機械の力で人間の心理を突く犯罪から身を守る!パナソニックの防犯セミナーをレポート

パナソニックさんの開催したメディア向け防犯セミナーのレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

防犯に役立つ家電の紹介へ結び付けるセミナーではあるのですが、最近のパナソニックさんのセミナーは、製品の紹介だけで終わらぬよう関連するプロのコンサルタントを呼んで興味深い話を聞くことができ、一消費者としても大変ありがたいです。

この日は刑事歴22年という犯罪コメンテーターの佐々木成三さんが話してくれました。上背があってがっしりした身体つきなので、それだけで元刑事の肩書に納得してしまう自分に気が付いてしまいます。警察関係者にも色々な人がいますし、見た目で判断してはいけないと頭では分かっていながらも、やはり見た目は重要なのだなと思いました。

警察手帳を見せられても、本物の手帳を見たことがない人間が安易に信用するなという指摘は実にごもっともだと感じました。

製品はスマホや宅配ボックス、開閉センサーなどと連携する「外でもドアホン SWZ700シリーズ」や、動作検知に対応して自動で録画する屋内スイングカメラ「KX-HC600」、迷惑電話防止機能を搭載した固定電話機「KX-PD750DL/DW」などの機能について説明がありました。

パナソニックさんが福岡県警の担当から聞いた話として、県警の管轄内では迷惑電話防止機能付きの固定電話機を使っている家庭が特殊詐欺に遭った報告はないと語っていたのが印象的でした。詳しくは記事をご参照頂けると幸いです。

防犯家電で空き巣や特殊詐欺を撃退! パナソニックの防犯セミナーから

30年目のウイルスバスター

トレンドマイクロさんの「ウイルスバスター クラウド」の最新版発表会のレポート記事を、家電BizさんのWebサイトに掲載していただきました。

「家電Biz」は季刊発行の家電流通専門誌で、2013年まで私が編集部に所属していた月刊誌「IT&家電ビジネス」をベースとしています。家電量販店の店長やフロア長に読まれていて、私が入った時点で既に30年以上も発行が続いていた雑誌でした。発行会社が2016年に倒産した際に、このまま失くすのは勿体無いということで、クロスという会社で編集部員を引き受けて誌名も変えて再スタートした経緯があり、最近になって私も古巣に顔を出す感じで手伝っています。

Webサイトは誌面に載せられないニュース性の高い記事を中心に掲載していくもので、流通向けの視点が盛り込まれているのが、他の一般消費者向け媒体と異なる特徴です。

さて、ウイルスバスターに話を戻します。今回の発表会は、ウイルスバスター30周年として、同社が10年ごとに掲げる新しいスローガンの発表もありました。それは「Securing Your Connected World」。日本語に訳すと「あなたの繋がる世界を守る」といったところでしょうか。

同社はスローガンとは別に、30年前から「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現」をビジョンとして掲げており、10年毎のスローガンはこのビジョンと矛盾しない内容になっています。

会場では駆け足で同社の30年を振り返る時間もありました。会場では割愛されていましたが、実はトレンドマイクロの日本法人は、株式会社リンクという別の名前からスタートしています。「ウイルスバスター95」が登場する頃には、ワールドワイドと同じトレンドマイクロに社名を変更していたと思います。私はそのリンク時代から、ウイルスバスターにお世話になっていて、30年のうちの28年くらい、ソフトの進化を見てきたことになります。

振り返りのスライドが切り替わるたびに「懐かしい」と声を上げそうになっていました。決して順風満帆ではなく、セキュリティソフトの中では一番山あり谷ありで来たブランドでしょう。よくぞ続いてくれたと思います。

そんな、30年目のウイルスバスターでは、AIによる未知の脅威への対策強化が図られています。未知の脅威は、「そのユーザーのPCが初めての感染例」と考えると分かりやすいです。細かな説明は省きますが、基本的は「不自然な動作を検知してシャットアウトすることで守る」仕組みです。

この脅威への対策の歴史はなかなか興味深くて、他社ソフトも含め、いつかどこかでストーリーとしてまとめて読めるようにしてくれたら、さぞかし面白いだろうにと思っていたりします。絶対大変な作業になると思いますけれど(笑)

