小さく軽く、高風量で素早く髪が乾かせる、プラズマクラスター ドライヤーの新モデル

シャープさんのプラズマクラスター ドライヤー新製品発表会に出席しました。新製品は3機種ですが、このうち最上位モデルの「IB-WX901」が新デザインです。

左が「IB-P801」の黒と白。中央が「IB-WX901」の黒と白。右が「IB-P601」。IB-WX901は7:3くらいで黒のほうが多く売れると見ているそうです

シャープさんは、2019年に吹き出し口を2つにして、髪をドレープ(ひだ)状に押し広げ、風の表面積を増やして乾きやすいよう工夫した「ドレープフロー」を開発。美容師が2つのドライヤーを同時に使って早く乾かすテクニックがヒントになったそうです。打ち出の小槌のようなデザインが印象的でした。

最上位のIB-WX901には、風の吹き出し口が4つに増えた「ドレープフローX4」を搭載。新しいBLDCモーター(ブラシレスモーター)も採用して、速乾性能は従来比約35%向上したそうです。本体形状はより薄く小さくなり、でんでん太鼓のようなデザインになりました。

本体が小さく軽いのに、乾かす時に髪の毛を押し広げるように風が吹き付けるため、長髪でも早く乾きます

プラズマクラスターは静電気が除去できて美髪効果も高く、ドライヤーとの相性が良いことから、新たに「Plasmacluster Beauty」のブランドを立ち上げ、従来比3倍のシェア獲得を目指すとのこと。

発表会にはアンバサダーとなった俳優の宮世琉弥さんが応援に現れ、「ドライヤーはサラサラの黒髪の女優さんが多いイメージだったので自分が選ばれて驚きました」「新製品を試してここまで変わるんだと感じて、髪のケアについて調べるようになりました」等と語っていました。

左から、PCI・ヘルスケア事業部の末廣和弥さん、俳優の宮世琉弥さん、PCI・ヘルスケア事業部 事業部長の永峯英行さん

また、「妹さんの髪をブローしてあげる機会がよくある」とのことで、宮世さんを念頭に兄妹や恋人、夫婦などが、互いの髪の毛をブローしているようなビジュアルが出てくると、憧れる若者も多いのではないかなと感じました。

会場では実機に触れることもできました。小さく軽いので、手首への負担が少なくてすみ、旅行などで持ち運ぶのも容易です。風量が強くて、これは長髪でもよく乾きそうだと、昔を思い出してちょっと物欲しく感じた発表会でした。

IB-P801を手に持つとこんな感じです。取り回しがかなりラクになりそう

パナソニックの炊飯器最上位モデルがリニューアル、ビストロVシリーズとして新登場

パナソニックさんの炊飯器最新機種の発表会に出席しました。同社はこれまでのフラグシップモデルを「おどり炊き」のブランドで展開していましたが、最新機種からは調理家電ブランド「ビストロ」の中の「Vシリーズ」となります。

ビストロVシリーズの5.5合炊き「SR-V10BA」は、ブラックとホワイトの2色展開

Vシリーズは5.5合炊きの「SR-V10BA」と、1升炊きの「SR-V18BA」の2モデルで発売は9月上旬です。価格はそれぞれ、税込99,000円前後と税込104,000円前後。おどり炊きのブランドはなくすのではなく、当面は下位モデルで継続していくようです。

ビストロには3つのコンセプトが掲げられています。1つめは美味しさを追求する「テイストクオリティ」。2つめ使う時も使わない時も美しい「デザイン」。3つめは美味しさを科学的に捉える「テクノロジー」。この3つが満足できる水準に達したことで、ビストロを冠した炊飯器がリリースできたというわけです。

内釜の「ダイヤモンド竈釜」はご飯の白さを引き立てる黒に変化

ビストロVシリーズでは、従来機種で採用していたスチームを排除し、スマートフォンとの連動もなくなるなど、思い切った方向転換が図られています。

進化を支えるのは新たに搭載した「ビストロ匠技AI」です。沸騰検知センサー、リアルタイム圧力センサー、釜底温度センサーなどのセンシング技術を駆使して、ハードウェアの特性やパワーを十分に引き出し、誰が食べても美味しいふっくらした粒感のあるご飯を炊き上げます。

ビストロ匠技AIはお米の状態や室温などを検知して、炊き方を調整。新米か古米かも見分けるそう

会場では日本料理「かんだ」オーナーでシェフの神田裕行さんがゲストで登場し、ビストロVシリーズのご飯を「筋肉質で引き締まったご飯」と評価しました。

メディアにも新潟県産のコシヒカリを用いた試食が用意され、早速実食。一口食べただけで、お米の粒感が凄さが分かります。1粒1粒がしっかり感じられ、口の中のお米の粒が勝手に崩れていきません。堅いわけではなく、お米にコシがある感じです。水の味がにじんでこないのも良いなと思いました。

