島根富士通の出雲工場でPC組み立て教室に再挑戦!難易度が上がってる!?

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)さんと、島根富士通さんが毎年恒例で実施する親子向けイベント「第16回 富士通FMVパソコン組み立て教室」のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

昨年も参加したイベントで大雑把な要領が分かっている分、進行面で戸惑うことはありませんでした。トイレに行くタイミングなども、手の空く時間を勝手に見計らってGOです。

組み立て教室は前半は私が組み立てて、後半はマイナビニュース +Digital編集部の林編集長が組み立てました。組み立てたのは富士通WEB MART限定の14.0型モバイルノートPC「FMV LIFEBOOK WU-X/HX1」です。従来の13.3型で634gから、14.0型になって若干重量が増えましたが、それでも50g増に抑え、689gを実現した超軽量モデルです。

最初の工程が一番小さなネジを締める作業で、いきなり難易度が去年より大幅に上がっていることを実感。リアルで「ぎゃあ」と言いそうになりました。小さいとネジ穴にドライバーの先が入れられないんですよね。しかも、ネジをネジ穴に入れられずにボードの上に落とすと、今度は見失うんですよ。もう大変。

工場の製造ラインでは、この工程はネジ締めロボットが行っているそうで、自動化は大正解だと痛感です。ずっとこの調子だったらどうしようかと思いました。

後半戦で交代した林さんも「やべっ」とか口から出ていました(目聡く拾って書きました)。子供達は去年よりも楽しんでいる印象を受けました。やっぱり、子供の笑顔はいいですよね。

世界最軽量ノートPCを自分の手で組み立てよう! FCCLのPC組み立て教室に20組の親子が参加

エプソンダイレクトの高性能PC開発の舞台裏を聞く

エプソンダイレクトさんのインタビュー記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。PR記事です。

話を伺ったのは、事業推進部 部長の福田克稔氏。テーマは高性能PCの開発背景や販売戦略等についてです。1時間の想定だったのですが、話し好きな方でだいぶ時間をオーバーしてしまいましたが嫌な顔ひとつせず、それどころかいつまででも話していたそうに応じてくださったのが印象的でした。

福田氏はグループ会社のエプソン販売に25年近く所属し、昨年4月からエプソンダイレクトに転属して事業推進部 部長に就任。プリンターやプロジェクターの営業畑からPC事業全般を見る立場となり、この一年はとても大変だったそう。

20年ほど前の量販店の売り場では「PCとプリンターを一緒に買いましょう」という展開をよく見掛けました。最近はこれらを初めて購入する家庭も減り、製品寿命の違いもあってセット販売はほとんど見掛けなくなっています。

そうした背景もあって、同社のPC販売は徐々にB2CからB2Bへと軸足を移してきました。これは明確な戦略の転換があったのではなく、需要に応じていたらそうなってきたのだそうです。

特に顕著なのが「Endeavor Pro9200」や「Endeavor Pro8400」などをラインアップする高性能PCのジャンル。ゲーム制作会社などのカスタムしたハイスペック環境が求められる場面では設計段階から細かく作り込んでいることや、サポートも充実していることなどが高く評価されているとのことした。

Pro9200とPro8400はストレージデバイスを前面から出し入れできる「フロントアクセス」機能を備えていて、これはバックアップの面を考えても個人ユースでも重宝しそうだなと感じました。

ゲーム会社の人は、コロナ禍の時期は会社のデスクトップPCを自宅に持ち帰って作業する人もいたそうで、フロントアクセスはそういう人にとても有難がられたと言います。その時その時の顧客ニーズに素早く応えられる体制があってこそのことで、このあたりは話を聴いていてビックリでした。

エプソンダイレクトさんの高性能PCの戦略について、詳しくは是非マイナビニュースさんの記事を御覧ください。

創業30周年に裏打ちされた、高性能PCを提供し続けるエプソンダイレクトの真価

フルーツの食べ頃が切らずに分かる!BtoB向けの食べ頃判定機

サトーホールディングスさんがBtoB向けに開発したフルーツの食べ頃判定機「coro-eye」のメディア向け説明会に出席しました。

マンゴーを計測中のフルーツ食べ頃判定機「coro-eye」

サトーホールディングスさんは、一般消費者にはあまり馴染みのない企業ですが、1960年代にハンドラベラーを発明して大きなシェアを握り、小売の店頭用のバーコードやICタグ、RFID等の作成や自動認識技術で、世界の最先端を行く機械メーカーの1つです。

