皮膚観察用カメラ「ダーモカメラ」の海外戦略をインタビュー!

カシオ計算機さんのダーモカメラ「ダーモカメラ DZ-D100」 の世界展開についてのインタビュー記事を、マイナビニュースさんに掲載誌していただきました。PR記事です。

カシオさんがダーモスコピー診断などに利用する、皮膚観察用のデジタルカメラを、1月末にオーストラリア・ニュージーランド向けに海外初出荷した背景や、今後の展開について聞いています。

そもそもなぜ真っ先にオーストラリア・ニュージーランドなのかと言うと、ざっくり言ってしまえば皮膚癌患者が大変多く、医者の手が足りていないからとなります。緯度の高いヨーロッパから入植したアングロサクソンの肌には、オーストラリアの日光は強すぎるのですね。

出荷に当たっては、コロナ禍で振り回されまくったそうで、その辺りの苦労話も盛り込んであります。

オンライン取材でしたが、とても好奇心をくすぐられる内容で、しかも映画にできるのではと思うほどドラマチックな部分もあり、取材していて大変楽しかったです。

世界デビューの地に“オーストラリア・ニュージーランド”を選んだワケ – カシオのダーモカメラがいよいよ海外展開へ

インプラント義歯に使われる東ソーの「ジルコニア粉末」を取材

東ソーさんの「ジルコニア粉末 Zpex」の取材記事を、サーイ・イサラさんの3月号に掲載して頂きました。紙媒体なので記事へのリンクはありません。

同社は大手総合化学メーカーです。家電業界で名を聞く機会はあまりありませんが、年間売上高8600億円(2019年3月期)を超える国内有数の化学メーカーです。

連載で注目したのは、近年歯科医療の現場で存在感の増している、インプラント義歯のセラミックス素材「ジルコニア」。詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)の材料です。ジルコニアはいわゆる「銀歯」と比べ、高い硬度と耐久性を持ち、自然な歯の色が再現できるうえ、汚れが落ちやすくて虫歯の再発が防ぎやすく、セラミックスなので金属アレルギーの心配もないと良いこと尽くめなのです。

東ソーさんが作っているのは詰め物や義歯そのものではなく、形成前の粉末です。ジルコニア粉末を利用してブロックメーカーがブロックを作り、歯科技工士が歯科医の注文に応じて削り出し、焼成して完成。歯科医の手を通じて患者に装着されます。

ジルコニア粉末は義歯専用の素材というわけではありません。このため、最初から義歯素材向けに研究開発したのではなく、最初はどのような用途に適しているかも含めて研究しながら開発し、義歯の素材に使ったら相性が良いのではないかと気が付いて、営業部隊がそちらの方面での普及に励んだという順序なのだそうです。なお、同社は現在ジルコニア粉末の業界最大手です。

ジルコニア粉末の粒子サイズは直径50ミクロンという極小微粒子。開発に際しては、電子顕微鏡で覗きながら、強度はそのままで透明感のある自然な色を実現できる最適な粒子構造を探ったそうです。現在は原子一つひとつの配列まで制御するために、水素原子も見られる世界最高峰の電子顕微鏡を導入して研究しているとのことでした。

取材はオンラインで行いました。実はこの媒体の取材がオンラインになったのは、これが初めてです。新型コロナで外出を控えていましたが、各社にはなんだかんだで対面取材に応じてもらっていました。東ソーさんは関係者が東京・三重・山口でばらけることもあり、オンラインのほうが話が聴きやすいだろうとなった次第です。

ちなみに、ちょうどこの原稿を執筆していた頃、奥歯の被せ物が外れて歯科医に行く機会があり、ジルコニアのパンフレットを頂戴しました。

折角なのでジルコニアで入れてもらおうかなと思っていたら、型を取る前に決めないといけないのですね。「え、もう銀歯で型を取っちゃいましたよ。やり直しますか」と聞かれ、面倒なので銀歯で済ませてしまいました。歯科医からは「奥歯はジルコニアより金のほうが長持ちしますよ」とも言われました。もちろん、金はジルコニアより更に高額なのですけれど。ご参考まで。

