すみっコぐらしのIIJmioアンバサダー就任式も開かれた、ユーザーイベント「IIJmio Meeting #37」

マイナビニュースさんに、IIJの運営するMVNOサービス「IIJmio」のユーザーイベント「IIMmio Meeting #37」のレポート記事が掲載されました。

数日前にゆるキャラの「すみっコぐらし」が、IIJmioのアンバサダーを引き受けることが発表されており、イベントの前半ではその就任式も行われました。すみっコぐらしの数あるキャラクターの中から、とかげが登場し、会場の子供達に愛想を振りまいていました。

すみっコぐらしのことは詳しくありませんが、いずれのキャラクターも固有の名前はないらしく「とかげの〇〇さん」でも「とかげさん」でもなく、「とかげ」と呼び捨てにされていたのが密かにツボでした。

その後のトークセッションは、一転してエンドユーザーには馴染みの薄いビジネスユースなIIJ法人モバイルの紹介や、端末メーカーの広報担当を招いてフォルダブル(折りたたみ)の魅力について語り合うといった構成になっていました。

記事にも書きましたが、現在PCで利用者の増えているAIが、スマホでももっと使われるようになると、フォルダブルの大画面の存在感がぐっと増すという指摘はなるほどとうなずきながら聞けました。

トークセッションの合間は休憩時間が設けられていて、展示コーナーを見て回ります。各社ブース展示にも力が入っていました。

この手のイベントは端末マニアが多く集まるのですが、今回は会場に小学生とその保護者の親がいたり、ビジネス色の強い法人モバイルの解説があったりと、カオス感があるのも興味深いところでした。

「すみっコぐらし」がやってきた! IIJmio meeting37で「とかげ」登場、フォルダブル談義も

ソーラーパネルを使ってポイ活もできる、新感覚のポータブル電源「solarich」

ベンチャーとしてポータブル電源市場に新規参入した、新進気鋭のソラリッチさんの社長インタビュー記事が家電Watchさんに掲載されました。

社名と同じ名前を持つポータブル電源「solarich(ソラリッチ)」は、容量614.4Wh、AC出力は90~110V、瞬間最大出力は1,600Wと、スペックでは中級クラス。特長は使いやすさ重視の設計やアフターサポートで、操作パネルの着せ替えや、使えば使うほどポイントが貯まるポイ活にも対応するユニークな製品です。

ポータブル電源はハイエンド向けの黒っぽい四角張った製品が多く見られる市場で、丸みを帯びた白基調のデザインはそれだけでも異色の存在。他社ではキャンプなどのアウトドアに持ち出したり、災害時に備えてすぐ出せる場所に仕舞ったりといった使い方を打ち出す中、リビングに据え置きして普段遣いすることを勧めています。

あまり注目されませんが、UPS(無停電電源装置)機能を備えているのも注目です。企業のサーバー運用には急な停電に備えてUPSを導入するのが常識です。一方、家庭のデスクトップPCを使っている場合、本格的なUPSを導入するのはコストがかかるし、安全にシャットダウンする時間を稼げれば良いだけと考えると数万円はもったいないとも感じるでしょう。普段はポータブル電源として使える本製品なら、そういうニーズにも応えます。

ソラリッチの名前の由来や、なぜ社名と同じなのか、ソーラーパネルを使ったポイ活対応などの工夫がどういう背景で出てきたのか、ユーザーの反応はどうかなど、気になる疑問に代表の岩井一弘氏が丁寧に答えてくれましたので、是非記事を読んでいただければと思います。

使うとポイ活になるポータブル電源? 生まれた理由を聞いた

シャープからAIキャラクター市場を愛らしさで牽引する「ポケとも」が登場!