そんなサトーホールディングスさんですが、ユニークな機器も開発しています。それが、フルーツの食べ頃を判定する機械「coro-eye(コロアイ)」です。クラウドと連動して利用し、サービス名も「coro-eye」となります。

セットするだけで食べ頃を測定

2018年に発表されているもので新製品ではないのですが、説明会では食べ頃判定の仕組みや、リリース後の市場の反応、どのような場所で導入されているのか、農家の反応などといった情報が提供されました。

自分でフルーツを購入した経験のある人なら分かると思うのですが、食べ頃を見分けるのって意外と難しいんですよね。売り場で販売員に聞いて買ったとしても、フルーツは足が早いものが多いので、買ってきてさっさと食べたらまだ早かった…なんてことはよくある光景でしょう。まして、誰かから戴いた物だったりすると販売員に聞くこともできず、手に持った感触と表面の色艶などを見ながら、最終的には勘で判断するわけです。

開発を担当した、T4Sビジネスラボ 専門部長(coro-eye担当)の佐渡真一さんによると、消費者の約半分は食べ頃で失敗した経験を持ち、その7割がサイレントクレーマーになると言います。サイレントクレーマー化とは、購入店や生産元に苦情を言わず、ただ「もう買わない人になる」ことを意味します。これは販売側からするとクレームを付けられるより怖いことなのです。

このため、販売者は消費者が食べ頃の見分けやすい商品を提供しようとします。たとえば南国のフルーツであるマンゴーは、国内で流通する品種のほとんどが「アップルマンゴー」と呼ばれるもの。これは熟れてくると皮の色が変わるため流通しやすいのだそう。逆に熟れても皮の色がほとんど変わらない「キーツマンゴー」は流通しづらいと言います。私はマンゴーに種類があることすら知りませんでしたよ。

「coro-eye」は微小振動による共振現象の変化を利用して、果肉の硬さを判断する仕組みで、同社では非破壊硬度測定器と呼んでいます。佐渡さんはフルーツを傷つけることなく、中身の熟れ具合を可視化できないかという発想から開発したと語っていました。

食べ頃予測の技術についてのスライド

フルーツの種類によって振動させる周波数が異なるため、測る前にどの果物を測るか、プルダウンメニューから選ぶようになっています。ここで果物ごとの関数データをクラウドから取得しています。「軟化関数」という言葉も初めて聞きました。

測定するフルーツを軟化関数に当てはめたグラフを表示しているところ

なお、ブドウ、イチゴ、温州みかんは測定できないそう。ブドウは房に幾つも実が付いているためで、温州みかんは皮と実の間に空間があって振動が一定しないためとのこと。なるほど! イチゴがなぜなのかはうまく聞き取れなかったのですが、皮がないからでしょうか。栗とかどうなんでしょうね。栗の実の食用になる部分って実は種ですし。

測定した情報は再びクラウドに送られ、ラベルプリント用に加工されて出力、シールを果物の皮やパッケージに貼ることで、何日後が食べ頃なのか誰もがひと目で分かるようになります。

食べ頃を示すシールの例。食べ頃が視覚化できると賞味期限の代わりに使えます

佐渡さんは食べ頃の可視化により、消費者の失敗をなくし、家庭からの廃棄ロスが減り、社会課題であるフードロス解消に貢献できると意気込んだものの、2018年にリリースした直後は、事業者の理解がなかなか得られなかったそうです。

熟れ頃を見分けるのは、その道のプロが経験を積んで会得する言語化の難しいスキルで、いわばブラックボックスの情報。それが数値化されると困る人が、それなりにいることを実感したとのことでした。

