、それに沿ってレコメンドされたビデオ、音楽、ゲームが手軽に利用できるサービスです。詳しくは記事をご参照ください。

比較的若い夫婦二人やファミリー世帯で、AVやゲームにコッテコテにこだわらない層がターゲットの印象です。

あ、でも、UH5シリーズの音は、5.1chなどのステレオスピーカーシステムなしのテレビ単体としては、かなり良い水準まで持ってきたなと感じました。

テレビの音質は家電量販店の店頭などではなかなか確認できませんが、店舗によっては視聴用ブースなど用意していることもあるので、興味のある人はそうしたところで是非体験してみてください。


シャープ、音楽やゲームも楽しめるAIoT対応の「AQUOS 4K」テレビを5モデル

「3分で分かる人工知能」は本当に3分で分かるのか

マイクロソフトさんが解説アニメ「3分で分かる人工知能」を、YouTubeで公開しています。


アニメ「3分で分かる人工知能」

●The animated guide to artificial intelligence (Explanimators: Episode 1)

「3分で分かるなら、観てみようか」とアクセスしてみました。


全編英語なので、まずは「設定」で字幕を「オン」に変更して、言語を「日本語」に

アニメでは、アルゴリズムやハードウェアの進化を背景に、人工知能(AI)が普及しつつあり、今後ますます人間の生活にゆとりをもたらすようになると説明しています。

そして、そのAIはどういう仕組みで動作しているのか。人間のニューロンに近いんだよといったことを解説します。

ただ、コルタナ(cortana)を知らないと主人公の男性が誰とどう会話しているのかまず分かりづらかったり、全体的に早口なので字幕を追いかけるのに忙しくなってアニメーションにあまり目がいかないのが難点。


ストーリーは男性とスマートフォンのアプリであるコルタナの会話という形で進行します

ディープラーニングで猫の識別を可能にするくだりなど、あらかじめ知らないと意味が分からないだろうなと思って見ていました。

単純に見やすさという点でも、無理に3分の尺に収めず、コルタナとの会話にも間をもたせたり、男性とコルタナで字幕のセリフを色分けするだけでも随分違ったはず(YouTubeにその機能があるのかよく分からないですが)。

あとは少し厳しい意見ですが、もう少しどんなユーザーをターゲットにしたアニメなのか考えてタイトルを付けて欲しかったです。

アニメの出来不出来はともかくとして、OS屋であるマイクロソフトさんが、ワールドワイドで人工知能(AI)に注目していると喧伝している背景を考えると、いずれはコルタナが、パーソナルコンピューターのOSそのものになっていくのではないか。

そんな印象を受けました。