サーイ・イサラ 3月号 日本のモノ語り 「第53回 ジルコニア粉末「Zpex」(東ソー)」

除菌スプレーをエアコンに吹き掛けるのはダメ!エアコンの故障原因にもなるアリの巣状腐食を誘発

三菱電機さんのエアコンと除菌スプレーに関する注意喚起のリリース記事を、家電Bizさんに掲載して頂きました。

室内で除菌スプレーを使用する場合、エアコンに直接吹き掛けると、電子基板やセンサーが故障したり、熱交換器にアリの巣状腐食が起こって「冷えない」「暖まらない」などの症状が起きることがあるので気を付けましょうという呼び掛けです。

新型コロナの影響で除菌スプレーを利用する消費者が増えており、三菱電機さんの調査ではアリの巣状腐食の報告件数が伸びているそうです。記事ではニュースリリースをベースに、売り場でセールストークに織り交ぜるネタの1つとして使えるのではないかと提案してみました。

アリの巣状腐食の詳細や対応策などは記事をご参照ください。

三菱電機が注意喚起 除菌スプレーがエアコンの故障原因になる!?

パナソニックの弱いロボット「NICOBO」を通じて感じた、生活を便利にするのではない、癒やし用ロボット市場の成立

パナソニックさんの弱いロボット「NICOBO」の発表会レポートを、家電Bizさんに掲載誌て頂きました。

NICOBOは大きなおたまじゃくしのような形状の「自分で移動できない」「中途半端にしゃべる」「生活を便利にする機能は搭載しない」ロボットです。頼りないけれど可愛いものを放っておけない、人の優しさや思いやりを引き出すロボットとして位置づけられています。それがゆえの「弱いロボット」という訳です。

まったくの個人的な感想ですが、これまで人形の負っていた役目をデジタルリソースで再構成した存在のようにも感じました。

ペットの代わりになったり、人に癒やしをもたらすロボットと言うと、20年以上前にソニーさんから発売されたAIBOや、5年前にシャープさんから発売されたRoBoHoNなどを思い出すのですが、実は結構いろいろなメーカーがいろいろな形で出しています。

そんな中、遂にパナソニックさんも参入したかと少々感慨深く思っています。ロボット掃除機に参入したときもそうでしたが、パナソニックさんは真っ先に参入できなかった市場には、時間を掛けてじっくり研究開発した競争力のある商品を投入できるようになるまで敢えて参入しない傾向があります。

逆に言うと、パナソニックさんが満を持して参入した市場は、一過性では終わらない市場として成立したと見做せるように思うのです。NICOBOは参入と言ってもMakuakeさんでのプロジェクトであり、同社サイトや家電量販店で取り扱う商品になるわけではないので本格参入とは言えないかもしれません。それでも、癒やしを重視した、生活を便利にするのではないロボットの市場は、今後ある程度の大きさを持ってくるのではないかなと予感しました。

開発を主導した同社の増田陽一郎氏が、「将来は心を豊かにする機能が家電に求められる要素の1つになる」と語っていたのが印象的でした。

それにしても、オンライン発表会の記事はニュースリリースの紹介記事っぽくなってしまうのが難しいですね。

これから家電に求められるのはこれ!?パナソニックの弱いロボット「NICOBO」が満たすニーズとは

世界に名だたる純米大吟醸「獺祭」を取材

旭酒造さんの純米大吟醸「獺祭」の取材記事を、サーイ・イサラさんの2月号に掲載して頂きました。紙媒体なので記事へのリンクはありません。

取材は旭酒造の桜井博志会長へのインタビューを中心に組み立てました。

日本酒好きなら獺祭と書いて「だっさい」と読むのは、もはや常識でしょう。華やかな香りとフルーティな味わいで日本酒好きの間で人気となり、普段日本酒を嗜まない人まで虜にして、日本酒の数ある純米大吟醸の市場で1ブランドだけで1割ものシェアを占めるに至った怪物ブランドです。

