シャープの薄型テレビのフラグシップ「AQUOS XLED」

シャープさんのminiLEDを搭載した薄型テレビ「AQUOS XLED」の新製品が発表になりました。フラグシップモデルです。

AQUOS XLED EP1ライン

サイズと型番、市場想定価格(税込)は以下の通り。
 75v型…4T-C75EP1…737,000円
 70v型…4T-C70EP1…572,000円
 65v型…4T-C65EP1…495,000円
 60v型…4T-C60EP1…440,000円
 55v型…4T-C55EP1…363,000円
「EP1」ラインと呼ばれ、55v型から、5インチ刻みで75v型まで5モデルとなります。

miniLEDを高密度に配置し、3倍以上の輝度で駆動させる「アクティブ mini LED駆動」や明暗差を際立たせる「フレアブライトネス回路」などを採用。映像エンジンは四世代目となる「Medalist S4X」で、AIプロセッサーと環境センシングにより、コンテンツに適した臨場感のある映像と、中間調の見やすさを実現しています。

たとえばトンネルの中や洞窟の内部から、外を見るシーンでも、トンネルや洞窟内部の暗さに濃淡を設けて表現できています。闇の黒さの違い、そこに紛れる赤や黄色の鮮やかさも大きく改善していて、従来の白色LEDモデルと比較しても違いがはっきり分かるほどでした。

音響も大きく進化していて、テレビの上と下に新設計のスピーカーを配置して、合計5種類11基ものスピーカーを搭載。画面の中央付近で音が合成されて画面の中央から音が聞こえてくるような効果を作り出しています。実際に同じ音源で従来モデルと比較したデモを体験しましたが、単純に音量が大きく感じられるし、低音がより聞き取りやすくなっていました。

音響デモの様子

一昔前に比べると、大幅に進化したテレビですが、まだまだ進化の余地があったのだなと驚きました。

YouTubeで製品紹介ビデオも公開中で、私の拙い説明よりよほどよく分かるので、詳しくはぜひこちらをご参照ください。
https://youtu.be/dQDucnsb4sw

このほか、キャッシュバックキャンペーンも実施中です。
10月25日から2023年2月28日までの約4ヶ月間に購入し、キャンペーンサイトに必要事項を記載して応募した人を対象に、機種に応じた金額(最大5万円)をキャッシュバックする内容です。シャープの4Kレコーダーをセットで購入した場合、キャッシュバック金額にさらに1万円がプラスされるとのこと。キャッシュバックは「セブン銀行のATM受取」での受取になるそうです。詳細はキャンペーンサイトへ。

シャープのCEATECブースを取材、カラー電子ペーパーが気になる!

幕張メッセで開催しているCEATEC 2022のシャープさんのブースを取材した記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

CEATECのリアル開催は3年ぶりで、久しぶりの展示会仕事でした。最近のCEATECはBtoBの提案がほとんどになっていて、BtoC向けをメインに展示するところはまずありません。シャープさんもBtoB向けをメインとしつつ、BtoC向けの提案も行っている形。

記事では、BtoC向けをメインに、BtoB向けでも一般消費者が興味を抱きそうなものを取り上げました。具体的には、カラー電子ペーパー、反射型IGZOディスプレイ、屋内光発電デバイス「LC-LH」、睡眠センサー連携AIoTエアコン制御、生理用品のIoT収納と月経周期の自動推定記録、既に発売中の完全ワイヤレスイヤホン型補聴器「メディカルリスニングプラグ」を取り上げています。

私が一番気になったのは、カラー電子ペーパーです。近年は小説や新書の類いはKindle Whitepaperで読んでいて、コミックはPC上でKindle for PCで読んでいます。本棚が不要になってすっきりしたものの、Kindle Whitepaperはモノクロなので、カラフルな挿絵や写真があった場合、どうしても見劣りしたり、よく分からない図になっていたりするのですよね。あれがカラーになったら便利だろうなあと思ってしまうわけです。もちろん、価格やバッテリーの持ちを無視して飛びつくほどの必要性は、いまのところ感じていません。それでも買い替える時には選択肢に必ずのぼるでしょう。具体的な製品の登場が楽しみです。

あとは、BtoB向けで電子棚札などへの提案がされていた「LC-LH」も、時計やカレンダー、伝言板、リモコン等に使えるのではないかと感じました。家庭の明かりは、オフィスや店舗の明かりより暗くなりがちですが、設置場所を工夫すれば間に合うのではないかなと思うのですよね。

