子宮頸癌の診断や早期発見に貢献する、カシオのコルポカメラ

カシオ計算機さんの「コルポカメラ DZ-C100」の取材記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。PR記事になります。コルポカメラは子宮頸癌や子宮頸部初期病変の診断に利用する医療用カメラです。

福岡で開催された第74回日本産科婦人科学会学術講演会に赴いて、展示ブースでの展示の様子と、産婦人科医師へのインタビューをまとめました。長文の原稿ですが、これでもかなり削りに削っていて、随分と手間を掛けてしまいました。

インタビューに応じてくださったのは、東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科 講師 森繭代 先生、昭和大学医学部 産婦人科学講座 教授 松本光司 先生、同 講師 三村貴志 先生の三名。

コルポカメラは、昨年もマイナビニュースさんで取材して記事になりました。コルポカメラを使ったコルポスコピー診断は子宮頸癌の早期発見に有効で、すみやかな普及を切に願うところ。産婦人科の先生方にはコルポカメラに是非注目して欲しいです。とはいえ、コルポスコピーを受診する女性が増えても、産婦人科医の数は急には増えないので、今度は別の問題が発生するという指摘は、医療現場にいる先生方だからこそ出てくるものでしょう。

こうした医学界の中でも産婦人科の抱える課題の一端が垣間見え、非常に興味深く感じる一方で、ひしひしと伝わってくる危機感に、自分は何かできないものかと思わず考えさせられてしまいました。

また、医学者ではない一般消費者の立場で見たとき、実はこの取材を通して周囲に一番伝えたくなったのは、「日本は先進国の中で女性の子宮頸癌の患者が唯一増加しており、その理由はワクチンの積極的接種勧奨が9年間も控えられたからだ」という事実でした。先生方は私がメディア側の人間だからか、はっきりと言いませんでしたが、ワクチン接種が任意になったのは、ワクチンに否定的な見解が世論で優勢になった為でしょう。正確な情報よりも目を引く情報の拡散にばかり注力して、否定的な見解の醸成を許したマスメディアの責任は非常に大きいと思います。

新型コロナのワクチンはまた事情が違うので、十把一絡げに語るつもりはありませんが、基本的にワクチンの有用性は200年以上前に証明されています。抗体を作るために病原体を身体に取り込むのですから、悪影響が出る可能性は決してゼロにはなりません。アレルギー症状などの副反応が出る人も必ずでます。そのうえ、ワクチンを接種しても罹患する人は罹患します。

しかし、ワクチンを接種すれば罹患する可能性は格段に小さくなり、罹患しても重篤化しづらく、身体に悪影響が出る可能性もずっと小さくなるのです。副作用に当たった人はつらいでしょうし、気の毒には思いますが、だからといって癌になるほうが良かったとはならないでしょう。

「副作用の危険もあるし、接種しなくても罹患しない人は罹患しないのだから、接種するべきではない」とするのは、数字の大小を無視した暴論以外の何物でもありません。

ワクチンの接種率の低い日本だけで罹患者が増えているという如実な結果が出ているのですから、世の女性陣には非科学的な論説を鵜呑みにせず、子宮頸癌の予防に有効なHPVワクチンを接種して欲しいなと思います。

子宮頸がんや子宮頸部初期病変の診断に活躍するカシオの「コルポカメラ DZ-C100」 – 将来のAI診断システムへの期待も

台湾の皮膚科医から注目を集める皮膚観察用のダーモカメラ

カシオさんのダーモカメラ「DZ-D100」の海外展開に関する取材記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。台湾で皮膚科と美容皮膚科を営むチャン先生にオンライン取材したPR記事になります。

カシオさんの提供によるダーモスコピーに関連する記事はこの数年ずっと担当させてもらっていて、毎回とても勉強になっています。

台湾人の肌は日本人とほぼ同じ色なので、皮膚癌を取り巻く状況はとても気になります。そんななか、台湾では医療保険の保険金を受け取るために、疾患部を撮影しなければならず、必ずダーモカメラで写真に残しているという話が、日本の医療の状況と違っていて興味深かったです。

カシオのダーモカメラは海外でどのような評価を得ているのか?台湾の皮膚科医が毎日使う理由

産婦人科向けコルポカメラ試作機の開発裏話を聴く

カシオ計算機さんの、産婦人科向けコルポスコピー用デジタルカメラ「コルポカメラ」の取材記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。PR記事になります。

コルポスコピーとは、子宮腟部拡大鏡診という診断技術のこと。皮膚科向け診療技術ダーモスコピーの産婦人科版という感じです。ダーモスコピーで使う拡大鏡がダーモスコープと呼ばれるように、コルポスコープという拡大鏡もあります。

私は産婦人科にはかかったことがないのはもちろん、恐らく産まれた直後以降は足を踏み入れていないはずなので、話に付いていけるか若干不安でしたが、特に支障はありませんでした。子宮頸癌がどこのどういう病気か想像が付く人であれば、問題なく読んで理解できる内容になったと思います。