ネットの脅威に対抗するウイルスバスターの最新版が登場 セキュリティ対策に期待される家電量販店の役目とは

BBソフトサービスの新サービス「SECURIE」の発表会に出席

BBソフトサービスが6月7日に開催した、セキュリティサービス「SECURIE」の発表会に出席しました。

BBソフトサービスはソフトバンクグループに属し、主にアプリケーションの企画・開発を事業とする企業です。Yahoo!BB会員向けのセキュリティサービスを提供していた部門が独立したこともあり、2006年の設立から一貫してセキュリティ関連には注力しています。

もう少し違う名前はなかったのかと思わずにいられない「Internet SagiWall」や、トレンドマイクロのIoTホームネットワークセキュリティ「ウイルスバスター for Home Network」、あるいはルーマニアに本社を置くBitdefender SRLの「Bitdefender BOX」なども取り扱っています。

今回発表した「SECURIE」は、Bitdefender SRLの「Bitdefender BOX2」の最新のホームネットワーク保護技術を利用して、一般家庭とSOHO向けに、パソコンだけでなくネットワークに繋がるあらゆる機器をサイバー攻撃から守るという内容です。


Bitdefender BOX2の概要


SECURIEのラインアップ。一般家庭向けとSOHO向けの2種類

パソコンやスマートフォンには、アンチウイルスソフトなどが入れられますが、昨今はWi-Fiルーターやネットワークカメラなど、ユーザーが自分でセキュリティアプリを組み込めないようなデバイスにまでマルウェアが侵入して「悪さ」します。

生活家電もIoT機器としてネットワークに繋がりつつあり、マルウェアの侵入経路は増えているのが現状です。

Bitdefender BOX2は、Wi-Fiルーターと外部ネットワークの間にゲートウェイとして組み込むことで、ホームネットワーク全体を外敵から守る仕組みを備えています。また、ウイルス対策ソフト「Bitdefender Total Security 2018」が標準で付属します。

SECURIEでは、ワンサービスでWindows、Mac、Android、iOS端末のセキュリティソフトを台数無制限で利用できるほか、それらの管理もスマートフォンから一括で行えるようになっています。

また、1年365日利用可能な電話サポート窓口も用意しています。技術的なサポートはもちろん、トラブルに対する相談にものってくれるそう。

この手のゲートウェイ製品は、スループットの低下を招くのが共通の課題ですが、Bitdefender BOX2ではスループット900Mbpsを実現しているのも魅力。ただ、どうやって実現しているのか、正直言ってよく分からないです。

発表会の会場で1つ気になったのは、Bitdefender BOX2の実物を展示していなかったこと。

次の予定があってさっさと退出せねばならず、私が気が付かなかっただけなのかもしれませんが、普通はこの手の発表会では、新製品は目立つように展示して、メディアが撮影できるようにします。間に合わなかったのかしら…。


左からBBソフトサービス 取締役社長 兼 COOの原山健一氏、Bitdefender SRLのAlexandru Balan氏、同じくRazvan Todor氏、BBソフトサービス サービス事業本部 事業開発統括部 統括部長の若原健司氏


SECURIEのサイト

まったく新しい指紋センサーなど、攻めたデザインの製品登場が予感されるジャパンディスプレイ発表会

少し旧聞となりますが、1月23日にジャパンディスプレイ ソリューションカンパニーの発表会に出席してきました。

新型iPhoneに同社の液晶ディスプレイが採用になると噂が立ったり、昨年11月の四半期決算では赤字幅を倍増させていたりと、グループ全体では何かと注目されていますが、この日はジャパンディスプレイ ソリューションカンパニーが透明な静電容量式ガラス指紋センサーを開発したという発表です。

2018年度中の量産出荷を予定しているとのことです。ユーザーが購入する最終的な製品ではなく、製品に組み込まれる部品ですが、注目に値すると感じたので簡単にご紹介します。