リース当初は思惑と違う市場の反応に戸惑うことも

その後はネットスーパーと連携して、商品に食べ頃ラベルを貼ることで、きちんと選ばれていること、食べ頃である時期を証明し、消費者の見えない不安を払拭するなど、地道に普及活動を続けています。小売店で売り場にcoro-eyeの装置を置いて、消費者が自分で測定できる体験型の展示をしてくれるところも出始めており、いつか皆さんの近所のスーパーマーケットなどで目にする機会もあるかもしれません。

小売のセルフ展示にも活用できそう

果物は年齢層によっても消費スタイルが異なります。私のイメージですが、高齢層のほうがフルーツの消費には前向きではないでしょうか。フルーツはかさばるし、放っておくと傷んで腐るし、皮や種などのゴミも出るので、若年層は食べるのが好きでもストックはしたがらないのではないかと感じます。また、食べ慣れていないと食べ方がわからない人もいるでしょう。

常識と思われるような情報でも、小売の現場ではさり気なく教えるような工夫が必要なのかもしれないと感じました。coro-eyeは家電になるにはまだまだハードルの高い製品ですが、スーパーの青果コーナーなどで当たり前のように見かけるようになれば、BtoBtoCな製品として身近になれるのではないかと思います。日本企業の技術力の高さと発想の柔軟さが感じられる説明会でした。

試食も兼ねたセルフ展示の例。試食すると熟れ方の違いでこんなに変わるのかと驚きます

タイガー魔法瓶の、電気もガスも使わない炊飯器

タイガー魔法瓶さんの100周年記念モデル「魔法のかまどごはん KMD-A100」発表会に出席しました。KMD-A100は電気やガスを使わず、新聞紙1部(朝刊相当)だけを燃料にご飯が炊ける炊飯器です。

魔法のかまどごはん KMD-A100

「電気やガスを使わない」という触れ込みに、何かの触媒を利用して化学反応で熱でも起こすのだろうかとドキドキしましたが、なんのことはない直火でした。それはそうですよね…。

室内では使いづらいですが、火が使える場所ならどこでも炊飯可能なので、災害時の炊飯はもちろん、学校教育やキャンプ等のアウトドアの飯盒炊爨にも使い勝手が良さそうです。白米1~5合に対応し、10月20日から発売開始。直販サイトでの販売価格は19,800円です。

かまどにお米と水を入れた内鍋を入れ、丸めた新聞紙をかまどに入れて着火し、新聞紙の燃えるペースに合わせて、かまどの穴から新たな新聞紙を投入していくだけ。

新聞紙を丸めて入れていきます

最初の「はじめチョロチョロ」の部分は1分半間隔で、中盤の「なかパッパ」では1分間隔で、2つの穴に交互に新聞紙を入れていき、炊きあがりから10分後に最後の新聞紙を使って余分な水分を飛ばしたら、さらに5分間、「赤児泣いても蓋取るな」の蒸らし。これで炊きたてのご飯のできあがりです。

チャッカマンで着火。先に新聞紙に火を着けてからかまどに入れると、火が最初から奥へ行ってしまい、ムラの原因になるそうです
上手く火が回っています。この火だけで炊飯できるのは意外な印象を受けてしまいます

会場では、社屋の屋上で実際に炊飯しました。私も新聞紙を棒状に丸めて、担当の合図でかまどに投入する作業を体験。これは慣れてしまえば低学年の小学生でも扱えますね。そのくらい簡単でした。

実際に試食すると、ご飯は炊飯器で炊くのと遜色のない仕上がり。ハリがあって、少し堅さを感じる美味しいご飯でした。火加減が分かってきたら、お米の銘柄や水の量を好みに調整して、炊きあがりも自分好みにできそうです。なお、実はこのとき少し風があって、新聞紙の燃えカスがご飯に入らないかちょっと心配しました。

蓋を取ると良い感じに湯気が出て、カニ穴までしっかり開いています

KMD-A100を開発したのはプロジェクトリーダーの村田勝則氏。もともと技術職ではなく、製図を引いたこともなかったと言います。社内で確保していた炊飯器の内釜が、部品保有年数が切れて破棄されるのを見ていてもったいないと考え、何かに再利用できないかと考えたのが開発のきっかけとのこと。

