シャープから新4K8K衛星放送対応のテレビなど、対応製品群が一気に登場

シャープさんの新4K8K衛星放送に対応するテレビ、レコーダー、チューナーの発表会レポートを、家電BizさんのWebサイトに掲載していただきました。

12月1日から始まる新4K8K衛星放送向けの製品群で、AQUOS 4Kテレビが3機種、4Kレコーダーが2機種、4Kチューナーが1機種となっています。ハードウェアだけでなく、同社が運営するクラウドサービス「COCORO VISION」に「COCORO CALENDAR」も追加しており、実にてんこ盛りの内容でした。

今回、留意が必要に感じられたのは、チューナーを買って、これまで使ってきた4K対応テレビに繋いで視聴するケース。新4K8K衛星放送では新たにHDR方式の新方式であるHLG方式に対応していますが、HLG方式に対応しないテレビに接続してHDR映像を視聴する場合、18Gbps対応のHIGH SPEED(CATEGORY2)HDMIケーブルが必要になります。HDMIケーブルとひと口に言っても古いHDMIケーブルではHDR映像が見られなくなるのです。

また、分配器などを利用している場合も、同軸ケーブルに同様の注意が必要になります。

店頭でしっかり対応できるよう、各社の取り組みに期待したいところです。

シャープが新4K8K衛星放送対応の4Kテレビ、4Kレコーダー、4Kチューナーを発表 店舗全体で4Kチューナーの必要性アピールを

給水やお手入れが超絶ラクなシャープの加湿器

シャープさんの加湿器「HV-H75」(適用床面積21畳)と「HV-H55」(同15畳)の新製品発表会レポートを、ゲットナビウェブさんに掲載していただきました。

加湿に使う水を本体の上から注ぐだけという給水しやすい簡単構造が魅力です。シャープさんの調査では、加湿性能よりも給水のしやすさを重視して商品を選ぶユーザーが多いそうで、そのニーズをしっかり取り込むべく開発したのが本製品というわけです。

実際、加湿器の給水って意外に面倒なんですよね。この製品では、タンクが重い、タンクがシンクに入りづらく給水しづらいといった悩みに応えるため、2つの給水方法に対応しています。

上から薬缶などで注ぎ込めるだけでなく、取り出せるタンクはバケツのように上が開いていて取っ手まで付いているので、シンクに運んでの給水もとても容易になっています。水を入れすぎると運ぶときに零れそうですが(笑)

面倒と言えば給水以上にお手入れだと言う人もいるかと思います。水道水にはカルキが含まれているので、お手入れしないとカルキがこびり着いて固まり、ひどい時は故障の原因にまでなります。その点、新製品ではお手入れの際に手が入りづらいといった声にも配慮して、突起を少なくして掃除しやくしているのも嬉しいですね。

加湿専用機なので、空気清浄機やファンヒーターも使いたい場合は個別に用意せねばならず、部屋が狭いと導入しづらいところですが、室内にスペースの余裕のある家庭にはとても良い製品だと思いました。

加湿器で「価格の次に求める意外なもの」って? シャープの「ニーズを汲んだモデル」が確かに使いやすそうだ

シャープの超音波ウォッシャーがぐっとスリムになった!

シャープさんの超音波ウォッシャーの2018年モデルを取材した際のレポートをゲットナビさんに掲載していただきました。

超音波ウォッシャーは、衣類のピンポイントな汚れを毎秒38,000回の超音波振動で落とすスティックタイプの超小型洗濯機。

襟や袖の目立つ汚れを洗濯機に投入する前にサッと落とした時や、食べこぼしで衣類や鞄が汚れてしまった時、ボールペンのインクがシャツに着いてしまった時などに、その場で応急的に汚れが落とせます。

従来モデル「UW-A1」よりもぐっとスリムになった「UW-S2」が目玉ですが、従来と同じサイズながら充電用のUSB端子を防水対応にした「UW-A2」もラインアップしています。なお、防水対応はUW-S2も同様です。

実売予想価格は15,000円前後で、お試しで手に取るにはやや高めの価格設定。しかし、満足度は高いはず。持ち運びやすいUW-A1は、旅行や出張はもちろん、日常的に鞄の中に入れて持ち歩けます。イベントの景品や、贈り物にしても喜ばれそう。