静電容量式ガラス指紋センサーのデモ展示

注目するポイントは2つあります。

1つはプロダクト的な意味で、同社の開発したこの指紋センサーを採用した製品では、メーカーにとってデザインの自由度が上がること。

つまり、これまでなら指紋センサー搭載のために見送られていたデザイン案も生きてきて、よりスタイリッシュだったり、エレガントだったり、サイケデリックだったりする「攻めたデザインの製品」が登場してくる可能性が高まるわけです。


静電容量式ガラス指紋センサーの大判ガラス

もう1つはジャパンディスプレイがディスプレイ以外の領域を事業とする、スマートフォンと車載に続く第3の柱を立ち上げるということ。

同社はカンパニー制度を採用していて、通常の会社だと3つの事業部に分かれて活動しそうなところを、3つの会社に分かれて、ジャパンディスプレイ グループとして展開しています。


カンパニー制度や事業領域について説明する、執行役員 ディスプレイソリューションズカンパニー社長の湯田克久氏


ちなみに執行役員 チーフマーケティングオフィサーとして、元アクア社長の伊藤嘉明氏が参画しています

まずはデザインの自由度が上がる背景について簡単に説明します。

現在、指紋センサーはシリコン製が主流となっています。シリコン製は透明度が低く、「見るからに指紋センサー」というパーツになりがちです。ジャパンディスプレイの開発したガラス製はシリコンにはない透明性が活かせるため、バックライトやディスプレイと組み合わせやすく、従来なかった形の指紋センサーを可能にします。


静電容量式ガラス指紋センサーの仕様

例えば、バックライトと組み合わせることで認証が成功すれば青、失敗すれば赤に光るといったギミックは実施しやすく、よりユーザビリティの高いユーザーインターフェイスが作れそうです。

複数の指を一度にセンシングでき、曲面でも認証できるようになるとのことなので、両手で持つボール型のデバイスで10本全部の指紋を一度に取るようになるかもしれません。そうすると、たとえば入管などで一人ひとりセンサー付きのサッカーボールを両手で持たせて指紋を取る、なんて時代が来るかもしれません。

他にも、パソコンやスマートフォンなどのタッチ対応液晶画面が、そのまま指紋センサーとして機能すると便利そう。特定の領域だけでなく、広い範囲に大雑把に指を当てれば良くなれば、指紋を当てるために持ち替えたり、センサー付近をいちいち拭いたりといったことも少なくなるでしょう。ただ、いきなりこれを実現しようとするとコストが掛かってしまいそうですが。


複数の指を一度にセンシングできたり、曲面で認証できるように

発表会の会場には、デモンストレーションを多数展示していました。今回発表された指紋センサー以外の、ジャパンディスプレイ ソリューションカンパニーのコンテンツが色々並んでいたので、これらは写真で紹介しておきます。

展示物に未来感があって、ちょっとした展示会のようで興味深い説明会でした。


ノートパソコン向けディスプレイ。13.88インチで3000×2000ドット、260ppiを実現


横から見たところ、薄くてベゼル幅も狭いことがよく分かります。視野角が広いのも好印象


こちらは13.3インチで3840×2160ドット、332ppiのディスプレイです


1920×RGB×2160ドット、803ppiの解像度に対応した、VR専用高精細液晶ディスプレイ搭載のヘッドマウントディスプレイ


写真は片目を覗いた様子です。こんな感じの動画が再生されていました。リフレッシュレートは90Hz。高解像度なので片目だけでもすこぶる高い立体感が得られています


E-Ink横長棚札の展示。まずは海外から展開していく予定だそうです


E-Inkなので表示の切り替えにはちょっと時間が掛かります。アニメーションは難しいですね。しかし、低消費電力で表示でき、管理も容易だとのこと

日本人を狙う!?凶悪なマルウェア「Skygofree」に注意

セキュリティベンダーのMcAfeeさんが、なかなかショッキングなレポートを公開しています。

先日、カスペスルキーさんがAndroid向けの「Skygofree(スカイゴーフリー)」という、かなりやばい機能をいろいろ搭載したスパイウェアを発見したことについてリリースを出しました。