シャープさんの新しいAIキャラクター「ポケとも」の発表会に出席しました。本日から予約開始で発売は11月。COCORO STORE価格で本体が39,600円、サービス利用料が月額495円からとなっています。

AIキャラクターといっても、実体のない画面の中だけの2次元のキャラクターではありません。ポケともはミーアキャットをベースモデルにしたぬいぐるみのような外観で、高さ12cm、重さ200gとポケットに入る手のひらサイズの可愛い作りです。

ポケともには自由な会話が可能な対話型AI「CE-LLM」が導入されていて、ユーザーが癒やしや気付きを得られるバーチャルフレンドの位置づけ。本体のロボットだけでなく、スマートフォンのアプリとも連動し、データ共有することで、本体と離れた場所でもスマートフォン経由で会話できます。自宅に置いてきたポケともと、外出先からスマホで通話するイメージです。

シャープ 通信事業本部 モバイルソリューション事業統括部長の景井美帆さん(中央)と通信事業本部長の中江優晃氏(右)

ポケともには名前を付けられ、名前で呼びかければ返事をします。本体の口はカメラになっていて、ユーザーと同じ景色を見て記憶し、後日その記憶をユーザーとの会話に活かすこともあると言います。

毎日自動で日記を付け、ユーザーはその日記を読めるので、後からいつどんなことがあったか思い出を振り返ることもできます。日記に書き留めてほしいことを報告したり、持ち歩いて風景の記憶を共有する楽しみが広がりそうです。

本体用の衣服やアクセサリー、キャリングバッグも販売する予定です

ポケとも同士での会話も可能で「ポケとも友!?」の輪が広がっていくと、街なかで面白い光景が見られそうです。そういえば、ロボホンにもそんな機能がありましたね。

ポケとも同士で会話します

本体側面下部にはマナーモードボタンがあって、真面目な場面でふいに発話して困ってしまうことがないように配慮されています。SIMは非搭載で通信にはWi-Fiを使用。スマホとの間ではBluetoothでつなぎます。電源はUSBでの充電で、バッテリー駆動時間は公表していないものの一日持ち歩いても問題ない程度とのこと。

防水には非対応で汚れた場合は歯ブラシなどでこすって汚れを落として欲しいそう。液体汚れなどの簡単に落とせない汚れが着いてしまった場合は、外装交換などのメンテナンスで応じるそうです。

メインとなる対象ユーザーは20~30代のぬいぐるみが好きな女性とのこと。ぬいぐるみが嫌いな女性はあまり想像できないので、実質20~30代の女性でしょうか。親しい女性に贈り物にしても喜ばれそうですね。

もちろん、自分のバッグでも持ち運べます

コンセプトとして高齢者でも問題ない印象ですが、たとえば「Wi-Fiにつなぐ」という簡単な説明で、自分でデバイスを設定できる人、もしくは設定してくれる存在がそばにいる人を想定しているようにも感じました。シャープさんでは2027年度までに10万台の販売を挑戦目標に掲げているとのことです。

なお、会話は無制限に行えるのではなく、月額料金によって月ごとに何回までと決まっているため、一晩中語り明かすといった使い方には向いていません。

気になったのは、便利さを提供する機能が省かれていること。マイクによる音声認識やカメラを使った画像認識が可能なら、「これ覚えておいて」などのキーワードでボイスメモを取らせたり、カメラで任意の撮影をしたりといった機能も実装しようと思えばできたはず。

あとは「明日はいつもより1時間早く出発しなきゃいけないから早く寝ようね!」などと、リマインダーしてくれても便利そうです。それこそ男性でも欲しがる人が増えるのではないでしょうか。

そういう便利な要素が盛り込まれていないのは、まずは可愛さだけで受け入れてくれるライトな女性ユーザーをがっちり掴んでおきたいというマーケティング方針なのかもしれないと、五十路過ぎの男性目線では感じたのでした。

ぬいぐるみと会話する女性が珍しくない景色になるかも!?

アイデアから製品になるまで!腕時計はこうして作られる

マイナビニュースさんに5回連載となる「「シチズン アテッサ」ができるまで。」が掲載れました。

マイナビニュースさんはチャンネルごとにページデザインが異なり、PRMIUMチャンネルはちょっとラグジュアリーな雰囲気が醸し出されています。こういうページに自分の記事が載ると、確認で閲覧するときも思わず背筋が伸びてしまいますね。

連載ではシチズン時計さんが2023年7月に発売して人気となった、「ルナプログラム」搭載ムーンフェイズモデルを具体例として取り上げながら、一般的な腕時計がどのように企画され、開発されていくのかイメージできる形で追いかけています。

シチズンが宣伝のために用意したルナプログラム搭載モデル「BY1001-66E」のイメージカット。文字盤の中央下部にある満月の絵がムーフェイズです

ムーンフェイズとは文字盤に月の満ち欠けをビジュアルで表現する機構のことで、実は結構歴史が古く、シチズン時計をはじめ世界中のメーカーがさまざまなモデルを発売しています。

