エアコンの新省エネ表示法について量販店の取り組みを聞く

夏の節電に絡めた、エアコンの新省エネ表示法について、ビックカメラ 有楽町店さんに取材した記事が、家電Watchさんに掲載されました。

先日の富士通ゼネラルさんが主催した家庭用エアコンの省エネ基準勉強会がベースにあり、その裏とりと、消費者目線での注意点、店頭の取り組みなどを語ってもらったような感じです。

エアコンの省エネ性能を示す「省エネラベル」のデザインがリニューアルされていますが、そもそもこのラベルが何なのか知らない人も、まだそれなりにいるのではないかと思いましたし、どうやって見るのか分からない人もいるはずです。電気料金目安がリアリティのある数字なのかと首を傾げている人もいるでしょう。そうした人には役に立つ記事だと思います。

エアコンの型落ちした旧製品を安く購入するのが難しくなっていることや、寒冷地じゃなくても寒冷地仕様が購入できることなども紹介しました。

またエアコンを買い替えるなら店頭が混雑する前のほうが良いことにもふれました。これは私の記事に限らず、エアコンの買い替え記事ならば十年以上前から業界人の誰もが指摘しています。

実際、店頭ではいまだに暑い盛りや、寒さの厳しい時期が一番混雑するそうです。取り付け業者はフル回転でも追いつかないため、工事待ちの期間が長くなってしまいます。工事を丁寧にして欲しいと考える人も、繁忙期より閑散期に依頼するほうが安心なのです。涼しいうちに記事にできて良かったです。

【夏の節電】エアコンの省エネ表示方法が変わった? 待たずに賢く買う方法をビックカメラで聞いた

スポットクーラーはどこまでエアコン代わりを期待できる!?

エアコンの導入できない部屋で涼を取るための、スポットクーラーや扇風機の人気モデルについてビックカメラさんで取材した記事が、家電Watchさんに掲載されました。家電Watchさんでの執筆は初めてです。

取材に協力してくれたのは、ビックカメラ 池袋本店 季節家電コーナーの山下祐里主任です。

季節家電は季節ごとに売り場の見せ方がごろっと変わります。置いている商品や展示スペースも、春夏秋冬で大きく異なります。もちろん、壁際にエアコンの白い室内機がズラッと並ぶのはいつでもどこの店でもお馴染みの共通点ではあるのですが、春から夏に掛けては扇風機やサーキュレーター、除湿機などが広い面積を取り、秋になるとそれらに替わってこたつやストーブ、ホットカーペット、電気毛布、加湿器などが並びます。このうち、こたつは冬になる頃にはもう見かけなくなりがちです。

今回はスポットクーラーが話の中心。室内に設置して窓までダクトを伸ばし、熱を持った空気を屋外に排出します。最近見掛けるようになってきた家電で、以前よりお手頃価格で性能も良いものが出てきています。

エアコンと異なり、ダクトのスペースが必要になりますが、壁から動かせないこともなく、場合によっては室内の暖気を廊下へ逃がす、浸かっていない部屋へ逃がすといった使い方もできます。あとは換気のできないエアコンと違い、室内を換気できるので、狭い部屋や窓のない部屋で換気と冷房を一度に行う使い方も可能。取り付けの工事も不要です。

ただ、冷房能力ではエアコンのほうが高く、部屋全体の冷房には向いていません。個室の机の前、寝室のベッドの枕元、トイレや脱衣所など、ある程度限定したスペースの冷房に適しています。

実際、どのくらいの冷気が出るのか、ダクトの大きさや、窓への設置はどんな具合なのか、そういった疑問は店頭でぜひ確かめて欲しいところ。記事では個別の機種の特徴や、人気の機種、製品選びのポイントなども聞いています。また、スポットクーラー以外の冷房機器についても話を伺っています。なかなか楽しい取材でした。

エアコンに代わる冷房を量販店で探そう。最近注目のスポットクーラーは期待できる!

2021年を象徴するスマートフォンとは!?

コジマ×ビックカメラ梶ケ谷店の取材記事が、ASCII.jp×デジタルさんに掲載されました。「ASCII BESTBUY AWARD2021」の企画記事で、8本の記事の1つめです。

ASCII BESTBUY AWARD2021は、ASCII.jpのスタッフ、読者、家電量販店の店頭スタッフが投票して、各カテゴリーの2021年を象徴するデジタル製品を決める内容です。残念ながら私は投票していません。あくまで結果に沿って、家電量販店のスタッフに「どうしてこの製品に投票したの?」とヒアリングした記事を執筆しています。とはいえ、異論があるような結果ではなく、おおむね妥当な内容だと感じています。

各量販店ともノミネート製品で取り扱っているものについては、すべてヒアリングしているのですが、全部取材し直して記事にしていると冗長になるので、コジマ×ビックカメラ梶ケ谷店ではハイエンドとハイバリューなスマートフォンについて担当の五十子順一さんに話を聞きました。

ハイエンドは高価格帯のフラグシップモデルのことで、ハイバリューはコストパフォーマンスを重視したメインストリームのモデルを指しています(すっごいカタカナ混じり文)。

全体を通して紹介アイテム数が多く、同じアイテムに各所で触れることもあるので、バランス良く8回の記事にまとめるのは結構大変でした。編集からはできたところから五月雨で提出して良いと言われていましたが、8本並行して書かざるを得ませんでした。

全体がもっと見通せていれば、もう少しやりようはあったと思うのですけれど、この仕事は初めてだったこともあってハマりました。あとは、この第1回については、もっと写真をたくさん撮影しておけば良かったというのが反省点でした。

家電量販店スタッフに聞くASCII BESTBUY AWARD2021の激オシモデル 第1回
コジマ×ビックカメラで聞いた女性ユーザー急増中のモデルとは?

