1日に2500台もの洗濯機を作る、パナソニック静岡工場を見学

パナソニックさんの静岡工場を見学したレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

静岡工場は静岡県袋井市にあり、JR東海の掛川駅までは新幹線で、そこからバスに乗って行きました。創業50周年を迎える静岡工場は、創業当初から洗濯機専門の工場として誕生し、二槽式洗濯機が主流の当時から全自動洗濯機を専門に製造していました。時代の流れを象徴するように、現在はドラム式洗濯乾燥機がメインの製造となっています。

記事で一番上に使ってもらった1号棟の入り口は、ドラム式洗乾の洗濯物投入口をイメージしたデザインになっていて、中に入ると通路の両側に洗濯物が洗濯されていく様子を描いたイラストも並んでいました。従業員の遊び心が感じられて気持ち良かったです。この入り口の正面カットは、休憩時間中に広報の方にお願いしてササッと撮らせてもらいました。

記事中でも触れましたが、1号棟、2号棟、3号棟は屋根続きになっていて、中に入ると3つで1つの建物のように見えます。特に1号棟と2号棟は仕切る壁もないため、完全に1つの空間です。

取材から帰って写真を整理していて、1号棟と2号棟のライン全景の写真を見ながら、これって1号棟だっけ?2号棟だっけ?と分からなくなってしまい、他の写真や外観図や構造図などの資料と見比べながら、理解するまで時間が掛かってしまいました。ここは分かりにくかっただけに、判明したときはパズルが解けたようで嬉しかったです。

工場の中で説明を聞いている間も、工場の稼働音で説明員の声がかき消されることがあり、一字一句の文字起こしは到底望むべくもなく、取りこぼした情報も多かったのが残念。それでも回っている間は凄く面白かったです。工場見学は楽しいですね。

創業から半世紀、洗濯機の歴史を紡いできたパナソニックの静岡工場を訪ねる

子宮頸癌の早期発見に貢献する、コルポカメラのヨーロッパでの販売が始まる

カシオ計算機さんのコルポカメラのマーケティング施策についてインタビューした記事がマイナビニュースさんに掲載されました。PR記事になります。

コルポカメラは子宮頸癌を早期発見する診療技術「コルポスコピー」のための子宮頸撮影専用カメラです。国内では既に発売しており、秋にヨーロッパ(EU)とイギリス(UK)で同時発売する予定です。アメリカの医療認可も取れていて、秋から来春に掛けて上梓を計画しているとのこと。

欧州の中でも特に注力するのは、イギリス、スペイン、ドイツ、フランス、イタリアの5ヶ国だそう。これはコルポスコピーの普及の進み具合ではなく、純粋な国としての経済の大きさが理由とのこと。

欧州では「カシオ(CASIO)」というブランドを知っていても医療機器のイメージがないので、チャレンジャーとして苦労している部分が大きいようでした。国内と違って競合他社も多く、いかに認知を広げるかがカギだと語っています。

こうしたコルポカメラの取材も何度か経験し、子宮頸癌の罹患率やHPVワクチン接種の重要性などもだんだんと身体に染み込むように理解してきました。

新型コロナワクチンの疑惑もあって、ワクチンそのものを疑問視する方もいますが、HPVワクチンの接種率は子宮頸癌の罹患率と明確に相関しています。日本は接種率が低いため、先進国の中で最も罹患率が高い国になっています。

ワクチンは特効薬ではありません。あくまで体質の合わない人が出るのも織り込んだ上で、統計上接種したほうが人口あたりのリスクが低減できるという代物です。

統計的にリスクの低いグループに所属するか、高いグループに所属するかという話なので、女性の皆さんには是非リスクを下げる接種に前向きになって欲しいです。自分には医学的な知識がないと自覚している方ほど、賭けになるならば分のある方が良いのではないでしょうか。