最初はこれをリユースするBtoB向けモデルを作ったそうです。このため、お釜に一回り小さな鍋を入れたようなデザインになっています。

構造を説明する村田氏

村田氏の取り組みは、2022年1月にシャイニング制度の最終審査合格テーマ「事業化賞」を受賞。BtoB向けはリユースの材料を用いるため、個数が限定され、一般販売はしていません。

BtoB向けのあとは、BtoC向けの開発も行うことになり、「KMD-A100」が作られました。BtoC向けでは新たに金型を起こしています。

会場には主な試作機が並んでいました。開発時には試作機をたくさん作り、植木鉢やバケツ、セメントなど、さまざまな道具を流用していることが分かりますね

お手入れが簡単なのも特長。ゴミは新聞紙に包んで燃えるゴミで捨てればOK。よく乾かしてかまどの中に内鍋や網などをひとまとめにすれば、あとは仕舞うだけ。

お手入れは水で濡らしたスポンジで鍋の外側に付いたすすを拭き落とし、内側のご飯粒の残りなどを洗い落とすだけ

収納時の本体サイズは、半径約250×高さ約180mmで、重さは3.1kg。押入れやクローゼットの隅、自動車のトランクなどにも余裕で入りますね。防災備蓄品の近くに置いておくのも良さそうです。

最近は新聞を購読していない家庭が当たり前になってきており、牛乳パックでも代用できるように使用枚数や投入タイミングを研究中とのこと。そこでコピー用紙だと何枚で炊けるのかと聞きましたが「試していない」との返事でした。紙の大きさや厚さ、紙質によって必要枚数や投入タイミングが変わってくるため、メーカーとしてはたとえ調査してもコメントしづらいらしく、ユーザーが自分で探り出す分には大歓迎と話してくれました。

ちなみにタイガーさんの東京支社は、最寄りがJR山手線の大塚駅になります。3年前まで自宅のあった土地。今回の体験会の会場はこの東京支社が会場だったため、久しぶりに大塚を訪れました。結構いろいろ変わっていました。有名な「おにぎりぼんご」の位置が移っていて、「ホープ軒」がまったく違うラーメン屋になっていたり、入ったことのなかった居酒屋がラーメン屋になっていたり。このラーメン屋率はなんでしょうか。この街にまだ住みたかったなと後ろ髪を引かれながら帰宅しました。

2023年暑中見舞い

暑中見舞い申し上げます。

皆様元気にお過ごしでしょうか。
暑さで頭が割れそうになっている方も少なくないのではと思います。私も割れそうです。

昨年も酷暑でしたが、今年は輪をかけて凄いことになっています。
7月の平均気温は東京、千葉、横浜、仙台など全国25地点で、統計を開始した1875年以来最も高くなりました。
8月に入ってからも30℃を超える気温が当たり前の様相です。

先日、窓を開け「今日は風があって涼しくて過ごしやすいな」と思いながら、温度計を見ると「34℃」などと表示されていて、もはや自分の感覚が信用ならなくなりつつあります。

忘れずにこまめに水分を補給して、できるだけ涼しい場所で過ごしましょう。エアコンの当たり過ぎも、肌が乾燥して風邪をひくことがあるので注意しましょう。

ハガキのデザインは、これまでと同様、デザイナーの月陽堂さんの力作です。

間違い探しの解答は以下の通り。
見つかりましたでしょうか。
楽しんで頂けたなら幸甚です。

皆様のご健康とご多幸を祈念しております。

引き続き宜しくお願い致します。

Kindle for PCのメジャーバージョンアップの完成度が恐ろしく低い

Amazon.co.jpさんが提供する「Kindle for PC」がメジャーバージョンアップしました。バージョン 2.0.0(70269)になっています。このバージョンははっきり言ってヤバイです。「ヤバイ」の言葉は昨今いろいろなニュアンスで使われますが、これは本来の意味通りのヤバイです。まったくオススメできません。バージョンダウンがオススメです。

私は小説や新書などほとんどが文字の書籍は、Kindle Paperwhiteで読み、コミックや実用書など絵や図が中心の書物はPCの「Kindle for PC」を使って読んでいます。

