シロカの時短トースターとお料理ケトル

シロカさんの新製品発表会のレポート記事を、家電Bizさんのサイトに掲載していただきました。

新製品はトースター「プレミアムオーブントースター すばやき(以下、すばやき)」と、ケトル「おりょうりケトル ちょいなべ(以下、ちょいなべ)」。すばやきは、2枚焼きの「ST-2A251」と、4枚焼きの「ST-4A251」が型番。ちょいなべは、「SK-M151」が型番になります。

会場では、若夫婦役のイメージキャラクターに起用された、関根ささらさんと池田 航(こう)さんの二人が登壇。多方面にプロモーション展開していくとのことでした。

トースターはいまの流行りですが、鍋にもなるケトルは日本人に受けるのか、少し気になるところ。以前、日本に観光に来た中国人や韓国人がホテルに備え付けのケトルで、そのままインスタントラーメンなどを作って食べるので非衛生で困るというニュースがありましたが、それがヒントになっているとしたらチャレンジブルだなと思うのです。日本人に馴染まないイメージから入ったということなのですから。

とはいえ、リリースベースではなかなか便利そうな商品なので、きちんと使い方を伝えられれば、案外化けるかもしれないなと楽しみにしています。

シロカ、新ブランド戦略最初の製品は素早く焼けるトースターと、ラーメンも作れるスープケトル

東芝CSがDynabookへ社名変更

東芝クライアントソリューションさんの中期経営計画発表会のレポート記事を、家電Bizさんに掲載して頂きました。

東芝クライアントソリューションさんは、1月1日からDynabookさんに社名を変更します。パソコンのブランド名はすべて小文字の「dynabook」を継続し、社名だけ先頭一文字が大文字になります。

dynabookの由来や、社名をDynabookとすることの意味など熱く語っていました。これまで注力してこなかった、デスクトップPCやWork Stationなども展開していく予定とのことですが、製品よりサービスのほうが注力する分野になるとの発言は、「なんだかシャープっぽくなってきたぞ」と思わされました。

dynabookからRoBoHoNを遠隔操作したり、動作をプログラミングしたりできるようになるのはいつの日なのか、楽しみですね。

「dynabook」の東芝CSがシャープ傘下で社名を「Dynabook」に変更、2019年度の黒字化を目指す

女性向けSIXPAD新製品はヒップアップトレーニング向け

MTGさんのトレーニング・ギア「SIXPAD」の新製品発表会レポートを、家電Bizさんのサイトに掲載していただきました。

女性のヒップアップケア向けで、製品名は「SIXPAD Bottom Belt」になります。

下腹部に装着することで、電気刺激でヒップアップに必要な筋肉を効率よく鍛えます。大殿筋(だいでんきん)、中殿筋(ちゅうでんきん)、ハムストリングの3つの筋肉を鍛えたい人には注目の商品と言えそう。

女性がメインターゲットですが、男性でも使用可能とのことです。

発表会の会場に女優の菜々緒さんがゲストで登場したこともあり、周りの記者が芸能系ばかりで目につく範囲では家電系メディアの知った顔が一人もいませんでした。ここまで徹底してるのは珍しいです。

それとスクリーンにドカーンと女性のヒップが大写しされる場面もあり、もちろん着衣のうえなのですが、それでも見ているこちらがいささか気恥ずかしかったです(笑)

電気刺激で筋トレするSIXPADに、ヒップを鍛える初の女性向け製品

エアコンとは棲み分けて市場を固めるダイニチ工業の石油ファンヒーター

ダイニチ工業さんの新製品発表会レポート記事を、家電BizさんのWebサイトに掲載していただきました。

燕三条を拠点とするダイニチ工業さんにとっては、都内での発表会は初めての試みだったそう。つつがなく進行していたので、いろいろ研究されたのだろうなと思います。

発表したのは、省エネ機能を備えたハイグレードモデルの「SGXタイプ」と、家庭用石油ファンヒーターとして最高の暖房能力を持つ「FZタイプ」の2つ。

エアコンの普及で最盛期から激減した石油ファンヒーター市場ですが、それでも毎年200万台以上を出荷しています。

吉井社長は壇上で、石油ファンヒーターは、エアコンにはない即暖性や加湿効果、足元から温める温風などが、エアコンに対する強みであり、エアコンと棲み分けができていると述べていました。