子宮頸がん撲滅への貢献を目指すカシオの「コルポカメラ DZ-C100」を欧州で販売開始

エプソンダイレクトの環境負荷低減PCの消費電力削減率の半端ない努力にビックリ

エプソンダイレクトさんの環境負荷低減PCをテーマにしたインタビュー記事がマイナビニュースさんに掲載されました。最近増えてきたPR記事です。有り難いことです。

エプソンダイレクトさんの環境問題に対する取り組みという、少し大きな視点から始まり、具体的なプロダクトである「Endeavor ST55E」や「Endeavor ST210E」の開発背景や苦労話、さらにPCのリファービッシュ品の販売についての話まで、やや広めの内容になっています。

リファービッシュ(refurbish)とは、貸出機や展示会などで短期間使用した実機、初期不良などで戻ってきた製品などを整備して新品に準じる状態にして割安で販売するもの。企業によってはアウトレットとの違いがよく分からない部分でもあり、もう少し詳しく説明したかったところ。しかし、この記事は要素が多い上に「リファービッシュは触れる程度で十分です」とオーダーで言われていたので、やや分かりにくくなってしまったかなと感じております。

ST55Eの開発話に関しては、「筐体が小さいこともあって消費電力を減らしつつ機能性を担保するために取れる手段が少なくて苦労した」という話が印象的でした。「そりゃそうだよな」と頷いて聞きながらも、消費電力は従来モデルの「ST50」の通常時約4.7Wから約3.8Wへと低減。さらにストレージをHDDより低消費電力なSSDにすることで、約3.0Wにまで低減できたと言うので驚きです。来年やることが残っているのかと心配になるレベルですね。

環境負荷低減PC「Endeavor ST55E」を生んだのは、塵を積み上げ山にする工夫の積み重ねだった

島根富士通の出雲工場でPC組み立て教室に再挑戦!難易度が上がってる!?

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)さんと、島根富士通さんが毎年恒例で実施する親子向けイベント「第16回 富士通FMVパソコン組み立て教室」のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

昨年も参加したイベントで大雑把な要領が分かっている分、進行面で戸惑うことはありませんでした。トイレに行くタイミングなども、手の空く時間を勝手に見計らってGOです。

組み立て教室は前半は私が組み立てて、後半はマイナビニュース +Digital編集部の林編集長が組み立てました。組み立てたのは富士通WEB MART限定の14.0型モバイルノートPC「FMV LIFEBOOK WU-X/HX1」です。従来の13.3型で634gから、14.0型になって若干重量が増えましたが、それでも50g増に抑え、689gを実現した超軽量モデルです。

最初の工程が一番小さなネジを締める作業で、いきなり難易度が去年より大幅に上がっていることを実感。リアルで「ぎゃあ」と言いそうになりました。小さいとネジ穴にドライバーの先が入れられないんですよね。しかも、ネジをネジ穴に入れられずにボードの上に落とすと、今度は見失うんですよ。もう大変。

工場の製造ラインでは、この工程はネジ締めロボットが行っているそうで、自動化は大正解だと痛感です。ずっとこの調子だったらどうしようかと思いました。

後半戦で交代した林さんも「やべっ」とか口から出ていました(目聡く拾って書きました)。子供達は去年よりも楽しんでいる印象を受けました。やっぱり、子供の笑顔はいいですよね。

世界最軽量ノートPCを自分の手で組み立てよう! FCCLのPC組み立て教室に20組の親子が参加

エプソンダイレクトの高性能PC開発の舞台裏を聞く

エプソンダイレクトさんのインタビュー記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。PR記事です。

話を伺ったのは、事業推進部 部長の福田克稔氏。テーマは高性能PCの開発背景や販売戦略等についてです。1時間の想定だったのですが、話し好きな方でだいぶ時間をオーバーしてしまいましたが嫌な顔ひとつせず、それどころかいつまででも話していたそうに応じてくださったのが印象的でした。

福田氏はグループ会社のエプソン販売に25年近く所属し、昨年4月からエプソンダイレクトに転属して事業推進部 部長に就任。プリンターやプロジェクターの営業畑からPC事業全般を見る立場となり、この一年はとても大変だったそう。

20年ほど前の量販店の売り場では「PCとプリンターを一緒に買いましょう」という展開をよく見掛けました。最近はこれらを初めて購入する家庭も減り、製品寿命の違いもあってセット販売はほとんど見掛けなくなっています。