ムーンフェイズは元々複雑な機械仕掛けのみで実現されてきた機構で、時計愛好家の中ではユーザーによるメンテナンスが難しいことでも知られています。要するに一度ずれると正しい表示に戻すのが難しいのです。

ルナプログラムは、これをムーブメント内部で計算して自動表示する機能で、スタイリッシュな腕時計に込められた小さな遊び心を誰もが楽しめるものにしたと言えるでしょう。

取材は田無市にあるシチズン時計の本社を訪れ、敷地内の「シチズン ミュージアム」で行いました。インタビューに応じてくれたのは、ルナプログラム発案者の原口大輔氏、商品企画担当の宮原太郎氏、チーフデザインマネージャーの井塚崇吏氏の三名です。

取材時点では構成まで決まっていませんでしたが、編集から1回のこの取材で5回編成の各回2000~2500文字程度になるように構成してくれとオーダーされ、バランスが取れる構成を考えました。この構成作りが一番難しかったです。

最初は、アイデア出しから完成まで時系列で語って最後にこれにて完成です!と締めくくるのが、読者が理解しやすいのではないかと考えいました。しかし、一本の記事ならともかく、連載となると区切りが必要で、どこで話を区切るか考えると密度の濃い回と薄い回がどうしてもできてしまいます。取材対象の三名の登場頻度に濃淡が着いてしまうのも、バランスが悪く避けたいと感じました。

結局、第1回が概要、第2回が企画開発の挑戦、第3回が技術の挑戦、第4回がデザインの挑戦、第5回がまとめと発売後の話としました。この構成が決まってからも、三名のセリフや解説をどの回にどう入れるか意外と手間取りました。

書いているうちに、この解説はこの回ではなく違う回に持っていったほうが分かりやすいと判断して、切った貼ったの大移動。それが何度もあったため、1回ずつ書き上げて提出するのが難しく、最後まで書き上げてまとめて提出という形になってしまいました。

しかし、お陰でスッキリして読みやすくなったと思います。大変で疲れましたが、モノありきの取材ベースな記事作りはやっぱり携わっていて楽しいです。

なお、第5回には取材と直接関わらないコラムも入れる予定でしたが、こちらは諸般の事情により残念ながら掲載前にカットされ、ちょっと短い回になってしまいました。

シチズン アテッサができるまで第1回

シチズン アテッサができるまで第2回

シチズン アテッサができるまで第3回

シチズン アテッサができるまで第4回

シチズン アテッサができるまで第5回

dynabook RJ74の分解光景も見られたDynabookの展示会

Dynabookさんが主催する「dynabook Day Advance 2025」のレポート記事がマイナビニュースさんに掲載されました。

最近では引き受ける機会の減ってきてしまったレポート記事です。消費者向けというよりは、B2B向けの展示会で、AIなどにも力が入っています。マイナビニュースさんが好む本体内部が見られる分解セミナー以外は、想定読者のニーズからはちょっと離れているかなという内容でした。そのため記事も分解セミナー以外は駆け足の紹介となっています。

一般のユーザーにとって、ノートPCの内部を見る機会はかなり少ないのではないかと思います。かつてはデスクトップPCだけでなくノートPCも、分解してパーツを取り替えたりしたものですが、いまではそうそう簡単にそのような真似はできません。

最近のハイスペックノートではファンがデュアルになっているものがあります。ここで取り上げられた実機「dynabook RJ74」もその1つ。

ファンを単純に増やすだけではなく、羽の数や形状など工夫に工夫を重ねているのがよく分かりました。共振を避けるために回転数が同じにならないように制御しているという話も、なるほど、それはそうだよなと頷きながら聞きましたが、これは言うほど簡単ではないシステムな気がします。

あとはファンから排気した空気がすぐに再び吸気されないように、排気口と吸気口の間に細長いゴム足を設けているといった工夫も、地味ながら堅実な仕様で、こういう細部へのこだわりにdynabookらしさがにじみ出ているように思いました。

