パナソニックさんの縦型全自動洗濯機「NA-FA120V1」と、縦型洗濯乾燥機「NA-FW120V1」の発表会レポートをゲットナビさんに掲載していただきました。
いずれもシルバーボディを基調とした高級感のある新しいデザインが目を引きます。白物家電の代表とも言える洗濯機が真っ白をようやく脱却した感がありますね。
もちろん、同社のCubleを始め、真っ白ではないモデルはこれまでもあったのですが、スタンダードにこだわるパナソニックさんが、旧来型とも言える縦型のフラグシップでメタリックボディが採用されたのは、少し象徴的なのではないかと思うのです。今後、下位モデルにもこの傾向が波及していくのを期待したいです。
機能面ではドラム式で採用する「温水泡洗浄W」を搭載。また、業界最大クラスとなる洗濯容量12kgに対応しています。12kgは今年のトレンドになりそうですね。詳しくは記事をご参照ください。
ちなみに、パナソニックさんに限らない話ですが、縦型洗濯機は、乾燥機能を備えない洗濯機と、備える洗濯機で、「縦型全自動洗濯機」と「縦型洗濯乾燥機」と呼び分けます。これはちょっと分かりにくいですよね。
本来なら、縦型全自動洗濯機と縦型全自動洗濯乾燥機とするべきなのかもしれませんが、業界全体で縦型全自動洗濯機と縦型洗濯乾燥機と呼び分けるのが一般的になっています。
業界で使われている略称は、それぞれ「全自洗(ゼンジセン)」もしくは「縦洗(タテセン)」と「洗乾(センカン)」。
タテ型洗濯機の逆襲が始まった! 「白物」のイメージを覆し「温水洗浄」も追加したパナソニックの新モデル
なお、カタログなどでは「タテ型全自動洗濯機」という具合に、「縦」の漢字を避ける傾向もあります。「縦」は小学校で教わる常用漢字なので、敢えて一文字だけ片仮名を混ぜて読みづらくする理由はよく分かりません。
出版社は各社で表記のルールを決めており、大手新聞社や通信社の用語の手引きに従うところも多いです。もしメーカーもこれに倣っているのであれば、この用語の手引きが日本人の国語力低下の元凶なのかもしれません。それでも編集者は社のルールに従って校正する必要があります。自分のポリシーを貫いても読者が表記の揺れで不利益をこうむるだけだからです。
このため、私も原稿執筆時には自分なりのルールと異なる部分でも、なるべく出版社に合わせるようにしています。とはいえ、なかなかすべてにおいてというのは難しいです。自分が読み書きしやすい言葉で書いたほうが筆も進みますしね。
今回の記事もうっかり「縦型」と書いてしまい、編集さんに全部「タテ型」に直されました。実は割とやってしまいがちです。裏話を長々と言い訳がましく書きましたが、注意しないといけないなと反省している次第です。