なるほどと納得しつつ、もう一つ、「エアコンと違って他の部屋に持っている」という理由も、大きいような気がします。

ちなみに業界では石油ファンヒーターは、石油FHと表記することがよくあります。Fan Heaterの略ですね。石油だけがどうして石油のママなのか、実はとても不思議に思っています。OFHだと分かりづらいからですかね。私は最初石油FHも分かりませんでしたが…。

エアコンと戦わないダイニチの石油ファンヒーター 根強いニーズを背景に、即暖性と加湿効果を訴求

シャープから新4K8K衛星放送対応のテレビなど、対応製品群が一気に登場

シャープさんの新4K8K衛星放送に対応するテレビ、レコーダー、チューナーの発表会レポートを、家電BizさんのWebサイトに掲載していただきました。

12月1日から始まる新4K8K衛星放送向けの製品群で、AQUOS 4Kテレビが3機種、4Kレコーダーが2機種、4Kチューナーが1機種となっています。ハードウェアだけでなく、同社が運営するクラウドサービス「COCORO VISION」に「COCORO CALENDAR」も追加しており、実にてんこ盛りの内容でした。

今回、留意が必要に感じられたのは、チューナーを買って、これまで使ってきた4K対応テレビに繋いで視聴するケース。新4K8K衛星放送では新たにHDR方式の新方式であるHLG方式に対応していますが、HLG方式に対応しないテレビに接続してHDR映像を視聴する場合、18Gbps対応のHIGH SPEED(CATEGORY2)HDMIケーブルが必要になります。HDMIケーブルとひと口に言っても古いHDMIケーブルではHDR映像が見られなくなるのです。

また、分配器などを利用している場合も、同軸ケーブルに同様の注意が必要になります。

店頭でしっかり対応できるよう、各社の取り組みに期待したいところです。

シャープが新4K8K衛星放送対応の4Kテレビ、4Kレコーダー、4Kチューナーを発表 店舗全体で4Kチューナーの必要性アピールを

クラウドファンディングは流通の未来を変えるか

クロスさんで発行している家電流通専門誌「家電Biz Vol.7」2018年秋号が発行されました。秋号では幾つかの記事を担当しました。

第2特集の「クラウドファンディング 物づくりの新潮流 流通での活用は?」では、Makuakeさんの中山亮太郎社長をインタビューできました。「量販企業のバイヤーがネタ探しする場になりたい」と語っていたのが印象的でした。

Makuakeを筆頭に、クラウドファンディングサイトでは、ユニークな製品が前触れもなしにぽっと出てくるのが魅力です。クラウドファンディングサイトで注目された商品ばかりを並べるリアルショップがあっても良いと思うし、それが大型の量販店舗で1コーナーになっていれば魅力的だろうと思うのですが、なかなか難しそうです。

想像してみると、東急ハンズなんて実はまさにそんな店舗な訳ですが、どこにでも出店できる業態とはいえなさそうです。売り場に商品を並べる以外のことでも、何か流通企業がクラウドファンディングを上手に活用する手がないものかと思っちゃいますね。

このほか、クリーナーやWi-Fiルーターの商品記事も担当。クリーナーの記事ではシャークニンジャさんのゴードン・トム社長にも会えました。

トム社長は、ダイソンさんやエレクトロラックスさんの日本法人の社長を務めたこともあり、日本を熟知する知日外国人です。「日本人は“徹底的”と“こだわり”が大好きな一方で、完璧なものはないことも知っているため、常に改善を求める」といったことを述べいて、日本人をよく知っているなと感心してしまいました。

家電Biz Vol.7 (2018年09月25日発売)

30年目のウイルスバスター

トレンドマイクロさんの「ウイルスバスター クラウド」の最新版発表会のレポート記事を、家電BizさんのWebサイトに掲載していただきました。

「家電Biz」は季刊発行の家電流通専門誌で、2013年まで私が編集部に所属していた月刊誌「IT&家電ビジネス」をベースとしています。家電量販店の店長やフロア長に読まれていて、私が入った時点で既に30年以上も発行が続いていた雑誌でした。発行会社が2016年に倒産した際に、このまま失くすのは勿体無いということで、クロスという会社で編集部員を引き受けて誌名も変えて再スタートした経緯があり、最近になって私も古巣に顔を出す感じで手伝っています。