そうそう。近年になって女性(Female)と技術(Technology)を掛け合わせた「FemTech(フェムテック)」という造語が登場しました。女性の健康課題をテクノロジーで解決に導こうというもので、シャープさんの展示の中では、トイレなどに設置する生理用品用のミニボックスをクラウドと連携させ、残量をスマホで確認できるようにしたり、月経周期を自動的に記録しようという試みが提案されていました。先日取材したカシオさんのコルポカメラなども、フェムテック製品と呼べるのかななどと考えてしまいました。いずれは男性向けのメンテックなんてものも出てくるのかもしれませんね。

シャープがカラー表示対応の電子ペーパー出展、エアコン+ベッド連携で快適な制御も – CEATEC 2022

ティファールから国内初のIH炊飯器が登場、遠赤外線は米も美味しくするのか!?

グループセブジャパンさんの「ティファール」ブランドによるIH炊飯器の発表会に出席しました。製品名は10月14日発売の「T-fal ザ・ライス 遠赤外線IH炊飯器 5.5合」で、本体はブラックとメタリックの2色で展開します。

T-fal ザ・ライス 遠赤外線IH炊飯器 5.5合

ぱっと見たところ、国内メーカーの炊飯器と大きな差はなく、「日本人にこの発想はなかったわ~」と感じられなかったのがちょっと残念。期待値が高すぎでした。

とはいえ、上蓋に遠赤外線を照射する装置が組み込まれており、IHの高火力とサンドイッチすることで炊飯中の米に作用させるのは面白い工夫です。この機構で釜の内部で対流を起こし、お米を芯から炊き上げることで、表面はハリが出て、甘みがしっかり閉じ込められた粒立ちの良いご飯になります。

遠赤外線を使用する機構の概念図

それで美味しくなるのか気になりますよね。会場に居合わせたメディア仲間の間では、開始前に「標準で炊いた時に固めに炊けるイメージがある」と話していました。実際に試食させてもらうとまさにそのイメージ通りでした。もちろん、ご飯の美味しさは突き詰めていくと「好み」に帰結するので、硬めや柔らかめなど、炊飯時に設定すれば固すぎると不満に感じることはないはずです。試食は
お米の銘柄が福島産「ひとめぼれ」で、噛むほど甘みの増すしゃっきりした美味しさでした。メディア仲間の間ではもっと香りを引き出してほしいという声もありました。言われてみれば抑えられていたのかも。

試食のご飯には味噌やカレーが添えられていました

このほか、酢飯などが炊けるモードを搭載していたり、ニオイ残りを抑える洗浄機能を搭載するのも便利そうです。

操作パネル

市場想定価格は63,700円と、高級IH炊飯器としては抑えめの価格設定。いずれ上位機が登場する可能性もありそうで期待したいところです。

本国フランスなど欧米では当面発売しない製品で、日本での売れ行き次第で欧米での展開も考えるとのこと。ブバラ社長は毎回、壇上で日本語で話しますが、どんどん上手になっていますね。

ポケトーク、対面での外国人との多言語会話を翻訳するポケトーク同時通訳を発表

ポケトークさんの事業戦略・新製品発表会に出席しました。ポケトークさんは、ソースネクストさんから今年の2月1日にスピンアウトした子会社です。

ポケトークさんが代表製品のブランド名をそのまま社名にしたのは、欧米での展開を見据えてのことだそう。松田憲幸社長は「ソースネクストという会社がポケトークという商品を売るのではなく、ポケトークという会社がポケトークという商品を売るほうが、覚えてもらいやすい」と、その理由を説明していました。

アメリカでの売上推移は大変好調で、コロナ禍でも伸びるニーズがあるとしています。個人ユースより、ビジネスユースが多く、百貨店、倉庫、運転免許センター、病院、学校、警察などに納品していて、インフラになりつつあると述べていました。移民の多いアメリカは非英語話者も多いですからね。

近年はヨーロッパでも社会問題化するくらい移民が多く、ポケトークの引き合いはまだまだありそうです。

新製品は「ポケトーク同時通訳」です。これは1月にリリースされた「ポケトーク字幕」のアップデート版にあたり、ポケトーク字幕はシュリンクして、ポケトーク同時通訳に置き換わります。ポケトーク字幕は、多言語間でのビデオ通話時に翻訳を字幕表示するものでしたが、ポケトーク同時翻訳では対面などの環境でも、PC画面上に翻訳を表示します。

