ヤマダ電機と船井電機の発表会

マイナビニュースさんに執筆した、ヤマダ電機さんと船井電機さんの共同記者発表会のレポート記事が掲載されました。

船井電機がヤマダ電機と独占販売契約を提携し、4Kテレビで日本市場に凱旋します。と、書くとかなり華々しい印象ですが、国内テレビメーカーの頭数が減り、テレビ業界にいまひとつ元気がない中、テレビ売り場の品揃えを増やすには、自分達でなんとかするしかないという、山田会長のプライトと焦りがないまぜになって感じられました。

●マイナビニュース:船井電機とヤマダ電機がタッグ – 日本のテレビ業界に新風吹くか

ポイントカードでランキング

最近はポイントカードを発行する小売店や飲食店が多くなりました。

ポイントカードというと、私はヤマダ電機やヨドバシカメラなど、家電量販店を真っ先に思い浮かべます。仕事柄、足を運ぶ機会も多く、気が付くと他でも買える日用品を家電量販店で買っていることもよくあります。

それから、nanaco、ponta、Tポイントカードなどのコンビニ系もよく使うほうで、自宅近所のスギ薬局、atreのカードもよく使います。

ほか、ニトリ、無印良品、ユニクロ、洋服の青山、東急ハンズ、多慶屋といったあたりのポイントカードも財布に入れて持ち歩いています。

もちろん、作ったはいいけれど使わなくなったポイントカードも少なくありません。

そんな数あるポイントカードの中で、「これは面白い」と思っているのが、いきなりステーキの「肉マイレージカード」です。実は持っていないんですけれど。もうね、胃がね。肉より野菜を欲しがりがちなもので。滅多に行かない(行けない)んですよ(笑)

肉マイレージカードでは、同店で食べた肉の量(g)がそのままマイレージになり、「g」の単位で管理されます。200g食べたら肉マイレージ200gというわけです。

これはつまり、厳密に言うとポイントじゃないのですが、サービスを利用すればするほど数値が貯まっていくという点ではポイントカードに近い、収集欲をくすぐる仕組みだと思っています。

●いきなりステーキ 肉マイレージカード

肉マイレージカードの特典の詳細は、同社のウェブサイトを参照していただくとして、私が注目しているのは、ずばりランキング制度。

肉マイレージは累積で計算され、カードを取得してからどれだけの肉を食べたかによって、ランキングに表されるのです。ランキングは同社のウェブサイトに第300位まで掲示しています。

ちなみにこの記事の執筆時点現在、全国で300番目にたくさん食べている人の肉マイレージは63535g(63.535kg)、同じく100番目の人の肉マイレージは97866g(97.866kg)だそうです。

肉ばっかり100kgかよと驚くなかれ。全国第10位は266106g(266.106kg)です。

第1位は?

なんと690773g(690.773kg)です。この方、第2位の482058g(482.058kg)に200kg以上の差を付けています。飽きないんでしょうか。

ライスを付けず、ひたすら肉だけ食べているみたいですが、人類より虎とかライオンに近い食生活ですね。

ランキングは総合(累積)のほか、月間と重量級を用意しています。重量級はよく分からないのですが一度に食べた量でしょうか。第1位は5400g(5.4kg)だそう。赤ちゃん2人分かあ。あまり食べているところを想像したくないですね。

で、ここで何を言いたいかというと、単に貯まっていくマイレージ(ポイント)の数字を見て楽しんだり、ポイントを使ってお得感を味わったりするだけでなく、「誰かと数値を比べることで自分のポジションが確認できる」というのは、実はかなり面白い機能ではないかということ。

全国平均なんかも表示すれば、好きだけれど食べ過ぎたくないなんて人にも良い指標になりそうなのにと思ってしまいます。こういう想像を掻き立てるところも良いです。

課題は、単純なポイントカードで適用しよう(真似しよう)とすると、貯めるだけ貯めて使わない人が出てきてしまうこと。これは実はポイントカードを発行する企業としては不利に働きます。逆じゃん?と思うかもしれませんが、そういうものなのです。使っても数値の減らない累積の表示には、ポイントと別のカウントが必要になり、ともすると煩雑になってしまいそうです。真似するには一工夫が必要そうです。

こうやって考えていると、ポイントカードってまだまだ進化の余地があるんだなあと感慨深く思ってしまいます。10年後の各社のポイントカードってもっと面白く、便利になっているかもしれませんよ!

独立後初仕事

独立直後の今月は、挨拶周りを優先しています。とはいえ、仕事をしない訳ではなく、ご用命があれば積極的にこなしていきたいと考えています。

今日はヤマダ電機さんから新製品リリースが届いたので、マイナビニュースさんでそのストレートニュースを書かせていただきました。

ただのリリース起こしですし、できるだけ個性を出さずに書くもので、作業時間も短く単価も低いものですが、一応お金を頂戴する仕事としては独立後初なのでご紹介。

<<マイナビニュース:ヤマダ電機オリジナルブランド、空気清浄機能を搭載するDCリビング扇風機>>

紹介した商品は、扇風機、サーキュレーター、空気清浄機として利用できる、マイナスイオン放出機能付きのDCリビング扇風機「YFD-RK810D」。
通年で利用でき、空気清浄用のフィルターには4層一体型のHEPAフィルターを採用しています。PM2.5も99%を集塵可能とのこと。詳しくはマイナビニュースの記事をご参照ください。

ヤマダ電機といえば業界トップの売上を誇る家電量販店であり、メーカー各社の家電製品が販売の中心なので意外に思う人もいるかもしれませんが、「Herb Relax(ハーブリラックス)」というプライベートブランドの製品も展開しています。

小売業者や卸売業者が企画して、独自のブランドで開発して販売する製品を、プライベートブランド(Private Brand)とかストアブランド(Store Brand)などと呼びます。セブン・イレブンの「セブンプレミアム」とか、イオングループの「TOPVALU(トップバリュ)」などが有名ですね。良品計画が販売する「無印良品」も、かつては西友のプライベートブランドでした。

プライベートブランドでは小売業者や卸売業者は企画だけ行って、製造はメーカーに依頼することも多いのですが、製造や運送、販売まで全部自社で行う場合は、SPA(エスピーエー)とも呼びます。元々はファッション用語だったみたいですね。ヤマダ電機のHerb RelaxシリーズにはSPAも多く含まれているので、この商品もSPAなのかもしれません。