日本の寝室は変わるのか!? popInとKoala Sleepが協業を発表

popInさんの「おやすみタイマー」アプリの発表会レポートを、家電Bizさんに掲載していただきました。

おやすみタイマーは、popIn Aladdinで利用可能なアプリケーションで、既存のユーザーもアップデートで利用可能になるサービスです。

さらに、popIn Aladdinと同じアプリが利用できる据え置き型プロジェクター「Z6 Polar Meets popIn Aladdin」を限定販売するとの発表もありました。

加えて、この発表会ではpopInさんが寝具メーカーのKoala Sleepさんと協業し、寝室の環境改善を提案していくという発表や、Koala Sleepさんから新製品の「コアラピロー」の発表もありました。

コアラピローは会場で試したら、これが実に気持ち良くて、発表会のあと同社の通販サイトで申し込んでしまいました。ちょうど枕を替えたいと思っていたタイミングだったんですよね…(笑)

寝室をいまより快適な場所にしたい、popInとKoala Sleepが睡眠環境改善の提案

気になる衣服のニオイを電気の力で取る パナソニックの電気脱臭機

パナソニックさんの電気脱臭機「MS-DM10」のレビュー記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。

パナソニックさんでは、ハンガー型や靴用の電気脱臭機がありますが、MS-DM10はそれらよりも軽量コンパクトで、旅行先や出張先に持って行けるようになっています。

モバイルバッテリーも利用可能ながら、電源コードが必要になる点は気になったところでした。クローゼットによっては、コンセントから距離があることも多いはずで(我が家もまさにそう)、延長コードなどを利用すると、折角本体が小型なのにスマートではない姿になって、なんだかなあと感じてしまいます。

とはいえ、消臭剤のように定期的に新しいものを購入してくる手間も要らず、衣類やクローゼットのニオイが気になる向きにはとても重宝するのは違いありません。

パナソニックのコンパクト電気脱臭機「MS-DM10」の手頃さと性能をレビューする

家電量販店のためのクラウドファンディング活用

家電Biz秋号で掲載していただいた、クラウドファンディング活用の企画記事です。媒体の性格もあり、家電量販店が販売のために活用しましょうという主旨になっています。

MakuakeCAMPFIREGREEN FUNDINGの各サイトを紹介。また、具体的な商品として、AURA、Nail Clipper、ダイソン掃除機用便利グッズを紹介しています。

クラウドファンディングを集客にに活用している例として、二子玉川の「蔦屋家電+」にも触れました。

売り場づくりや集客にもクラウドファンディング活用のヒントを探る

コカ・コーラが家電に挑戦!?コーヒーメーカー「&Drip」の戦略

日本コカ・コーラさんのコーヒーメーカー「&Drip」の発表会レポートを、家電Bizさんに掲載して頂きました。

世界的な飲料メーカーが家電に挑戦した背景には、同社の新規事業開発の戦略があります。ここでがっつり儲けを作ろうというものではなく、コカ・コーラのブランドや物流を利用して何ができるのか試している印象です。それもあって、まずはクラウドファンディングサイトのMakuakeを利用し、プロジェクト終了後も家電量販店などで販売するかどうか未定とのことでした。

シンプルな操作ながら、豆に最適な湯量と抽出温度、注ぎ方、圧力を調整して、美味しさを引き出すよう設計しています。

「あ、コカ・コーラらしいな」と感じたのは、リビングでも個室でもマッチするデザイン。コーヒーを淹れ終わるとジャーンとギターが鳴るところも、なんだか「らしい」と感じます。

コカ・コーラはアメリカの消費文化を象徴する存在であり、アメリカンスタイルをどこかで醸し出すフィロソフィーが感じられる企業でもあるので、デザインセンスもなんとなく垢抜けて感じるんですよね。

日本コカ・コーラがクラウドファンディングでコーヒーメーカー市場に挑戦

シャープの8Kテレビなのに敢えて8Kチューナーを搭載しない戦略的な8K AQUOS

シャープさんの8K AQUOSの発表会レポートを、家電Bizさんに掲載していただきました。今回の8K AQUOSは、「BW1ライン」という70V型の「8T-C70BW1」と、60V型の「8T-C60BW1」で、8Kチューナー非搭載モデルです。

8Kテレビなのに8Kチューナーを搭載しないのは、一見すると不思議な印象かもしれません。シャープさんでは他社の4Kテレビの対抗モデルに位置づけ、地デジも綺麗に見られると訴求し、競争力のある製品として打ち出していく考えです。

「映像がキレイ」で推していく 8K AQUOSに8Kチューナー非搭載モデル

いま一番よく吸うコードレススティッククリーナー、パナソニックのPOWER CORDLESS

パナソニックさんのコードレススティッククリーナー「POWER CORDLESS」シリーズのメディア向けセミナーの記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。

