ダイソンの空気清浄機付きヘッドン「dyson zone」はノイズキャンセリングが凄い!

ダイソンさんの新製品発表会と体験会に参加しました。目玉は「dyson zone」です。

dyson zone

通常、発表会と体験会が催される場合、発表会の会場の近くに体験会の会場が用意され、発表が終わったら体験会会場でタッチ&トライという流れになります。

しかし、今回は発表会に多くのメディアを呼んだこと、体験会にゆったり参加してほしいことから、日付を分けて開催すると案内されました。これはなかなか珍しく、かつ強気と言えます。メディアからすれば、日を分けて二度足を運ぶのですから。

それでも発表会は創設者のジェームズ・ダイソン氏と息子のジェイク・ダイソン氏が共に出席していたので、同社としてそれだけ力が入っていたのもうなずけます。

左がジェイク・ダイソン氏。右がジェームズ・ダイソン氏

二人はどちらも肩書がチーフエンジニアとなっていて、CEOなどの呼び方をしていません。ちょっとユニークな会社です。

特にジェームズ氏は1986年に初めてライセンス販売したのが日本企業であったことや、2004年には日本向けに「DC12」を開発して、それが世界市場でも売れると気が付いたことなど、日本と繋がりの深さをアピールしていました。

1986年に日本で初めて「G-Force」ブランドで販売したサイクロンクリーナー

日本市場がきっかけでブレイクしたので、日本に対して思い入れがあるのでしょうね。音楽や映画俳優などのアーティストでも、たまに日本で人気に火が着いて、やがて本国でも人気が出る人がいます。そういう人はだいたい日本贔屓になるので、日本人としては素直に嬉しいですね。

ドライヤー「dyson airwrap」のG-Forceをイメージしたカラーバリエーション。数量限定商品です

ジェイク氏はこれからの同社の方向性として、センサーやソフトウェア、バッテリーに投資していくと語っていたのが印象的でした。製品をIoT化して、データを蓄積していく中で、たとえばワールドワイドで使われている空気清浄機の稼働状況から、地域ごとの汚染状況が分かり、ユーザーにワーニングできると語っていたのも興味深かったです。

その流れから登場するのが、新製品の空気清浄機搭載ヘッドホン「dyson zone」です。すでに海外で発表されていてニュースで見ていましたが、第一印象はどちらかというとネガティブでした。少しパンクな感じがして、若くてはっちゃけた人間しか似合わなそうだと思ったのです。

しかし、実際に手に取って装着してみると、思ったより使いやすそうだし、見慣れるとそれほど違和感も覚えません。マスク部分はヘッドホンと分離し、不要なときはしまっておけます。装着はマグネットを利用しているので簡単。

体験会場でdyson zoneを装着したところ。久しぶりの自撮りでちょっと緊張。ナシではない…ですよね!?

また、音を聴くヘッドホンと、空気清浄のノイズを出す空気清浄機は、あまり相性が良いとは言えないのも気になるところ。それを敢えて結びつけるからには、ノイズキャンセリングによほど自信があるのだろうと思っていましたが、実際に装着すると想像以上!ノイズはほとんど気になりません。それらしいモーターの音が全然しないのは驚きました。

誰も彼もがマスクをしていた去年のうちに販売できていれば、もっと手を出す人がいたのではないかなと感じました。そのうち、装着して歩く人も見かけることになりそうですね。

シャープのCEATECブースを取材、カラー電子ペーパーが気になる!