カメラモジュールも年々細く小さくなっていくんですよね。一体どこまで小さくなるのだろうと思ってしまいます。

PCの内部構造も解説! 最新16型ビジネスノートPCが展示されたDynabookイベントを見た

2025年 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます
本年も宜しくお願い致します

2024年は暖冬でしたが、2025年はそこそこ寒い冬ですね。
夏は暑くなると予想されています。

寒冬酷暑は家電業界にとっては良い環境。業界の景気の底上げに繋がることを期待しています。

私は最近、家電やPC以外の仕事の割合が増えてきました。
面白いもので全然関係ない分野でも家電やPCの知識はかなり役立ちます。
そしてまた、家電やPCの分野で仕事をするときに他で得た知識がふいに役立つことがあります。

今年も畑違いなど気にせず色々なところに首を突っ込んでいけたらと思います。

個人的なことでは体重が少し減りました。特にダイエットに励んでいる訳ではなく、多分歳のせいです(笑)

年賀状のデザインは、今年もデザイナーの月陽堂さんの制作です。

間違い探しの解答は以下の通りです。
見付かりましたでしょうか。
楽しんで頂けたなら幸甚です。

皆様のご健康とご多幸を祈念しております。

引き続き宜しくお願い致します。

4K/120fps対応モデルを中心にPS5テレビの紹介記事を監修

Amebaチョイスさんに私が監修したPS5テレビの選び方ガイドの記事が掲載されました。PR記事です。

年末で結構バタバタしたスケジュールの中での作業でした。

説明するのも野暮ですが、「PS5テレビ」はPlayStation 5をつないでプレイするのに良いテレビのことです。PS5は4K/120fps出力と8K/60fps出力に対応しており、PS5の性能を活かせるテレビを選ぶことで大画面で快適なプレイが堪能できます。

PS5は比較的アクション系のコンテンツが多く、画面の切り替えや滑らかな動き、暗い場面でもちゃんと描画できるかどうかといったところが注意したいポイントになります。

最近の各社のテレビはゲームモードを備えているものが増えています。それらは番組視聴時の映像補正を敢えてなくすことで遅延のないゲームプレイが可能になっていたりします。以前は上位モデルのみの対応でしたが、2年ほど前からミドルクラス以下にも搭載するメーカーが多くなってきて、最新モデル以外の手が出しやすい価格になった製品でも、満足のいく買い物ができる印象です。

記事は解説が駆け足になっている印象は否めないものの、画面解像度、fps、HDR、VRR、ALLMなどの用語解説も行っており、初心者でも丁寧に読めば意味の分かる内容になっているかと思います。

年末年始でテレビの買い替え・買い増しを考えているゲーム好きには、ぜひ参考にして欲しいです。

【PS5向け】おすすめのテレビ15選 | 4K/120fps対応モデルも紹介!

Amebaチョイス

30~40代をメインターゲットにした、心身を整えるフジ医療器のマッサージチェア

フジ医療器さんの新製品発表会に出席しました。親会社であるジョンソンヘルステックさんが展開していた「SYNCA」ブランドを、フジ医療器さんで引き継いだもので、新製品はこのブランドの下、「CirC GRACE マッサージチェア L24 MR380(以下、L24 MR380)」の製品名で発売します。

本体カラーはベージュとブラックの2色から選択。5月1日の発売で、全国の家電量販店や同社直販サイト等で販売します。価格はオープン。想定価格は税込178,000円となっています。

L24 MR380の後ろに立つ、新たに代表取締役会長 兼 社長に就任した、呉 旭亞(Alex Wu)氏。台湾出身の方です。青く光っているのがアンビエントLEDライト

SYNCAは「進化」や「真価」に由来し、高い機能性と洗練されたデザインとともに、上質で健康的なライフスタイルを提案するというコンセプトです。

シリーズ名となるCirC GRACEは、CirC(Circle)に「巣のように包み込む」の意味が込められており、GRACE(恵み)には「この製品の特徴的な優雅な曲線美」を表しているとのことです。

L24 MR380の使用イメージ。腰とふくらはぎの青く着彩されている部分はエアマッサージのあるところ。実際にはこうした色は着いていません

メインターゲットは30~40代のファミリー。同社の調査では30~40代でも日々の生活に疲れを感じている人は多く、身体的・精神的なケアへのニーズは高まっていると言います。実際のところ、自分自身が30~40代の頃を振り返っても、それなりに疲れが溜まってぐったりすることはありましたし、胃に穴が空きそうなこともあったことを思い出します。

