デロンギからふわっと柔らかな空気で、風を直接当てない空気清浄機能付きファン

デロンギ・ジャパンさんの一台三役の空気清浄機能付きファン「HFX85W14C」の発表会レポートを、ゲットナビさんに掲載していただきました。

最初に感じたのは、その独特のフォルムに対するおもしろさ。正面から見るとトロフィーのようにくびれているのに、横から見るとストンとくびれのない円柱に見えるのです。

なんでこんな形(笑)

と、思っていたら、実はこの形にこそ秘密が隠されていてビックリする!という流れ。

コアンダ効果を利用して本体から出る風が人に直接当たらない、広がっていくような流れを作っています。

リビングの空気を撹拌するにはもう少し風力が欲しいように感じますが、6~8畳くらいの個室であればサーキュレーターとしても十分使えそう。

もちろん、「人のいる場所」に風を送り出す扇風機としては、広いリビングに置いたほうが使い勝手が良いでしょう。

風を直接当てない扇風機が欲しい人、大きな加湿空気清浄機が邪魔に感じている人、イタリアンデザインが大好きな人にはオススメの一台です。

同社の杉本敦男 代表取締役社長が、プレゼンの中で春の風には200通りもの表現があると言ってその一部をスライド上で紹介し、「日本人は風に対してとても繊細だ」と述べていたのが印象的でした。


W杯のトロフィー…じゃないよ! デロンギより「日本リスペクト」な1台3役「空気清浄機能付きファン」

カフェやコーヒービジネスの展示会「CafeRes Japan 2018」を見学

6月14日に、東京ビッグサイトで開催していた「CafeRes Japan 2018」を見学に行きました。カフェ・コーヒービジネス専門店で、昨今の展示会にありがちな複合展示会になっています。

カフェ・喫茶店・コーヒービジネスに関する製品やサービスを集めた「Tokyo Cafe Show 2018」と、「Pizza & Pasta Show 2018」、および「第2回インターナショナルティーショー」の合同展示会となっており、3日間の開催期間中に33,562名の来場者登録があったそうです。

こんなに美味しそうな香りが色々と漂ってくる展示会は初めての経験で、なかなかおもしろかったです。


デロンギさんのブース

豆より先にマシンに目が行くあたりは職業病かと思いますが、デロンギさんのブースでは、家庭用のコーヒーメーカーではなく業務用のコーヒーメーカーを出展していました。

意外なことに国内で業務用のコーヒーメーカーを展開するのはこれが初めてだそうで、バリスタの思い通りのコーヒーが誰でも簡単な操作で淹れられることをアピールしていました。バリスタが一人しかいない店舗でも、安心して回転できるということですね。


シンプルなボタン操作だけでエスプレッソを抽出したところ

続いて「100%メイド・イン・イタリア」を売りにするローストカンパニー、Lucaffe(ルカフェ)さんのブース。


ルカフェさんのブースで見かけたファミリー向けマシン

イタリア語で「小さい」を意味する専用マシン「La Piccola」を使用して、真空パッケージした専用のカプセルからエスプレッソを抽出します。

これは本国では家庭で使われているタイプ。国内販売しないのかと聞きましたが、今のところ量販店で売れるほど数を持って来れないとのことでした。

面白そうなアイテムが見つかりました。京都YOSANO ROASTERさんが展示していた、ガスコンロの五徳の上に載せ、ハンドルを手動で回して煎るという、小型コーヒー焙煎機です。


京都YOSANO ROASTERさんのブースの小型コーヒー焙煎機

カセットコンロの上に置いて使うこともできるので、アウトドアに持ち出すこともできます。

もっとも、アウトドアでやるとなると、アウトドアに生豆を持ち出すのが前提で、コンロの前でずっと手で回して焙煎し、それから抽出してコーヒーを淹れるという手間の掛かりようですから、相当な好事家向けと言えそうです。ぐっときちゃいますね。

ボディがチタン製のものが税込97,200円で、ステンレス製のものが税込64,800円となっています。

コーヒー関連のアクセサリでは、テンセンスさんのカップごと食べられる「ECO PRESSO」が面白かったです。


ECO PRESSOのカップ

デミタスカップサイズのクッキーで、エスプレッソを注いで飲み終わったらそのままエスプレッソの染みたクッキーを食べられる仕組み。

クッキーの器の内側にアイシングシュガーをコーティングしてあり、エスプレッソにシュガーが溶けると飲み頃になります。

大阪のRJ Coffee Roastersさんが開発した商品で、既に大阪では広く売られていて、関東でも田園調布や青山にこのカップでエスプレッソを提供する「ECOPRESSO TOKYO」の支店が出ているほか、LOFTなどでカップを購入することもできるそう。


ECO PRESSOのカップはバラ売りもしているそう

もう一つ面白かったのが、大里化工さんのフォトライトボックス「PHOTOLA」。


「あなたにも撮れる!シズル感」のコピーが目を引く大里化工さんのブース

なんでライトボックスがここに出ているのかと思ったら、卓上用で食品を美味しそうに撮影できる光の当たり具合に調節しやすくなっていて、食品の見本の撮影などでシズル感を出したいといった時に重宝するということだそう。

なるほど!色々な商機があるものだと感心してしまいました。

さらに「なぜここに?」と思わされたのが、DYNAUDIO JAPANさんのワイヤレススピーカーです。


DYNAUDIO JAPANさんのブース

カフェやレストランなどで配線工事なしで導入できるので、インテリアを大事にしながら、高音質なサウンドがお客に提供できますよということでした。これも言われてなるほど!でした。

DYNAUDIOはデンマークの音響メーカーで、基本的にはスピーカー1台が10万円とか100万円もするような高級志向の製品を出しています。ここで展示していた製品は、同社製品の中ではエントリーに近く、どちらかというとデザインに注力したモデル。

それでも数千円のスピーカーと比べると格段に音質が良いとのことで、高級スピーカー入門機と言えそうです。BGMにこだわるカフェなどに良さそうですね。

気になったものをざっと紹介しました。豆の話がほとんどないですね(笑)

実はCafeRes Japan 2018を見学することになった経緯は家電の仕事とはあまり関係なく、昔の先輩筋からコーヒーに絡んだ仕事の話が舞い込んできていて、今どきのコーヒー事情について少し勉強できるのではないかと考え、足を運んだ次第。

また、この展示会を知ったきっかけは、3月に行った「Foodex Japan 2018」で、店舗向けLEDサインを手掛けるドリックスさんの担当と名刺交換して話を聞き、その方から「CafeRes Japan 2018」にも出展するのでよかったら見に来てねとメールで案内されたことでした。


あまり写りの良い写真ではないですが、ドリックスさんのブースです

余談ですが、後日ここで挨拶したDYNAUDIOさんからちょっとした仕事の話が飛び込んできたりして、どこで何が繋がるか分からないご縁の世界を感じました。まさに「犬も歩けば棒に当たる」ですね。