周囲の音を聞き取りやすくするNuhearaのワイヤレスイヤホン

5月30日に、バリュートレードのオーディオブランド「Nuheara」の発表会に出席しました。


モデルさんがIQbudsを装着しているところ

私は初めて耳にするメーカー&ブランドでしたが、インテリジェンスワイヤレスイヤホンの業界では数年前から注目されているオーストラリア企業で、今回は周囲の環境に合わせて自動的に聞き取りやすさを向上する「IQbuds」と「IQbuds BOOST」を国内に投入します。Nuhearaはニューヒアラと読むのですかね(※追記、ニューヒエラと読むようです)。

IQbudsは欧米では去年の1月に発売している商品で、IQbuds BOOSTは海外でも未だ発売したばかりの商品。

IQbudsは6月末発売で、税別39,880円。IQbuds BOOSTは8月末発売で、税別58,880円。家電量販店や通販サイトでの販売を予定しているそうです。


どちらも専用のキャリングケースが付属します

IQbudsには周囲の環境に合わせて、騒音を低減したり会話を聞き取りやすくするノイズキャンセリング技術「SINC」の7つのプリセットを備えています。例えば雑踏の中などで、人の声が聞き取りやすくなります。

IQbuds BOOSTはIQbudsの上位モデルとなり、IQbudsに搭載する機能はすべて搭載し、さらに自分の聴覚に最適化した音質の調整を行う「Ear ID」技術を搭載しています。

これは音楽などの再生音に限らず、周囲の環境音に対しても有効で、マイクで外の音を拾い、ユーザーが聞きたい音を強調して耳に送り込みます。

ノイズキャンセリングはノイズを取り除くものと考えがちですが、実際は逆相の音圧を掛けて相殺する仕組みなので、耳には余計な負担が掛かっています。

Ear IDはノイズキャンセリングとは異なり、個人の聞こえやすい周波数や聞こえにくい周波数を分析してフォローする方式となっているため、耳に優しい聞こえやすさを実現しているのだそう。

補聴器とは異なり、医療機器認定は受けていませんが、同社ではイヤホンと補聴器の間に位置する商品としてアピールしていく考えです。

補聴器を導入するほどではないけれども、どうも周囲の音が聞き取りづらいと感じている向きには試す価値のある商品ではないでしょうか。


IQbudsのコンセプト

ワイヤレス通信にはBluetooth Ver4.2を採用し、コーデックはSBC、aptX、aptX Low latencyに対応。操作はスマートフォンから行います。iOS/Android OSに対応。

目をスクリーンから解放する!ヒアラブルなワイヤレスイヤホン

4月24日、ネインさんのワイヤレスイヤホン「Zeeny(ジーニー)」の発表会に出席してきました。


Zeeny White&Rose gold

Zeenyはスクリーンフリーを目指した「音声ユーザーインターフェイス」搭載のイヤホン。4月24日より予約販売を開始し、希望小売価格は14,040円(税抜:13,000円)です。iOS端末とAndroid端末に対応。カラーはBlack&Red、Black&Gold、White&Turquoise、White&Rose goldの4タイプとなっています。また、5月上旬からIndieGoGoでのクラウドファンディグキャンペーンを始める予定です。

スマートフォンに届いたメールやSNSのメッセージを、音声で読み上げる機能が備わっており、スマートフォンのスクリーンを見なくても内容が分かるようになっています。メールやメッセージは受信だけでなく送信も可能。SiriやGoogleアシスタントにも対応します。同社ではZeenyのことをただのウェアラブルに留まらない「ヒアラブル(hearable)」と表現していました。


Zeenyを紹介するCEOの山本健太郎氏

スマートフォンとBluetooth接続の際に、高音質化技術のaptX、AAC、HD Voice、Qualcomm cVcのコーデックが利用でき、音楽だけでなく音声も明瞭で聞き取りやすく再生。また、音質調整機能「Spicetone」を搭載し、3種類のフィルターから好みのものを選んで利用できます。

音楽の連続再生は約8時間で、充電時間は約2時間半。重量は約25gです。聞かないときはマグネットによりネックレス状にして首に掛けておけるので、邪魔になりません。


独自の機能も豊富に搭載。LINEやTwitterなどの通知を音声でチェックできるほか、Android端末では、LINEメッセージに対して音声や絵文字で返信できます

Zeenyは以前は「APlay」という、ブランド名でリアルタイム音声通知ワイヤレスイヤホンとして展開していました。APlayはクラウドファンディングで出資を募り、わずか一日で目標金額を達成して名前を知られるようになりました。

今回、後継モデルを出すに当たり、ワールドワイドで展開するには「APlay」では印象に残りにくいと考え、ブランド名をディズニー映画「アラジン」に登場する魔法のランプの精「ジーニー」にあやかって変更したそうです。ちなみにキャラクターのジーニーは綴りが「Genie」なので、商標的に問題はない模様。