通常、バージョンアップしたアプリは使いやすくなったり、それまで使えなかった機能が使えるようになったりするものですが、「Kindle for PC 2.0.0(70269)」は、稀に見るダメなバージョンアップでした。ベータ版でもここまで酷い出来のものなど、そうそうお目にかからないです。

Kindle for PCはアップデートが自動的に適用されます。勝手にネットから新バージョンをダウンロードして、次回起動時に自動更新して起動します。手間がないのは良いのですが、新バージョンは起動するとコンテンツが一切表示されず、トラップ以外の何物でもありません。

コンテンツが空っぽになったのではなく、ウィンドウとメニュー以外は何も表示しないバグです。アプリを再起動してもダメ。Windowsを再起動してもダメ。

これは一旦、アンインストールして、インストールし直すのが良いかなと思ったところで、ふとタスクバーのアイコンの履歴からコンテンツを直接指定したら直りました。なんだったのだろうと思いつつ、直ったならいいかと読みかけのコンテンツを読み終えて閉じます。コンテンツも無事に表示されました。

スクロールが劇的に遅くなっています。普通のソフトは、バージョンアップすると表示が速くなるので、遅くなるのは極めて新鮮です。しかもスクロールバーで最後尾を表示しようとしても1行ずつ丁寧に読み込むため、何千冊もあるとスクロールするだけで何分も掛かります。

新バージョンはKindle Paperwhiteで以前から利用できるグループ機能が、PC版でも使えるようになったことが分かりました。これは良いんじゃないかと思い、早速、2つ3つグループを作ってみました。

コンテンツを範囲指定できないため、30巻あるコミックを1つのグループにまとめようとすると、30冊を1つずつ選択して登録する必要があります。100巻あったら100回クリックすることになります。ユーザーインターフェイスとして親切とは言い難いダメ仕様です。ちまちまと選択して登録を終え、コンテンツ画面に戻り、いざ登録したグループを開こうとしました。

開きません。

作ったはずのグループが消えています。

徒労感にさいなまれながら、アプリを再起動すれば戻っているのではないかと期待して再起動。

期待は綺麗に裏切られ、グループが復活するどころか、コンテンツ画面がまた真っ白になって、1冊も表示されなくなっていました。ダメダメです。超ダメダメです。一旦削除して再インストールしましたが、まったく同じ現象を繰り返すだけ。恐らくアップデートで更新されるまでこのままでしょう。

これを作ったエンジニアチームは、デバッグを知らないのかしらと疑うレベルです。呆れて笑っちゃいました。

ネット上で情報を探すと、どうやら同じ現象に悩むユーザーが多く、メジャーバージョンアップ前の最終バージョン「1.40.1(65535)」をアーカイブで提供するサイトを紹介している人がいました。アングラかもしれません。ファイル名は「kindle-1-40-65535.zip」なので、ファイル名で探せば、私が拾ったサイトがなくなっていてもどこかで見付けられるのではないかと思います。

バージョンダウンしたら、うっかり自動更新されないように[ツール]から[オプション]を開き、「一般」の「更新がある場合は自動的にインストールする」のチェックを外しておきましょう。備忘録を兼ねてメモしておきました。

小さく軽く、高風量で素早く髪が乾かせる、プラズマクラスター ドライヤーの新モデル

シャープさんのプラズマクラスター ドライヤー新製品発表会に出席しました。新製品は3機種ですが、このうち最上位モデルの「IB-WX901」が新デザインです。

左が「IB-P801」の黒と白。中央が「IB-WX901」の黒と白。右が「IB-P601」。IB-WX901は7:3くらいで黒のほうが多く売れると見ているそうです

シャープさんは、2019年に吹き出し口を2つにして、髪をドレープ(ひだ)状に押し広げ、風の表面積を増やして乾きやすいよう工夫した「ドレープフロー」を開発。美容師が2つのドライヤーを同時に使って早く乾かすテクニックがヒントになったそうです。打ち出の小槌のようなデザインが印象的でした。

最上位のIB-WX901には、風の吹き出し口が4つに増えた「ドレープフローX4」を搭載。新しいBLDCモーター(ブラシレスモーター)も採用して、速乾性能は従来比約35%向上したそうです。本体形状はより薄く小さくなり、でんでん太鼓のようなデザインになりました。

