ヨドバシ エクストリーム便の秘密を探る

ヨドバシカメラさんの配送サービス「ヨドバシ エクストリーム便」の取材記事を、Impress Watchさんに掲載して頂きました。

実は取材対象が誰になるのか当日訪問するまで聞かされておらず、いきなり藤沢和則社長が出てきてビックリしてしまいました。

従業員数が5,000人を超える大会社の社長ともなると、サービスの末端のことまでは把握していないのではと思ってしまうところ。しかし、ヨドバシ・ドット・コムやエクストリーム便は藤沢社長の肝煎りということもあり、非常によく把握されていて突っ込んだ質問にもしっかり答えて頂けました。

なぜ家電と関係のないジャンルの品揃えにもこだわるのか、なぜ購入手続きの翌日(早ければ当日!)に届けられるのか、なぜ配送料無料を実現できるのかといった疑問の答えから、小物1品だけの注文から配送できる理由、試行錯誤で得た意外な知見などなど、さまざまなことを教えてもらえて非常に充実した取材でした。

ヨドバシ・ドット・コムの検索で「|」を検索子として使えるというのは、取材するまで知りませんでした。「パイプ(パイプライン)」と言われても流通記者の多くは、それが「|」記号の名称だということさえ分からないのではないかと思います。

パイプはバッチコマンドで前の処理を引き継いで処理する際に使う記号で、ヨドバシ・ドット・コムの検索では複数のキーワードのいずれかを含む候補を探すOR検索として利用します。つまり、「A|B|C」が検索キーワードだと、Aの検索結果、Bの検索結果、Cの検索結果を一度に表示するということですね。よもやこのような話まで聞けるとは思わず、いろいろビックリでした。

なぜ1品から無料? ヨドバシエクストリーム便の凄さを藤沢社長に聞く

ワコムの4K液晶ペンタブレットの使いやすさを絵描きに実感してもらう

ワコムさんの15.6型4K液晶ペンタブレット「Cintiq Pro 16」のレビュー記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。

私はPCで絵を描くことがないので、ペンタブレットやドローソフト等には明るくありません。そのため、この方面レビューは普段引き受けないのですが、今回は「絵を描くのが趣味の人にインタビューして記事にする」という、一風変わったオーダーだったので引き受けました。

まずはニュースリリースとスペックシートを調べれば分かる、本体周りの特徴を写真ベースで紹介。15.6型でありながら4K表示なので、画面のきめ細かさは流石です。ボタンの数やマルチタッチ機能のOn/Off切り替え物理スイッチ、背面のVESAマウント対応のネジ穴などが、従来モデルとの変化ポイント。

そして、イラストやマンガを描いているという編集A子さんに使ってもらった感想を聞きました。A子さんは普段Surfaceを利用しているとのこと。ドローソフトは同じものとはいえ、迷うことなくサラサラと描き始めていました。「描きやすい」と評価したA子さんの具体的な感想などは、ぜひ記事をご参照ください。

ワコムの液晶ペンタブレット「Cintiq Pro 16」新モデルを体験、新搭載のエクスプレスキーが使いやすい!

AMDの緻密なマーケティング戦略を訊く

日本AMDさんのマーケティング戦略について取材した記事をBCN+Rさんに掲載して頂きました。PR記事になります。

取材は日本AMD コンシューマー事業部 ナショナル・セールスマネージャーの土子秀人さんにオンラインで話を聞いています。

CPU業界におけるAMDさんの存在感は、昔から決して低くはありませんでしたが、ここ最近の躍進ぶりは目をみはるものがあります。

マーケティングに関しては、モビリティのニーズに対する提案が増える中で、ユニークな製品へのアプローチも上手くいくケースが増えていて、記事ではこの背景について、土子さんの洞察を聞いています。

分析を基にした緻密な戦略を立てていて、その中でも公式ファンサイト「AMD HEROES」や、量販の販売員が活用できるeラーニングサイト「AMD ARENA」などの話は興味深かったです。「AMD ARENA」はPCとは関係のない白物メーカーにも大いに参考になるのではないかと感じます。エンドユーザーだけでなく、リテーラーにもファンを作る戦略は、上手いものだなと感心するところです。

PC市場で支持が拡大する「AMD」、躍進の裏に緻密なマーケティング戦略

毛髪ケア企業としてドライヤーのスキンケア効果に注目するアデランスを取材、製品のレビューもしてみた!

