1日に2500台もの洗濯機を作る、パナソニック静岡工場を見学

パナソニックさんの静岡工場を見学したレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

静岡工場は静岡県袋井市にあり、JR東海の掛川駅までは新幹線で、そこからバスに乗って行きました。創業50周年を迎える静岡工場は、創業当初から洗濯機専門の工場として誕生し、二槽式洗濯機が主流の当時から全自動洗濯機を専門に製造していました。時代の流れを象徴するように、現在はドラム式洗濯乾燥機がメインの製造となっています。

記事で一番上に使ってもらった1号棟の入り口は、ドラム式洗乾の洗濯物投入口をイメージしたデザインになっていて、中に入ると通路の両側に洗濯物が洗濯されていく様子を描いたイラストも並んでいました。従業員の遊び心が感じられて気持ち良かったです。この入り口の正面カットは、休憩時間中に広報の方にお願いしてササッと撮らせてもらいました。

記事中でも触れましたが、1号棟、2号棟、3号棟は屋根続きになっていて、中に入ると3つで1つの建物のように見えます。特に1号棟と2号棟は仕切る壁もないため、完全に1つの空間です。

取材から帰って写真を整理していて、1号棟と2号棟のライン全景の写真を見ながら、これって1号棟だっけ?2号棟だっけ?と分からなくなってしまい、他の写真や外観図や構造図などの資料と見比べながら、理解するまで時間が掛かってしまいました。ここは分かりにくかっただけに、判明したときはパズルが解けたようで嬉しかったです。

工場の中で説明を聞いている間も、工場の稼働音で説明員の声がかき消されることがあり、一字一句の文字起こしは到底望むべくもなく、取りこぼした情報も多かったのが残念。それでも回っている間は凄く面白かったです。工場見学は楽しいですね。

創業から半世紀、洗濯機の歴史を紡いできたパナソニックの静岡工場を訪ねる

パナソニックの換気のできるエアコン&シワとり・消臭コースを新搭載のドラム洗

パナソニックさんの「エアコン&ドラム洗 新製品説明会」に参加しました。エアコンは「Eoria LXシリーズ」と「Eoria Xシリーズ」、ドラム式洗濯乾燥機は「NA-LX129B」「NA-LX127B」。いずれも最上位モデルです。

LXシリーズでは、吸気換気に「排気換気」を新たに追加し、換気しながらナノイーXで有害物質を抑制できるようになりました。室外ユニットに新たな弁を搭載して切り替えることで実現。また、エネチャージ「極上冷暖房」を強化し、「すぐでる暖房(AIチャージ)」や「しっとり冷房」を搭載しています。

Eoria LXシリーズ

エアコンは室内機と室外機がホースでつながっているので、それを通じて熱を逃がすときに室内の空気も換気していると思う人も多いと思います。かつては私もそう思っていました!しかし、実は空気の動きは外は外、中は中で切り分けられていて、ホースは熱を移動させているだけ。エアコンの冷暖房や送風では、室内の空気は換気しないのです。

昨今、換気機能を備えたエアコンも登場していますが、空気の入れ替えの時に課題になるのが、PM2.5や花粉が室内に取り込まれてしまうことです。パナソニックさんのエアコンは、ナノイーの働きでこれらを不活化して室内の空気の清潔性を保ちます。担当が「エビデンスは取得できています!」と胸を張っていたのが印象的でした。

一方、ドラム式洗濯乾燥機は、清潔と手間軽減の二軸での訴求がコンセプト。

NA-LX129BとNA-LX127B

新搭載の「シワとり・消臭」コースは、スチームで衣類の気になるシワやニオイを取り除くというもので、頻繁には洗濯しない衣類のお手入れに便利。

会場では、実際に着用して付けたパンツのシワをシワとり・消臭コースで取る実演も見られました。同じ程度のシワのパンツを並べ、一方だけシワとり・消臭コースでシワを取って比べました。