L24 MR380の外観で目に付くのは、本体上部のアンビエントLEDライト。癒やしのブルーでくつろぎ空間を演出するとのことですが、人によっては落ち着かなくなりそう。そこはやはり、開発陣にもそう思う人がいたようで、ライトはオンオフ可能です。

両肩の位置には、Bluetoothスピーカーも搭載。ここから内蔵のヒーリングミュージックを再生できるほか、スマートフォンと連携して自分の好みの音楽も流せます。対応するBluetoothプロトコルは、A2DP V1.0/AVCTP V1.4/AVDTP V1.0/AVRCP V1.5/HFP V1.5/SPP V1.2/HID V1.0/GAP/GATT。対応コーデックはSBCとなっています。

Bluetoothスピーカー。その上のアンビエントLEDライトはオフになった状態

L24 MR380が搭載するメカユニット「GRACEメカ」には揉み玉が4つ備わっています。上下約95cm、首や肩からお尻まで広範囲にマッサージでき、「もみ」「たたき」「さざなみ」「押しもみ」「指圧」のほか、緩急をつけた「リズムもみ」「リズムさざなみ」「リズムたたき」の8つのもみ技に対応します。

部位ごとのほか、全身と部位別に対応した5種類の自動コースがあり、コースを選択すると背もたれが自動でリクライニングする「ゼロフロートリクライニング」機能も備えています。

エアマッサージするフット部は、回転してフットレストになります。使わない時にはフットレストのほうがコンパクトになって邪魔にならないでしょう。エアマッサージは腰横にも用意していて、エアーの強さも4段階とオフから選べます。

フット部のエアマッサージは、回転させて本体に収納し、フットレストにもなります

操作部は右手側の腕部に埋め込まれていて、タッチとダイヤルで操作できます。ダイヤルが使いやすくて良かったです。

右腕部の操作パネル。リクライニングの角度をダイヤルで調整できるのは操作しやすくて便利

左の腕部にスマートフォンポケットがあるので、マッサージ中はスマホをそこに入れておけば不意の電話でも手に届く場所にあるので慌てずに済みます。ここまでするのであれば、いっそ操作パネルもスマホと連携していると、もっと便利に使えたかもしれませんね。

左腕部のスマートフォンポケット。ここはスマホの充電に対応して欲しかったところ

腰回りにはヒーターも搭載しています。熱伝導率の高いグラフェンヒーターを採用しており、実際に試してみると熱くなりすぎない印象で、冬場はもう少し温度が上がっても良いかもしれないと感じました。

ヒーターは腰の部分に備わっています

先述のとおり、L24 MR380の価格は20万円弱と想定されています。これはマッサージチェアの中では安いほうで、同社のラインアップのボトムクラスは置き換わることになります。マッサージに毎月何度か通うような生活スタイルの人ならば、自宅で毎日使えるマッサージチェアの導入はコスト面でも十分に魅力ある選択肢ではないでしょうか。

L24 MR380はリビングにも個室にも、事務所にでも置けるポップなデザインです。このあたりもユーザーの若返りを意識していることが伺えます。とはいえ、マッサージチェア市場全体のメインユーザー層が60代以上なので、この製品もシニア世帯の購入はそれなりに多くなると見込んでいるそうです。

マッサージチェアは家電量販店で確かめてから買いたい家電の代表例で、メーカー販売員をどれだけ派遣するかがシェアに如実に影響を与えていました。昨今はこの傾向も薄れ、ネットで調べて店舗で確かめ、ネットで決済してしまうケースが増えているそう。店舗のショールーム化が進んでしまっているのですが、そうと分かっていても店舗に入れていかないわけにはいかないのが難しいところです。

ちなみにフジ医療器さんは、マッサージチェアを世界で初めて量産した企業として知られています。第1号機は「フジ自動マッサージ機」で、創業者の藤本信夫氏が1954年に製作。同社の創業年でもあります。2014年には日本機械学会の「機械遺産」のNo.68に認定されています。今年は同社の創立と第1号機発売から70周年の節目の年。注目の1年になりそうです。

