Makuakeの家電ジャンル体験会でユニークアイテムを見る

Makuakeさんの家電ジャンル体験会に出席しました。

クラウドファンディングサイト改め、応援購入サイトを名乗るようになって久しいMakuakeさんですが、2月には「サポーターレビュー」機能、3月7日には「Makuakeアフターサポート」を開始するなど、ユーザーと開発者の双方が少しでも快適かつ安全にやりとりできるよう取り組みを続けています。

新しい2つの機能はいずれも応援購入者(サポーター)向けのサービスです。サポーターレビューはプロジェクトレビューに寄せられる各プロジェクトのサポーターからの評価をもとに、総合的な評価を算出して5つ星で表示するもの。

Makuakeアフターサポートは小型モビリティのプロジェクトを対象に、リターンから2年間、Makuake故障受付センターでオペレーターが故障の状況に応じて修理完了まで補助するという内容です。

なお、小型モビリティとは、第一種原動機付自転車、第二種原動機付自転車、特定小型原動機付自転車を指しています。

体験会では沢山の商品が展示されていましたが、明治さん、WILLTEXさん、シロカさんは開発者や広報担当が来場して壇上で挨拶し、商品の特徴やMakuakeのプロジェクトに応募した背景などについて語りました。

目立っていたのは製菓会社の明治さんによるきのこの山をモチーフにした「きのこの山ワイヤレスイヤホン」。家電業界では飛び道具的なポジションの商品になります。今回3,500台限定で発売し、プロジェクト開始直後に完売しました。

イヤホンの機構的な部分はスリープトラッカーの販売代理店などで知られるウェザリー・ジャパンさんが開発に関わっていて、音楽や通話がきちんと楽しめる完成度に仕上がっています。また、「きのこの山をグローバルブランドに成長させるため」として、スマホと連携利用する世界の144言語への同時通訳機能を備えています。

もっともこの商品は機能面よりデザインが最大のポイント。耳に装着しているだけで注目されることは間違いなく、会話の掴みにも確実に使えるアイテムです。充電ケースもお菓子のパッケージを模していて遊び心満点。きのこの山でこれをやったからには、次はたけのこの里でも何かやってくれるのではと注目してしまいますね。

WILLTEXさんの2WAY電子レンジバッグ「WILLCOOK PACKABLE」は、なんとCES 2024で最優秀賞に当たる「CES 2024 Innovation Awards Best of Innovation Honoree」を受賞したイノベーティブな商品。簡単に言うと物を温められるカバンです。

保温機能、保冷機能、温め機能を備え、さらに発熱部分のパーツを取り外して緊急時の暖房器具としても利用できます。

糸の一本一本が発熱する布製ヒーターになっていて、日本だけでなく、中国・韓国・台湾・アメリカ・EU諸国で特許を取得している、Made in Japanな技術。最大130℃まで発熱でき、10分で100℃に到達。最高温度でも布の温度なので直接触れても火傷することはないそうです。と言っても、ずっと触れていたら低温火傷するのではないかとは思うのですが。

市販のモバイルバッテリーが使用でき、付属のケーブルを使用してパソコンや自動車のUSBポートからの充電にも対応します。お弁当を持ち運ぶ機会の多い人や、アウトドアによく行く人などにとても良さげですよね。

調理家電やコーヒーメーカーなどで近頃存在感を増しているシロカさんは、可搬性に優れて柔らかい風からしっかりした強風まで起こせるポータブル扇風機「ANDON FAN」を出品。昨年発売した製品をブラッシュアップして、涼し気な新色を追加し、さらに専用収納袋も用意しています。

製品名のANDONは、行燈(あんどん)から来ています。行燈は電灯が普及する前に使われていた可搬性に優れた明り取りの道具で、手に持ってかざす提燈(ちょうちん)と違って、室内などに設置して用いていました。行燈は風を送り出す道具ではないのですが、使う時に取り出してどこへでも手軽に持ち運べる、暮らしの必需品ということで名前に用いたとのことです。

この製品、我が家で一昨年モデルを使用しています。昨年の猛暑ではめっちゃお世話になりました。バッテリー駆動でき、コンパクトなのにパワフルなので冷房の状況などにも合わせて、部屋の中心から足元、ベッドの上、棚の上など、様々な場所に置いて利用していました。音が静かで首振りができるので、夜中にも使いやすかったです。