付け合せの梅干しがまた驚きでした。梅干しだけで食べると肉厚で悪くないという程度の感想だったのが、ご飯と一緒に食べると恐ろしく美味しくなって、こんな美味しい梅干しを食べたのはいつ以来だろうと思わず考えてしまったほど。ゆっくり味わって食べたくなるご飯でした。

試食の様子。ご飯の粒立ちが伝わると良いのですが

なお、10月31日までに購入すると、7,000円をもれなくキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。応募期間は11月19日まで。詳しくはキャンページ告知サイトをご参照ください。

セカンド冷凍庫の記事がアップデート

カカクコムさんに昨年掲載したセカンド冷凍庫の記事のアップデートが掲載されました。7機種のうち4機種を入れ替えています。

三菱電機さん、ハイアールさん、AQUAさんが、後継機に切り替わったための変更。三菱電機さんは「MF-U14H」へ。ハイアールさんは「JF-NUF138D」へ、AQUAさんは「AQF-SF11N」へ入れ替わっています。

パナソニックさんの「NR-FZ120D」は生産終了し、後継機がリリースされていないため他社製品に切り替えました。

何にするか少し迷いましたが、シャープさんから「FJ-HF13H」とは別ラインとして登場していた「グルメクール FJ-HM7K」が、よりコンパクトで冷凍・冷蔵・微凍を切り替え利用でき、価格.com上でも人気だったのでチョイスしました。これ、私のデスクサイドに欲しいです(笑)

また、冒頭の冷凍食品の需要動向についても最新の情報に更新しています。コロナ禍の影響が薄れつつもまだ脱し切っていない、そんな感じのデータになっています。

2台目需要で人気上昇! コンパクトな“セカンド冷凍庫”の選び方&注目モデル7選

調理できるレンジの欲しい人に注目してほしい、シロカの「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」

シロカさんのオーブンレンジ「おりょうりレンジ ぱりジュワッ SX-23G151」の内覧会に行きました。

SX-23G151は、昨年秋に発売された単機能電子レンジ「おりょうりレンジ SX-23D152」に、オーブン機能を追加したモデルです。

SX-23G151の2ヒート皿にグラタン皿を載せて調理

特殊加工を施した付属の「2ヒート皿」が特徴で、電子レンジのマイクロ波を吸収して2ヒート皿そのものの温度が上昇します。本体上部のヒーターと2ヒート皿で、食材に上下からしっかりと加熱。上段でグリル調理しながら、下段で電子レンジを利用する2段調理も可能です。

つまり、グリル調理は2ヒート皿で行うということですね。食材をひっくり返す手間なく焼けるのが良いですね。

冷凍の唐揚げを調理する時に便利な「やさしさ解凍」機能も注目です。出力を細かく制御することで、加熱ムラを抑えて皿の端だけ解凍できていないといった解凍ムラを低減します。

本体下部の操作パネル。「やさしさ解凍」は専用ボタンを押すだけ

このやさしさ解凍の良さが実感できるという、広報さんのオススメは、サイゼリヤさんがテイクアウト販売している「辛味チキン」。通常、オーブントースターで美味しく温めようとすると、冷蔵庫で半日解凍するかレンジで温めて解凍し、そのあとオーブントースターで加熱します。「SX-23G151」なら一回の温めでOK。辛味チキンにこだわらずとも、鳥唐系は全部いけそうですね。

内覧会では、この辛味チキンと「おてがるマカロニグラタン」「ジャーマンポテト」「たい焼き」を試食しました。たい焼きも冷凍。おてがるマカロニグラタンは、器に具材と薄力粉を入れ、牛乳を入れて加熱し、途中でチーズを加えて完成です。マカロニをあらかじめ茹でる必要なく、乾燥した状態のものを他の具材と一緒に入れてしまえるので、本当にお手軽。標準搭載する74のメニューの1つです。

もちろん、美味しかったですとも!
「おてがるマカロニグラタン」と「ジャーマンポテト」は搭載メニューで、付属のレシピブックにも載っています

なお、SX-23G151は7月4日に発売を予定していたものの、部材の入荷遅延によって発売が15日に延びてしまいました。内覧会でお邪魔したこの時は発売直前で、サンプル機が他にないという状況でした。公式オンラインストア価格で税込49,800円。

お弁当を温めるだけではない、調理できるレンジの中でも、たまには手の込んだ美味しい料理も作りたい人に良さそうです。庫内容量は23Lで、大家族にはやや小さいですが、一人暮らしだけでなくファミリーでも使い勝手が良さそうだと感じました。