アデランスさんのヘアドライヤー「N-LED Sonic KAMIGA」(AH-HR03)の開発者インタビューとレビューの記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。

原稿を納品してから、なんだか白髪が減ったような気がして、「個人の感想です」と言いながら原稿で触れれば良かったかなとちょっと思った仕事でした。

実はこれも想定以上に手間を掛けてしまった原稿の1つ。インタビュー前から実機をお借りして、インタビューを挟んで、使い方のコツなども聞いて改めて使ってと、なんだかんだで1ヶ月以上試しました。

LEDやその下の文字にピントが合わずに何度も撮影し直したり、書いている内に思い付いて追加で撮影、あるいは撮り忘れに気付いて撮り直すといったことが多かったです。音の大きさをスマホの騒音測定アプリで測定して、それを撮影したのが最後だったかなあ。

最終的にこういう形にしようという記事の姿が、きちんと頭の中にない内に書き始めるとレビュー記事はこういう二度手間、三度手間が増えていきます。今回は取材もセットで、取材で聴いた話を自分の検証作業の中でも活かしていこうとしたので、尚更構成を二度三度と変更しました。

あとは、実は「髪は長~い友達」って、アデランスさんのCMだとずっと思い込んでいて、冒頭の掴みにしていたため、原稿を提出する直前に改めて調べ、全然違うカロヤンという育毛剤のCMだと分かって慌てて書き直したなんてのもありました(笑)

頭皮にLEDを当てることについては、皮膚科学会でも取り上げられていたりするのですが、本製品は医薬品ではないので、法理に触れるから一切書いてくれるなと、なかなか厳しい注文付きでした。一切書くなと言われても、なんでLEDを搭載しているのか、薄毛治療のAGAの業界でも取り入れるところが出てきているといった情報を知らないと、読者を混乱させてしまうだけなのですよね。このあたりについては、編集さんの手も煩わせてしまいました。

たとえば、LED照射の件は日本皮膚科学会でも取り上げられています。「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」(PDF)の資料などが存在していて、 原稿に一切反映できないと分かりつつも、書き手として納得するために当該部分を読み込んだりもしたのです。色々と支障のない範囲で触れられないかと試行錯誤もしましたがやはり無理でした。結果的に無駄になってしまった、削ってしまった文章がとても多かったことでも印象的な原稿になりました。

苦労した甲斐あって(?)、アデランスさんの公式ツイッターでも記事をご紹介頂きました。

また機会があったら、今度はもうちょっと上手くやりたいと思います。

髪と頭皮をケアするアデランスのドライヤー「KAMIGA」、開発ストーリー&体験レビュー

掃除機よりもホウキに近い使い勝手を実現した、バルミューダのクリーナー

バルミューダさんのコードレススティッククリーナー「BALMUDA The Cleaner」の取材記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。武蔵境にあるバルミューダさんの本社を訪れ、デザインを担当した比嘉一真氏にインタビューしました。

マイナビニュースさんでは、既に本製品を取材した別の記事が何本かアップされていたこともあり、情報の取捨選択と構成に難しさを覚えた原稿でした。

BALMUDA The Cleanerは、ホウキやモップのように両手で持って前後左右に動かせ、ヘッドがくるくる回って取り回しやすいのが特徴で、実際に使ってみるとすぐに分かりますが動きがとても滑らかで引っ掛かりません。掃除機よりモップに近い使い勝手に仕上がっています。

記事中で比嘉氏もおっしゃっていますが、クリーナーはモーター部分など、技術の蓄積によるところがとても大きくて、それこそ吸引力勝負などになると、とても勝ち目がないため、「じゃあどこで勝負するか」というコンセプトを固めるまでが大変だったそうです。これは実際にその通りだろうなと凄く感じました。

ブラシを二本にしてそれぞれが逆回転する構造。通常のクリーナーがヘッドを前後に動かすのに対して、左右に動かしてもらおうとする発想。いずれもとてもユニークで成功していると感じるのですが如何でしょうか。

ホウキみたく左右に動かして真価を発揮、バルミューダの掃除機「BALMUDA The Cleaner」はこうして生まれた!

