パナソニックの宅配サブスク「foodable」の発表会レポート

パナソニックさんの「foodable(フーダブル)」の新サービス発表会レポートを、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

foodableはパナソニックが運営する「EATPICK(イートピック)」内で展開する「家電と食のサブスクリプションサービス」。EATPICKの会員になり、foodableの利用を希望すると、パナソニックの調理家電と、厳選食材、オリジナルレシピ、さらにオリジナルのテーブルウェアなどがセットになって消費者に適宜届くようになります。料金は月額3,980円で、6ヶ月~24ヶ月の利用となります。

家電のレンタルに興味があるけれど、使いこなせるか分からない、特に調理家電は食材選びやレシピ探しが不安…なんていう人には、ぜひ試して欲しいサービスだと思います。

発表会には公式アンバサダーの黒島結菜さんも応援に駆けつけ、シェイカーを振ってメディアを賑わせていました。後で知ったのですが、黒島さんって大学の後輩だったんですね。学科は違いますし、共通の知人など一人もいないであろうくらい年齢が離れていますけれどね。でも急に親近感が湧きました(笑)

パナソニック、家電と食材の宅配サブスク「foodable」を拡充 – 黒島結菜さんがシェイカーさばきを披露

アフォーダンスって何?パナソニックの人を動かす照明の試み

パナソニック エレクトリックワークス社さんのアフォーダンスライティングの取り組みについての取材記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。

不肖なもので「アフォーダンス」という言葉をこの取材まで知らずにいました。パナソニックさんが勝手に作った言葉かもしれないくらいに思っていたのですが、生態学や生態心理学用語で、綴は「affordance」だそう。「与える」とか「提供する」という意味の「afford」がもとになった造語とのことです。

生態学では、光には人の心理に影響を与え、人の行動を左右すると考えられているものの、具体的にどのような光がどのような影響を及ぼすか詳細は不明。そこでパナソニックさんは、そのあたりを屋外の実証実験で明らかにし、照明に動きや変化を付けて意味や目的を持たせようと考えている訳です。

何もこの光を浴びると急にパナソニック製品が欲しくなるとかそういうものではなく、光の動きで順路を迷わないようにしたり、歩くペースをある程度コントロールしたりといったことが、今のところの効果となっています。光の動きは、人の足を動かすだけでなく、留める効果もあり、ゆっくりした適度な明滅は落ち着きと居心地の良さを与えるそうです。近未来的でなかなか面白い取材でした。

そういえば、今回の取材で、パナソニックさんの大阪本社に初めてうかがいました。この場所にこれだけの敷地を持っているあたり、流石は日本を代表する大企業は凄いものだと素直に驚きました。

パナソニックのアフォーダンスライティング、人を動かす灯りへと街の照明を変える試み

パナソニックのナノイーが濃度100倍に!加湿空気清浄機の新モデルに搭載

パナソニックさんの加湿空気清浄機の発表会レポートを、家電Bizさんに掲載して頂きました。

濃度が100倍になったという新しいナノイーX発生装置を搭載した新製品「F-VXU90」です。最上位モデルとなり、同時に発売するこれより下位のモデルには、新しいナノイーX発生装置は搭載されません。

家電Bizさんは流通向けなので、この製品がどういう物か、誰向けかという情報だけでなく、どうやって売るか、売る際の注意点は何かといったことにも目を向ける必要があります。今回はパナソニックさんが、新「ナノイーX」登場に伴ってグレード表示を一新したことを受け、これを店頭で厳密に説明しようとしても消費者はイメージしづらいのではなかろうかと、ちょっと苦言に近いことも書いてみました。

ただでさえ1秒間に4800億個を発生すると言っていたナノイー濃度が、48兆個になるというのです。その数字を前面に出しても、全然ピンと来ない人が多いのではないかと思うのです。それならば、いっそ新しくなったこと、より効果が期待できることが分かるようにするだけで良いのではと感じました。

それこそ、同じ部屋の中で初代モデルを100台並べて同時運転で発生させるのと、同じ効果だと言ったほうがイメージしやすいのではないでしょうか。本当に同じかどうかは確認していないので、適当なことを言っているのですけれども、もしこのイメージで合っているなら、ビジュアル化すればかなりインパクトがありますよね。