超音波ウォッシャーは実用性の高さの割に認知度は未だ低く、他社から同じジャンルの製品が登場していないこともあって、家電量販店では置き場が確立されていない点が、シャープさんにとっての課題となっています。

そのことを原稿の最後に書いたら、編集担当がタイトルに利用してしまいました。インパクトがあって良いとは思うのですが、記事が掲載された直後にシャープさんの広報担当から「少々ドキッとしました」というメールが入りました。わざわざ書いて寄越すということは、実際は少々どころか心臓が止まるほど驚いたのではないかしら。

心配掛けてすみません。タイトル作ったのは、私じゃないですけれど…。^^;


10万台売れたのに、売場が決まらない…!? シャープ「超音波ウォッシャー」スリム型投入で知名度アップなるか

としま会議で登壇!家電とライターについて語った!

5月29日に「第34回 としま会議」にゲストスピーカーの一人として登壇してきました。東京都豊島区在住・在勤のゲストを毎回5人呼び、自分の仕事や活動について語らせる催しで、参加者は40人ちょっとといったところでしょうか。会場は毎回違う場所で、今回は池袋のWACCA、5Fの「もうひとつのdaidokoro」を利用しました。


としま会議のWebサイト。残念ながら主催者多忙のため、更新が昨年で止まっている状態ですが、活動は続いています


としまScopeのWebサイト。最近のとしま会議のレポートはこちらに掲載されています

“豊島区”がくくりになるので、今のところ「豊島区に住んでいる」程度でしか区との関わりがない自分が登壇することに、最初は違和感を覚えていました。今となってはとても良い経験をさせて頂けたと思っています。

私は「ライター」と「家電」の2つをテーマにして語りました。ゲストスピーカーの一人あたりの持ち時間は、スピーチが7分、進行や会場からの質問に答える時間が5分程度です。あまり細かいことまで話している余裕はありません。

私自身のキャリアを紐解くと、「雑誌編集者」である時間が圧倒的に長く、ウンチクを述べるにしてもそちらのほうがより多く語れます。

しかし、持ち時間は短い訳ですし、現状では定期刊行物の編集部には所属していません。人に説明する上でも、普段よく書かせていただいているマイナビニュースさんやゲットナビさんの画面を見せて、ライターと名乗ってその職務を説明したほうが理解されやすいと考えました。


使用したスライドの一枚。自分のプロフィールについては早足で流しました

持ち時間で色々話しましたが、ギャランティの話やプロフェッショナルとアマチュアの違いなどは、皆さん気になるようで注目して頂けました。

また、「家電のライター」と名乗ると、よく聞かれるのが「自宅に最新家電はたくさんあるのか」で、正直に言って「ありません」が実際のところです。

では、どうやって最新家電に触れるのか。自腹で購入したり、お店で触ったり、展示会に行って見てきたりは誰でもできます。

プロフェッショナルにしかできないのは、メーカー主催の発表会に行ったり、取材して触らせてもらったり、メーカーから製品を借りて試用したりということになります。

実際に普段懇意にして頂いているメーカーさんに相談して、気になる家電を借りてきました!と言って、シャープさんの電気無水調理鍋「ヘルシオ ホットクック」を持ち出して紹介しました。最新の2.4L大容量タイプで無線LANに標準対応し、音声発話機能も備える「KN-HW24C」です。

私のスライドは全部で36枚あり、そのうちヘルシオ ホットクック関連のスライドは9枚。実際にサンマの煮付けやブリ大根、カレーなど作ったので、その様子や感想を写真付きで見せると、製品に興味を示してくれた参加者も多かったのは幸いでした。貸し出してくれた担当さんに怒られずに済みそうです。


私がスピーチする様子。スライドや製品を出して結構必死で喋りました。頭の中は真っ白です


使用したスライドの一枚。当たり前ですが、ちゃんと使って撮影して、スライドに載せて参加者に見てもらいました

機能や性能、使ってみた感想について説明するとともに、原稿を書くときにはどういう点に注目するのか、どんな工夫をするのか、かい摘んで話しました。

メーカーは商品を作る際にターゲットと開発コンセプトを必ず考えます。そこにしっかり合致するユーザーなら、基本的に満足度は高くなります。不満を持つユーザーは、ターゲットから外れていたり、開発コンセプトと異なる使い方をしているのです。