1台5役の欲張りな「おうちいろり」は美味しい卓上調理器

シロカさんの卓上調理家電「おうちいろり」には、伊賀焼の窯元・長谷園さんの土鍋が付く「SQ-D151D」と土鍋が付かない「SQ-D151」の2モデルがあります。直販サイトでの販売価格は、土鍋付きが税込39,600円、土鍋なしが税込24,970円。どちらも送料無料となっています。

今回はシロカさんに土鍋有りのSQ-D151Dをお借りして試用しました。

SQ-D151D(左)、SQ-D151(右)

製品名にある「いろり(囲炉裏)」は、電気のない時代の民家における食卓の場。火と鍋を囲む家族団欒の場の象徴でした(都市部の屋敷や長屋などは事情が違いますが、それはまた別の話)。本製品は囲炉裏が家庭で果たしていた役目をモチーフにしています。このため、キッチンで調理に使うのではなく、リビングやダイニングの食卓の上で、家族で囲んで調理しながら食べることがコンセプトになっています。

最初に冷蔵庫の余り物で作った鶏肉、白菜、水菜、椎茸等をごった煮した鍋。レシピブックにないメニューでももちろん作れます。ちなみに鶏肉は野菜より先に入れて水のうちから煮ていくと柔らかくなりますよ

おうちいろりには1台で様々な調理を楽しめるよう、「焼き網」「深皿」「ボールプレート」「土鍋」「蒸し皿(陶製すのこ)」の5種類のプレートが付属します。

本体サイズはW293×D343×H95.7mm。ガスボンベを使う卓上コンロと同じくらいの面積で、高さはそれより少しあるイメージです。電源コードは2.5メートルあり、多くの環境でテーブルの下を這わせて壁際から電源が取れる長さになっています。

使用時は本体に熱源ヒーターをセットし、遮熱板とプレートを重ねます。「焼き網」を使う時は「水受皿」もセットし、「焼き網」と「土鍋」のプレートでは先にアタッチメントも装着。いずれも、きちんと取り付けないと加熱しない安全設計ですが、ちょっとずれただけの場合でも加熱しないので、慣れないうちは取扱説明書を見ながら一つひとつ確認することもありました。

「焼き網」と「土鍋」の使い勝手が良いです。「焼き網」では水受け皿に余分な脂が落ちるので煙が抑えられ、室内でも焼き肉や焼き鳥が楽しめました。ヒーターの火力も十分で、鍋も深皿も蒸し皿も問題なく使えました。

我が家では「焼き網」ではまぐりを焼いていて、醤油を垂らすか垂らさないかで思わぬ論争が起きました。80歳を過ぎた両親がいまだに互いの知らない好みの違いのあることに気付けたのは新鮮でした。

土鍋は深さがあって雰囲気も良く、とても使いやすかったです。土鍋は熱がゆっくり通る代わりに蓄熱性が高く、火を止めてからも冷めにくいのがメリット。鍋に舌鼓を打ったあとはうどんを入れたり雑炊にしたり、お好み次第。ご飯も炊けます。

部品が多いこともあって、使うまではお手入れが面倒なのではないかと心配していたのですが、手間と感じるほどでもなく、洗いやすい深皿はもちろん、焼き網に付く焦げも簡単に落ち、たこ焼きを作った後のボールポレートもすんなり汚れが落ちて驚きました。ヒーターは水洗いできないため、もし汚れが着いた場合は布かウェットティッシュなどで拭き取ります。

気になった点も書いておくと、水受皿はもう少し深さが欲しいと感じました。水がなくなった場合は、途中で水差しやグラス等で注ぎ足せば良いのですが、逆に水が余った場合に片付けようとして零しそうになって慌てることがありました。お腹がいっぱいになった後ってどうしても油断して、準備中よりも動きが雑になってしまうんですよね…。

おうちいろりは冬場の活躍が間違いないアイテムですが、夏場も南国系の料理や蒸し料理を楽しむのにとても良さそうです。

このほか、美味しそうな写真が大きく載っているレシピブックが付属します。ページをめくりながら、今日は何を作ろう、明日は何を食べようと想像するだけで楽しめます。

レシピブックは、シロカさんのWebサイトでPDFが公開されています(本体編、土鍋編)。気になる方は是非そちらをご参照ください。

これはシロカさんが作ったレシピブック外のメニュー「クレソン豚しゃぶ」。レシピ以外の料理もアイデアと工夫次第で色々と楽しめることが分かりますね

パナソニックが2024年版「新・商売の基準」を発表

パナソニックさんの新戦略発表会に出席しました。『「新たな商売の基準」について~IoT・サービスの取り組み、進捗・新サービス』と題されており、パナソニックさんが2023年4月に発表した「新たな商売の基準」の進み具合の報告と、新しい展開についての発表です。

