机の上でいつでもご飯が炊ける!エレコムの1合炊きIH炊飯器

エレコムさんの1合用IH炊飯器「HAC-RCIH01」の発表会に出席しました。

「HAC-RCIH01」。本体カラーは、ブラック、ブルー、ホワイトの3色で展開します

エレコムさんと言えば、情報機器やOA製品の周辺機器メーカーの老舗。マウスやキーボード、無線LANルーター、外付ハードディスク、Webカメラ、ヘッドセット、モバイルバッテリー、あるいはビジネスバッグや各種ケーブル、スマホケース、USB扇風機など、幅広い製品を手掛けています。

そんなエレコムさんが炊飯器を出すというので、案内を頂いた時は何かの間違いかと目を疑いました。実はエレコムさんには「LiFERE」という調理家電ブランドがあり、IHクッキングプレートなども販売しています。HAC-RCIH01もLiFEREブランドで展開します。

案内を二度見してどうやら炊飯器で間違いないようだと確認してからも、エレコムさんから出るのであれば、「USB Power Deliveryを利用して、PCのUSBポートでご飯が炊けるのかな。メリットって何だろう」とか、「モバイルバッテリー搭載で山の上でも炊飯できるのかな」とか、「PC上からアプリで炊飯をコントロールすると、お米一粒からでも炊けるとか、そういう話だろうか」などと、馬鹿なことばかりぼんやり考えてしまいました。

実際は至って真面目な製品に仕上がっていて、電源はUSBではなく普通にコンセントから取ります。発売は6月で店頭実売価格は12,800円前後を予想しています。

炊飯時間の目安は、標準モードの「炊飯」で約50分。「早炊き」で約35分。付属のザル釜を使用する低糖質モードも備えています。炊飯後は自動的に保温になり、12時間まで保温可能。

炊きあがりの様子。ご飯の良い香り

一人暮らしでは5.5合炊きはもちろん、3合炊きでも大きすぎて場所ふさぎだと感じる人は多いはずで、卓上に置けるハンドル付きのポットのような縦長の形状はとても合理的に感じました。

試食しました。1合だけで炊いたと思えないほど、しっかりした歯ごたえと甘みでした

炊飯時に静かなのも良いです。もともと炊飯器はそれほどうるさい機器ではありませんが、プレゼン中、プレゼンターの横で炊いていたのに、動作しているのかどうかも分からないほど静か。

このサイズなら普段は収納にしまっておいて、夜中に卓上に引っ張り出して部屋で炊くといった使い方も問題ないでしょう。一人暮らしだけでなく、たとえば学生が夜間の受験勉強のお供にするにも良さそうですね。

東日本大震災を前に防災アイテムを見直す

東日本大震災が起きた3月11日を前に、災害対策に備える防災アイテムの紹介した記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

企画は編集部から提案されていたもので、取り上げる具体的な製品は私と編集部で出し合って決めています。

エレコムさんのLEDライト付きモバイルバッテリー「DE-M21L-6700」は使い勝手の良さそうな形状で、アウトドアのテントの中は本当に便利そうだと感じました。キャンプなんてもう何年も行ってないですが…。

手回しハンドルで充電可能な山善のポータブルテレビ「JYTM-RTV430」は、実のところテレビ視聴に必要な電力を手回しハンドルで充電するのはかなり大変で、乾電池、家庭用電源、モバイルバッテリーなど、いろいろ選べる電源の1つとして手回しハンドルもあるという位置づけです。このため、普段はAC電源でテレビやラジオを利用し、災害時には手回しで充電して電力消費の少ないラジオが聴けるよという使い方になるかと思います。