ポケトーク同時通訳のデモンストレーションの様子。右は松田社長

料金体系は未定で、この冬に正式にリリースするとのこと。また、ポケトーク字幕ユーザーがアップデートする場合、有料になるのか無料になるのか、有料なら割引はあるのかといったことも追って情宣となります。ポケトーク字幕がネットに繋いで使うサブスクのサービスであり、ダウンロードしてスタンドアロンで使うようなソフトではないため、自動的にポケトーク同時通訳に置き換わるだけかなとは思うのですが。

会場では実際にポケトーク同時通訳が試せました
現行のポケトーク字幕と新しいポケトーク同時通訳の違い

昨今は商談でもお互いPCを手元に置いて行うケースが少なくないようなので、外国人と商談する機会の多い人には「ポケトーク同時通訳」は便利なツールだと思います。表示される翻訳はそのままテキストデータとして残るので、外国語が喋れる場合でも議事録を残したいといった目的で利用できます。外国人のインタビューが多い記者などにも良さそうだなと思いました。私も今度そうした機会があるときは使ってみようかなと感じました。

日立のグリルにフライパンが入るIHクッキングヒーター

日立グローバルライフソリューションズさんの新しいIHクッキングヒーター「火加減マイスター HT-N100T」の説明会に参加しました。ビルトインの3口タイプです。

火加減マイスター HT-N100T

カンガルーポケットの操作パネルが天板に移動して、天板上で3口の電源から火力まで集中制御できるようになっています。火力は4色LEDで見やすく表現されます。

操作はすべて天板上から行えます

グリル部の調理機能が拡張され、焼きムラを抑えてきれいに焼く「旨美焼き」を実装。美味しいだけではなく、仕上がりが美しいことへのこだわりが「旨味」ではなく「旨美」の表記に繋がっています。

「旨美焼き」で焼き色がきれい。焼きムラもありません

グリル部はフラット化し、深皿のフタが不要になって、従来より高さのある料理が作れるようになっています。茶碗蒸しやメロンパン、ふわふわカステラなどが作れます。

グリルメニューに追加された「朝食セット」。二人分の朝食がワンプレートで作れます

取手の外せる直径26cm、もしくは20cmのフライパンをそのまま入れられる「連携調理」にも対応。これはなかなかおもしろいです。

フライパンで下準備したハンバーグをグリルで焼き上げる例。中までしっかり火がとおっていて試食で美味しくいただきました

グリルが広くなり、側面と奥にフッ素コートを施し、お手入れ性も向上しています。

ビルトインのIHクッキングヒーターは借りて使うのも難しく、グリルの使いやすさなどは良いとも悪いともなかなか評価しづらいところ。とはいえ、キッチンインテリアに合う上品なデザインや、使いやすそうな操作面、フライパンをそのまま入れられる連携調理などは、見ているだけでも「いいな」と感じます。家にあったら便利だろうな~。

パナソニックの提案する、タスク・アンビエント照明とは?

パナソニック・エレクトリックワークス社(パナソニックEW)さんのタスク・アンビエント照明体験会の取材記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。体験会はお台場の乃村工藝社さんのオフィスが会場となりました。

タスク・アンビエント照明とは照明設計の1つで、空間の中で明るい場所と暗い場所のメリハリを付け、必要なところだけ十分に明るく照らして省エネを実現するもの。「オフィスの隅の人がいない誰も注目しないような場所まで明るい必要はないよね」「デスクと通り道だけ明るければいいよね」という発想を設計に落とし込んだものと言えます。

実際、部屋に入ると少し暗く感じるのですが、歩ける場所はちゃんと明るいし、デスクに座れば周囲が暗いのでむしろ集中できそうだし、壁や天井は間接照明である程度明るいので息苦しさも感じないしと、かなり良い感じでした。そして、照明にかかるランニングコストは大幅にカットできているとのことです。

パナソニックEWさんでは導入前の設計の段階でシミュレーションができるように取り組んでいて、設計から納品、施工まで一気通貫で引き受けるビジネスにしていく考えです。気になる方は是非記事で詳細をご確認ください。