具体的には「MC-SBU830J/630J」「MC-SBU530J/430J」「MC-SB30J」の5モデルです。

パナソニックさんの戦略は単純明快です。吸引力至上主義。「最も吸う掃除機はパナソニック」というポジションを取りに来ています。

世間では「一番吸うのはダイソンじゃないの?」と思っている方も結構多く、「吸う」をどう定義するかによっては、そう捉えても間違いにはなりません。しかし、シンプルにモーターの力による吸引力だけで比べると、国内メーカーでもより高い数値を実現している製品が少なくありません。

パナソニックさんのPOWER CORDLESSはまさにその代表格と言えます。

クリーナーのモーターはパワーを上げようとすると、大きく、重く、うるさく、電力も食うようになり、軽量小型でコードレスな製品でパワーを出すのはバランスが難しいため、各社が工夫を凝らしています。

しかも、吸引力だけ上げても、ヘッドが床に吸い付いて動かなくなってしまっては使い勝手は悪くなってしまいます。日本の女性は細腕ですからね!

POWER CORDLESSはバランスをまず吸引力に振り、そのうえで軽量性や静音性、省電力性を追求しているので、重さや騒音よりも吸引力重視な人向けです。それでも、二世代目ということもあって取り回しやすさはかなり向上している印象です。詳しくは記事をどうぞ。

吸引力勝負の優位を店頭でもアピール パナソニックのコードレススティック

コネクテッドの進化を感じさせる、日立のIHクッキングヒーター

日立さんのIHクッキングヒーターのメディアセミナーのレポートを、家電Bizさんに掲載していただきました。

IHクッキングヒーターは卓上設置タイプとシステムキッチンタイプの二種類に大別されます。今回は後者のシステムキッチンタイプで、3口すべてがIH、グリルも搭載というモデルです。設置には工事が必要で、店頭から持ち帰るような商品ではありません。このため、家電量販店よりも住宅メーカー、ホームセンター、工務店などが流通シェアを占めています。

とはいえ、日立さんによれば近年は家電量販店のシェアがじわりと伸びてきているそう。その背景には、システムキッチンタイプが、スマートフォンと繋がるコネクテッドになってきている事情があります。家電量販店のほうが、そのあたりは説明しやすい環境と言えるようです。

今回の日立さんの「火加減マイスター」も、コネクテッドです。レシピを検索したり、新しいレシピをダウンロードしたりといったことが簡単に行えます。特にグリルの汎用性が高まっていて、デモンストレーションでは冷凍のサバの切り身を解凍の手間なく綺麗に焼き上げたり、肉じゃがを無水調理してみたりと、いかに日頃の調理で活躍できるかアピールしていました。

今までと違うことができる調理家電には、今までと違う売り方が必要になります。製品の進化と共に売り方も進化してかなければいけませんね。

グリルの汎用性を益々高めた日立のIHクッキングヒーター

過去最大規模となったゲームショウ2019

9月12日~15日に幕張メッセで開催された、ゲームショウ2019のレポート記事を家電Bizさんに掲載していただきました。

一時期ぱっとしなくなっていたゲームショウですが、近年は盛り返してきていて、今年は過去最大規模の出展者数でした。

その原動力の1つが、eスポーツの追い風を受けるゲーミングPC市場です。PC本体、周辺機器ともに、高性能でデザインセンスの良い製品がどんどん増えています。実況の為のマイクとカメラ、キャプチャボードなど、これまでのゲーミングではあまり考えられなかった商品も引き合いが増えているそうです。

あまりゲームのタイトルは詳しくないので、記事ではそこらへんはさらっと流しています。

私が気になったポイントの一つが自作PC。キラキラピカピカの進化はもちろんですが、PC本体の中が覗ける透明ケースで、グラフィックボードの上で3Dの初音ミクが踊っていたりすると、もはやPCの自作は低コストや高パフォーマンスをせめぎ合うのとは違う領域に来ているのだなと感じてしまいました。

来年は、9月24日(木)~27日(日)開催です。

eスポーツや周辺商材の動きにも期待 ゲームショウ2019レポート

世界2位のTCLがQLEDの4Kテレビを引っ提げて日本市場に参入

TCLジャパンエレクトロニクスさんのQLEDテレビの発表会レポートを、家電Bizさんに掲載して頂きました。この記事は紙媒体「家電Biz 2019年秋号」に掲載した記事の転載です。

同社は今回の発表会でお披露目したQLED採用4Kテレビなど、3シリーズ7機種で国内初参入となります。テレビなどのガジェットに関心の薄い人には、TCLさんの名前はあまり馴染みがないと思いますが、2018年に2,861万台を出荷してワールドワイドで第2位となっています。

代表取締役社長の李 炬(リキョ)氏が、この第2位を第1位に押し上げるには、日本市場への参入が欠かせないと述べていたのが印象的でした。

QLEDというのも、あまり耳慣れない言葉かと思います。Quantum dot LED(量子ドットLED)の略で、低コストで鮮やかな画面を実現できるのが特徴です。

流通はヨドバシカメラさんとビックカメラさん、Amazon.co.jpさん。店頭で見るのが楽しみですね。

いよいよ国内販売開始 TCLのQLEDテレビとは

デルの最新PCを一堂に集めた期間限定内覧会「DELL LOUNGE」

デルさんが原宿で展開する、期間限定の内覧会「DELL LOUNGE」を見学してきました。新製品の発表もあり、内容はてんこ盛り。ただ、期間が昨日、今日、明日の三日間のみ。2019年9月6日(金)~8日(日)という日程なので、写真中心でばばっと紹介します(取材は6日の午後に行きました)。