コルポカメラは2022年春頃の発売を目指して開発中の製品で、家電量販店などでの一般販売は行わず、自社サイトと医療向けの販路での販売を予定しています。このカメラの開発背景などをうかがったわけですが、特に興味深かったのは、望遠とマクロを同時に実現する撮影が必要だという部分。これは接写したい被写体までの距離である30cmがどうやっても縮まらないため。一眼レフの交換レンズでは「望遠マクロレンズ」もあるそうですが、それを標準搭載するカメラは普通存在しないため、かなり珍しい仕様です。

開発では特にLEDの光をどうやって子宮頚部に届けるかは苦労したとのこと。他にもオートフォーカスでどうやってピントを合わせるのかなど、いろいろと興味深いお話が聴けました。長文になってしまいましたが、カシオさんのこの仕事は毎回視野が広がって楽しいです。

カシオが開発中の産婦人科向けデジタルカメラ「コルポカメラ」の試作機を参考出展

皮膚観察用カメラ「ダーモカメラ」の海外戦略をインタビュー!

カシオ計算機さんのダーモカメラ「ダーモカメラ DZ-D100」 の世界展開についてのインタビュー記事を、マイナビニュースさんに掲載誌していただきました。PR記事です。

カシオさんがダーモスコピー診断などに利用する、皮膚観察用のデジタルカメラを、1月末にオーストラリア・ニュージーランド向けに海外初出荷した背景や、今後の展開について聞いています。

そもそもなぜ真っ先にオーストラリア・ニュージーランドなのかと言うと、ざっくり言ってしまえば皮膚癌患者が大変多く、医者の手が足りていないからとなります。緯度の高いヨーロッパから入植したアングロサクソンの肌には、オーストラリアの日光は強すぎるのですね。

出荷に当たっては、コロナ禍で振り回されまくったそうで、その辺りの苦労話も盛り込んであります。

オンライン取材でしたが、とても好奇心をくすぐられる内容で、しかも映画にできるのではと思うほどドラマチックな部分もあり、取材していて大変楽しかったです。

世界デビューの地に“オーストラリア・ニュージーランド”を選んだワケ – カシオのダーモカメラがいよいよ海外展開へ

カシオの皮膚科医用のルーペ「DZ-S50」の開発者インタビュー

カシオ計算機さんの皮膚科医用のルーペ「DZ-S50」の開発者インタビュー記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。PR記事です。

このルーペは皮膚腫瘍診断技術ダーモスコピーに利用するもので、医療業界では「ダーモスコープ」と呼ばれる道具です。

開発チームの中でも、企画、デザイン、設計のそれぞれの担当者にインタビューでき、こだわったポイントや競合他社製品に対する優位性など、根掘り葉掘り聞かせていただきました。

ルーペごときでそれほど語ることがあるのかなどと思うなかれ。壊れにくさに重点をおきながら、レンズ径を大きく、レンズの端まで歪みが少なく拡大できるよう設計されているので、取り回しがとてもラクなのです。

LEDも備えているし、コンバージョンレンズまで準備されているし、もっと安ければ老眼鏡代わりに欲しい人は普通にいるのではないかと思います。私も紙の出版物の校正時にたまに利用するルーペとして使ったら便利かもしれないと感じ、レビューしたいと喉まで出掛かったほどでした。いや、出ていたかも。

医療用なので、現場で使いやすく、患者に圧迫感も与えないように、何より壊れないように、万が一壊れたとしても修理が容易なようにと、様々に考えて工夫が凝らされているので、ご興味のある方は是非ご一読を。

メイドインジャパンの安心感がバツグン! – カシオの皮膚科医用「ダーモスコープ」開発の舞台裏

大人のG-SHOCKの開発者に話を聞いてきました!

カシオ計算機さんのG-SHOCKの新商品「MTG-B2000」開発ストーリーの取材記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。PR記事になります。

11月13日から発売予定の新製品で、MT-Gシリーズはメタルと樹脂の特徴の融合がコンセプトのモデル。具体的にはステンレスと、カーボンファイバー強化樹脂を製品の素材に採用しています。新製品では新たにデュアルコアガード構造を採用し、外観のメタルの質感、堅牢性、軽量性の向上を図っています。大変物欲を刺激される目に悪い商品です(笑)

カシオさんの小作工場まで取材に行き、企画、デザイン、外装の各担当からがっつり話を聞いてきました。

カラバリは3色展開しています。この3色なら無難なシルバーかちょっと格好を付けてブルーかなあ。ピンクってどういう層向けだろう…などと考えながら取材していましたが、ピンクは結構人気色なのだそうですよ!