とはいえ、メーカーと一括りに言っても技術者だけでなく、営業、販促、マーケティング、広告、品質管理やサポートなど、製品の販売までには色々な部門の人がそれぞれの立場で関わります。ターゲットやコンセプトがぶれてしまい、まったく売れない失敗作が生み出されることも珍しくはありません。

逆にとても良い製品なのに、宣伝に失敗したり、販売店の協力を取り付けるのに失敗したりして、隠れた名機となって消えていく製品もあります。

ユーザーが間違いのない買い物ができるよう、「この製品はこんな人向け」をメーカーの宣伝文句よりも少しでもつまびらかにし、メーカーとユーザーを橋渡しするのが、メディアの仕事なのだと説明しました。

このあたりは、割と分かりやすく辻褄も合うように説明できたと思います。

もちろん、ライターの仕事はこれだけではないのですが、時間の都合で端折って端折って…です(笑)


原稿を書くコツのスライドは、一部の参加者には深く刺さったようで、これも幸いでした

この日のとしま会議で私の他に登壇した4人は、お祭りで日本を盛り上げる「株式会社オマツリジャパン」代表の加藤優子さん。

世界中の様々な国の料理を作る料理人で「世界のお万菜」の屋号で椎名町にある宿屋に見えない宿屋「シーナと一平」のカフェスペースで営業する目黒典子さん。

都市緑化と街作りの専門家で南池袋公園の芝生なども手掛けた「東邦レオ株式会社」の日置大輔さん。

子供達が自然に親しめて、想像力を発揮しながら遊べる場所を作る「ぞうしがやプレーパーク」主宰のさぶりきくこさんでした。


ゲストスピーカーの5人で撮影。左から日置さん、めぐさん、加藤さん、さぶりさん、私

皆さん、個性的で自分の視点を活かして地域に結びつこうとしているのだなと感じられるところが小気味良かったです。

後日、「としまScope」のサイトで当日の様子が記事化されるので、その際はまたこのブログで取り上げたいと思います。

リビングに居ながらキッチンのヘルシオと献立の相談ができる!

シャープさんのヘルシオ2018年モデルを取材した時のレポートをゲットナビさんに掲載していただきました。

本体の外観や内部の機構は2017年モデルとちょっとだけしか変わっておらず、主にプログラムの改良が図られ、対応メニューが拡張しています。

ヘルシオの上位機種には、食材が冷凍か冷蔵か、あるいは常温かといった状態の違いや、分量がどのくらいかをユーザーが気にすることなく、火加減も調理時間も自動的に調節して調理する「まかせて調理」機能が備わっています。

2018年モデルでは、この「まかせて調理」搭載機種が3機種に拡大しています。将来はより下位の機種にも搭載するのかもしれません。「まかせて調理」はかなり便利な機能で、シャープがターゲットにする時短したい主婦はもちろんのこと、調理の初心者やズボラな一人暮らしにも打って付けの機能だと私は思っています。下位機種ほどニーズが高そうなので、ぜひ頑張って下位機種にまで広げてほしいところです。

また、無線LAN機能を搭載して、スマートスピーカー経由でクラウドサービス「COCORO KITCHEN」が使用可能になりました。キッチンのヘルシオ本体の前に行くことなく、リビングや個室のスマートスピーカーの前で、ヘルシオと献立の相談ができるという仕組み。未来チックですね。

最上位機種「AX-XW500」に搭載の「あぶり豊潤焼き」機能も、世の主婦層が自宅のオーブンレンジにあったら嬉しいと思う機能じゃないかと思います。ローストビーフが家庭で手軽に失敗せずに作れるだなんて、なんだか日本はまた少し豊かになったんだなあって思っちゃいますね。


オーブンレンジの「ヒト化」はここまで来たか…! あのヘルシオに「トップシェフ」と「お店のマスター」降臨!?

シャープの8Kテレビ誕生祭でテレビが当たる!

シャープさんがなにやら太っ腹なキャンペーンを実施しています。

8Kテレビ誕生記念として、COCORO MEMBERSに加入するだけで、抽選で計88名に70V~40Vの大画面テレビが当たるとのこと。

COCORO MEMBERSは登録・年会費無料。

応募期間は12月31日まで。当選発表はメールで連絡がくるそうです。

こんな大盤振る舞いをして大丈夫なのかと思ってしまいますが、シャープさんは12月7日付で東証一部に再指定されたりして、最近調子が良いみたいですよ!


