緊急事態宣言のとき、都内の家電量販店はどうだったのか

家電Bizさんにレポート記事を掲載していただきました。4月7日に内閣府より発表された、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受けての緊急事態宣言から約10日後の、都内の家電量販店の様子をまとめた記事です。

各店舗とも休業するか開店するか手探りで、開店している店舗が明日も営業しているかまったく分からない状態。一方で、休業しても数日して「警戒態勢」の下で営業を再開する店舗も少なくありませんでした。

この記事は何年か経った時、当時はどんな様子だったのだろうと思った人に探し出され、読まれることを念頭に置いて書きました。ある程度の臨場感と、個人の目で見たリアルな観察の記録ができたと思っています。うっかり書き忘れたこととしては、Webカメラやゲーム機だけでなく、体温計もどこの店でも品切れになっていたこと。あとは、この当時の雰囲気をうまく残せたのではないかと思っています。

コロナ緊急事態宣言下の都内家電量販店

ヤマダ電機の新しい方向性の見える、池袋の総本店リニューアル

ヤマダ電機さんの「LABI1日本総本店池袋」リニューアルオープンのレポートを家電Bizさんに掲載していただきました。

ヤマダ電機さんは早くから住宅業界に着目し、リフォーム、建売、家具を取り込んだ家電売場作りを模索してきました。現時点における、その集大成が見られます。

大塚家具さんの高級路線の家具に合う家電と組み合わせた展示が、そこかしこで提案されていて従来の家電量販店とは一線を画する売り場になっています。

ヤマダ電機さんのこの売り場作りを見ていると、今後の家電量販業界は従来の業界内での競争から、他業種との競争になっていくのかもしれないなと感じます。ヤマダ電機さんにとっては、他の家電量販企業より、ニトリさんやIKEAさんのほうがライバルになっていくイメージです。

カメラ系量販店は、ドラッグストアやリカーショップ、スポーツ用品店なども競合になってきています。

一方で、ニトリさんや無印良品さんなど、家電量販店ではない量販で、オリジナルの家電を取り扱うケースも増えてきています。

家電量販企業だけでなく、小売業界全体が再編されようとしています。もちろん、Amazonさんや楽天さんなど、家電を扱うECサイトもそこには含まれます。我々は激動期に生きているなとつくづく思います。

そういえば、あまり目立っていませんが、ヤマダ電機さんは今回のリニューアルで電子棚札を本格導入しています。先に一部の店舗で導入して実験しているので、コスト抑制の効果ありと本部で判断したということでしょう。電子棚札はますます普及していきそうですね。

ヤマダが池袋の旗艦店をリニューアル!暮らしを豊かにする、すべての提供を目指す

心肺停止の救命率向上に役立つ緊急情報共有アプリ「Coaido119」のワークショップ

Coaidoさんのワークショップの取材レポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

ワークショップは、Coaidoさんの開発した「Coaido119」の紹介と、「CPR(心肺蘇生)」の重要性を訴求する内容。参加者が実際にCoaido119を操作したり、ペットボトルを利用したCPRの練習なども行いました。

Coaido119は心肺停止した人を見つけたときに周囲にSOSを発信できるiPhone用の緊急情報共有アプリ。近距離にいる救命資格所持者のCoaido119ユーザーに知らせたり、AEDを探したり、119番通報なども可能です。このため、人口密度の高い地域でユーザーも多いほど、効果を発揮する仕組みになっています。

Coaido119は豊島区が後援し、ワークショップも池袋の豊島区役所での開催でした。

Coaido119の実証実験も、池袋駅を中心に半径1km圏内が対象です。

これは、豊島区が日本一の人口密度の自治体であり、中でも池袋駅は乗降客数で世界第3位のターミナルだから。

ちなみに乗降客数世界第1位は新宿駅、2位は渋谷駅で、上位20位まで日本が独占しています。「人口密度の高い駅」だけは候補が沢山あって困らないというのは、素直に喜んで良いのか微妙ですね…。

今回、ワークショップに実際に参加して、模擬用ではありますが生まれて初めてAEDを操作しました。いわゆる心臓マッサージであるCPRをしないと、AEDだけでは心肺蘇生にはならないとは知らなかったので、それを知っただけでも大変有意義でした。

ユーザーが増え、全国でAEDの使用率や救命率の向上に繋がるといいなと思います。


人命救助に役立てる緊急情報共有アプリ「Coaido119」ってどんなもの!? – 実証実験に参加