大人のG-SHOCKに新たな魅力! メタルの質感と軽さを両立させた「MTG-B2000」【開発者インタビュー】

皮膚科向けの拡大鏡ダーモスコープ「DZ-S50」の診療現場での使われ方を取材

カシオ計算機さんのダーモスコープ「DZ-S50」の取材記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。PR記事です。

DZ-S50を実際に診療の現場で使用している、日本大学医学部附属板橋病院の伊崎聡志先生を取材して記事にしました。取材はオンラインでの実施です。

直径40.5mmのレンズで手に持ちやすい大きさと重さ。レンズの端まで歪みが少なく見え、患部を照らすLEDライトも搭載。さらに側面のボタンで偏光と非偏光が切り替えられます。倍率は6倍ですが、コンバージョンレンズを使用すれば9倍まで拡大可能です。

皮膚科の診察の専門機器な訳ですが、これは日常生活で使っても普通に便利なのではと思わされました。老眼に悩む高齢者が使う拡大鏡のイメージですね。ただ、コストパフォーマンスを考えると、やはり専門機器だなと思い直す訳ですが…。

大きなレンズで皮膚疾患の特徴を捉えやすい – カシオのダーモスコープ

複数のスタッフでの共有しやすさが際立つダーモカメラ

カシオ計算機さんのダーモカメラ「DZ-D100」の取材記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。PR記事になります。

皮膚科医向けの、ダーモスコピー画像撮影用カメラの記事はほぼ定期的に執筆させて頂いています。今回の趣旨は発売から間もなく一年を控えたDZ-D100が、皮膚科医の臨床現場でどのように使われているのか、具体例を記事にしようというもの。

JR浦和駅東口至近の「医療法人 千美会 千春皮フ科クリニック」を訪れ、渡邊千春・総院長に話を伺いました。

経過観察を一眼レフカメラで撮影すると、肌の色などを経時的に見たくても毎回撮影時の明るさなどが違うために、画像が明るかったり暗かったりしがちです。DZ-D100を使用すると誰が撮影しても明るさなどのばらつきがないのが嬉しいと言っていたのが印象的でした。

それというのも、総院長ともなると実際の撮影はスタッフに任せることも多いからなんですね。だからこそスタッフが使い方を簡単に習得でき、ばらつきが出ないことが重要になるのだとおっしゃっていました。

確かに複数で使っていると、誰かが使っているうちに設定が変わって元に戻さず使ったら撮影に失敗してしまったなどということもありそうです。DZ-D100ならそういう恐れが少ないのも良い点なのだなと感じました。

カリスマ皮膚科医が「本当に驚いた」 – カシオの皮膚観察用デジタルカメラ

皮膚科学会総会で注目のダーモカメラをレポート

名古屋で開催された第118回日本皮膚科学会総会のレポート記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。カシオ計算機さんのPR記事になります。

カシオさんが医療業界向けに新発売したダーモカメラ「DZ-D100」に焦点を当てた内容で、幾つかの要素で構成しています。

1つは国内ダーモスコピー診療の権威であり、ダーモカメラの開発にも協力した東京女子医科大学東医療センターの田中 勝先生の取材。もう1つは田中先生が座長で、千葉大学の外川八英先生と信州大学の古賀弘志先生が登壇するランチョンセミナーの報告。そして協賛企業の展示コーナーに設けられたカシオブースの様子を紹介し、最後に実技講座のダーモスコピー道場と盛りだくさん。

個人的にはランチョンセミナーが面白かったです。専門的な医学の話はチンプンカンプンですが、今回はDZ-D100をどう使うと、どう便利か、医師の視点から製品を語っているため、こういうところが気になるんだなとか、こうやって検証するんだなと、興味深く見学できました。

名古屋なので日帰りでしたが、一応名古屋っぽいものも飲み食いしてきました。出張は基本的に好きなのです。

カシオのダーモカメラが皮膚科の医療現場を変える – 第118回日本皮膚科学会総会レポート

医療用ダーモカメラの開発者に聞く、開発の裏話

カシオ計算機さんの医療用ダーモカメラの開発陣を取材して、開発の裏話など聞くPR記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。

「ホクロの癌」と呼ばれる皮膚癌「メラノーマ(悪性黒色腫)」を診断するダーモスコピー技術は、ここ3年ほどマイナビニュースさんを通じて追いかけているネタです。今回テーマとなっているデジタルカメラは、このダーモスコピーに用いる皮膚観察用のいわゆる業務用カメラになります。

一般売りはされない商品ですが、試作機段階から見てきただけに無事に製品化されて、その背景を開発者に直に聞けたのは感慨深いものがあります。

カシオさんによれば、皮膚科の先生方はもちろん、他の科の先生にも評価されていて、たくさんの問い合わせが来ているそうです。中には獣医皮膚科やペット病院からも問い合わせが来ているそうですよ。犬や猫にも皮膚のトラブルはありますからね。

医療関係者はもちろん、肌の接写に関心のある人や、業務用カメラに興味のある方はぜひご参照頂けると幸甚です。

カメラ技術健在!! カシオが開発した最新カメラは医療用? -『ダーモカメラ』開発秘話