それにしても、乃村工藝社さんのオフィスは遊び心が随所に溢れていて楽しそうな職場という印象を受けました。こういうオフィスで働いてみたいですね~。

タスク・アンビエント照明って? オフィスの省エネと快適な作業空間を両立する照明技術

伝統的にダーモスコピーと親和性が高いイタリアの皮膚科医はダーモカメラもしっかり使いこなす

カシオ計算機さんのダーモカメラ「DZ-D100」の海外展開に関する取材記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。台湾、オーストラリアと来て、次はいよいよ欧州。イタリアのエンゾー・エリケッティ(Enzo Errichetti)先生をオンライン取材したPR記事となります。

イタリア医学会では診療に器具を使わないくらい古くから、皮膚の病変や腫瘍を観察して細かく分析するアプローチが取られてきたそうです。このため、ほくろの癌と言われるメラノーマ(悪性黒色腫)を早期発見するためのダーモスコピー診療は、新しい技術でありながら受け入れやすい土壌があったとのこと。

DZ-D100をかなり使い込んでいることが、やり取りの中でよく伝わってきて、多分、今まで取材した皮膚科の先生の中で、開発に協力した先生を除くと最も製品を理解されていたと思います。

そういう先生は取材もしやすく、話していてこちらも気が付くことが多いので大変ありがたいです。

イタリアで発売されたカシオのダーモカメラ、現場の負担軽減につながると高評価

子宮頸癌の診断や早期発見に貢献する、カシオのコルポカメラ

カシオ計算機さんの「コルポカメラ DZ-C100」の取材記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。PR記事になります。コルポカメラは子宮頸癌や子宮頸部初期病変の診断に利用する医療用カメラです。

福岡で開催された第74回日本産科婦人科学会学術講演会に赴いて、展示ブースでの展示の様子と、産婦人科医師へのインタビューをまとめました。長文の原稿ですが、これでもかなり削りに削っていて、随分と手間を掛けてしまいました。

インタビューに応じてくださったのは、東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科 講師 森繭代 先生、昭和大学医学部 産婦人科学講座 教授 松本光司 先生、同 講師 三村貴志 先生の三名。

コルポカメラは、昨年もマイナビニュースさんで取材して記事になりました。コルポカメラを使ったコルポスコピー診断は子宮頸癌の早期発見に有効で、すみやかな普及を切に願うところ。産婦人科の先生方にはコルポカメラに是非注目して欲しいです。とはいえ、コルポスコピーを受診する女性が増えても、産婦人科医の数は急には増えないので、今度は別の問題が発生するという指摘は、医療現場にいる先生方だからこそ出てくるものでしょう。

こうした医学界の中でも産婦人科の抱える課題の一端が垣間見え、非常に興味深く感じる一方で、ひしひしと伝わってくる危機感に、自分は何かできないものかと思わず考えさせられてしまいました。

また、医学者ではない一般消費者の立場で見たとき、実はこの取材を通して周囲に一番伝えたくなったのは、「日本は先進国の中で女性の子宮頸癌の患者が唯一増加しており、その理由はワクチンの積極的接種勧奨が9年間も控えられたからだ」という事実でした。先生方は私がメディア側の人間だからか、はっきりと言いませんでしたが、ワクチン接種が任意になったのは、ワクチンに否定的な見解が世論で優勢になった為でしょう。正確な情報よりも目を引く情報の拡散にばかり注力して、否定的な見解の醸成を許したマスメディアの責任は非常に大きいと思います。

新型コロナのワクチンはまた事情が違うので、十把一絡げに語るつもりはありませんが、基本的にワクチンの有用性は200年以上前に証明されています。抗体を作るために病原体を身体に取り込むのですから、悪影響が出る可能性は決してゼロにはなりません。アレルギー症状などの副反応が出る人も必ずでます。そのうえ、ワクチンを接種しても罹患する人は罹患します。

しかし、ワクチンを接種すれば罹患する可能性は格段に小さくなり、罹患しても重篤化しづらく、身体に悪影響が出る可能性もずっと小さくなるのです。副作用に当たった人はつらいでしょうし、気の毒には思いますが、だからといって癌になるほうが良かったとはならないでしょう。

「副作用の危険もあるし、接種しなくても罹患しない人は罹患しないのだから、接種するべきではない」とするのは、数字の大小を無視した暴論以外の何物でもありません。

ワクチンの接種率の低い日本だけで罹患者が増えているという如実な結果が出ているのですから、世の女性陣には非科学的な論説を鵜呑みにせず、子宮頸癌の予防に有効なHPVワクチンを接種して欲しいなと思います。