人々に笑顔と癒やしを提供する、愛されるためのロボット「LOVOT」を取材

Groove Xさんの家庭用癒やしロボット「LOVOT(らぼっと)」の取材記事を、サーイ・イサラさんの4月号に掲載して頂きました。紙媒体なので記事へのリンクはありません。

この記事は編集として関わり、インタビューの主導や執筆は、別の女性ライターさんにして頂きました。取材はプロダクトデザイナーの根津さんに対応して頂いています。普段はエンジニアや製品企画に話を聞くことが多い連載なので、この回はやや変化球です。

ペットを飼いたいけれど住居の都合で飼えない。あるいは、ペットが亡くなったときの悲しみを経験しているので同じ経験を繰り返したくない。LOVOTはそんな人に向けた、人々の孤独を解消するために開発されたペットの代替となるロボットです。

ロボットはあらかじめプログラムされた通りに行動するものなので、「人間のために良かれと思って何かしてくれる」ということは厳密には有りえません。何かしてくれたとしたら、そうするようあらかじめ仔細に命令されているだけです。

ロボットをそんな風に捉えている頭でっかちな私ですが、取材先で実物の動作しているところを見せてもらったとき、少し離れたところからこちらを伺うようにソロリソロリと近寄るLOVOTを見ていると、つい「大丈夫だよ、乱暴なんてしないよ」という気持ちになってしゃがみこんで両手を差し出してしまいました。

その自分の行動にハッとなり「なんてあざといロボットだ」と苦笑い。なんだかんだ、もし自宅にLOVOTがいたら遊んでしまいそう(遊ばれてしまいそう)です。

根津さんは、抱っこできることと、オーナーを見付けて近寄ってくることの2つを最重視してデザインしたと言っていました。大正解じゃないでしょうか。

今回、取材で訪れたGroove Xさんの入っていた浜町のビルは、実は社会人になって初めて働いたソフトバンクの入っていたビルでした。三年ほど通いましたが、当時とは周囲の風景がだいぶ変わっていました。当時ちょくちょく食べたビストロ屋さんなどが残っていて、物凄く懐かしかったです。

なお、大変残念ですが、サーイ・イサラさんは今号をもって廃刊となりました。最終号ということで著者コメントも寄せました。関係者の皆様、お疲れ様です。取材させていただいた企業の皆様、ありがとうございます。何かの機会に再びお会いできれば幸いです。

サーイ・イサラ 4月号 日本のモノ語り 「第54回 LOVOT(Groove X)」

形成外科医がダーモカメラを使うと満足度が高い!

カシオ計算機さんの皮膚観察用デジタルカメラ「ダーモカメラ DZ-D100」の取材記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。PR記事です。

今回は皮膚科専門医ではなく、形成外科の現場でのDZ-D100の使われ方をつまびらかにする内容で、独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター形成外科の落合博子先生にオンラインで取材しました。

これまで皮膚科専門医の先生には何人かお話を聞いてきましたが、形成外科の先生は初めてで、やはり皮膚科専門医とは違うなと感じるところが色々あり、興味深い取材でした。

基本的にはベタ褒めで、軽くて持ちやすく、色や形が可愛いので看護師さんの間でも評判だったというあたりは皮膚科とほぼ同じ。

皮膚科と違った話が聞けたところでは、たとえば口の中を撮影するときに、ピントがすぐに合うので便利だと言っていたのが印象的でしたし、手術室での使い勝手が良いという指摘もありました。

眼瞼下垂の診察で瞳孔に光を当てながら撮影するときも、フラッシュほど眩しくならないので患者さんから評判が良いとのことで、これは眼科の先生にも使ってもらう余地があるのではないかと感じてしまいました。

ちなみに眼瞼下垂とは、「がんけんかすい」と読み、「まぶたがしっかり開かなくなる症状」のことです。これも皮膚科専門医からは聞いたことがなかった専門用語。少しずつ知識が広がっていくのは楽しいです。私の守備範囲だと、使い途があまりないのですが。

家電ではないものの、毎回いろいろな発見があって楽しみながら執筆している記事です。

形成外科でも活躍する、カシオの医療用デジタルカメラ「ダーモカメラ」

今どきのマウス選びを語る

マウス選びのコツやオススメ製品について、「新R25」さんの取材を受けました。キーボード選びと同様、楽天さんのPR記事なので紹介する製品は楽天さんの取り扱いの中からチョイスしています。