本体が小さく軽いのに、乾かす時に髪の毛を押し広げるように風が吹き付けるため、長髪でも早く乾きます

プラズマクラスターは静電気が除去できて美髪効果も高く、ドライヤーとの相性が良いことから、新たに「Plasmacluster Beauty」のブランドを立ち上げ、従来比3倍のシェア獲得を目指すとのこと。

発表会にはアンバサダーとなった俳優の宮世琉弥さんが応援に現れ、「ドライヤーはサラサラの黒髪の女優さんが多いイメージだったので自分が選ばれて驚きました」「新製品を試してここまで変わるんだと感じて、髪のケアについて調べるようになりました」等と語っていました。

左から、PCI・ヘルスケア事業部の末廣和弥さん、俳優の宮世琉弥さん、PCI・ヘルスケア事業部 事業部長の永峯英行さん

また、「妹さんの髪をブローしてあげる機会がよくある」とのことで、宮世さんを念頭に兄妹や恋人、夫婦などが、互いの髪の毛をブローしているようなビジュアルが出てくると、憧れる若者も多いのではないかなと感じました。

会場では実機に触れることもできました。小さく軽いので、手首への負担が少なくてすみ、旅行などで持ち運ぶのも容易です。風量が強くて、これは長髪でもよく乾きそうだと、昔を思い出してちょっと物欲しく感じた発表会でした。

IB-P801を手に持つとこんな感じです。取り回しがかなりラクになりそう

パナソニックの炊飯器最上位モデルがリニューアル、ビストロVシリーズとして新登場

パナソニックさんの炊飯器最新機種の発表会に出席しました。同社はこれまでのフラグシップモデルを「おどり炊き」のブランドで展開していましたが、最新機種からは調理家電ブランド「ビストロ」の中の「Vシリーズ」となります。

ビストロVシリーズの5.5合炊き「SR-V10BA」は、ブラックとホワイトの2色展開

Vシリーズは5.5合炊きの「SR-V10BA」と、1升炊きの「SR-V18BA」の2モデルで発売は9月上旬です。価格はそれぞれ、税込99,000円前後と税込104,000円前後。おどり炊きのブランドはなくすのではなく、当面は下位モデルで継続していくようです。

ビストロには3つのコンセプトが掲げられています。1つめは美味しさを追求する「テイストクオリティ」。2つめ使う時も使わない時も美しい「デザイン」。3つめは美味しさを科学的に捉える「テクノロジー」。この3つが満足できる水準に達したことで、ビストロを冠した炊飯器がリリースできたというわけです。

内釜の「ダイヤモンド竈釜」はご飯の白さを引き立てる黒に変化

ビストロVシリーズでは、従来機種で採用していたスチームを排除し、スマートフォンとの連動もなくなるなど、思い切った方向転換が図られています。

進化を支えるのは新たに搭載した「ビストロ匠技AI」です。沸騰検知センサー、リアルタイム圧力センサー、釜底温度センサーなどのセンシング技術を駆使して、ハードウェアの特性やパワーを十分に引き出し、誰が食べても美味しいふっくらした粒感のあるご飯を炊き上げます。

ビストロ匠技AIはお米の状態や室温などを検知して、炊き方を調整。新米か古米かも見分けるそう

会場では日本料理「かんだ」オーナーでシェフの神田裕行さんがゲストで登場し、ビストロVシリーズのご飯を「筋肉質で引き締まったご飯」と評価しました。

メディアにも新潟県産のコシヒカリを用いた試食が用意され、早速実食。一口食べただけで、お米の粒感が凄さが分かります。1粒1粒がしっかり感じられ、口の中のお米の粒が勝手に崩れていきません。堅いわけではなく、お米にコシがある感じです。水の味がにじんでこないのも良いなと思いました。

付け合せの梅干しがまた驚きでした。梅干しだけで食べると肉厚で悪くないという程度の感想だったのが、ご飯と一緒に食べると恐ろしく美味しくなって、こんな美味しい梅干しを食べたのはいつ以来だろうと思わず考えてしまったほど。ゆっくり味わって食べたくなるご飯でした。