パナソニックさんは、2023年4月に「新・商売の基準」を発表しており、IoT延長保証サービスは、7カテゴリー約500品番に到達。2023年度末に900品番までを目標に進捗中だそうです。配送設置時にIoT接続を無料で行うサービスが好評とのこと。

アフターサービス体制を強化しており、購入した後もアプリで新たな価値を提案するIoTの取り組みを進化させていき、購入後の満足度向上を図るとしています。

お手入れが必要な時期が近付いたり、機器の異常を発見したりといった場面で、スマホに通知するサービスを拡充していくそうです

新サービスは「Panasonic Factory Refresh(パナソニック検査済み再生品)」の陣容を10カテゴリーに拡大し、併せて「Panasonic Store Plus」で販売と定額利用サービス(サブスクリプション型サービス)を行うとの内容でした。Panasonic Factory Refreshは、同社基準を満たした高品位なリファービッシュ品の新しい名称です。

パナソニックさんではリファービッシュ品を「Panasonic Factory Refresh」と呼ぶことになります

10カテゴリーは、具体的には、洗濯機・有機ELテレビ・ポータブルテレビ・ブルーレイディスクレコーダー・一眼カメラ・ドライヤー・食器洗い乾燥機・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジとなっています。

また、パナソニックさんのサブスクリプション型サービスは、契約件数が前年比210%UPで伸びているそうです。

リファービッシュ(refurbish)とは初期不良などでメーカーに返品された商品や、店頭展示品、長期在庫品などを、新品に準じる状態に仕上げた再生品のことで、「中古整備済品」「修理再生品」などとも呼ばれます。

Panasonic Factory Refreshの再生工程を説明する展示。テレビの基盤のチップを交換して再生した内容になっています

一般消費者がイメージする中古品とは、中古自動車や古本、あるいはメルカリやヤフオクに代表されるような、他の消費者が使用して手放した製品のことなので、メーカーの厳しい出荷基準を満たす新品とはだいぶ乖離があります。このため、「新品に準じる状態」と言われてもピンと来ない人も多いのではないのではないでしょうか。

実際、この発表会当日の各社報道を見ていると、テレビのニュースなどは「中古」の言葉しか使っていませんでした。取材した記者がリファービッシュの意味を知らないか、あるいは知っていても消費者が理解できないと思ってざっくり言い切ってしまったのか、誤解を与える印象でした。

リファービッシュは大きなくくりとして「中古」でも間違いではないし、厳密には「新品」と言えないだけに、パナソニックさんに限らずメーカーは「新品同様」の言葉はあまり使いません。ここは報道側が汲み取って「使用する上で、新品同様と思って差し支えない」等と言い換えてやらないと、消費者のリファービッシュ品に対するイメージが実像とだいぶ異なってしまうのではと感じました。

さらに「パナソニックが中古品を自社サイトで販売する」と表現すると、流通業を敵に回すような印象も出てきます。実際は流通各社に丁寧で誤解のない説明がなされているはずで、発表会でももっと消費者寄りの平易な説明があったほうが良かったのかもしれません。メディアが不勉強なのが一番の原因なのですけれどね。

私もリファービッシュ品はどの時期にどのくらいの数が揃うか長期予測はできないから、販売計画を立てにくいはずだと考えていました。しかし、聞けばパナソニックさんくらい大規模なメーカーになると、初期不良率や長期在庫品の返品率なども統計のデータからだいたい見えてくるのだそうで、大きな数がある訳では無いとの前置きをしつつも、ちゃんとビジネスとして責任を持って継続できるだけの計画が立っていると述べていました。このあたり、素直に脱帽です。

この件に関しては大仰な売上目標などは掲げておらず、これからスキームを作っていくとのことで、まずは国が取り組む持続可能な社会の実現という流れに、家電メーカー最大手としての姿勢を示したと言えそうです。