ドイツ発、ミーレのプレミアム洗濯機&乾燥機はお湯で洗濯物を殺菌できる

ミーレさんのドラム式洗濯機と乾燥機の発表会レポートを、ゲットナビさんに掲載していただきました。

洗濯機は「W1(型番はWC1660 WPS)」、乾燥機は「T1(型番はTCJ680 WP)」となります。正直に言って、庶民にはちょっと手が出ないセレビィーな逸品でした。

発表会は、表参道にあるミーレさんのショールーム「Miele Experience Center 表参道」が会場でした。このショールームを訪れたのは初めて。

地下が「ミーレ ミュージアム」になっていて、創業者の銅像や、創業間もない頃に開発・販売していた製品などが展示されていて興味深かったです。

W1もT1もモノそのものは、ドイツ本国で販売されるものとまったく同じ状態で出荷され、納品の際にソフトウェアメニューを日本語に調整したり、洗剤の自動投入量なども調整したりするのだそうです。

自動投入する洗剤は同社が提供する専用のものです。ヨーロッパは泡の立ちにくい硬水で、日本は泡の立ちやすい軟水なので、ヨーロッパと同じ量を投入すると、洗剤が効きすぎて想定通りの仕上がりにならなくなります。このため、自動投入量を調整してからでないと納品できないのだそう。なるほどねえ。

あとは温水で洗濯することの重要性を、ゲストの洗濯家で洗濯王子こと中村祐一氏と、今治市のオーガニックタオルメーカー「IKEUCHI ORGANIC」の社長・阿部哲也氏らが熱く語っていたのが印象的でした。日本では温水で洗濯するイメージがあまりないですからね。

なんでなのかしら。綺麗な水が安価な半面、燃料が高いからでしょうか(適当)。日本の衣類は色落ちしたり、ゴワゴワした仕上がりになるものが多いのかなあ(適当)。

最近は国内メーカーも温水で洗濯できる洗濯機が増えてきましたが、だいたい40~60℃程度です。W1は90℃の温水が使えます。もはや温水ではなくお湯です。洗濯物を殺菌できるので、室内干ししたときに特に消臭剤など使わなくても、臭ったりしないとのことでした。これは良いな~と純粋に感じました。

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「ナシもアリ」のこころとは アイリスオーヤマのドラム式洗濯機

アイリスオーヤマさんのドラム式洗濯機「ドラム式洗濯機 HD71」の見学記事をゲットナビさんに掲載していただきました。

アイリスオーヤマさんは、昨年11月に東京支社のオフィスを飯田橋から浜松町に移し、新社屋の見学も兼ねてとなります。実は私は11月のお披露目会に参加していたのでこれが二度目の訪問。同行の担当編集が初訪問だったので、記事も初訪問の体裁で書きました。

HD71の特徴はずばり言って、乾燥機能が搭載されていないこと。欧州にはそういうドラム式洗濯機は少なくないそうなのですが、ドラム式洗濯機は乾燥もできて当たり前と思っていた私は目から鱗が落ちると共に、それって便利なのか?と半信半疑でした。

数年前までは、ドラム式洗濯機よりも縦型洗濯機のほうが衣類の洗浄能力は上と言われていて、メーカーの開発担当者でさえ、それを認めていました。しかし、ドラム式も段々洗濯能力が向上し、最近では全自動で洗う分にはどちらも同程度と言われるようになっています。

衣類に合わせて洗濯を細かく設定して洗う場合は、未だ縦型洗濯機に一日の長があるとされていますが、それもいつまで続くかは分かりません。

そんな中、洗濯専用のドラム式洗濯機が国内メーカーから登場したことは、洗濯機業界に一石を投じることになるのではないかと期待したいところです。

HD71は温水ヒーターも搭載しており、それだけでも洗浄能力はぐっと増します。また、幅が595mmとドラム式洗濯機にしてはスリムな方でもあり、さらにドラム式洗濯機特有のメリットである高い節水性や洗濯機の上面が使える点も考えると、乾燥ナシを割り切るのもありじゃないかと感じました。

ちなみに、ゲットナビさんは記事のタイトルを必ず編集部が付け直します。ライターが何を書いてこようが付け直すのがしきたりになっているらしいです。なので、タイトルに「悔しいけど」と書いてはあるものの、私は何も悔しいと思っていないので、「なにがそんなに悔しいんだろう」と、読者が感じたであろう疑問を私も抱いたことを告白します。とはいえ、これが「掴む」ということなんでしょうねえ。勉強になります。

アイリスオーヤマのドラム式洗濯機、「乾燥機能がない」って? 悔しいけど、実物を見たら「ナシもアリ」だと感じてしまった

シャープの洗濯機は「もうすぐ雨になるから、今日は室内干しか乾燥機能を」とお知らせ

シャープさんのドラム式洗濯機「ES-W111」の新製品発表会のレポート記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

シャープさんではAIとIoTを融合したAIoTサービスを提案しており、具体的なサービスとして「COCORO+(ココロプラス)」を展開しています。

COCORO+には、AQUOSを始めとする映像機器と連携するCOCORO VISION、冷蔵庫やヘルシオ、ホットクックなどと連携するCOCORO KITCHENなどがあり、ES-W111では新たにスタートする、COCORO WASHと連携します。

今日の天気を音声で通知し、雨が近づいていて天日干しできないときは、乾燥機能を使うように促したりします。洗濯や乾燥が終わるとスマートフォンに通知するので、テレビを見ていて終了音に気付かなかったといったこともありません。

家電のネット接続は既定路線。いつどう対応するかを各社が手探りする中、率先して市場を切り拓こうとするシャープの姿勢は評価したいものがあります。どんどん賢くなっていく家電の今後に益々期待が高まります。

スマホとつながるドラム式洗濯乾燥機、雨の日の「洗濯物、干しっ放し(泣)」がなくなる?