毛髪ケア企業としてドライヤーのスキンケア効果に注目するアデランスを取材、製品のレビューもしてみた!

アデランスさんのヘアドライヤー「N-LED Sonic KAMIGA」(AH-HR03)の開発者インタビューとレビューの記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。

原稿を納品してから、なんだか白髪が減ったような気がして、「個人の感想です」と言いながら原稿で触れれば良かったかなとちょっと思った仕事でした。

実はこれも想定以上に手間を掛けてしまった原稿の1つ。インタビュー前から実機をお借りして、インタビューを挟んで、使い方のコツなども聞いて改めて使ってと、なんだかんだで1ヶ月以上試しました。

LEDやその下の文字にピントが合わずに何度も撮影し直したり、書いている内に思い付いて追加で撮影、あるいは撮り忘れに気付いて撮り直すといったことが多かったです。音の大きさをスマホの騒音測定アプリで測定して、それを撮影したのが最後だったかなあ。

最終的にこういう形にしようという記事の姿が、きちんと頭の中にない内に書き始めるとレビュー記事はこういう二度手間、三度手間が増えていきます。今回は取材もセットで、取材で聴いた話を自分の検証作業の中でも活かしていこうとしたので、尚更構成を二度三度と変更しました。

あとは、実は「髪は長~い友達」って、アデランスさんのCMだとずっと思い込んでいて、冒頭の掴みにしていたため、原稿を提出する直前に改めて調べ、全然違うカロヤンという育毛剤のCMだと分かって慌てて書き直したなんてのもありました(笑)

頭皮にLEDを当てることについては、皮膚科学会でも取り上げられていたりするのですが、本製品は医薬品ではないので、法理に触れるから一切書いてくれるなと、なかなか厳しい注文付きでした。一切書くなと言われても、なんでLEDを搭載しているのか、薄毛治療のAGAの業界でも取り入れるところが出てきているといった情報を知らないと、読者を混乱させてしまうだけなのですよね。このあたりについては、編集さんの手も煩わせてしまいました。

たとえば、LED照射の件は日本皮膚科学会でも取り上げられています。「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」(PDF)の資料などが存在していて、 原稿に一切反映できないと分かりつつも、書き手として納得するために当該部分を読み込んだりもしたのです。色々と支障のない範囲で触れられないかと試行錯誤もしましたがやはり無理でした。結果的に無駄になってしまった、削ってしまった文章がとても多かったことでも印象的な原稿になりました。

苦労した甲斐あって(?)、アデランスさんの公式ツイッターでも記事をご紹介頂きました。

また機会があったら、今度はもうちょっと上手くやりたいと思います。

髪と頭皮をケアするアデランスのドライヤー「KAMIGA」、開発ストーリー&体験レビュー

参考展示された医療業界向けのダーモスコピー用カメラを見てきた!

広島で開催された「第117回 日本皮膚科学会総会」にカシオ計算機さんが参考出展し、その内容について取材した記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。カシオさんがスポンサーのPR記事です。

今回はダーモスコピー(dermoscopy)の撮影に適したカメラと画像管理ソフトの開発中の製品を、カシオさんが用意しており、協力いただく先生方もこれらに強く期待するとコメントしてくれたので、見どころの多い催しになっていました。

参考出展の「臨床&ダーモカメラ(仮名)」は、ダーモスコピー専用で売り出すのは勿体無いのではないかと感じるほど、使い勝手が研究されています。接写も臨床撮影もどちらもオートフォーカスに対応。三種類の光の当て方(偏光/非偏光/UV)による3枚分の画像を、シャッター1回で撮影できるので、同じ画角による3種類のキレイな画像が得られます。

細かな設定は思い切って排除して、カメラに詳しくなくても使えるように工夫しているので、現場の先生や看護師の方々は大きな省力化が図れるはず。恐らく皮膚科から導入が進んで、自然に他の科でも使われるようになり、やがて医療業界以外にも広まっていくのではないでしょうか。健康関連や美容関連などでも使えそうな気がします。

ちなみに今回は広島で一日取材だったので、この日はホテルに宿泊しました。カシオの広報さんとマイナビの担当さんと三人で取材後に紙屋町まで繰り出して、気が付いたら夜中まで飲んでました。こういう飲み方は最近めっきりしていなかったので、翌日は朝食に間に合わず(笑) 若い世代に囲まれても調子に乗らないよう気を付けなければと思いました。


カシオが医師と共同開発中のダーモスコピー用カメラを初の参考展示