プレスリリースと著作権

毎日更新しようと呟いた翌日、既に忘れているお粗末さ。
習慣化しないと頭の中のタスクから抜け落ちてしまいますね。

ここは他人のブログを紹介してお茶を濁します。

http://storialaw.jp/blog/2804

プレスリリースに著作権侵害画像が使われていた場合、そのリリースを元に当該画像を含めて記事化したメディアは著作権侵害として過失が問われるかという問題。
なかなか興味深い記事です。

「海猿」や「ブラックジャックによろしく」の漫画家・佐藤秀峰氏が、リイド社のプレスリリースを利用した「おたくま経済新聞」の記事において自身の作品が引用されていることについて、「ストレートに言うと著作権侵害記事」と指摘しています。

佐藤氏は訴えた訳ではありませんので、もし訴えていた場合という仮定の下での話です。法的なシロクロは専門家に任せるとして、これでメディアが過失を問われる結果になると、プレスリリースに対する扱いが変わらざるを得なくなると思いました。

確認の作業に費やす時間や労力などのコストや自分たちが間違ったときのリスクまで考えると、リリースに「この画像は自由に使ってください」なり「使わないでください」なりの一文がないと、メディアは「使わない」もしくは「取り上げない」という選択肢しか選べないと思います。

では、リリースを出す側が代わりにコストを掛けて確認できるかと言うと、かなり力の入った企画でない限り、最初から著作権侵害の可能性をはらむ画像や文章は使わないようにならざるを得ないわけです。

この記事でも使っていますが、いらすとやの活躍する余地がますます増えそうだなと思いました。