そうした背景もあって、同社のPC販売は徐々にB2CからB2Bへと軸足を移してきました。これは明確な戦略の転換があったのではなく、需要に応じていたらそうなってきたのだそうです。

特に顕著なのが「Endeavor Pro9200」や「Endeavor Pro8400」などをラインアップする高性能PCのジャンル。ゲーム制作会社などのカスタムしたハイスペック環境が求められる場面では設計段階から細かく作り込んでいることや、サポートも充実していることなどが高く評価されているとのことした。

Pro9200とPro8400はストレージデバイスを前面から出し入れできる「フロントアクセス」機能を備えていて、これはバックアップの面を考えても個人ユースでも重宝しそうだなと感じました。

ゲーム会社の人は、コロナ禍の時期は会社のデスクトップPCを自宅に持ち帰って作業する人もいたそうで、フロントアクセスはそういう人にとても有難がられたと言います。その時その時の顧客ニーズに素早く応えられる体制があってこそのことで、このあたりは話を聴いていてビックリでした。

エプソンダイレクトさんの高性能PCの戦略について、詳しくは是非マイナビニュースさんの記事を御覧ください。

創業30周年に裏打ちされた、高性能PCを提供し続けるエプソンダイレクトの真価

セカンド冷凍庫の記事がアップデート

カカクコムさんに昨年掲載したセカンド冷凍庫の記事のアップデートが掲載されました。7機種のうち4機種を入れ替えています。

三菱電機さん、ハイアールさん、AQUAさんが、後継機に切り替わったための変更。三菱電機さんは「MF-U14H」へ。ハイアールさんは「JF-NUF138D」へ、AQUAさんは「AQF-SF11N」へ入れ替わっています。

パナソニックさんの「NR-FZ120D」は生産終了し、後継機がリリースされていないため他社製品に切り替えました。

何にするか少し迷いましたが、シャープさんから「FJ-HF13H」とは別ラインとして登場していた「グルメクール FJ-HM7K」が、よりコンパクトで冷凍・冷蔵・微凍を切り替え利用でき、価格.com上でも人気だったのでチョイスしました。これ、私のデスクサイドに欲しいです(笑)

また、冒頭の冷凍食品の需要動向についても最新の情報に更新しています。コロナ禍の影響が薄れつつもまだ脱し切っていない、そんな感じのデータになっています。

2台目需要で人気上昇! コンパクトな“セカンド冷凍庫”の選び方&注目モデル7選

FCCLの軽量かつパワフルな14型モバイルノート「UH90/H1」のレビュー

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)さんの14型ノートPC「FMV LIFEBOOK UH90/H1」のレビュー記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

13.3型の世界最軽量モデルが、14.0型になっても最軽量という「UH-X」で用いられた軽量化技術に、大容量バッテリーと高性能CPUを組み合わせた製品です。ハイパフォーマンスながら持ち運びやすく、持ち歩いて使う機会の多いビジネスマンにとって最強にバランスの良いマシンになっています。

スペックを見ただけで「これは使いやすそうだな」と、期待が膨らむ性能ですが、実際に触れてみると、画面の見やすさとキーボードの打ちやすさが予想を上回る出来栄えでした。軽くて使い勝手の良いPCを探している人には、強くオススメできるマシンだと思います。触っていて本気で欲しくなった久しぶりのPCでした。

PCのレビューは久しぶりで、実はベンチマークテストでミスをしてしまい、編集さんに迷惑を掛けてしまいました。貸出期間が短めだったこともあるとはいえ、久しぶり過ぎてミスが幾つも見つかり、もう一度実機を借り直して計測したため、原稿の提出が遅くなってしまいました。

具体的には「CrystalDiskMark」で設定を「標準」のままにしてしまい、「NVMe SSD」モードにしていませんでした。「FFXIV:漆黒のヴィランズ」も同様に「最高品質」ではなく、起動直後に設定されている「高品質」のしかもデスクトップモードで計測。「GPU-Z」のキャプチャは誤って消去。これらはすべて借り直した後で計測し直しました。