FCCLの軽量かつパワフルな14型モバイルノート「UH90/H1」のレビュー

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)さんの14型ノートPC「FMV LIFEBOOK UH90/H1」のレビュー記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

13.3型の世界最軽量モデルが、14.0型になっても最軽量という「UH-X」で用いられた軽量化技術に、大容量バッテリーと高性能CPUを組み合わせた製品です。ハイパフォーマンスながら持ち運びやすく、持ち歩いて使う機会の多いビジネスマンにとって最強にバランスの良いマシンになっています。

スペックを見ただけで「これは使いやすそうだな」と、期待が膨らむ性能ですが、実際に触れてみると、画面の見やすさとキーボードの打ちやすさが予想を上回る出来栄えでした。軽くて使い勝手の良いPCを探している人には、強くオススメできるマシンだと思います。触っていて本気で欲しくなった久しぶりのPCでした。

PCのレビューは久しぶりで、実はベンチマークテストでミスをしてしまい、編集さんに迷惑を掛けてしまいました。貸出期間が短めだったこともあるとはいえ、久しぶり過ぎてミスが幾つも見つかり、もう一度実機を借り直して計測したため、原稿の提出が遅くなってしまいました。

具体的には「CrystalDiskMark」で設定を「標準」のままにしてしまい、「NVMe SSD」モードにしていませんでした。「FFXIV:漆黒のヴィランズ」も同様に「最高品質」ではなく、起動直後に設定されている「高品質」のしかもデスクトップモードで計測。「GPU-Z」のキャプチャは誤って消去。これらはすべて借り直した後で計測し直しました。

ベンチマークプログラムは、実行前にOSをできるだけクリーンな状態にして、再起動直後に実行し、都度再起動。3回ずつ計測して平均値を取るルーチンになります。このへんの身体に染み付いた作業は、それこそ半分寝ていても忘れずに行えるのですが、実行前にモードの変更を失念するのは、普段、ベンチマークテストから遠ざかっているからこそ起きるミス。機材を返却して原稿を書いているときに、これもミス、あれもミスと気が付いて落ち込んでしまいました。自戒を込めて書き残しておきます。

富士通の14型ノートPC「LIFEBOOK UH90」レビュー – 800g台で長時間バッテリーの欲張りモバイル

シャープのスマートフォンの新CM完成披露イベント

シャープさんのスマートフォンの新CM完成披露イベントに7月3日に出席しました。

フラグシップ「AQUOS R8 pro」と「AQUOS R8」がリリースになりました。開発担当の小林 繁 部長による新製品の紹介のあと、CMキャラクターとして俳優の竹野内 豊さんと志尊 淳さん、カメラマンの安珠さんがゲストとして登場。CM映像はテレビは7月7日から放映。Webは本日から公開です。

左から小林 繁 部長、竹野内 豊さん、志尊 淳さん、安珠さん。小林部長と志尊さんが手にしているのが「AQUOS R8」。竹野内さんと安珠さんが手にしているのが「AQUOS R8 pro」です

最上位モデルの「R8 pro」はCPUに最新のSnapdragon 8 Gen 2を採用。新しい放熱設計でカメラリングと側面から内部の熱を逃がすようになっています。バッテリーは5,000mAhでアイドリングストップ機能により省エネ性も向上。

一番の特徴はライカカメラ社監修のカメラ機能で、4720万画素、業界最大級の1インチセンサーを搭載。ホワイトバランスを整える14chスペクトルセンサーも備えています。

「R8」はCPUにR8 Proと同じSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、カメラは1/1.55インチイメージセンサーを採用。バッテリーは4,570mAh。

小林部長が「シャープのスマホは、スペック表を埋めるのではなく、スペック表に新しい欄を作ってきた」と言っていたのが印象的でした。

カメラマンの安珠さんには、ジャマイカでR8 proを使って、オールオートでサンプル撮影をしてもらったそうです。色のボリューム感が出るとのこと。

竹野内さんと志尊さんが登場するトークセッションでは、それぞれR8 proを手にカメラマンの安珠さんのアドバイスを受けながらステージ上で撮影。

志尊さんが撮影した竹野内さんの写真は、構図が巧みで顔に当たる影まで工夫していて純粋に上手です。こういう撮影はカメラの性能だけでいきなりできるものではありません。

竹野内さんの顔を日の丸の位置から少し右に寄せて、手のスマホとのバランスを取っているのが分かります

竹野内さんは、「R8 proは奥行きがしっかり撮れる、フィルムカメラ並みの奥行き感が出せている」とコメント。確かにオートで撮影しても、背後がうまくボケているんですよね。

ちなみに竹野内さんと志尊さんが、かかとの浮くちゃんとした雪駄を履いていたのを見て、ちょっとしたことですが、スタイリストさんがいい仕事をしているなと感心しました。

お土産でいただいたAQUOSチョコ