左がシワとり前、右がシワとり後

窓パッキングの裏の糸くずを洗い流す窓パッキング洗いや、お手入れしやすい形状の排水フィルターなども独自の使いやすさになっています。

また、運転終了後に取り忘れアラームが10分間隔で鳴る機能も搭載しています。ドラムのドアを開け、洗濯物を取り出さないと止まらないそう。

これはちょっと首をかしげました。衣類がシワにならないようにという気遣いなのは分かるのですが、乾燥機を回したまま出かけて、帰宅すると出来上がっているという乾燥機の使い方も多いと思うのです。その場合、終了後すぐに取り出さないとアラームが定期的に鳴るという仕様は、近所迷惑になりそうだと感じてしまいます。アップデートでアラーム機能自体をオフにするか、スマホからアラームを停止できるようになると良いなと思いました。

パナソニックの衣類ケアセミナー&次亜除菌モード搭載縦洗

パナソニックさんの衣類ケアセミナーに参加したレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

セミナーは洗濯機、衣類乾燥除湿機、衣類スチーマーを衣類ケアという切り口で取り上げ、それぞれの活用方法を伝える内容。パナソニックの広報さんやマーケティング部門の担当さんが、衣類を傷めないように、そして臭わないようにお手入れする方法についてスライドや実機を使って説明してくれました。

この中で、次亜除菌コースを搭載した全自動縦型洗濯機の新モデル5機種の発表もあり、記事では衣類ケアの仕方と、新モデルのポイントをまとめ、最後に衣類乾燥除湿機や衣類スチーマーについても触れました。編集部からは、私の原稿は長いと言われがちなのですが、今回は取り上げてくれという内容が多かったので、どうしてもボリューミーになりました。

5機種は洗濯容量が異なり、12kgの「NA-FA12V1」のほか、11kg、10kg、9kg、8kgのタイプになります。どうも我が家の洗濯物は臭いが残りがちだと感じている方は、この機会に検討してみては?

衣類の嫌なニオイにおさらば。パナソニックから「次亜除菌」搭載のタテ型洗濯機

部屋干し派にオススメな背の低い衣類乾燥除湿機

シャープさんのラック下に設置できる、プラズマクラスター衣類乾燥除湿機「CV-P60」の記事がゲットナビWebさんに掲載されました。

オンライン説明会とリリースをベースに書き起こした記事で、実物を自分の目で確かめないうちに書くのは、書き方がやや難しいですね。

仕様を見る限り、室内干しが多くて洗濯ラックに洗濯物を並べて掛けて乾かしている家庭には非常に良いと感じました。エアコンを除湿モードにして風を当てて乾かしている家庭などは、本機と組み合わせると短時間で快適に乾かせるのではないかと思います。

この記事を書き上げた直後に、パナソニックさんからも同様のコンセプトの衣類乾燥除湿機「F-YZVXJ60」が発表され、編集と相談して最後に少し書き加えて紹介しました。こちらは利用しないときに片付けやすいのが特長で、衣類が乾いたら洗濯ラックを毎回片付けているよという家庭には邪魔にならない仕様です。

もう少し早く分かっていれば、コンセプトを切り口にまとめたり、両社を取材して比較記事にしたりもできたかもしれません。

「通年部屋干し派」の救世主となるか? シャープが「膝下サイズの除湿機」投入で「ラック下」の市場に参入!

アイリスオーヤマ、新生活向け新製品のオンライン展示会

アイリスオーヤマさんのオンライン展示会のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

2021年の年末から2022年の年始に掛けて発売した、春向けや新生活向けの家電・家具・キッチン雑貨です。

オンライン展示会とは言ってもメタ空間ではなく、アイリスオーヤマさんのオフィスの応接スペースからの中継のようなイメージです。広報の担当さん達が新製品を1つずつ紹介し、視聴しているメディアがリアルタイムで質問を挟んでいく形式でした。

時短レンジやお好み炊きのできる炊飯器、ズボンプレスのできる衣類プレススチーマーなど、面白い商品が目白押しの中、私が一番気になったのは、カメラ搭載冷蔵庫です。

つい先日、日立さんからも似たようなコンセプトの製品が登場していましたが、アイリスさんの製品「IRSN-IC30A-W」は、定格内容量296Lと日立さんより小ぶり。扉の内側にカメラが備え付けられているのも異なります。撮影タイミングは扉を開けた8分後。それだけあれば、普通は出し入れを終えて扉を閉めています。つまり、閉まった状態で撮影する訳です。どちらが便利かは使い方次第な気もしますが、目指すところは同じなのにアプローチの違いでこれほど差が出るのは面白いなと感じました。なお、カメラの性能は不明です。