幕張メッセで開催しているCEATEC 2022のシャープさんのブースを取材した記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

CEATECのリアル開催は3年ぶりで、久しぶりの展示会仕事でした。最近のCEATECはBtoBの提案がほとんどになっていて、BtoC向けをメインに展示するところはまずありません。シャープさんもBtoB向けをメインとしつつ、BtoC向けの提案も行っている形。

記事では、BtoC向けをメインに、BtoB向けでも一般消費者が興味を抱きそうなものを取り上げました。具体的には、カラー電子ペーパー、反射型IGZOディスプレイ、屋内光発電デバイス「LC-LH」、睡眠センサー連携AIoTエアコン制御、生理用品のIoT収納と月経周期の自動推定記録、既に発売中の完全ワイヤレスイヤホン型補聴器「メディカルリスニングプラグ」を取り上げています。

私が一番気になったのは、カラー電子ペーパーです。近年は小説や新書の類いはKindle Whitepaperで読んでいて、コミックはPC上でKindle for PCで読んでいます。本棚が不要になってすっきりしたものの、Kindle Whitepaperはモノクロなので、カラフルな挿絵や写真があった場合、どうしても見劣りしたり、よく分からない図になっていたりするのですよね。あれがカラーになったら便利だろうなあと思ってしまうわけです。もちろん、価格やバッテリーの持ちを無視して飛びつくほどの必要性は、いまのところ感じていません。それでも買い替える時には選択肢に必ずのぼるでしょう。具体的な製品の登場が楽しみです。

あとは、BtoB向けで電子棚札などへの提案がされていた「LC-LH」も、時計やカレンダー、伝言板、リモコン等に使えるのではないかと感じました。家庭の明かりは、オフィスや店舗の明かりより暗くなりがちですが、設置場所を工夫すれば間に合うのではないかなと思うのですよね。

そうそう。近年になって女性(Female)と技術(Technology)を掛け合わせた「FemTech(フェムテック)」という造語が登場しました。女性の健康課題をテクノロジーで解決に導こうというもので、シャープさんの展示の中では、トイレなどに設置する生理用品用のミニボックスをクラウドと連携させ、残量をスマホで確認できるようにしたり、月経周期を自動的に記録しようという試みが提案されていました。先日取材したカシオさんのコルポカメラなども、フェムテック製品と呼べるのかななどと考えてしまいました。いずれは男性向けのメンテックなんてものも出てくるのかもしれませんね。

シャープがカラー表示対応の電子ペーパー出展、エアコン+ベッド連携で快適な制御も – CEATEC 2022

アイリスオーヤマのFNCTブランドのヒートウェアは“ぬくい”

アイリスオーヤマさんの独自ブランド「FNCT(ファンクト)」の秋冬モノを取材した記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

林編集長がてんこ盛りです。
私も1枚写りましたが、現場監督っぽい見た目に自分のことながら苦笑。
もっと広報の女性にもモデルになってもらえば良かったです…。^^;

現場監督っぽいとはいえ、着心地は良くて、ヒートウェアが一着欲しくなりました。

アイリスオーヤマさん以外のメーカーだったら、アパレルとのコラボですらなく、自分達がアパレルになるのは畑違いなのではと感じたかもしれません。家電以外にも生活用品やペット用品、園芸用品などを持つメーカーならではの横展開と感じました。

FNCTは機能性を重視しつつ、日常生活でも着られることを心がけたデザインになっています。ファンやヒーターを内蔵し、バッテリー駆動できるようにする作り込みは、普通のアパレルでは取り組みの難しい領域。ホームセンターの流通にも強いアイリスオーヤマさんらしい、目の付け所の良い商材だと思います。

アイリスオーヤマ「FNCT」ブランドのヒートウェアを試着、ぬくい!

東芝Aurexシリーズの完全ワイヤレスイヤホンをレビュー

東芝エルイートレーディングさんの完全ワイヤレスイヤホン「RZE-ABT950」のレビュー記事を、家電Bizさんに掲載していただきました。

昨今、雨後の筍の如く各社から登場している完全ワイヤレスイヤホンですが、選び方が分からない人は多いと思うのです。基本的にワイヤードと同じ基準で選べば良いこと、Bluetooth対応のデバイスでないと使えないことの2点を、もう少し強くアピールするように書いても良かったかなと後から思いました。

あとは、記事中にも書いたとおり、ワイヤレスイヤホンと完全ワイヤレスイヤホンの用語の使い分けができていない現場が多く見られます。もっとも、エンドユーザーはそんなことを露ほども気にしていないので、お客に説明する立場の人間だけが理解していれば良いことだと思ってはいるのですが。