画面越しで販売実演まで!? 遠隔接客の実際を見てきた!

ベストプロジェクトさんの遠隔接客システム「えんかくさん」の取材記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。

ビックカメラさんの有楽町店で、ダイソンさんの商品の販促ツールとして、週末だけ稼働しています。

新型コロナの影響で、お客さんも店員もどちらも、至近距離で長時間の接客は嫌がる傾向が強く、画面越しの接客ニーズは思ったより高いようでした。

特に画面越しにオペレーターであるテレショッパーから、来店客に声掛けできるのがポイント。もちろん、在庫の確認や他社製品との比較実演など、店頭にいないとなかなかできないことはやっぱりできません。とはいえ、誰もいないセルフ売り場よりは、よほど訴求できるそうです。

オペレーターはテレカン慣れしている人や、家庭教師などの経験のある人よりも、人柄でお客との距離をすぐに詰められる人のほうが売上が高いと言っていたのが印象的でした!

販売スタッフを多く派遣できる都心部の大型店よりも、なかなか派遣できない郊外の中小型店のほうが効果的ではないかと考えているそうで、いろいろと検証しているみたいです。将来、画面越しの接客がごく普通の光景になっているかもしれませんね。

画面越しの遠隔接客は来店客の心を掴むか?「えんかくさん」の挑戦

家電Bizで家電量販店が進める働き方改革について特集

クロスさんが発行元の家電流通専門誌「家電Biz」の2019年夏号が刊行されました。書店では販売していない定期購読専用の雑誌です。

この号では第2特集「家電量販店の働き方改革」、東芝ライフスタイルの小林伸行社長インタビュー、popInの程 涛社長インタビュー、ドン・キホーテ家電売場取材(MEGA ドン・キホーテ渋谷本店)、ノジマ横浜四季の森店取材などの記事を担当しました。

働き方改革では、株式会社ワーク・ライフバランスさんに取材依頼したのですが、残念ながら叶わず、しかし同社の紹介でアパレルのSHIPSさんを取材させて頂きました。家電流通の仕事でアパレルの取材をすることになるとは、なかなかできない経験で嬉しかったです。もちろん、話もとても参考になりました。また、会社全体で育児の環境づくりに取り組むビックカメラさんにも取材で話が聞けました。

働き方改革を単なる残業規制や育休制度のことだと捉えていると、きちんと取り組む競合に人材獲得や業務の効率化でどんどん負けていくことになります。競合ではなく社内の出世競争で負けていくと捉えても良いです。罰則既定を持つ事項もあるので、本部レベルでこれが把握できていない企業はないと思うのですが、末端の従業員まで理解が徹底しているかと言えばさてどうでしょう。

本部からの指示の中には一見すると非合理に見える全社的な措置もあるはずです。中には労働環境の改善ではなく改悪じゃないかと感じる指示が出ることもあるでしょう。本部にいるのも人間ですから、間違うこともあり、トライアルすることもあり、指示が短期間で二転三転することだって少なくないはずです。そうした本部の試行錯誤に疑問を感じている店長や従業員ほど、参考にしてほしいなと感じます。

今回の特集では、働き方改革とは何なのか、なぜ競合との競争に深く関連するのか、現場で具体的にどんな取り組みが求められるのか、家電量販店ではどんな事例があるのか、そういったところをまとめました。日本の働き方改革の推進に少しでも貢献できれば嬉しいです。

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赤坂見附に登場したASUS Japanのオフィシャルストア

ASUS Japanさんが3月2日に赤坂に、オフィシャルストア「ASUS Store Akasaka(エイスース ストア アカサカ)」をオープン。そのメディア向け内覧会のレポート記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。

ビックカメラから溜池方面に外濠環状線を少し歩いたところにあります。同社の最新製品や公式アクセサリーなどを販売するほか、各種サポートにも対応。英語キーボードに取り替えるといった、オフィシャルストアならではの専門性の高いサポートにも対応してもらえます。

大型量販店にしか置かれないモデルや、ウェブ限定モデルなども展示していますので、購入前に実際に触れてみたい人には一度行ってみてほしい場所です。


「ユーザーの駆け込み寺」を目指す、ASUSのカスタマーサービスストアが赤坂見附にオープン

ビットコインを巡る対照的な展開

たまにはニュースの紹介でも。

報道によると、アメリカの大手オンラインゲーム配信サービスの「Steam」が今月7日、ビットコインでの支払いを今後は受け付けないと発表したそうです。

ビットコインでの支払い、もはや受け入れ不能-ゲーム配信STEAM

理由は価格変動が大きすぎることと、手数料が高すぎることの2点です。オンラインゲームだと取引数も多そうですからね。

国内に目を向けると、8日にビックカメラが一回の利用上限額を10万円から30万円相当に引き上げています。Steamとは対照的です。

ビットコインには世界的に見ても肯定派と否定派がいて、否定派からするとこれはバブルそのもので今はあぶく銭が手に入れられてもいずれ弾けるとしています。実体が伴わない信用取引が膨らんでいる状態だけに、インフレ具合の激しさを見ても、健全な経済と言えないと考えるのも不思議はないと思います。

一方、肯定派からすると仮想通貨は自然の流れ。ビットコインが国際通貨として定着するかはともかく、社会実験を経て何らかの仮想通貨が定着して流通するようになるという指摘はそれなりにアリティがあります。そうすると、儲かると分かっているところに手を出さないのは損だと考える人も少なくないわけですね。

amazonや楽天もビットコイン取引に参入するみたいですし、企業により、あるいは個人により、ビットコインには肯定派と否定派で両論に別れるところが、いかにも過渡期のサービスという趣きで興味深いです。


Steamのポータルサイト