取材は獺祭がいかにして産まれたのか、どのような工夫や試行錯誤の積み重ねがあったのかを中心に行いました。桜井会長は倒産寸前の会社の後を継ぎ、「一発逆転のためには他と同じことをしていてはダメだ」と、伝統的な経験と勘の職人の世界に実験とデータ蓄積と合理主義を持ち込んで徹底的に「美味しい」を追究していきます。その過程もびっくりするようなお話ばかりで大変面白かったです。年末の忙しい時期の取材と執筆で目の回る思いでしたが、書いている時間が大変楽しかったのを覚えています。

ちなみに獺祭の「獺」はカワウソのことで、旭酒造さんの所在地である山口県岩国市の獺越(おそごえ)の地名と、桜井会長の好きな正岡子規の雅号「獺祭書屋主人」から名付けたそうです。

獺祭はカワウソが魚を獲物にするとき、捕った魚を川岸に並べていく様子が祭りのように見えることから、文書を作るときに参考資料を広げて散らす事を指します。子規は詩作のために病床の周囲の手が届く場所に資料を広げ散らしていたことからこのような雅号を使ったのでしょうね。勉強になりました。

サーイ・イサラ 2月号 日本のモノ語り 「第52回 獺祭(旭酒造)」

popIn Aladdinが「Aladdin OS」をメジャーバージョンアップ

popInさんのシーリング一体型プロジェクター「popIn Aladdin」のOSメジャーアップデートのニュース記事を、家電Bizさんに掲載して頂きました。

ホーム画面の上部にメニューが追加され、アプリのアイコンがジャンルごとに整理されるようになりました。コンテンツが増えてくると、どうしてもコンテンツを呼び出すためのアイコンも増えてしまって、慣れていないと何がどこにあるのか分かりづらくなってしまいます。アイコンが増えてきて、スクロールが手間になってきた頃合いだったので、これは1ユーザーとして有り難い変更です。

ボイスコントロール機能を強化したほか、新たに「誕生日モード」や「デジタル掛け軸」も追加。チャイルドロック機能も備えました。

天井に設置するpopIn Aladdinは、使うたびに出したり仕舞ったりする必要がないのがとても便利だと思っています。基本的に毎日何かしら使うことを想定したアプリがいろいろ揃っていますが、使うたびに設置と片付けをしなくて良いからこそ、大画面で観たいけれど、そんなにしょっちゅう観られる訳じゃないという人にも注目して欲しい製品です。

popIn AladdinがOSをメジャーバージョンアップ 新しいコンテンツの追加や、チャイルドモードなどの機能を強化

日本HPのビジネス用13.3型モバイルをレビュー

日本HPさんのビジネス用13.3型ノートPC「HP ProBook 635 Aero G7」のレビュー記事をマイナビニュースさんに掲載して頂きました。

CPUにAMDのRyzen 7 4700U with Radeon Graphicsを搭載した、高性能なモバイルノートです。記事ではLTE通信対応モデルを試しました。

記事中にもある通り、ビジネス用のPCは企業が従業員に貸し与えることが多いことから価格重視に陥りがちで、貸与されてる現場の従業員は必ずしも性能に満足しないまま使用していることもよくあります。

その点、この製品は価格の割に性能が高く、Officeソフトを使ったり、動画再生したりといったことに不安がありません。Officeは標準で付属しないのですが。

また、ビジネス用PCは価格重視の影響で見た目がなんとも野暮ったくなることも少なくありません。しかし、この製品は全面シルバーを採用し、ヒンジ部分のシャープなカッティングなど、一見しただけでは目立たない部分でも格好良さがあるのが好印象。

やや気になったのはSDカードスロットがなかったことでしょうか。パーソナル用途よりもビジネス用途のほうが、SDカードスロットって使う機会があると思うのですよね。他の人の撮影したデジカメ画像をその場で受け取りたいとか。