ベンチマークプログラムは、実行前にOSをできるだけクリーンな状態にして、再起動直後に実行し、都度再起動。3回ずつ計測して平均値を取るルーチンになります。このへんの身体に染み付いた作業は、それこそ半分寝ていても忘れずに行えるのですが、実行前にモードの変更を失念するのは、普段、ベンチマークテストから遠ざかっているからこそ起きるミス。機材を返却して原稿を書いているときに、これもミス、あれもミスと気が付いて落ち込んでしまいました。自戒を込めて書き残しておきます。

富士通の14型ノートPC「LIFEBOOK UH90」レビュー – 800g台で長時間バッテリーの欲張りモバイル

内容がてんこ盛りになった、コルポカメラのインタビュー

カシオ計算機さんのコルポカメラ「DZ-C100」に関するインタビュー記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。PR記事です。インタビューに応じてくださったのは、昭和大学医学部の松本光司教授で、お話を聞くのは昨年夏に続いてこれが二度目になります。

今回は内容がてんこ盛りで、記事の構成も頭を悩ませるものがありました。

まず、記事を執筆するに当たって「第75回 日本産科婦人科学会学術講演会」での、カシオ計算機さんの出展と、共催セミナーを受けてのインタビューなので、共催セミナーの内容もきちんと把握する必要があります。

また、コルポカメラは「コルポ診」とも呼ばれる子宮頸部の検査方法「コルポスコピー」のための道具です。コルポカメラの特徴や利点を説明するために、医学の専門家ではない読者に向けて「コルポスコピーとは何か」を簡潔に伝えなければなりません。

記事のメインは松本教授のインタビューと決められていて、AI診断サポートの研究についても触れることになっていたので、取材の時系列に沿って共催セミナーや展示内容から入ってしまっては、記事が読みづらくなります。そこで、コルポスコピーとコルポカメラについて簡単に説明したあと、松本教授とのQ&A形式のやりとりに入り、そのやりとりを共催セミナーの感想から入るという構成にしました。やや変化球になりましたが、読みやすくできたのではないかと思います。

松本先生が語ってくださったHPV検診の話は、昨年も記事にした内容を少し進展させた形ですが、「ワクチン接種をきちんと推奨していなかった日本だけが、先進国の中で子宮頸がんの患者を減らせていない」ことについて、もっと一般の人々に知って欲しいと願う気持ちは前回と同様です。

間違った情報をよく検証もせずに広めるのは論外としても、事実を事実としてぽんと放り出すように報じるのでもなく、事実ベースで読者が理解して判断できるように情報を噛み砕くことこそが、マスメディアの果たすべき役目だとこの仕事を通じて改めて感じました。

それと話は変わりますが、取材中に「妊孕性」という言葉が何度か出てきたのが印象的でした。構成上の都合により記事内では使っていません。後で録音を聞き返して調べながら、世の中にはこんな素晴らしい言葉があるのだなとちょっと感動したのです。

妊孕性は「にんようせい」と読み、「女性が妊娠するための力」のことを言うそうです。例えば「妊孕性温存療法」は、「女性の生殖器の疾患に対して、妊娠するための力を残したまま治療する方法」という意味になります。毎回、勉強になります。

子宮頸がん撲滅に本気で取り組む医師達と、それをサポートするカシオの「コルポカメラ DZ-C100」 – AI診断サポート装置の共同研究者・松本光司先生にその意義を聞く

パナソニックEWで10年後や20年後に天井照明の主流になるLEDフラットランプを見学

パナソニック エレクトリックワークス社(パナソニック EW社)さんのLEDフラットランプのレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

LEDフラットランプは一般家庭にはこれからの普及が見込まれている、ちょっと未来感のある照明です。従来の電球よりも高さを抑えたデザインが可能で、天井懐が狭い場所にも設置しやすくなっています。

天井における照明器具の占めるスペースが減るため、天井はより高さを感じられるようになり、開放感を演出しやすくなるほか、従来のフラットランプと違ってランプの交換に電気工事士の資格が不要となるため、マンションやホテルはメンテナンスが劇的に容易になります。

