ダイニチ、お手入れが劇的にラクな加湿器のラインアップを拡充、スマートリモコン対応機種も

先日、ダイニチ工業さんのハイブリッド式加湿器「RXTシリーズ」と「LXシリーズ」のオンライン発表会に参加しました。

RXTシリーズの使用シーンイメージ
LXシリーズの使用シーンイメージ

発表会では、冒頭で挨拶に登壇した同社の吉井久夫代表取締役社長が、2020年度は量販店販売数量が前年比155.3%で急伸長したと報告しました。2019年度まで暖冬が続いてじりじりと落ちてきたところで、一気に跳ね上がった形です。この理由は言うまでもなく新型コロナウイルスの流行です。

吉井社長が丁寧な口調で説明しながら「そんなに期待していなかった加湿器が、コロナで150%の大幅増」と言い出したときは、「表現が正直すぎる」とちょっとおかしく感じてしまいました。吉井社長は今期はこの反動で少し落ち込むと見ているそうです。

2020年度の加湿器の販売状況

RXTシリーズは、静音性に優れたRXシリーズをベースに「カンタン取替えトレイカバー」を搭載した新しいシリーズです。タンク容量の違いと対応面積の違いで3モデルがラインアップしています。

「HD-RXT521」は、タンク容量5.0Lで木造和室8.5畳・プレハブ洋室14畳まで
「HD-RXT721」は、タンク容量6.3Lで木造和室12畳・プレハブ洋室19畳まで
「HD-RXT921」は、タンク容量6.3Lで木造和室14.5畳・プレハブ洋室24畳まで

LXシリーズは、ダイニチ工業さんの加湿器の中では最大サイズのラインアップ。タンク容量は同じで、対応面積が若干異なる2モデルがあります。

「HD-LX1021」は、タンク容量7.0Lで木造和室16畳・プレハブ洋室27畳まで
「HD-LX1221」は、タンク容量7.0Lで木造和室20畳・プレハブ洋室33畳まで

RXTシリーズが新搭載した「カンタン取替えトレイカバー」は、従来のLXシリーズで搭載して好評となった機能で、加湿用の水で汚れがちなトレイに使い捨てのカバーを装着するというもの。

3ステップで取り替えが完了する、カンタン取替えトレイカバー

加湿器を使っていて何が面倒くさいかと言えば、給水とお手入れですが、お手入れは給水の軽く20倍は面倒な作業だと思います。このお手入れの手間が激減すると考えるとそれだけで「買い」と考える消費者は多いのではないでしょうか。単純なアイデアですが「大変優れた機能である」と、私としては言い切りたいです。

もっともカバーの付け外しはカンタンなのかとか、カバー以外のパーツが汚れることはないのかとか、気になるところが無いでもないですが。

LXシリーズでは、新たにスマートフォンを利用して外出先から加湿器を操作できる、スマートリモコン対応となっています。

外出先から遠隔操作が可能

遠隔から操作可能な機能は、運転の入/切、運転モード設定、湿度設定となっています。なお、給水は遠隔では行えません。これもできるようになると、超便利なんですけれどねえ。ホースを室内に這わせなければならないのでちょっとハードルが高いですけれど…。

エアコンとは棲み分けて市場を固めるダイニチ工業の石油ファンヒーター

ダイニチ工業さんの新製品発表会レポート記事を、家電BizさんのWebサイトに掲載していただきました。

燕三条を拠点とするダイニチ工業さんにとっては、都内での発表会は初めての試みだったそう。つつがなく進行していたので、いろいろ研究されたのだろうなと思います。

発表したのは、省エネ機能を備えたハイグレードモデルの「SGXタイプ」と、家庭用石油ファンヒーターとして最高の暖房能力を持つ「FZタイプ」の2つ。

エアコンの普及で最盛期から激減した石油ファンヒーター市場ですが、それでも毎年200万台以上を出荷しています。

吉井社長は壇上で、石油ファンヒーターは、エアコンにはない即暖性や加湿効果、足元から温める温風などが、エアコンに対する強みであり、エアコンと棲み分けができていると述べていました。

なるほどと納得しつつ、もう一つ、「エアコンと違って他の部屋に持っている」という理由も、大きいような気がします。

ちなみに業界では石油ファンヒーターは、石油FHと表記することがよくあります。Fan Heaterの略ですね。石油だけがどうして石油のママなのか、実はとても不思議に思っています。OFHだと分かりづらいからですかね。私は最初石油FHも分かりませんでしたが…。

エアコンと戦わないダイニチの石油ファンヒーター 根強いニーズを背景に、即暖性と加湿効果を訴求

ダイニチが新ブランド米「新之助」の当たるキャンペーンを実施

ダイニチ工業さんが、石油ファンヒーター「ブルーヒーター」の累計生産台数3,000万台達成を記念して、抽選で3,000名に新潟の新しいブランド米「新之助」5kgが当たるキャンペーンを実施しています。

一瞬、ダイニチ工業さんが炊飯器事業に参入するのかと思いましたがそういう訳ではなく、同社は新潟に本社を置くので、その繋がりで「新之助」と提携したとのこと。

「新之助」はこの秋から新発売となる銘柄で、大粒でコクと甘みが特徴。10月11日から首都圏と新潟県内中心で、デビュープロモーションを本格展開の予定です。

新之助ブランド、私はこのキャンペーンが告知されるまで知りませんでした。ちょっと気になりますね。食べてみたい。

流石にお米が欲しくてヒーターを買う人も少ないと思いますが、ヒーターの購入予定のある人はブルーヒーターも視野に入れ、購入に至った場合はぜひ応募してみてはいかがでしょう。

全国の主要家電量販店2,200店舗で展開するもので、対象商品のレシートもしくは領収書をハガキに添えて応募。応募期間は2017年12月17日(日)まで。発表は2018年1月中旬からの賞品の発送をもって代替となっています。
詳しくは以下のキャンペーンサイトをご参照ください。


ダイニチ工業「新之助」プレゼントキャンペーンサイト