この他にも、これはあると便利そうと感じる製品を探すのはなかなか楽しい仕事でした。

災害や停電に備えて持っておきたい、防災アイテム6選

家電Bizでキャッシュレス決済の記事を担当

クロスさんが発行元の家電流通専門誌「家電Biz」の2019年春号が刊行されました。書店では販売していない定期購読専用の雑誌です。

この号では、特集「2019年度国内家電需要予測」の一部(Part3)や、PayPayさんに取材してのキャッシュレス決済の記事、エレコムさんのPCバッグの拡販策、社名変更したDynabookさんの変わるところと変わらないところ、エアコンのIoT化の流れなどの記事を担当しました。

家電需要予測は、家電Bizの前身であるIT&家電ビジネスの頃から、年に一度の目玉企画です。実はこれ、物凄くしんどい作業なんですけれどね。あちらこちらのメーカーさんにも協力を仰ぎ、入手できるあらゆる関連データを集めて突き合わせ、矛盾のない数値を導き出していきます。

作っていて面白かったのは、キャッシュレス決済の記事で、PayPayさんが「ライバルは他のキャッシュレスサービスではなく、日本円という紙幣と硬貨だ」と話していたこと。 なるほどと思いました。 日本円が世界最強と言われるのは比喩でも何でもなく、日本経済という経済力に裏打ちされたドルに次ぐハードカレンシー。中国の元はハードカレンシーではないので、GDPで世界第二位と言っても通貨の力は日本円のほうが上です。全国津々浦々で問題なく利用され、お釣りで困ることもほとんどなく、偽札の被害も極めて少ない古今稀に見る優秀な通貨です。

しかし、その優秀さゆえに、キャッシュレス化するメリットが一般消費者には見えづらいんですね。ちなみに中国でキャッシュレスサービスが物凄い勢いで普及したのは、通貨「元」の偽札の流通量が尋常ではないからという側面があります。銀行のATMからも偽札が平然と出てくると言われています。アメリカのドルやEUのユーロも日本円に比べると、偽札の流通量は数百倍とされます。庶民の通貨に対する信頼の高さが、普及の足枷になってしまうとは、日本らしい話ではあります。

実際のところ、日本円の偽札を偶然手に入れたら、あまりの希少さに警察に届けるのを忘れて記念に仕舞ってしまいそうです。その偽札を、偽札と知っていて使用すると犯罪になるし、所持するだけでもなにかに引っかかる可能性があるので注意しましょう。

脱線してしまいました。PayPayさんによれば、キャッシュレス化のメリットは、大企業より、特に中小の小売店や飲食店が大きいそうです。毎日のレジの精算作業がラクになるというだけでも、そのメリットには興味が湧くのではないでしょうか。興味のある方はぜひ。

家電Biz 定期購読受付

ゲットナビウェブ年末企画・本気で仕事に使いたい家電

ゲットナビウェブさんの年末企画に参加しました。

『2018年に発表された製品のなかで、「本気で仕事に使いたい」と思った家電』を3アイテム紹介するという内容です。

富士通さんの「LIFEBOOK UH-X/C3」、PFUさんの「ScanSnap ix1500」、エレコムさんの「デザイン回転タップ“hexa(ヘキサ)” T-HX7-2420BK」の3つをピックアップしました。

それぞれ、なぜそれを取り上げたのかは記事を見ていただくとして、エレコムさんの電源タップは普段あまり記事に出てこない低価格なアイテムなので、編集さんからも面白がって貰えました。

実はこれ、自宅のPCデスクで使っています。ディスプレイの裏に転がしてあって、ごくごくたまに電源を入れ替えたりします。場所も取らず、掃除もしやすくて良いですよ。

そういえば、この記事では各製品にリンクが張られていません。Amazonなり、どこなりにリンクしてあったほうが便利かと思いますが、いわゆるアフィリエイトっぽく見えるからなのでしょうか。メーカーさんの公式サイトくらいリンクしてあっても良いのになと思いました。なのでここではメーカーさんのサイトにリンクを張ってみました!(笑)

2018年、PC・家電ライターが「マジで仕事で使いたい」と思ったアイテム3選