このところ、執筆履歴ばかりの更新になっていますが、今日も肩で息をしながら生きています。暑いですね。
もう2週間ほど前になりますが、とある2ch系の掲示板のまとめサイトを見ていて、リンクをクリックしたらこのウィンドウが表示されました。
「マイクロソフトシステム警告」ですって!あからさまに怪しい~(笑)
マイクロソフトを騙っていますが、もちろん「偽物」です。
ウィンドウを閉じるか、心配ならすぐにWindowsを再起動しましょう。
こういう偽メッセージをどうやって見分けるか。
まずは常識で考えて怪しいと感じることです。
「システムファイルが壊れているからといってカウントダウン後に勝手に削除するのはおかしい」、しかも「その前に更新しろだなんて強圧的なメッセージを出すものだろうか?」と、心に湧き上がる声に耳を傾けましょう。
仮に書いてあることが本当でも、死にはしないから大丈夫と焦らないこと。
実際、こんな身勝手なメッセージを本当に出していたら、マイクロソフトはユーザーから訴訟を起こされるんじゃないかと思います。
では、ここでもし[更新]を押すとどうなるのか。ケース・バイ・ケースですが、必要のない迷惑ソフトがインストールされるケースが多いようです。
その後、しばらくは何事もなかったようにWindowsが使えるので、「トラブルを回避できた。良かった」と思うわけですが、やがて忘れた頃に迷惑表示が次々出てきたりします。
例えば「ウイルスに感染しているから、ここからアンチウイルスソフトを買って対策しましょう!」とか、「メモリーを最適化してWindowsの性能を向上するユーティリティをここから買って導入しましょう!」なんて表示が出たりします。
全部無視していれば良いのですが、うっかり購入すると、毒にも薬にもならないメモリーを食うだけのソフトがインストールされ、同じようなお金の無心を繰り返します。
この表示も迷惑ソフトも勝手に他のファイルに感染したり増殖したりはしないため、ウイルスとは見做されません。
バリエーション違いが次々出てきて、致命的な動作もしないため、振る舞い検知するセキュリティソフトを導入していても、表示を完全にシャットアウトするのは難しかったりします。このへんがちょっとやっかいなんですよね。
なので、こういのを見かけたら、基本無視!スルー!が正解です。
ちなみに[更新]ボタンにリンクしているサイトは、URLはwww.ms360.com.jpで始まるあからさまに怪しいものでした。
リンク先をチェックするのも真偽を見分けるポイントですね。