しかし、この調子で1秒間に480兆個とか、4800兆個、4京8000兆個と増えていったら、どこかでこれ以上濃度を高くできない臨界点が来るはずで、それって何個くらいなのだろうかと、実に余計な興味が湧いてしまいました。だって、濃度100倍でも相変わらず目に見えないんですよ(笑)

パナソニックが濃度100倍の新しいナノイーXを発表、加湿空気清浄機に搭載

パナソニックのナノイー/ナノイーXを車載した自動車内は空気がキレイ!のエビデンス

パナソニックさんのナノイー/ナノイーXの効果検証について、車載市場向けに実施した説明会のレポートを、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。

パナソニックさんによれば、2021年度までのナノイー/ナノイーX発生装置の車載台数が累計で1000万台を超えたそうです。今後ますます注力し、2025年度には累計2000万台を目指すとのことでした。

自動車内の空気の質を気にしている人が増えているという同社の指摘は、昨今のコロナ禍における人々の動きを見ても、至極納得のいくものです。

なお、最後の方で触れているナノイーの人体への影響については、質疑応答で別の記者が質問していたものです。実は私も別の機会にこれとほぼ同じ質問をぶつけたことがあります。これ、気になりますよね。

この手のマイナスイオン放出で浮遊菌や浮遊ウイルスを抑制できるということは、皮膚常在菌も抑制されるはずなので、菌やウイルスは抑制するけれど人体には影響が些かもないと言う理屈がよく分からないのです。人体に影響がないのであれば、浮遊菌や浮遊ウイルスにも効かないのではないかと。自己弁護になりますが、理屈屋にとっては、そう考えるほうが自然なのです。

実際は皮膚常在菌と浮遊菌(浮遊ウイルス)の個体数や濃度の圧倒的な違いにより、皮膚常在菌は死んだそばからすぐに復活し、元の個体数/濃度になるので問題がないということでした。手を洗ったり、シャワーを浴びたりしても皮膚常在菌は一時的に減少するものの、すぐに元に戻っていなくならないのと同じ理屈です。そう言われて、ようやくなるほどと腑に落ちたものです。

プレゼンの資料の中には出てこなかった内容ですが、説明されないと分かりにくい部分ではないかと思うので敢えて触れてみました。

パナソニック、ナノイー/ナノイーXの効果検証を公開 – 自動車内の菌やウイルスを99%以上抑制

エアコン試運転のススメ

エアコンの試運転が必要な理由や正しいやり方について、エアコンメーカー各社にヒアリングしたレポート記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。

各社へのヒアリングは、私ではなく担当編集がメールでやり取りしました。多くはメーカー広報が回答してくれたものですが、その回答をすべて紹介していると間が持たないので、各社から1つか2つ回答を拾うようにしました。そこのバランスを取るのが結構大変でした。

本当は掲載したいけれど、同じメーカーばかり出てくるのは避けたいという思惑があった訳です。それがどこだったとは、敢えて言いませんけれど(笑)

編集からは「ブレーカーでエアコン電源の項目が専用に切り分けられているケースは一般的なのか」と突っ込まれて、一般的だと思っていたのもので回答に困ったのが印象的でした。

古い家屋だとエアコンが付いていないのも普通で、私の実家にあったブレーカーも記憶にある限り、分かれていませんでした。なにしろエアコンが家にありませんでした。しかし、新しい家屋だと分岐しているケースが多いようです。

エアコンはコンセントからいわゆるタコ足配線で使わないよう、専用の電源が用意されることが多く、私はそれは電気用品安全法(PSE)で決まっているものだと思っていました。

しかし、本当にそうなのかと突っ込まれて調べてみると、法律で決められている訳ではなく、「そうしないと危ないから」という理由で工務店など電気工事業者の間ではブレーカーで分岐するのが常識になっているだけなのだそうです。

このあたり、原稿では触れていませんが勉強になりました。

あと、エアコンの排水ホースが害虫の侵入口になるのは本当です。我が家でも実際にありました。天井付近の室内機のそばの壁を黒いものが這っているのを見付け、「出やがったな!ぶっ殺す!」と戦闘態勢に入ると同時に、「なぜエサになるものもないそんなところに…」と感じたものですが、侵入経路になっているのですね。

防虫キャップや100均やWeb通販で簡単に入手できるので、暑くなる前に取り付けておきましょう。

エアコンの試運転が必要な理由 – 夏本番の前に離れて暮らす家族にも伝えよう

家電を使って在宅ワークの生産性向上!