Webサイトは誌面に載せられないニュース性の高い記事を中心に掲載していくもので、流通向けの視点が盛り込まれているのが、他の一般消費者向け媒体と異なる特徴です。

さて、ウイルスバスターに話を戻します。今回の発表会は、ウイルスバスター30周年として、同社が10年ごとに掲げる新しいスローガンの発表もありました。それは「Securing Your Connected World」。日本語に訳すと「あなたの繋がる世界を守る」といったところでしょうか。

同社はスローガンとは別に、30年前から「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現」をビジョンとして掲げており、10年毎のスローガンはこのビジョンと矛盾しない内容になっています。

会場では駆け足で同社の30年を振り返る時間もありました。会場では割愛されていましたが、実はトレンドマイクロの日本法人は、株式会社リンクという別の名前からスタートしています。「ウイルスバスター95」が登場する頃には、ワールドワイドと同じトレンドマイクロに社名を変更していたと思います。私はそのリンク時代から、ウイルスバスターにお世話になっていて、30年のうちの28年くらい、ソフトの進化を見てきたことになります。

振り返りのスライドが切り替わるたびに「懐かしい」と声を上げそうになっていました。決して順風満帆ではなく、セキュリティソフトの中では一番山あり谷ありで来たブランドでしょう。よくぞ続いてくれたと思います。

そんな、30年目のウイルスバスターでは、AIによる未知の脅威への対策強化が図られています。未知の脅威は、「そのユーザーのPCが初めての感染例」と考えると分かりやすいです。細かな説明は省きますが、基本的は「不自然な動作を検知してシャットアウトすることで守る」仕組みです。

この脅威への対策の歴史はなかなか興味深くて、他社ソフトも含め、いつかどこかでストーリーとしてまとめて読めるようにしてくれたら、さぞかし面白いだろうにと思っていたりします。絶対大変な作業になると思いますけれど(笑)

ネットの脅威に対抗するウイルスバスターの最新版が登場 セキュリティ対策に期待される家電量販店の役目とは

家電Biz夏号にエアコンとクリーナーで寄稿

クロスが発行する家電流通プロフェッショナルのための専門誌「家電Biz」夏号に寄稿しました。紙の仕事は久し振りです。

エアコンとクリーナーの記事で、多くのメーカーを回って取材したのですが、回りすぎて一社あたりの紹介スペースが十分に確保できなかったのは反省点になりました。もっと一社ごとで書きたい内容があって勿体無い限り。随分以前にも、似たような失敗をした覚えがあって、気を付けねばならないなと思いました…。

2017年度のエアコン市場は非常に好調で、JEMA統計で905万台の出荷、金額ベースで7343億円超でした。エコポイントで特需となった2013年度に次ぐ高水準。GfKの調査では販売台数、金額ともに前年度比106%です。

こういう話、消費者はあんまり興味がないかもしれないですが、業界では結構大きな話なのです。

家電Bizは時事性の高い情報はウェブに掲載しています。ウェブサイトは特に購読などしなくてもブログ形式で読めますので、流通情報に興味のある方はぜひ一度覗いてみてください。


家電Bizのウェブサイト

ちなみに家電Bizは、リックが30年以上に渡って発行してきた「IT&家電ビジネス」(旧名「家電ビジネス」)が前身となっている書店では販売していない、いわゆる業界誌です。IT&家電ビジネスは2017年に発行会社の倒産に伴って廃刊となっており、家電Bizは元編集部のメンバー達がクロスに移籍して制作しています。

実は私は2007年から2014年まで、このIT&家電ビジネスに編集者として関わっていました。流通の仕組みや店舗の見方など、様々なことを学ばせてもらったものでした。

家電Bizの仕事は、いわば古巣での仕事だった訳ですが、いろいろと勝手も異なって、後になってみると「もっと上手くやれたはずだったなあ」と感じる次第です。もっとも、取材で回っている間は昔を思い出すようでそれなりに面白かったんですけれどね。家電は面白いです。


家電BIZの販売サイト