子宮頸がんや子宮頸部初期病変の診断に活躍するカシオの「コルポカメラ DZ-C100」 – 将来のAI診断システムへの期待も

パナソニックの換気のできるエアコン&シワとり・消臭コースを新搭載のドラム洗

パナソニックさんの「エアコン&ドラム洗 新製品説明会」に参加しました。エアコンは「Eoria LXシリーズ」と「Eoria Xシリーズ」、ドラム式洗濯乾燥機は「NA-LX129B」「NA-LX127B」。いずれも最上位モデルです。

LXシリーズでは、吸気換気に「排気換気」を新たに追加し、換気しながらナノイーXで有害物質を抑制できるようになりました。室外ユニットに新たな弁を搭載して切り替えることで実現。また、エネチャージ「極上冷暖房」を強化し、「すぐでる暖房(AIチャージ)」や「しっとり冷房」を搭載しています。

Eoria LXシリーズ

エアコンは室内機と室外機がホースでつながっているので、それを通じて熱を逃がすときに室内の空気も換気していると思う人も多いと思います。かつては私もそう思っていました!しかし、実は空気の動きは外は外、中は中で切り分けられていて、ホースは熱を移動させているだけ。エアコンの冷暖房や送風では、室内の空気は換気しないのです。

昨今、換気機能を備えたエアコンも登場していますが、空気の入れ替えの時に課題になるのが、PM2.5や花粉が室内に取り込まれてしまうことです。パナソニックさんのエアコンは、ナノイーの働きでこれらを不活化して室内の空気の清潔性を保ちます。担当が「エビデンスは取得できています!」と胸を張っていたのが印象的でした。

一方、ドラム式洗濯乾燥機は、清潔と手間軽減の二軸での訴求がコンセプト。

NA-LX129BとNA-LX127B

新搭載の「シワとり・消臭」コースは、スチームで衣類の気になるシワやニオイを取り除くというもので、頻繁には洗濯しない衣類のお手入れに便利。

会場では、実際に着用して付けたパンツのシワをシワとり・消臭コースで取る実演も見られました。同じ程度のシワのパンツを並べ、一方だけシワとり・消臭コースでシワを取って比べました。

左がシワとり前、右がシワとり後

窓パッキングの裏の糸くずを洗い流す窓パッキング洗いや、お手入れしやすい形状の排水フィルターなども独自の使いやすさになっています。

また、運転終了後に取り忘れアラームが10分間隔で鳴る機能も搭載しています。ドラムのドアを開け、洗濯物を取り出さないと止まらないそう。

これはちょっと首をかしげました。衣類がシワにならないようにという気遣いなのは分かるのですが、乾燥機を回したまま出かけて、帰宅すると出来上がっているという乾燥機の使い方も多いと思うのです。その場合、終了後すぐに取り出さないとアラームが定期的に鳴るという仕様は、近所迷惑になりそうだと感じてしまいます。アップデートでアラーム機能自体をオフにするか、スマホからアラームを停止できるようになると良いなと思いました。

Makuakeのサクセス商品を購入できるサイト「Makuake STORE」が登場

Makuakeさんの新サービス「Makuake STORE」の発表会に出席しました。

クラウドファンディングとしてスタートしたMakuakeさんですが、近年は従来のクラウドファンディングとの差別化を意識して「応援購入サービス」と称しています。

「Makuake STORE」がオープン。URLは、https://store.makuake.com/

Makuake STOREは、Makuakeさんのプロジェクトをきっかけに消費者認知を得てサクセスした製品を、プロジェクト終了後も購入できる通販サイトです。以前から、プロジェクトの終了後に気が付いて「欲しかった」「どこかで購入できないか」というユーザーの声が寄せられており、プロジェクトで成功した製品が増えてきたことを背景に、購入までの導線を用意した形です。

実際は商品によっては、プロジェクト終了後もプロジェクトページから購入への道筋が作られていました。しかし、より簡単で楽しく「応援購入」が可能なように、Makuake STOREとして独立し、サービスに膨らみを持たせています。

在庫は出店社が持ち、発送も出店社から行われます。

共同創業者の坊垣佳奈取締役(左)、ビジネスサポート事業本部の山下由佳理マネージャー(右)

Makuake側の手数料は20%なので、流通としては一般的な水準かと思います。なお、サクセスした商品がすべて並ぶ訳ではなく、他の流通でも取り扱われるようになった商品は出品者の判断に委ねられるとのことです。

サクセスした商品だけが並ぶので、ウィンドウショッピングのように見ているだけでも物欲が刺激されやすいサイトと言えそうですね。