パナソニックさんの実態調査「在宅ワーク中のパフォーマンス」をベースにしたレポート記事を、マイナビニュースさんに掲載して頂きました。

在宅ワークは「通勤時間が不要になる」「育児や介護と両立しやすい」などのメリットもありますが、一方で「生活と隣合わせで気持ちのメリハリが付けられずダラダラしがち」「上司や同僚と気軽に相談できない」などのデメリットも抱えています。

興味深いと思ったのは、上司や同僚とのコミュニケーション(報連相)。会社だと頻繁過ぎて鬱陶しい、会議が冗長で時間の無駄が多いといった意見も多く、在宅ワークでの「上司や同僚に頻繁に声を掛けられず作業に集中できる」という利点と、表裏一体の関係にあることが分かります。

パナソニックさんの調査によれば、在宅ワークによって仕事のパフォーマンスが落ちたと感じている人が多く、その落ち具合は平均約3割との回答になっています。

こうした背景を踏まえ、家電で在宅ワークの快適化と、業務効率の改善を図りましょうという訳です。取り扱う商品の幅が広いパナソニックさんらしい切り口で、とても興味深く感じました。

パナソニックさんの調査とは離れますが、部下を育成しないといけない中間管理職にとっては、「部下が何をやっているのか把握しづらい」「部下に仕事を教えづらい」のも、在宅ワークの抱える課題じゃないかなと思います。これを解決できる、もしくは解消に役立つという家電や道具があれば、大きな引き合いがありそうです。

在宅ワークの環境を改善する家電いろいろ – パナソニックの実態調査から

パナソニックの弱いロボット「NICOBO」を通じて感じた、生活を便利にするのではない、癒やし用ロボット市場の成立

パナソニックさんの弱いロボット「NICOBO」の発表会レポートを、家電Bizさんに掲載誌て頂きました。

NICOBOは大きなおたまじゃくしのような形状の「自分で移動できない」「中途半端にしゃべる」「生活を便利にする機能は搭載しない」ロボットです。頼りないけれど可愛いものを放っておけない、人の優しさや思いやりを引き出すロボットとして位置づけられています。それがゆえの「弱いロボット」という訳です。

まったくの個人的な感想ですが、これまで人形の負っていた役目をデジタルリソースで再構成した存在のようにも感じました。

ペットの代わりになったり、人に癒やしをもたらすロボットと言うと、20年以上前にソニーさんから発売されたAIBOや、5年前にシャープさんから発売されたRoBoHoNなどを思い出すのですが、実は結構いろいろなメーカーがいろいろな形で出しています。

そんな中、遂にパナソニックさんも参入したかと少々感慨深く思っています。ロボット掃除機に参入したときもそうでしたが、パナソニックさんは真っ先に参入できなかった市場には、時間を掛けてじっくり研究開発した競争力のある商品を投入できるようになるまで敢えて参入しない傾向があります。

逆に言うと、パナソニックさんが満を持して参入した市場は、一過性では終わらない市場として成立したと見做せるように思うのです。NICOBOは参入と言ってもMakuakeさんでのプロジェクトであり、同社サイトや家電量販店で取り扱う商品になるわけではないので本格参入とは言えないかもしれません。それでも、癒やしを重視した、生活を便利にするのではないロボットの市場は、今後ある程度の大きさを持ってくるのではないかなと予感しました。

開発を主導した同社の増田陽一郎氏が、「将来は心を豊かにする機能が家電に求められる要素の1つになる」と語っていたのが印象的でした。

それにしても、オンライン発表会の記事はニュースリリースの紹介記事っぽくなってしまうのが難しいですね。

これから家電に求められるのはこれ!?パナソニックの弱いロボット「NICOBO」が満たすニーズとは

家庭用スチーム吸入器「EW-KA65」をレビューする

パナソニックさんのスチーム吸入器「EW-KA65」のレビュー記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。

自身、小児喘息で苦しんだ経験があるので、その頃のことにも触れてみました。

文中では紹介しませんでしたが、初めて使ったとき、実は熱すぎて火傷するのではないかと思って途中で使用を停止してしまいました。そのくらい、きちんと熱いスチームが作れると言えるでしょう。