13.3型ノートPC「HP ProBook 635 Aero G7」レビュー、Ryzen 7を搭載したモバイルノートのエース格

再びの緊急事態宣言、量販各社はどう動いたか

年明け早々に再び発令された緊急事態宣言を受け、量販各社が営業時間の短縮を始めました。そのレポート記事を家電Bizさんに掲載して頂きました。

家電量販店の多くは、全国の店舗の閉店時間を19:00や20:00までに短縮しました。様々な感染防止対策を実施して、来店客だけでなく従業員の感染予防にも各社相当に力を入れています。

とはいえ、従業員も生活者なので、店舗以外の場所で感染する可能性もあり、不要不急の外出と三密を避け、手洗いうがいを徹底することが重要です。

新型コロナの世界的流行が始まってそろそろ一年です。都心部ではマスク姿がすっかり定着して、町中を歩いていてまれにマスク未着用の人を見ると違和感を覚えるほどになりました。また、夜半の人出は随分減っていますが、昼間は比較的「普通」の生活をする人が増えている印象です。

有名人の感染や死亡者が減ってきて、あまり報道も危機を煽らなくなってきたこともあり、少し緩んできたようにも感じます。しかし、実際には感染者も死亡者も増えています。ワクチンが滞りなく流通するようになるまで、不自由な生活でももう暫く頑張りましょう。

緊急事態宣言で、量販各社は再び営業時間短縮の動き広まる 8日から首都圏1都3県で実施し、今後はさらにエリア拡大も

ヤーマンのウォーターフロスをレビュー、これは売り場での実演や体験が難しい…

ヤーマンさんのウォーターフロス「waterpik Water Flosser WP-600」のレビュー記事を、家電Bizさんに掲載して頂きました。

行きつけの歯医者からはデンタルフロス(糸楊枝)の使用を勧められているものの、指が太くて口の中で作業などできない私は、フロスにはいまいち苦手意識があります。歯医者は好きでマメに行くのですけれどね。あんなに居心地の良い場所も珍しいのに、世間では嫌いな人が多いようで不思議です。

脱線しました。ウォーターフロスは、歯に物が詰まるのは気になるけれど、私のような糸楊枝タイプのフロスが苦手という人に向いた、歯と歯茎に着いた汚れを水流で洗い落とす装置です。

世界シェアNo1ということで「どんなものかいな」と、恐る恐る試してみたのですが、 水流がかなり強く出るのが驚きでした。それでも食べ滓がキツく詰まっているときはなかなか取れないこともあり、自分の歯の詰まりを解消するのに必要なパワーの大きさにも驚きました。

色々と試して感じたのは、売り場での実演の難しさ。記事を執筆するに当たって、どうやれば実演できるか、来店客に体験を提供できるかと少し考えてみたのですが、考えれば考えるほど「無理」としか思えません。時間を掛ける接客の嫌がられる昨今、ビデオに頼るしかないのかなと思うと、なんだかとても販促の難しい商材に感じてしまいました。

水流で口内の汚れを洗浄する、ヤーマンのウォーターフロス「waterpik」レビュー

PCの画面は3:2へ回帰するのか!?HP Spectra x360新機種のデザイン哲学

HP Inc.でデザイン部門の責任者を務めるステイシー・ウルフ氏のインタビュー記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。オンライン取材で、もちろん翻訳が間に入っています。

今回、日本HPから登場するプレミアムモデル「HP Spectra x360」の新機種には、画面のアスペクト比(縦横比)が3:2のモデルが用意されています。現在、各社PCのアスペクト比は16:9が主流ですが、Windows XPの頃までは3:2が主流でした。このため少し懐かしさを覚えます。

画面が3:2になったことで、キーボードの面積に余裕ができ、日本市場向けに特別仕様の日本語入力しやすいキーボードレイアウトを実現しています。

Webカメラについて熱く語っていたのが印象的でした。プライバシーに配慮して、ユーザーが任意のタイミングで、デジタルとアナログのどちらの手段でもカメラ機能をシャットアウトできるようになっています。ボタン1つで隠せる手軽さと、自分の手で物理的に隠す完璧な安心のどちらでも、好きな方を選べる訳です。これは画期的な進化だと述べていました。

14型2in1 PC「HP Spectra x360」の見どころとデザイン哲学