ファーウェイ・ジャパンさんのメディア向けセミナー「TWS市場の最新トレンド – 市場拡大とユーザーニーズの二極化」のレポート記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。
TWSは完全ワイヤレスイヤホンのこと。講師はオーディオ・ビジュアル評論家の野村ケンジ氏でした。
ポータブルイヤホンは、アップルがiPodを発売したときから、アップルVSソニーの構図がずっと続いていてTWS市場もそれは変わりないのだそう。とはいえ、この2社以外にも多くのプレイヤーが参入する市場であり、オーディオメーカー以外の参入が多いのも特徴になっています。こうした市場の話はとても興味深いです。
中国メーカーが代名詞ですらあった「安かろう悪かろう」の例から脱却して、本当に質の高い製品を高いコストパフォーマンスで次々投入していていることにも触れていました。主催がファーウェイさんなので、そこに触れるのは予定調和と言ってしまえばそれまでなのですが。しかし、かつての日本メーカーが同じように低品質のイメージを覆して高品質のイメージを得るようになった軌跡を、ファーウェイさんなどの中国メーカーがなぞっているようでこれは目が離せないポイントです。
もちろん、日本人の細部まで完成度にこだわり抜く気質は変態的とさえ言われるほどなので、ある程度の水準から先は同じ軌跡にならないと思います。とはいえそれは、ファーウェイさんで言えば、東京研究所 音響技術研究室 室長の角田直隆氏のような方が、同社でどのように活躍できるか次第な部分もあるわけです。
角田氏も同社の1万円以下ながら高品質なTWS「FreeBuds 4i」 で採用する技術について語っていましたが、話を聞きながらレノボ・ジャパンさんの大和研究所の活躍を思い出しました。あそこも日本人技術者のポテンシャルが世界的に認められていることで知られています。日本人技術者が活躍している話を聞くと嬉しくなりますね。