エディオンさんが昨年12月にオープンした、エディオン横浜西口本店を見学してきました。エディオンさんのプライベートブランド「e angle」シリーズから昨年12月20日に発売されている「洗剤自動投入機能付き食器洗い乾燥機 ANG-DW-A13」のメディア向け紹介イベントが、同店舗で行われ、それに参加したものです。
e angleは「良い角度」を文字ったもので「くらしを、新しい角度から。」というコンセプトのもと、多数のメーカーの商品販売動向を分析してニーズをより細かく把握できる量販店の強みを活かして開発したラインアップになっています。
食器洗い乾燥機(食洗機)の普及率が、この10年はほぼ横ばいという環境下で、「ANG-DW-A13」は好調な滑り出しを見せ、賃貸住宅に住む30代をメインに購入者の96%が新規購入という、市場を開拓したヒット商品になりました。これから新生活需要が盛り上がるタイミングなので、エディオンさんでは新生活向けにもオススメしたいと意気込んでいます。
ANG-DW-A13の特長は、据え置き型で洗剤自動投入に対応すること、そして環境に応じて分岐水栓式か工事不要な自動給水式か、2つの設置方法が選べること。賃貸住宅は退去する際に現状復旧しなければならないため、設置工事が必要な家電は導入を躊躇うケースが多く、そうした層に響いたようです。
店舗のほか、同社の通販サイト「エディオンネットショップ」でも取り扱っています。価格は税込み79,800円。本体サイズはW55×D36×H51cm、重量は21kg、ドア開放時の奥行きは72cmで、設置時は背面を壁から15cm以上離す必要があります。
あまりキッチンの広くないアパートでは設置が難しいかもしれません。ファミリー向けのマンションでキッチンスペースがそれなりに広い部屋であれば、多少築年数の古い物件でも工事せずに導入できて魅力的ではないでしょうか。
後半は店舗の見学です。
品揃えは良いし、商品は見やすいし、新しい提案も沢山あってとても良いお店でした。
まず、ペット家電でこれだけ展示に力を入れている店舗は初めて見ました。ネット通販で取り扱いの増えている、小型の室内犬や猫を入れて毛を乾かすボックスタイプのドライヤーなどもあります。通販だと「見たことのない中国メーカーのものばかりで、どれを選べば良いか不安」となりがちですが、エディオンのバイヤーさんがしっかり確認した商品が並んでいるので安心して買い物ができます。今後は他の店舗でもペット家電売場を充実させるところが増えそうですね。
女性向けのフェムテック売場も見せ方の工夫を感じます。フェムテックはfemale technologyの略で女性の健康に関する課題を技術で解決しようとする商品のこと。
生活家電売り場にはサンコーさんのユニークな商材が大量展示。サンコーレアモノショップさんの本店並みの品揃えだそう。クリーナー売り場では、リンサークリーナーを通路側の分かりやすい場所にちゃんと置いていました。これも他店舗ではなかなか置いていない商材です。
コンソールゲームとPCゲーミングはフロアを分けてそれぞれかなり充実しています。
コンソールゲーム売り場はちょっとヨドバシカメラっぽく、PCゲーミングはビックカメラAKIBAの売り場を思い出させるものがありましたが、そのどちらよりも広く見やすい印象です。対戦ゲームがプレイできるコーナーまであります。
ケーブル類など地味な商品も探しやすいです。ちなみにUSB Type-Cのメス-メスの変換ケーブルを置いている店舗は見たことがなく、残念ながらこの店舗にもありませんでした。あまりニーズがないんですかね。私は通販で1本購入したことがあり、初めて行く店舗では置いているかどうか注目するようにしています。
おもちゃ売り場は難波本店の見せ方が昇華している印象でした(といっても難波にはしばらく行ってませんが)。あとはトレーディングカード売り場が広大。プラモデルを塗装したり、撮影できるコーナーまでありました。DVDのセル販売も今時これだけ棚を並べているのは珍しいと思いました。最近はストリーミング視聴が増えていますからね。
都市型店舗ながらロードサイド店舗のようなワゴン陳列も充実していて、個人的にはとても楽しいです。じっくり見ていくと掘り出し物やら知らなかったような小物が見つかって、ついつい買ってしまいそう。
ざっと感想を書き連ねましたが、激戦区に出てきただけあってかなり魅力的で、エディオンさんの自信を伺わせる店舗になっていました。折を見てまたゆっくり見学に行きたいものです。