20周年の節目に臨む、三菱電機のIHクッキングヒーター

5月30日、三菱電機のIHクッキングヒーターの発表会に行きました。

20周年を記念したイベントも兼ねており、新製品の紹介やキャンペーンの告知のあと、コラボしてオリジナルレシピを監修してもらったという、辻ウェルネスクッキングの佐川校長が会場で実際に調理して見せて、試食もできるという内容でした。

冒頭の挨拶や製品開発の背景は営業部長の樋口裕晃氏が語りました。


三菱電機ホーム機器 営業部長の樋口裕晃氏

国内のIHクッキングヒーター市場は2008年度の販売台数884,000台をピークに安定期に入り、2011年度の東日本大震災で需要ががくんと落ちたあと、2014年度の715,000台で底を打った形になっています。2018年度は790,000台まで回復していますが、最盛期にまだ10万台以上及びません。

IHクッキングヒーターは10~15年が買い替えサイクル。今年は2008年からちょうど10年で買い替え時期に入ることから、需要拡大が見込まれています。

このあたりの数字は、意外に資料価値が高いので載せてみました。


IHクッキングヒーター需要動向のスライド

IHクッキングヒーターは火力が弱い、使いづらい、操作が面倒などと思っている人も多いのでは?

20年前の1998年に同社が民生用として初めて国内投入して以来、IHクッキングヒーターは着実に進化を重ね、火力は既に一般的なガス調理台より高く、使いやすさも大きく改善しています。


20年前の製品と比較したスライド

三菱電機では特に操作性へのこだわりが強く、火力操作はより直感的なダイヤル操作を採用。液晶と音声で手順や注意を知らせるほか、食材が取り出しやすいレール式プルダウンドアを採用しています。

地震を感知して自動停止したり、焦げ付きや煮崩れ、吹きこぼれ、焼きムラなどを抑制する機能も備えています。


三菱製品の特徴の中でも操作性へのこだわりを示したスライド

20周年記念のキャンペーンについても説明がありました。3弾に分かれ、各回30名に5,000円相当の選べるグルメか、200名に500円墳のQUOカードをプレゼントするという内容です。


キャンペーンの内容


キャンペーンサイト

一通り説明の終わったところで、辻ウェルネスクッキング校長の佐川 進氏と、副校長の辻 ヒロミさんの二人が登場。メディアの前でオリジナルレシピを実際に調理しました。


佐川校長と辻副校長。佐川校長の指はピースサインではなく、「今日はここで2つ作るよ」という意味

調理したのは、「鶏肉の冷製豆乳クリームシチュー」と、トマトとオリーブオイルを使用したスパゲッティ「アマトリチャーナ」。

アマトリチャーナ用のスパゲッティを茹でる際に驚いたのが、佐川校長が躊躇うことなく半分に折ったこと。「イタリア人を発狂させたければ目の前でスパゲッティを半分に折れ」と言われていますが、イタリア人のことは気にしなくて良いようです。


ビックリして思わず写真を撮ってしまいました(笑)

佐川校長は料理教師歴50年というだけあって、喋りながらも手際良く、止まることなく調理していき、30分ほどで調理の実演を終えました。もちろん、大変美味しかったです!


完成したオリジナルメニューを披露する佐川校長


左上がデザートの「スフレココット」、右上が「アマトリチャーナ」、左下が「大麦のフルーツサラダ」、右下が「鶏肉の冷製豆乳クリームシチュー」

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