Zeenyの装着イメージ。モデルさんが着けると絵になりますね(笑)

取材中に気になったのは、メールなどの読み上げるメッセージと読み上げないメッセージを分類できるのかどうか。1日に受け取るメールが1,000通なんていう人にとっては、読み上げるメッセージは送信者などのキーワードでホワイトリスト化しないと、とてもじゃないけれど利用できないはず。このあたり、残念ながら現状では対応しないそうですが、ファームウェアの更新で恐らく対応できるだろうとのことでした。

また、文章を読む速度は人によりけり。気分や集中力でも大きく変わります。メッセージが大量になる場合、いちいち読み上げるより、目で追って斜め読みしたほうがラクという人もいるでしょう。音声を高速再生したり、長文を要約して読み上げたりしてくれると使い出が増えそうな気がしました。

Zeenyが人々の手と目を、メールやSNSメッセージから本当に解放できるのか、今後の展開に注目したいですね。

wena wrist proは腕時計に一番近いスマートウォッチ?

ソニーさんのスマートウォッチ「wena wrist pro」のレビュー記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

腕時計のバンド部分にスマートウォッチ機能を搭載することで、時計のヘッドは普段使っているお気に入りのものが付けられるというアイデア商品です。

実は結構苦戦してソニーさんに貸出期間を延長してもらったりしたのですが、あまりそんな風に見えない記事に仕上がったかなと思います。どのへんで苦戦したかは、記事をよく読むとにじみ出ているかもしれません。ペアリングとバッテリーのあたりです…。

Suicaに関しては、原稿にも書いたとおり、このまま単純に対応しても自動改札機の通過の際に必ずユーザーの不満に繋がると感じます。都営バスや都営荒川線なら問題ないんですけれど!

ちなみに着信通知は電話帳に登録した内容がそのまま表示されます。なので、任意の番号を適当な名前で登録すれば撮影のためのダミーが作れます。記事の中では無難に「マイナビ編集部」としましたが、ここでもっと遊ぶべきかどうかで少し悩みました(笑)


ソニー「wena wrist pro」、お気に入りの腕時計をスマート化!

腕時計にしか見えない、さりげなく持ち歩けるソニーのスマートウォッチ「wena wrist」の第二世代

ソニーさんの「wena wrist」の新製品発表会のレポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

wena wrist(ウェナリスト)は、腕時計のバンド部分にスマートバンド機能を搭載することで、バンドを取り替えれば好みの腕時計がそのまま利用できるスマートウォッチです。

今回発表したのは、2016年に発売した第一世代に続く第ニ世代で、よりスポーティに使い人向けにも対応した製品を用意するなどラインアップを広げています。

実際に装着した印象では、まだ若干重く感じるものの、慣れられる範疇とも感じました。

重さの掛かるパーツをバランスよく分散配置することで、体感上の重さを軽減するなど、単純なスペック比較だけでは見えてこない工夫も随所に凝らしているとのことです。

あからさまなスマートバンドを付けていると意識高い系っぽくて嫌だとか、運動しなきゃという強迫観念を覚えるという向きや、腕時計らしさがしっかり残ったさりげないスマートウォッチが欲しいという人にオススメの商品です。クリスマスプレゼントにも良さそうですね。


新しい「wena wrist」はどこが進化した? – 腕時計にしか見えないソニーのスマートウォッチ

スマホと連携し、音と光で探し物の場所を知らせるTrackRのBluetoothトラッカー

TrackR(トラッカール)さんのBluetoothトラッカー「TrackR pixel」の発表会レポートをマイナビニュースさんに掲載していただきました。

Bluetoothトラッカーはアイテムトラッカー、アイテムファインダー、紛失防止タグなどとも呼ばれる、失くしたくないアイテムに装着する小さなタグ状デバイスです。丸くて小さくて可愛いですよ。

ユーザーが電池を自由に交換できない製品も多いのですが、TrackRでは市販のボタン電池を利用できます。

製品サンプルをいただいたので実際に持ち歩き、いずれ使用感なども報告したいと思います。


忘れもの対策をスマホで – アプリ・音・光で物の位置を把握するBluetoothトラッカー「TrackR pixel」

子供が運動したくなるウェアラブル

やることパツパツで毎日更新が続きませんでした。

諦めが早いですが、あまり「毎日」ってところにこだわらないことにします。

マイナビニュースさんに25日に取材したガーミンさんのウェアラブルデバイス新製品発表会のレポート記事が掲載されました。

子供向けアクティビティトラッカー「GARMIN VIVOfit jr.」が楽しそうです。
子供が家の外で遊ばない、運動したがらないといった家庭には検討の価値アリです。

●マイナビニュース:【レポート】ガーミン、普段遣いできるウェアラブルデバイス – アスリート向けからキッズ向けまで


ちょっとピンぼけ。3~10歳の子供向けなので小さいです。歩数計機能なども備えるほか、ゲーム感覚で体を動かしたくなる機能がいろいろ備わっています