こういうのは実物を見ながら、根掘り葉掘りしたいですね~。

時短レンジやカメラ付き冷蔵庫など新生活向け家電いろいろ – アイリスオーヤマのオンライン展示会から

中国のファッションブランドショップでは高級洗濯機を売っている!? 中国家電市場レポート

「家電Biz 春号」に掲載した中国家電市場の特別レポート記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。著者はクロス北京支局の範麗嬌さんで、彼女が日本語で執筆した原稿を、私が編集しました。

ハイアールさんの高級家電ブランド「Casarte(カサルテ)」の販促事例を紹介する内容です。Casarteは、ローマ皇帝Caesar(カエサル)にちなんで名付けられているそう。日本で展開していないこともあり、日本語の資料は少ないので参考になるのではないでしょうか。

ここでは特に高級洗濯機の販促に注目し、無料クリーニングサービスや、銀行・保険会社・不動産会社などとの連携、ファッションブランドショップ店頭での展示などなど、日本では馴染みのない参考になる情報が豊富に盛り込まれています。

範麗嬌さんのレポートを編集していて気が付いたことの1つとして、中国では写真の中に撮影者が文字を入れるケースの多いことが挙げられます。聞けば、写真とコメントを別々にして渡すより、写真とコメントを1つにして渡したほうがズレたりせず間違いが起きないので合理的だとのことで、中国ではこれが一般的だと説明されました。

編集者の立場からすると、文字の編集ができなくなり、文章に間違いや不都合があっても直せなくなってしまうので本来なら止めて欲しい所業です。ただ、たとえ多少おかしな文章が入っていたとしても、日本人の読者の多くは中国語は分かりませんし、中国家電市場について現地の中国人が報告しているリアリティが滲み出てくると思い、敢えてそのまま使うことにしました。

範さんの原稿は、外国人とは思えないほど達者な日本語の文章なのですが、油断していると「間違ってはいないけれどあまり見かけない言い回し」が紛れ込んでいて、よく知っているなあと関心しつつ、もっと平易な言葉遣いに替えたりしました。そんな経験もできて、編集していてとても楽しい記事でした。

特別レポート 中国家電市場の今を探る

気になる衣服のニオイを電気の力で取る パナソニックの電気脱臭機

パナソニックさんの電気脱臭機「MS-DM10」のレビュー記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。

パナソニックさんでは、ハンガー型や靴用の電気脱臭機がありますが、MS-DM10はそれらよりも軽量コンパクトで、旅行先や出張先に持って行けるようになっています。

モバイルバッテリーも利用可能ながら、電源コードが必要になる点は気になったところでした。クローゼットによっては、コンセントから距離があることも多いはずで(我が家もまさにそう)、延長コードなどを利用すると、折角本体が小型なのにスマートではない姿になって、なんだかなあと感じてしまいます。

とはいえ、消臭剤のように定期的に新しいものを購入してくる手間も要らず、衣類やクローゼットのニオイが気になる向きにはとても重宝するのは違いありません。

パナソニックのコンパクト電気脱臭機「MS-DM10」の手頃さと性能をレビューする

白物家電のネット接続を推し進める、シャープの縦型洗濯乾燥機

シャープさんの縦型洗濯乾燥機の新製品発表会レポートを、家電Bizさんに掲載して頂きました。

洗濯容量11kgの「ES-PW11D」、10kgの「ES-PW10D」、8kg「ES-PW8D」、乾燥機能なしで11kgの「ES-GW11D」です。

AIoTサービスのCOCORO WASHに対応することで、他社との差別化を進めていく方針で、スマートフォンを利用して運転状況の確認したり、音声での洗剤の適量やお天気の通知、洗濯レポートの表示といったことが可能になっています。

洗濯が終わった時にスマホに通知してくれるのは、意外に便利じゃないかと思います。アラートを聞き逃して、洗濯物が皺になるまで忘れて放置してしまうといったことが防げます。