そのリリースをベースに、1月18日の昨日、マイナビニュースさんでストレートニュースを起こし、関心を持ったのですが…。

Androidマルウェア「Skygofree」、やばい機能のオンパレード

なんと、1月19日の今日付けのMcAfeeさんのブログで、このSkygofreeの主な標的は日本人で、一番にターゲットにされているアプリは「LINE」だと新たな指摘を加えています。

詳細は文末にリンクを貼った、McAfeeさんのブログを参照いただくとして、LINEユーザーは十分に注意したほうが良いと思います。

どう注意するのかと思われるかもしれません。そもそも、LINEユーザーは若年層が多く、セキュリティ意識の低い人が多い傾向があります(ソースのない偏見)。

人間関係の都合からLINEを使わないわけにいかない人も少なくないと思いますが、個人情報はできるだけやり取りせず、ログもあまり残さないほうが良さそうです。

LINEユーザーを標的にした高度なAndroidスパイウェア「Skygofree」

イタチごっこは未だまだ続く?セキュリティベンダーの予測する2018年

シマンテックさんの2018年のセキュリティ動向予測についてのレポート記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

サイバー犯罪者の攻撃をいかに防ぐか日夜研究するセキュリティベンダーがどんな未来を予測するのか。「我々が思いつくことは彼らも思いつく」と冷静に指摘していたことが、とても興味深かったです。

我々にとって便利な機能やサービスは、往々にして犯罪者にとっても便利だったりします。便利なものはそのことを肝に銘じて利用したいものです。

もう一つ。AIがやがて人類の敵となって世界を滅ぼしてしまう(もしくは危機一髪になる)SF映画や小説は枚挙に暇がありませんが、それは敵と味方を識別する複数のAI同士の戦いからであれば実際に起こりうるという予感は薄ら寒いものも感じました。人類はどこへ向かっているのでしょうね。


「悪いAI」が? シマンテックの2018年セキュリティ予測

スピーカーに一声掛ければ、エアコンも照明も窓のシャッターも一発で朝になるLIXILのIoTシステム

LIXILさんのIoTシステムに関する発表会レポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

Google HomeやAmazon Echoなど、スマートスピーカーが矢継ぎ早にリリースされていますが、今後は声での操作に対応する機器が増えてきます。

そんな中、家電や住宅設備だけでなく、ドアや窓といった建材まで一気通貫で連携させようというのが、LIXILさんの新しいIoTシステムの狙いです。

これは便利そう。

このシステムの正式な商品名が未定ということを、囲みで質問するまで説明されなかったのはちょっと驚きでした。
他の記者からも質問が出てこなかったし、聞き漏らしてしまったのかなあとちょっと不安気味に質問したところ「商標の都合で未だ出せません。来年の4月までには発表します」みたいな回答でした。

拍子抜け…。


LIXIL、家電・住宅設備・ドア・窓まで連携する住まいのIoTシステム

OnlineSecurityでリニューアル記念のプレゼントキャンペーンを実施中

BBSSの運営するセキュリティ啓発サイト「OnlineSecurity」が、リニューアルオープンを記念してプレゼントキャンペーンを実施しています。

クイズの応募者の中から抽選で50名にAmazonギフト券1,000円分が当たるというもので、応募期間は10月19日(木)23:59まで。

間違う人など居ない想定なのか、正解者の中から抽選とは書かれていないようです。

当選者の発表は、賞品の発送で代替し、発送は応募したメールアドレスにシリアルコードを送付となります。メールの送付は応募締め切り日より2~3週間後とのこと。

応募要件の敷居が低くてアンケートのように時間も掛からないのでお得かも?


『「OnlineSecurity」リニューアル記念クイズ に答えてAmazonギフト券1000円分プレゼントキャンペーン』サイト

最新のウイルスバスターは人工知能も使ってウイルスやランサムウェアをブロック!