比較的単純な機構で、使いみちも多くないので、14,000円前後という価格がどう評価されるのか、市場の反応が楽しみです。

子供から大人まで鼻と喉をスッキリできる、パナソニックのスチーム吸入器をレビュー

これほどブラシに毛が絡まないクリーナーは初めて!パナソニックのパワーコードレス新モデル

パナソニックさんのコードレススティッククリーナー「パワーコードレス MC-SBU840K」の発表会レポートを、家電Bizさんに掲載して頂きました。少しずつ増えてきた、オンラインでの発表会です。

メーカーの発表会では、その製品ジャンルの市場動向について触れることも多く、大変参考になります。

たとえばパナソニックさんの調査では、クリーナーというジャンルにおけるコードレススティックタイプの構成比は、年々拡大し、2018年にはコードレススティックタイプが、キャニスタータイプを逆転。2019年には、コードレススティックタイプが49%、キャニスタータイプが38%となっています。この傾向はさらに続くでしょう。

もっとも、これは国内市場全体の話で、パナソニックさんだけで構成比を見ると、まだキャニスタータイプが57%を占め、コードレススティックタイプは33%とのこと。同社としてはキャニスタータイプにおけるシェアを維持しながら、スティックタイプでのシェアを伸ばす余地があると見ています。

つまり、新製品は自社キャニスタータイプのシェアを落とすことなく、スティックタイプの競合に打ち勝つことを目指して開発されているということです。

こうした話はエンドユーザーには直接関わらない部分なので、コンシューマー向けの媒体では無視して、製品の紹介のみに焦点を絞る傾向があります。しかし、メディアやリテールにとっては、とても重要な情報です。

新製品を開発したメーカーが、どういうコンセプトでその製品を準備したのか、どういうニーズに応え、どういう人にどのように使って欲しいのか、あるいはメーカーとしてどのくらい力を入れている製品なのか、という部分を捉えるのに必要な情報になるからです。

今回の「パワーコードレス MC-SBU840K」は、クリーナーヘッドに工夫を凝らした「絡まないブラシ」を採用していて、その名の通りブラシの毛の絡まりを抑えられるようになっています。これはカタログの数値だけ見ていては伝わらない「良さ」です。また、家電量販店の店頭で試して実感しやすい機能でもあります。

同社ではキャニスターのヘッドにも採用していくとアナウンスしており、このヘッドが気に入ったからキャニスターからコードレスに乗り換えようという人はあまり居ないでしょう。むしろ、ブラシの毛の絡みが気になっている層には響く魅力ですから、キャニスターでもコードレスでもシェア拡大を積極的に仕掛けられると思います。

クリーナーは国内外のメーカーが何社も参入している激戦区。パナソニックさんの健闘がどこまで消費者に響くのか、見守りたいと思います。

来店客に体感してもらいやすい!パナソニックのパワーコードレス最新モデルはノズルに毛が絡みづらい!

ルーロの三角形ロボが進化!ぶつからないセンサー性能にビックリ!

パナソニックさんのロボット掃除機「RULO」の新製品「MC-RSF1000」の体験内覧会レポートを家電Bizさんに掲載していただきました。

「ルーロの三角形」を一躍有名にしたRULOですが、新製品のリリースの前にパナソニックさんは千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)さんと共同研究し、最先端のコンセプトモデルを作っています。新製品では、このコンセプトモデルに搭載した機能の中から、民生機として現実的な価格で提供できる機能をピックアップして搭載しています。

金に糸目をつけないコンセプトモデルも使ってみたいですよね。ただ、そのまま売るとしたら何百万円の世界のようですが。

新製品には、レーザーセンサーを使った空間認識技術「レーザーSLAM」を採用。自動運転でお掃除しながら、レーザーで間取りをマッピングしていきます。ちなみにSLAMはスラムと読み、Simultaneous Localization and Mappingの略です。

これの何が凄いかというと、ズバリ、障害物にぶつからないこと!デモンストレーションでは、立てた本や、サッカーボール、ぬいぐるみ、積み木などを器用に避ける様子が実演されました。残念ながら積み木だけは引っ掛けてしまいましたが、サッカーボールがコロリとも転がらなかったのは驚きでした!

パナソニックの最新ロボット掃除機は、ぶつからない!倒さない!追いかける!?