この勢いで白物家電のネット接続をどんどん推し進めてほしいものです。

パナソニックさん、東芝さん、日立さんが洗剤自動投入機能を搭載する中、シャープさんは敢えて見送っているところが気になるところ。

事業部の人に聞いたところ、大きく2つの理由があるそうで、「1つはユーザーアンケートを見る限り急いで対応しなければいけないほど重視されないこと。もう1つは他社が先に搭載した機能を後追いで搭載する時は、シャープらしさを加味した形でなければ載せたくないとのこと」だそう。こういう矜持のある発言は好ましいです。もちろん、ユーザーからさっさと載せろとプレッシャーが掛かれば別なのでしょうけれど。

白物家電のネット対応がまた一歩前進 シャープがタテ型洗濯乾燥機でもAIoT対応機種を発売

ドイツ発、ミーレのプレミアム洗濯機&乾燥機はお湯で洗濯物を殺菌できる

ミーレさんのドラム式洗濯機と乾燥機の発表会レポートを、ゲットナビさんに掲載していただきました。

洗濯機は「W1(型番はWC1660 WPS)」、乾燥機は「T1(型番はTCJ680 WP)」となります。正直に言って、庶民にはちょっと手が出ないセレビィーな逸品でした。

発表会は、表参道にあるミーレさんのショールーム「Miele Experience Center 表参道」が会場でした。このショールームを訪れたのは初めて。

地下が「ミーレ ミュージアム」になっていて、創業者の銅像や、創業間もない頃に開発・販売していた製品などが展示されていて興味深かったです。

W1もT1もモノそのものは、ドイツ本国で販売されるものとまったく同じ状態で出荷され、納品の際にソフトウェアメニューを日本語に調整したり、洗剤の自動投入量なども調整したりするのだそうです。

自動投入する洗剤は同社が提供する専用のものです。ヨーロッパは泡の立ちにくい硬水で、日本は泡の立ちやすい軟水なので、ヨーロッパと同じ量を投入すると、洗剤が効きすぎて想定通りの仕上がりにならなくなります。このため、自動投入量を調整してからでないと納品できないのだそう。なるほどねえ。

あとは温水で洗濯することの重要性を、ゲストの洗濯家で洗濯王子こと中村祐一氏と、今治市のオーガニックタオルメーカー「IKEUCHI ORGANIC」の社長・阿部哲也氏らが熱く語っていたのが印象的でした。日本では温水で洗濯するイメージがあまりないですからね。

なんでなのかしら。綺麗な水が安価な半面、燃料が高いからでしょうか(適当)。日本の衣類は色落ちしたり、ゴワゴワした仕上がりになるものが多いのかなあ(適当)。

最近は国内メーカーも温水で洗濯できる洗濯機が増えてきましたが、だいたい40~60℃程度です。W1は90℃の温水が使えます。もはや温水ではなくお湯です。洗濯物を殺菌できるので、室内干ししたときに特に消臭剤など使わなくても、臭ったりしないとのことでした。これは良いな~と純粋に感じました。

洗濯機と乾燥機で74万円なり! 「あえてメニューは英語表記」のドイツ発・最新ラグジュアリーモデルを見に行った

待ってました!パナソニックの縦型洗濯乾燥機に洗剤自動投入モデルがラインアップ

パナソニックさんの縦型洗濯乾燥機の発表会レポートを家電Biz Webさんに掲載していただきました。

ここ最近、洗濯機の「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能は、エポックであり、目玉であると注目してきました。

あらかじめ洗剤を一本分丸ごとセットしてしまえば、洗濯物の量と内容を識別して、必要な分だけ自動投入。凄く未来的じゃないですか?私はこういう機能を見るとワクワクしてしまいます。

これまで搭載モデルがドラム式だけだったので縦型での選択肢も欲しいと思っていたところ、ここで登場したのが、縦型洗濯乾燥機「NA-FW100K7」です。

売り場で「遂に出た」「いよいよ登場」「満を持して」というアオリが、これほど使いやすい製品も少ないと思います。

ライオンさんのお洗濯マイスター、大貫和泉さんの話もなかなか興味深かったです。

パナソニックから洗剤自動投入搭載の縦型洗乾が遂に登場!