9月7日に開催されたトレンドマイクロさんの「ウイルスバスターシリーズ」新バージョン発表会に出席して来ました。

個人向け総合セキュリティソフトで、新バージョンではクラウド上のAIと連携して、パターンマッチングを回避する亜種の動きまで封じるとのこと。
ファイルそのものの解析だけでなく、振る舞いの特徴や侵入経路などの情報なども見て検知するそうです。

また、データをランサムウェアから保護するフォルダシールド機能が強化され、DropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージの同期フォルダを含む複数のフォルダを指定できるようになったそう。

前バージョンでは1つしかフォルダを指定できず、「これ、次で絶対改善されるな」と思っていたポイントでした。


前バージョン(11.1)のフォルダシールド設定画面。フォルダが1つしか選べません


新バージョン(12.0)のフォルダシールド設定画面。複数のフォルダを選択できます

モバイル対応も強化され、Android向けのランサムウェア感染対策や、iOS向けのSafariやアプリ内ブラウザでのWeb脅威にも対応。サポート面ではLINEでの問い合わせにも対応しています。

また、スマートテレビのネット接続もサポート。最近は有線無線でネットに繋いでVODが見られるテレビも増えていますからね。

ウイルスバスターとの付き合いは実はかなり長くて、まだパッケージが黒かった頃から見ているのですが、いよいよ人工知能まで利用するようになり機能性能的に隔世の感があります。
四半世紀続くタイトルだけに山あり谷ありでしたが、このまま使いやすく進化してほしいものです。


トレンドマイクロの木野剛志プロダクトマーケティングマネージャ、フェンシングの野口凌平選手、国際フェンシング協会の太田雄貴理事、トレンドマイクロの大三川彰彦取締役副社長

9月7日(木)17:00からダウンロード版の販売が始まっており、店頭でのパッケージ販売は14日(木)から。価格は据え置きです。

トレンドマイクロ|個人のお客様向けセキュリティ・ウイルス対策

偽メッセージにご注意

このところ、執筆履歴ばかりの更新になっていますが、今日も肩で息をしながら生きています。暑いですね。

もう2週間ほど前になりますが、とある2ch系の掲示板のまとめサイトを見ていて、リンクをクリックしたらこのウィンドウが表示されました。


「マイクロソフトシステム警告」ですって!あからさまに怪しい~(笑)

マイクロソフトを騙っていますが、もちろん「偽物」です。

ウィンドウを閉じるか、心配ならすぐにWindowsを再起動しましょう。

こういう偽メッセージをどうやって見分けるか。

まずは常識で考えて怪しいと感じることです。

「システムファイルが壊れているからといってカウントダウン後に勝手に削除するのはおかしい」、しかも「その前に更新しろだなんて強圧的なメッセージを出すものだろうか?」と、心に湧き上がる声に耳を傾けましょう。

仮に書いてあることが本当でも、死にはしないから大丈夫と焦らないこと。

実際、こんな身勝手なメッセージを本当に出していたら、マイクロソフトはユーザーから訴訟を起こされるんじゃないかと思います。

では、ここでもし[更新]を押すとどうなるのか。ケース・バイ・ケースですが、必要のない迷惑ソフトがインストールされるケースが多いようです。

その後、しばらくは何事もなかったようにWindowsが使えるので、「トラブルを回避できた。良かった」と思うわけですが、やがて忘れた頃に迷惑表示が次々出てきたりします。

例えば「ウイルスに感染しているから、ここからアンチウイルスソフトを買って対策しましょう!」とか、「メモリーを最適化してWindowsの性能を向上するユーティリティをここから買って導入しましょう!」なんて表示が出たりします。

全部無視していれば良いのですが、うっかり購入すると、毒にも薬にもならないメモリーを食うだけのソフトがインストールされ、同じようなお金の無心を繰り返します。

この表示も迷惑ソフトも勝手に他のファイルに感染したり増殖したりはしないため、ウイルスとは見做されません。

バリエーション違いが次々出てきて、致命的な動作もしないため、振る舞い検知するセキュリティソフトを導入していても、表示を完全にシャットアウトするのは難しかったりします。このへんがちょっとやっかいなんですよね。

なので、こういのを見かけたら、基本無視!スルー!が正解です。

ちなみに[更新]ボタンにリンクしているサイトは、URLはwww.ms360.com.jpで始まるあからさまに怪しいものでした。

リンク先をチェックするのも真偽を見分けるポイントですね。