試食の様子。ご飯の粒立ちが伝わると良いのですが

なお、10月31日までに購入すると、7,000円をもれなくキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。応募期間は11月19日まで。詳しくはキャンページ告知サイトをご参照ください。

セカンド冷凍庫の記事がアップデート

カカクコムさんに昨年掲載したセカンド冷凍庫の記事のアップデートが掲載されました。7機種のうち4機種を入れ替えています。

三菱電機さん、ハイアールさん、AQUAさんが、後継機に切り替わったための変更。三菱電機さんは「MF-U14H」へ。ハイアールさんは「JF-NUF138D」へ、AQUAさんは「AQF-SF11N」へ入れ替わっています。

パナソニックさんの「NR-FZ120D」は生産終了し、後継機がリリースされていないため他社製品に切り替えました。

何にするか少し迷いましたが、シャープさんから「FJ-HF13H」とは別ラインとして登場していた「グルメクール FJ-HM7K」が、よりコンパクトで冷凍・冷蔵・微凍を切り替え利用でき、価格.com上でも人気だったのでチョイスしました。これ、私のデスクサイドに欲しいです(笑)

また、冒頭の冷凍食品の需要動向についても最新の情報に更新しています。コロナ禍の影響が薄れつつもまだ脱し切っていない、そんな感じのデータになっています。

2台目需要で人気上昇! コンパクトな“セカンド冷凍庫”の選び方&注目モデル7選

調理できるレンジの欲しい人に注目してほしい、シロカの「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」

シロカさんのオーブンレンジ「おりょうりレンジ ぱりジュワッ SX-23G151」の内覧会に行きました。

SX-23G151は、昨年秋に発売された単機能電子レンジ「おりょうりレンジ SX-23D152」に、オーブン機能を追加したモデルです。

SX-23G151の2ヒート皿にグラタン皿を載せて調理

特殊加工を施した付属の「2ヒート皿」が特徴で、電子レンジのマイクロ波を吸収して2ヒート皿そのものの温度が上昇します。本体上部のヒーターと2ヒート皿で、食材に上下からしっかりと加熱。上段でグリル調理しながら、下段で電子レンジを利用する2段調理も可能です。

つまり、グリル調理は2ヒート皿で行うということですね。食材をひっくり返す手間なく焼けるのが良いですね。

冷凍の唐揚げを調理する時に便利な「やさしさ解凍」機能も注目です。出力を細かく制御することで、加熱ムラを抑えて皿の端だけ解凍できていないといった解凍ムラを低減します。

本体下部の操作パネル。「やさしさ解凍」は専用ボタンを押すだけ

このやさしさ解凍の良さが実感できるという、広報さんのオススメは、サイゼリヤさんがテイクアウト販売している「辛味チキン」。通常、オーブントースターで美味しく温めようとすると、冷蔵庫で半日解凍するかレンジで温めて解凍し、そのあとオーブントースターで加熱します。「SX-23G151」なら一回の温めでOK。辛味チキンにこだわらずとも、鳥唐系は全部いけそうですね。

内覧会では、この辛味チキンと「おてがるマカロニグラタン」「ジャーマンポテト」「たい焼き」を試食しました。たい焼きも冷凍。おてがるマカロニグラタンは、器に具材と薄力粉を入れ、牛乳を入れて加熱し、途中でチーズを加えて完成です。マカロニをあらかじめ茹でる必要なく、乾燥した状態のものを他の具材と一緒に入れてしまえるので、本当にお手軽。標準搭載する74のメニューの1つです。

もちろん、美味しかったですとも!
「おてがるマカロニグラタン」と「ジャーマンポテト」は搭載メニューで、付属のレシピブックにも載っています

なお、SX-23G151は7月4日に発売を予定していたものの、部材の入荷遅延によって発売が15日に延びてしまいました。内覧会でお邪魔したこの時は発売直前で、サンプル機が他にないという状況でした。公式オンラインストア価格で税込49,800円。

お弁当を温めるだけではない、調理できるレンジの中でも、たまには手の込んだ美味しい料理も作りたい人に良さそうです。庫内容量は23Lで、大家族にはやや小さいですが、一人暮らしだけでなくファミリーでも使い勝手が良さそうだと感じました。