シャープ 8Kテレビ誕生祭

濃度が2倍で効果も増した、プラズマクラスターNEXTが誕生!

シャープさんのプラズマクラスターNEXT搭載のエアコン「H-Xシリーズ」と加湿空気清浄機「KI-HP100」の発表会レポートを、ゲットナビさんに掲載していただきました。

プラズマクラスターって私はPCI(ピーシーアイ)と呼んでいましたが、私の原稿によると一部では略して「プラクラ」と呼んでいるそうです。聞いたことがないのでぐぐってみましたが、Google先生も聞いたことがないようでした。

この表現、「安倍するが流行っている」を思い出してしまいます。
しかも、世間的には私が書いたことになってるんですよね…。^^;

別に誰に迷惑が掛かる訳でもないので私は構わないのですが、この新しい略語で誰が幸せになるのか分からないところがちょっと引っ掛かります。なんとかして面白くしようとしたのだろうなあと…(笑)

最初から私がもっと面白い原稿を書いていれば何も問題なかったわけで。精進せねば…。


どこまで濃くなるのか? プラクラ濃度が「NEXT」に突入したシャープ新エアコン&空清の驚くべき効果

さくら色のLEDシーリングが空清になって復活!?

シャープさんの天井設置型のプラズマクラスター空気清浄機「FP-AT3」の発表会レポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

さくら色対応のLEDシーリングライトと一体化していて、天井の照明用コンセントから電源を取るため、床周りのコンセント不足に悩む家庭には大変良いソリューションだと思います。かつて販売していた、さくら色のLEDシーリングを覚えているユーザーの中には、復活を喜ぶ向きも少なくないのでは。

気になるのは、ホコリなど空気中の重たい汚れほど床に落ちるものなので、天井でどれだけ吸えるのかって部分とお手入れのしやすさ。

まず、吸い込みに関してはデモで見た限り悪くない印象を受けました。デモは1畳程度のスペースだったのもあり、充満したドライアイスが2分も掛からずに吸い込み切っていました。あれなら、8畳くらいでももう少し時間を掛ければちゃんと吸いそう。

一方、お手入れはフィルター交換の手間をなるべく減らせるよう工夫しているものの、明かりにひかれて寄っていった虫が、吸込口から入るんじゃないかとか、いろいろ気にならなくはなかったです。シャープさんは試験では大丈夫だったと言っていましたが。

家電量販店での売り場は空気清浄機コーナーになるそう。シャープさんはLEDシーリング事業から撤退して、照明売り場に穴を開けているので、リテールとしても簡単には売り場を再提供しづらいだろうなと思います。空清と照明では担当バイヤーも違うでしょうし。

とはいえ、そこは売上こそが正義。付加価値の高い照明器具と見ることもできる商材なので、頑張ってほしいなと思います。


シャープっぽい! 空気清浄機とLEDシーリングライトを一体化したら何が良い?

トースターとレンジを一台で!モーニングセットが一度に作れる「ヘルシオ グリエレンジ」

シャープさんの「ヘルシオ グリエレンジ AH-HR2」の記事を、ゲットナビさんに掲載していただきまいた。

ウォーターオーブンレンジ「ヘルシオ」から、レンジ機能を省いてウォーターオーブン専用調理機にしたのが「ヘルシオ グリエ」なので、そこにレンジ機能を載せたら「それはヘルシオじゃないの?」という疑問が湧く訳ですね。

記事タイトルの“総ツッコミ”こそ、編集さんが付けたものですが、質疑応答ではやはり質問した記者がいました。私も聞こうとしていたことですし、気になる人は少なくないですよね。

結論としては、ターゲットが明確に異なること、できることの幅が異なることから、ラインアップとして分けたとのことです。詳しくは記事をご参照ください。


「それはヘルシオだろ」と家電ライター総ツッコミ! シャープ「ヘルシオ グリエ」に追加された目玉機能とは?

