シャープのマスクの抽選参加取り消し手順

シャープさんのマスク「MA-1050」の抽選参加取り消しの手順について報告します。


同社広報の用意した「MA-1050」の装着例のビジュアル。マスク美人さんですね

過去に同社のマスクの抽選販売に応募した人は、自動的にその後の抽選販売の抽選対象になっています。

私も昨年夏に一度購入して、その後も何度か抽選に当選した案内をメールで頂いていましたが、マスクの入手が容易になったので購入せずに放置していました。このメールの取り消し方法(解約方法)を同社広報がTwitterの公式アカウントで案内しており、この機会に実際に取り消したので記録しておきます。

メールが自動継続的に送られてきて、取り消しの仕方を探していた方は参考にしてください。

ブラウザから「抽選への参加の取消手続き」にアクセスします。ふつうサイズマスクの抽選参加取り消しページ、もしくは小さめサイズマスクの抽選参加取り消しページのいずれかとなります。


抽選への参加の取消手続きサイト

応募時のメールアドレスを入力し、「私はロボットではありません」にチェック。

送信するボタンを押すと、認証コードが先程入力したメールアドレスに届くので、認証コードを入力して送信します。


画面でメールアドレスを消しているのは、公開しているライトアンドノートのメールアドレスとは異なるプライベートアドレスを使用しているためです

以上で完了です。

取消手続きが完了しました

新型コロナは収束した訳ではなく、今後再びマスク不足が生じる可能性もないとは言えません。ネット上では、「収束するまでは案内が欲しい」「定期的に購入したい」という声も散見されます。取り消しは任意のタイミングで行えるし、再度申し込みもできるので、自分で判断して取り消すようにしてください。

なお、シャープさんでは定期的に同社製マスクを購入できる「マスク定期便サービス」も実施しており、「COCORO STORE」で受け付けています。こちらも「ふつうサイズ」と「小さめサイズ」の2コースがあり、30枚入りで価格は1箱1,650円(税込・送料無料)です。

また、5月31日(月)まで、春の生活応援キャンペーンの特典の1つとして、マスクの抽選販売と定期便が10%オフで購入できます。キャンペーンの詳細については、キャンペーンサイトをご参照ください。

抽選への参加の取消手続き(ふつうサイズ)
抽選への参加の取消手続き(小さめサイズ)

この木なんの木の歌をYouTubeで最後まで聞ける!(笑)

日立の広報担当さんから直々にお知らせいただいた、白花伝伯爵の歌う「この木なんの木 歌ってみたの巻」のご紹介です。

日立さんのCMでお馴染みの曲です。コメントが結構沢山付いているところがまた流石ですね~。私は第一声の「かっで~~~ん!!!」の無理やりな突き抜け感で既に笑っていました。

白花伝伯爵は「しろかでん-はくしゃく」と読み、日立さんの公式キャラクターです。いいのか、このキャラで。

この歌、最後まで歌える人ってどのくらいいるのでしょう。

来週はオリジナル曲も配信するそうですよ。

【伯爵歌唱】この木なんの木 歌ってみたの巻

富士通とレノボがPC事業で合弁会社を設立

11月2日、富士通レノボによる合弁会社設立の共同記者会見に出席してきました。

この2社に日本政策投資銀行を加え、PC事業の合弁会社「富士通クライアントコンピューティング株式会社(略称はFCCL)」を設立するという内容です。

FCCLは2016年2月に設立された同名の会社があり、FCCLの株式の51%をレノボが、5%を日本政策投資銀行が引き受け、44%を富士通が保持し、今回の合弁会社が社名や組織を引き継ぐ形になり、基本的に人事上の変更はないとのこと。この合弁を通して富士通の受け取る譲渡価額は280億円になるそうです。

工場の閉鎖を含め、国内PC拠点の統廃合は一切なく、ブランドもそのまま残るとのことで、「法人ユースも個人ユースも、エンドユーザーから見るとすぐに何か変わるようには見えないだろう」と述べていました。


今回の戦略的提携の狙いをまとめたスライド。「最終的にはエンドユーザーにとって魅力ある製品やサービスの提供が可能になる」と強調していました

少々分かりにくいのですが、平たく言うとFCCLの株の51%をレノボが買い取り、5%を日本政策投資銀行が買い取ったということですね。過半数をレノボが抑えて議決権を確保しているということは、子会社化しているということだし、レノボグループの傘下に間違いはないので、実質的に富士通のパソコン事業を買収したと捉えても差し支えないと思います。ただ、形式上はあくまで合弁会社の設立であり、統合でもなければ買収でもありません。

FCCLの斎藤社長も質疑応答の際に「統合ではありません」と強く断言していたので、このあたり、メディアがどのくらい富士通の気持ちを汲むのかちょっと気になった部分でもありました。

