カジュアルに弾ける、aiwaの電子楽器「aiwa play RX01」を体験

JENESISさんのユニークな電子楽器「aiwa play RX01」の記者発表会に出席しました。

左右のグレーの製品がRX01。中央の黒い製品は元になったInstaChordです

RX01は楽器が弾けない人や音楽の知識が乏しい人でも、コードを覚えず短い練習で簡単に弾けるという新しいタイプの電子楽器です。

ウクレレほどの大きさの弦楽器から弦を取り払ったような形状をしており、抱えても良いし、テーブルなどの上に置いた状態でも利用できます。

ギターのコードが押さえられない人でも、演奏できるよう工夫されていて、ディスプレイに表示されたコードに合わせて、首に付いているボタンを押しながら、ギター弦のように並んだ細長いパッドをはじくことで演奏します。

細長い黒いパッドを指で弾いて音を出します

演奏を体験したところ、リズムゲームのようなノリで楽しめました。カラオケが好きな人ならば、まず間違いなく気に入ると思います。慣れれば無造作に弾き流して、その時その時の気分に合わせて歌えるでしょう。

企画したミュージシャンの永田雄一氏は、初心者による気軽な弾き語り、プロミュージシャンによる音楽制作という2つのニーズに対応できるとしています

JENESISさんが2020年にクラウドファンディングで7,900万円を集めて成功した「InstaChord」が、RX01のベースになっています。RX01ではInstaChordの機能を絞って、より扱いやすくなっており、量産するに当たってJENESISさんがライセンスを取得した「aiwa」での販売となりました。

aiwaは40代以上には馴染み深いブランドで、私も学生時代にラジカセやカセット式の携帯音楽プレーヤー、カセットテープなどで随分お世話になりました。aiwaブランドなら安心と感じる人も多いのではないかと思います。

RX01の価格は税別37,800円。発売当初は直販サイトのみでの販売で、楽器店や家電量販店での店頭販売は未定です。

実のところ、私はリズム感と音感が病的に欠けていて、おまけに声まで出ないわ、有名曲ですらろくすっぽ知らないわで、歌の上手さで順位を付けると世界で80億番目くらいのポジションの人です。水泳にたとえると水に足を入れたらなぜか既に溺れていたとか、水着を着たら溺れていたみたいな次元でしょうか。

そんな私なのでRX01を手に入れて家で弾いてみようなんていう公害は避けざるを得ないのですが、それでも試していると、「これを使って歌えたら気持ちが良いだろうな」と 純粋に 感じさせられました。歌える人が本当に羨ましいです。子供へのプレゼントなどにも良いのではないかなと思いました。