新しくて面白いものがいっぱい!CEATEC 2017見学記

メディアデーの10月2日に、幕張メッセで開催されたCEATEC 2017に行ってきました。少し遅巻きですがレポートとして残します。

メディアデーは「工事中」で見られないブースも多いのですが、メディアに公開する14:00~17:00の3時間ではとても見尽くせませんでした。

個人的には、大阪に行った某社の某広報さんと、柏に行った某元広報ボスさんに、久しぶりにお会いできたのが嬉しかったです。

さて、見ることのできた中で、面白かったものをダラダラと挙げていきます。順番は見学した順です。

(1)シャープさんの「AGEsセンサ」

老化物質のひとつ「最終糖化産物(AGEs)」を測定する装置です。都合により大阪でしか発表していない製品なのだそう。測定結果は「標準」でした。くわしくはこちら

(2)同じくシャープさんの「bitescan」

耳に装着して食事すると、アゴの動きをスキャンして噛む速度、飲み込むまでの早さなど測定します。自分のクセに気が付けますね。

ちなみに、シャープさんのブースでは、CEATEC 2017 AWARDでホーム&ライフスタイル・イノベーション部門のグランプリを受賞した、8K液晶テレビの「AQUOS 8K LC-70X500」や、参考出展で27型の8K HDRモニターも展示していました。
私は大画面テレビより、机上に置ける8Kディスプレイが欲しいです。テレビよりネットの人なので(笑)
でもシャープさんでは家庭向けにチューナー非搭載のディスプレイは基本的に出さない方針だと聞いたことがあるので、実際に製品化するときはチューナーを搭載するか、業務用になるのかもしれません。

(3)富士通さんの「IDカード型ハンズフリー音声翻訳端末」

両手が塞がりがちな医療現場で使える日英中の三カ国語対応翻訳機です。専門用語にもかなり対応しているとのこと。辞書を載せ替えれば医療だけでなく、様々な分野に応用できます。量販店頭とか「まさに」だと感じました。ニュースリリースはこちら
この製品は、CEATEC 2017 AWARDでオープンイノベーション部門のグランプリを受賞しています。

(4)カシオ計算機さんの「2.5Dプリントシステム mofrel」

mofrelでモフレルと読むそう。「モフモフできるという意味を掛けています」と本当なのか冗談なのか分からないことを言われました。
これは紙に印刷する感覚で凹凸のあるテクスチャを作る装置です。これ凄いです。建築、アパレル、自動車業界での応用例を展示していましたが、時間とコストをぐっと短縮できるので、デザイン業界の方にはぜひ見ておくのをオススメします。視覚障害者向けの点字媒体の打ち出しなどにも利用するとのことです。ウェブサイトはこちら
この製品も、CEATEC 2017 AWARDでイノベーションテクノロジ・ソフトウェア部門のグランプリを受賞しました。

(5)パナソニックさんの「CaloRieco」

これも凄いです。ボックスの中に入れた料理のカロリー、タンパク質、脂質、炭水化物などの含有量を計測して表示します。光を当てていると言っていましたが仕組みがサッパリです。天体望遠鏡とかで使われている技術でも応用しているのかしらと漠然と思いました。ウェブサイトはこちら

(6)同じくパナソニックさんの「WEARABLE MAKER PATCH」

衣服や布製品に縫い付けるだけでウェアラブルデバイス化できます。洗濯や乾燥にも50回くらい耐えるそうです。ウェブサイトはこちら

パナソニックさんは、関連会社のパナソニック エイジフリーさんが「離床アシストロボット リショーネPlus」で、CEATEC 2017 AWARDでホーム&ライフスタイル・イノベーション部門の準グランプリを受賞しています。これもちらっと拝見したのですが、本当にちらっとで凄さがよく分からなかった印象です。

(7)大手メーカーさんじゃないのですが、東京ビジネスフロンティアさんに声を掛けていただいていたので拝見してきました。中小企業の販路拡大を支援するプロジェクトです。(8)と(9)はここで。

(8)パソコンサポート屋さんが作ったというUTM「PcSupportUTM1500」

セキュリティ対策のためのゲートウェイです。今年はUTMももう少し市民権を得るのでしょうか。担当不在で詳しい話が聞けなかったのですが、企業名が「パソコンサポート屋」というのがちょっとツボでした。

(9)なぜ自転車

これはビッツさんによる自転車のレンタルシステム「cyve」の紹介で展示されていたもの。トーキョーバイクさんと共同開発したシステムで、Paypalを利用して自転車そのものには何もデバイスは装着していないのに、適当に乗り捨てられずにきちんと回収するための仕組みを考えています。頭がいいなと感心してしまいました。