通信社や新聞社は割と容赦がなく、ざっと見たところ一番辛辣なのは、NHK NEWS WEBでした。見出しからして「富士通 レノボ・グループとのパソコン事業統合を正式発表」です。大して長くない本文の中で5箇所も「統合」の言葉を使っているので、多分わざとやっているのでしょう。なぜかは知りませんが。

富士通側のメリットはお金であり、レノボのスケールメリットを活かした部材調達や研究開発力であり、業界人ならずとも分かりやすいはずです。

レノボ側はどうなのか。レノボのスケールメリットがより大きくなるのは間違いありませんが、事業として統合せず、ブランドを残すということは、PC市場ではレノボ製品と競合し続けるということ。どこにメリットがあるのか見えづらいかもしれません。これは、富士通の技術力や販売力であり、ブランドイメージが利用できること、そのものと言えそうです。

NECに次いで富士通もレノボ傘下となり、3社を併せた国内市場シェアは4割超の圧倒的なボリュームになります。

今後、レノボがこのスケールメリットをどう活かしていくのか。あるいは、東芝やVAIOなど他の国内メーカーや、デル、日本HP、ASUS、エイサーなど、他の海外メーカーにどのように影響していくのか気になるところ。Let’snote擁するパナソニックだけは淡々と我が道を歩み続けていく気がしてなりませんが…。

日本のPC業界の行く末を考えてしまう記者会見でした。


左から、レノボのシニアバイスプレジデント 兼 アジアパシフィック地域プレジデントのケン・ウォン氏、富士通代表取締役副社長 CFOの塚野英博氏、レノボの会長 兼 CEOのヤンチン・ヤン氏、富士通代表取締役社長の田中達也氏、レノボのエグゼクティブバイスプレジデント 兼 CFOのワイミン・ウォン氏、FCCL 代表取締役社長の齊藤邦彰氏

ところで裏話をひとつ。

今回の会見は文字通り直前に案内されました。遅めのランチを食べていたら富士通の広報担当さんからスマホに電話が入り、「大変急なご案内で恐縮なのですが…」と、1時間半後に開始する記者会見を突然案内されて苦笑いです。メールでの案内も15分ほど前に送ってくれていたのですが、ランチの準備でスルーしていました。

過去にも数回ですが、別の企業からこういう緊急記者会見に呼ばれたことはあります。

仕方のない事情があるのは分かりますし、こちらもこういうケースは無理をしてまで出席しませんが、一人で活動するフリーランスや人の少ない零細編集部では、出席したくても別件で身動きが取れず代理出席者すら手配できないケースもあるので正直言って嬉しくなる扱いではありません。当然ながら遅刻出席者も普段より圧倒的に多くなります。

それでもざっと見渡して100人近いメディア関係者が出席していました。メディアの関心の高いことを伺わせますね。


フラグシップモデルの「LIFEBOOK UH90/B3」「LIFEBOOK AH77/B3」「LIFEBOOK AH53/B3」。10月17日に開催した発表会で撮影したものです


同じく、セットモデルも用意する「Windows Mixed Reality対応ヘッドセット」。いよいよARやVRが家庭に入っていく時代です

決して言わない

今日は思い出しネタをつぶやきます。

もう数年前、あるメーカーの新製品の発表会会場でのこと。広報担当者が自社の新製品を指して、いかに魅力ある製品に仕上がったか表現するに当たり、「私ももっとお給料が高ければ買いたいと思っているんです」と口にするのを聞いたことがあります。

つまり、それなりに値段の張る商品だったわけです。

でも普通、そこは「もっと製品の値段が安ければ私も買いたい」だと思うのです。消費者目線であればなおのこと。

しかし、たとえ咄嗟に口をついた言葉であっても、「値段が高い」とは決して言わない。業界人のプロ根性を見た思いがしたものです。

単3電池2本で30年以上動く電卓

今日は一週間ほど前のシャープさんの広報ブログの記事をご紹介します。

●シャープ:チェコ共和国からのお手紙 ~単3電池2本で30年以上動く電卓~


最近は企業の広報さんが公式ブログや公式Twitterを持つのも珍しくなくなりました

単三電池2本で1万時間の稼働を謳った電卓が、30年以上経っても電池交換なしで使えるという話も驚きですが、チェコ共和国のユーザーから感謝の手紙が届いたというのも凄いなと感心してしまいます。

チェコはヨーロッパ中央部に位置し、西をドイツ、北をポーランド、東をスロバキア、南をオーストリアと接しています。首都はプラハ。30年前と言うと、まだチェコはスロバキアと共にチェコスロバキアという国でした。

このユーザーが購入したのは休暇でハンガリーに滞在していた時だったようです。ハンガリーはスロバキアの南で、チェコからは南西の方角になります。

休暇で旅行中に長時間駆動が売りの電卓を買うシチュエーションも、なかなか謎で気になるところですが、そこで買った電池駆動の商品が電池交換なしで30年以上も使い続けられるとは確かに普通は思わなさそうですね。手紙を書かずにいられなかったユーザーの心情が伝わってきます。

物作りに長けた日本企業の底力を垣間見る思いでした。