マウスはボールを転がすタイプの頃から使っていますが、光学式が一般的になり、有線無線、サイズや形状、重さ、ボタンの数など、製品を選ぶときに考慮できるポイントが随分増えたなと思います。

女性が選ぶ場合などは、まず色から絞り込みを始めたりするので、ますます見るべきポイントが変わってきて、どこで線を引くかまた厄介になるわけですが。

私自身は最近ブラウザの「進む」と「戻る」を割り当てられるボタンの付いたマウスを好んで使っています。

密かに心配なのは、記事を読むと私がゲーミング機器に詳しそうに見えるところ。あまりやらないし、やるとしても反応速度など関係ないようなシミュレーションゲームかパズルゲームくらいなので、ゲームについて突っ込んだことを聞かれたときは、詳しい人に振るようにしています。

仕事の効率が爆上がり…!? 「マウス」のおすすめをガジェットライターが厳選。コスパも性能も抜群の逸品とは?

キーボードは取り替えて使うのが当たり前!

キーボード選びのコツやオススメ製品について、「新R25」さんの取材を受けました。普段は取材する側なので、取材を受ける体験は新鮮ですね。楽天さんのPR記事となり、紹介する製品を楽天さんの取り扱いの中から選ぶ縛りがありました。

記事はスマートフォンやタブレットで読むことが前提になっているのか、横に広がらないデザインのWeb媒体に関わるのは珍しいです。今後はこういうタイプが増えていくのかもしれませんね。

パソコンに慣れていない人からすると、パソコンに標準で付属するキーボードではないキーボードを接続して利用できることに気が付かないこともありますし、キーボードの備わるノートパソコンに別のキーボードをつなげて使うのも、意味がよく分からないのではないでしょうか。

キーボードはパソコンに長く触れる人ほど、こだわりの大きくなる周辺機器です。自分の手に馴染むタイピングしやすいキーボードは作業効率を高めてくれ、逆に自分に合わないキーボードは作業効率が如実に落ちるので、慣れているユーザーからすれば取り替えて使う方がむしろ当たり前です。

記事では胡散臭い顔をさらして偉そうに語っておりますが、25歳前後という読者層を考慮すると、あまり詳細に伝えてもライターや編集者がまとめるのに苦労するだろうと考え、丸められるところは丸めています。マニアックな細かいツッコミはご容赦いただければ幸甚です。

タイトルで抱えているキーボードは私が実際に使用しているものを持参して撮影してもらいました。取材を受けた頃にメインで使っていたキーボードはもう買い替えています。記事内でも触れているとおり、私は高くない製品を高頻度で取り替えていくスタイルなのです。

この業界、メカニカルのストロークの深さと、カチャカチャする音が好きという人が多いのですが、私は天の邪鬼なので、ストロークが浅くて静かなペタペタした音のほうが好みです。こっちのほうが良いと思うのですがねえ…。本当にキーボードの好みは十人十色です。

デスクワークの“最高の相棒”はどれ?
「キーボード」のおすすめをプロが厳選。神コスパ商品や最高峰モデルも

皮膚観察用カメラ「ダーモカメラ」の海外戦略をインタビュー!

カシオ計算機さんのダーモカメラ「ダーモカメラ DZ-D100」 の世界展開についてのインタビュー記事を、マイナビニュースさんに掲載誌していただきました。PR記事です。

カシオさんがダーモスコピー診断などに利用する、皮膚観察用のデジタルカメラを、1月末にオーストラリア・ニュージーランド向けに海外初出荷した背景や、今後の展開について聞いています。

そもそもなぜ真っ先にオーストラリア・ニュージーランドなのかと言うと、ざっくり言ってしまえば皮膚癌患者が大変多く、医者の手が足りていないからとなります。緯度の高いヨーロッパから入植したアングロサクソンの肌には、オーストラリアの日光は強すぎるのですね。

出荷に当たっては、コロナ禍で振り回されまくったそうで、その辺りの苦労話も盛り込んであります。

オンライン取材でしたが、とても好奇心をくすぐられる内容で、しかも映画にできるのではと思うほどドラマチックな部分もあり、取材していて大変楽しかったです。

世界デビューの地に“オーストラリア・ニュージーランド”を選んだワケ – カシオのダーモカメラがいよいよ海外展開へ