LEDフラットランプの設置には、比較的新しい口金(くちがね)の規格「GX-53-1口金ソケット」を使用します。パナソニック EW社さんだけで作った規格ではないので、LEDフラットランプは各社から製品が発売されます。

とはいえ、新しい口金が必要ということは、新築やリフォームの際に従来のE17やE26などの口金に代わってこのGX-53-1を天井に埋め込まなければ設置できないという意味でもあります。しばらくは建設業界にも販路を持つパナソニックEWさんが強味を発揮することになりそうです。

記事では門真本社のラボを訪れ、従来型の照明との比較を体験した様子などにも触れています。

2月に発売された電球色⇔昼白色の「LLD40402CQ1」と、温白色⇔昼白色「LLD40404CQ1」のランプのほか、さまざまなランプと口金を見てきました。10年後、20年後の天井にはLEDフラットランプが増えることを意識しながら見ていると、非常に興味深かったです。

部屋の天井照明が変わる! LEDフラットランプのメリット

FCCL「FMV Mobile Keyboard」の打ちやすさの秘密に迫る

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)さんのタッチパッド付きキーボード「FMV Mobile Keyboard」のレビュー記事が、BCNさんに掲載されました。レビューと言ってもほぼインタビュー記事なのですが、BCNさんの分類ではレビューとなっています。

いわゆる周辺機器としての外付けキーボードで、FMVの13.3型として世界最軽量を実現した「UH」シリーズのキーボード部分をそのまま切り出したデザインと操作感が特徴です。使用頻度の高いキーや組み合わせて押すことの多いキーは、キー荷重が軽くなっているなどの細かな配慮がなされています。押した感覚がはっきり分かるスイッチ特性も細部まで微調整。キーの打ちやすさだけでなく、Bluetoothによるマルチペアリングなどの使い勝手の良さにも徹底的にこだわって設計された逸品です。

キーボードの打ちやすさには、私にも多少のこだわりがあります。私はどちらかというとストロークの深いカチャカチャしたキーボードより、ノートパソコンのようなストロークの浅いキーピッチも広くないキーボードが好みです。ホームポジションをあまり崩さずに指が届く範囲をすべてタッチタイプしたいので、テンキーなんて不要ですというタイプなのです。キーの配列にも当然妥協できないポイントがあり、たとえばDeleteキーが右上端にない製品を誤って買った時は、即座にお払い箱でした。

そんな私にとって、FCCLさんのFMV Mobile Keyboardはもの凄く気になる製品で、もうちょっと安く販売されないものかなと、Primeデーなんかで狙っているのですが、なかなか買えずにいます。好みから言うとタッチパッドなしモデルがあれば飛びつく感じなのです。

取材では開発を指揮したペリフェラルビジネス推進統括部の藤川英之マネージャーを始めとする、四人の方に話を聞きました。

藤川氏は「キーボードマイスター」の称号を持つ技術者で、この称号はFCCLに一人きりと定められているのだそうです。本来あるべきキーボードの姿を思い描いて、理想に近づけていく試行錯誤の様子を解説してくれて、非常に興味深く聞くことができました。

取材中、ちょっと知っている風に聞いていたら、どんどん深い話になっていき、あっという間についていけなくなってしまいました。本職の技術者を前にしたら、私の知識など知ったかぶりと大差ありません。それでも、取材後に執筆する際、録音を聞き直しながら調べていって、あれはこういう意味かと気が付けるのもとても楽しかったです。もっとも、あまり細かなところまで記事には書けないのですが…。

FMV Mobile Keyboardのクラウドファンディングを成功させた、商品企画統括部の林部圭司氏によるマーケティングの話も面白かったし、デザインを担当したプロダクトマネジメント本部の藤田博之氏のこだわりも共感しました。ペリフェラルビジネス推進統括部の船越大聖氏が語ってくれたマルチペアリングの難しさも興味深かったです。

一人でも多くの人に「使いやすさ」を体感してほしい、FCCLの外付けキーボード「FMV Mobile Keyboard」