日立の冷蔵庫は、買い物中に庫内の画像をスマホでチェックできる!

日立さんのスマホと連携するカメラを搭載した冷蔵庫のレポート記事が、ゲットナビWebさんに掲載されました。

普段自炊している人ならば、スーパーなどに買い物に出た先で冷蔵庫の中を確認したくなった経験は誰しもあるのではないでしょうか。その願いを叶えてくれるのが、日立がリリースしたこの冷蔵庫です。

冷蔵庫の扉を開けると、本体上部から手前に飛び出たカメラが、上から覗き込むような形で冷蔵庫の内容を、一定時間ごとに撮影して最新の画像をクラウド上にアップします。そのデータはスマホから参照可能なので、最後に冷蔵庫を開けた時の状況がどこからでも確認できるという訳です。

対応するのは、中央の引き出しが冷凍室になっている「HXCCタイプ」と、中央が野菜室になっている「KXCCタイプ」の2タイプがあり、HXCCタイプでは定格容量617Lの「R-HXCC62S」と、540Lの「R-HXCC54S」、KXCCタイプでは498Lの「R-KXCC50S」と、都合3モデルのラインアップになります。

面白いことを考えるなあと感心すると共に、冷蔵庫上にピコッと飛び出したカメラは大胆なデザインとしか言いようがありません。ぶつかったらあっという間に折れそうですが、ここにぶつかる人はあまりいないでしょうね…。逆に身長190cm以上ある方は注意が必要です。

実際のところ、冷蔵庫の中身を外から確認したいというニーズは大きく、各社とも研究しているので、未来を先取りした感はあります。いずれは扉を閉めた状態でも撮影できる場所に、LED照明と共に複数のカメラが設置され、野菜室や冷凍室も撮影できるようになるのではないかなと思います。ポイントはコストをどう抑えるかなので、もっと技術開発が進めばというところでしょうか。

そう考えると、技術を先取りした未来感のある冷蔵庫と言えるので、記事もその方向でまとめました。

「実用に全振り」したのが潔い! 日立が「冷蔵庫の中身が見える機能」をシンプルな方法で体現

医師がAIに代替されない理由

カシオ計算機さんの記事をマイナビニュースさんに掲載していただきました。

12月1日に芝公園のプリンスタワーで開催された「第82回 日本皮膚科学会東京支部学術大会」の取材記事です。

PR記事で、おまけに非家電ですが、毎回目からウロコが落ちるような話が聞ける、楽しみにしている仕事の1つです。

今回はAIがこれ以上発達すると人間が仕事を奪われると思っている人に知ってほしい内容がありました。

皮膚科の現場では1950年代から機械に皮膚癌を診断させる試みが続いていて、病変部の写真のみから判断するテストでは、実はとっくの昔にAIは人間の医師より高い成績を出していると言うのです!

それでもAIの診断が医師に取って代わらないのはなぜか。いつまでも代替されないAIをなぜ開発し続けるのか。なるほどと感じる理由がありました。詳しくは是非記事を参照していただければと思います。

ちなみに医師の学会と言うとお堅いイメージがありますが、実は講演では結構ジョークが差し込まれます。 たとえば、記事に登場するウィーン医科大学のハラルド・キトラー(Harald Kittler)先生はなかなか愉快な方で、講演の中で印象的なジョークを飛ばしていました。

AIによる画像解析がいかに優れているか示すため、自分の顔写真でGoogleの画像検索を行うと、類似画像としてジョージ・クルーニーの顔写真が並ぶとスライドで報告。そこで、キトラー先生はニヤリとしながらこう言います。「機械は正直だ。ボクとジョージを見分けるのは本当に難しい」。会場からは笑いと拍手が起こりました。実は優秀な学者はプレゼンが上手だと言います。必要な 研究資金を集めるために、プレゼン能力が問われるからです。こうした講演を聞いていると、本当にそうなんだなと感じます。

また、会場ではカシオさんが開発中の、皮膚がんの発見に役立つ機能を備えたカメラも紹介していました。実はこれがかなり凄い製品で、医療以外にも応用できそうな気がしてなりません。

技術の進歩とその過程を一足先に見たり、専門家の口から聞いたりできるのは、メディアの醍醐味ですね。

なぜ医療現場でAIが医師に取って代われないのか – 皮膚科の世界的権威の見立てとダーモスコピーの関わり

撮影者の立つ場所を考える

今日、学んだこと。

何かを撮影する時、被写体のスペースだけ確保しても望みどおりの写真は得られません。

どういうことかと言うと、撮影者(カメラマン)の立つスペースもきちんと考える必要があるよという意味です。普段、写真や動画の撮影に慣れていないと意外と気が付かない盲点だと思いました。

例えば、家とかクルマを撮影しようとしたら、被写体が大きいので、撮影者の立つ位置は被写体から離れていきがちです。

全体が入るカット、魅力的に見えるカットを目指して構図を探っていたら、撮影者はクルマの行き交う道路の真ん中に立たざるを得なくなった、なんて事態に陥りかねません。

このため、撮影の前にあらかじめ構図を考え、被写体が動かせるものなら、十分なスペースがきちんと確保できる場所に動かしておきましょうというわけです。

当たり前のことですが、ちょっとした気付きでした。