会場は、原宿の神宮前交差点を渋谷側に少し行って、一本裏に入った「CASE B」です。住所は東京都渋谷区神宮前6-16-26。開催時間は11:00~19:00となっています。

デルさんの最新パソコンがズラッと大量に並んでいるので、デル製品に興味のある人だけでなく、今どきのPCってどんな感じなの?という人にもオススメの展示になっています。

会場の入り口から見て右手前が、ユーザーが多く、ラインアップも豊富な「Inspiron」コーナーです。使用目的や用途に応じて選べるコストパフォーマンスに優れた数多くのモデルが並んでいます。

Inspironコーナーの奥はフラグシップの「XPS」コーナー。XPS 13は、先日2in1モデル「New XPS 13 2in1」を発表し、表参道のポップアップストア「DELL Design Labo」で展示していました。現在はクラムシェルモデル「New XPS 13」もWi-Fi6対応などに刷新した最新機種を展示しているそうです。

会場一番奥にある法人向けブランド「VOSTRO」コーナー。ボストロと読みます。法人モデルは各社ともデザインが二の次になりがちですが、今年のVOSTROはデザインを一新しており、「外部に見られることを意識したオフィス」でも導入しやすくなったように感じます。

入り口から見て左手前のゲーミングPC「ALIENWARE」コーナー。ALIENWAREのブランドは1996年に設立されていて、実はもう20年以上の歴史があるそうです。今回の展示では、7月に発表された最上位機種で17.3型の「ALIENWARE AREA-51m」なども試せます。

ALIENWAREコーナーの奥にある「Dell G」シリーズコーナー。Gシリーズの「G」は、ゲーム(Game)とグラフィック(Graphic)から取ったもので、描画性能重視モデルです。eスポーツまでいくと少し厳しいですが、いかにもゲーマーっぽくないゲーミングマシンを求める層にはオススメ。

Gシリーズコーナーの裏にある階段から会場を見下ろしたところ。

2階に上がると、飲み物を飲みながら各製品の利用シーンを体感できるラウンジになっています。

窓際はには歪曲モニターやゲーミングチェアも揃えたゲーミング環境も展示。

ここからは、展示機の中で気になったものを紹介します。まずは、「New Inspiron 13 7000 2-in-1」。13.3型のコンバーチブル2in1で、ヒンジにアクティブペンを収納しているのが画期的です。

アクティブペンをヒンジに格納した状態。フルサイズのペンが使わないときも邪魔にならず、持ち運んでいてどこかに行ってしまう恐れもないのは、結構大きな訴求ポイントになると思います。

タブレットモードにするとこんな感じになります。

Inspironの中でもフラグシップと言えるのが「New Inspiron 13 7000」です。マグネシウム合金のシルバー筐体が格好いいじゃないですか。CPUには第10世代Intel Coreプロセッサーを採用し、DELL CINEMAやDell Mobile Connectにも対応。Inspiron 13として初めて1kgを切る、約955gの本体重量を実現しています。直販サイトの最小構成で税別114,980円から。やすっ。

Inspironでもう一つ興味深いのが「New Inspiron 14 7000 LTE」。SIMフリーで4G/LTE接続できるマシンです。こちらもCPUは第10世代Intel Coreプロセッサー搭載です。

Inspironにはデスクトップもラインアップしています。27型の「New Inspiron 27 7000」では、スタンドのデザインを変更してワイヤレスキーボードを格納しやすくしたほか、Webカメラも必要なときだけポップアップさせて利用できるようになっています。

これは8月に発売された「New XPS 13 2in1」です。今年各社から発表された製品の中でも、1、2を争う格好良さだと思っているのですが、ホワイトモデルはキーボードが英語配列のみなのがどうにも解せないです。

「New Vostro 14 5000」には、シルバーモデルも用意されました。オフィスのPCは真っ黒が当たり前と思っている企業にこそ検討してほしいモデルですね。

15型の「New Vostro 15 5000」は、テンキーを搭載しています。ノートPCでのテンキーは国内企業のほうがニーズが高く、海外ではあまり重視されないそう。デスクトップPCを使えばいいじゃんってことなんでしょうね。本国に頑張って掛け合って実現したとのことです。

オフィスデスクのイメージ。デルブランドのバックパックやブリーフケースも展示していました

「ALIENWARE AREA-51m」では、Tobiの視線追尾機能を搭載するモデルが選択可能になっています。ゲームをプレイしたときの自分の視線をおさらいして、スコア向上の修行に利用するそうです。eスポーツの奥深さを感じてしまいます。会場ではこの機能を利用した、簡単なゲームも試せるようになっていました。

ゲームではありませんが、視線の位置を検知して画面上に表示するデモです