本製品に関しては、密閉感が強くて市中を歩く時などはもう少し外の音が耳に入ったほうが良いのではと感じるほどでしたが、それだけに耳から外れて落としてしまいそうな印象はなく、音楽などが快適に楽しめました。

マイクも搭載しているので、スマホを耳に当てることなく通話も可能です。長電話になりそうな時などは、家の中でもスマホのスピーカーモードよりよほど便利に使えるのではと思っています。

東芝Aurexシリーズの完全ワイヤレスイヤホン「RZE-ABT950」をレビューする

これぞパーソナルエアコン、富士通ゼネラルの首掛け式ウェアラブルエアコン「コモドギア」

富士通ゼネラルさんの首に掛けるようにして使うウェアラブルエアコン「コモドギア(Cómodo gear)」の取材記事を、サーイ・イサラさんの10月号に掲載して頂きました。紙媒体なので記事へのリンクはありません。

文字通り、身に着けることで体温を下げるエアコンです。ハンズフリーなので両手で作業しながら使うことができ、空調の乏しい倉庫やイベント会場、そもそも空調のない工事や建設の現場や農作業現場などで重宝するアイテムになっています。

量販店などでの取り扱いはいまのところなく、当面は法人向けのレンタルのみで提供となっています。これは専門家でないとメンテナンスができないからとのこと。将来は一般消費者向けにも販売したいとのことでした。

仕組みはいわゆるパソコンの水冷式と似ており、首の頸動脈からペルチェ素子で奪った熱を冷却水で腰に装着するラジエーターに運び、放熱しています。この仕組みを聞いたときに、水冷式パソコンの仕組みを理解しておいて良かったと思ったものでした。

パーソナルエアコンの可能性は非常に高く、様々なセンサーを組み込むことでバイタル管理などにも利用可能になります。スマートフォンからの操作や冬の暖房なども視野に入れていて、今後の展開がますます楽しみになる製品でした。

サーイ・イサラ 10月号 日本のモノ語り「第48回 Cómodo gear(富士通ゼネラル)」

ドンキの家電は安くて面白かった!

ドン・キホーテ中目黒本店さんを取材した記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

編集部の瀬尾さんの顔出し記事で、取材の様子をそのまま記事にする体裁です。まあ、実際は多少面白おかしく脚色しています。広報担当者も立ち会ってましたし。

正直なところ、取材するまではドン・キホーテさんがこれほど家電の取り扱いに力を入れているとは知りませんでした。大塚周辺在住だと、あまり行動圏内に店舗がないんですよね。いや、駅前にピカソはあるのですが、家電がないし。池袋の北口方面もまず行かないですし…。

ドンキの家電と言えば、2年ほど前に独自ブランドで5万円を切る4Kテレビを発売し、しかもRegzaエンジンを搭載していたことから「ジェネリックRegza」と呼ばれて話題になりました。このため、各種ジェネリック家電がチラホラあるのかなくらいに思っていたのです。舐めてました。完璧に負けました。凄いです。ドンキの家電。

取材してみて、品揃えが思っていたより遥かに豊富でびっくりしました。特にイヤホンは3万円とか5万円とかする高級モデルまで取り扱っていて、「ここ、ドンキだよな?」と目を疑ったほど。

白物家電も並んでいて、特にアイリスオーヤマと共同開発した炊飯器や、テスコムと共同開発したドライヤーなどのほか、各社のプロパー品(純正品)も並んでいました。バルミューダのトースターも置かれていて、「ここ、ドンキだよな?」と目を疑ったほど。

一方、家電量販店では決してエンドに並べられないようなニッチ商品が、我が物顔で陳列されていたり、逆にダイソンのスティッククリーナーが絶対に手が届かないような圧縮陳列の最上段にこそっと鎮座していたりするカオスっぷりはドンキならでは。取材中も「なんでだよ」と、いちいち突っ込んでは笑っていました。

このほか個人的に興味深かったのが、記事でも触れている当たりくじ付きの光学メディアのスピンドルです。自社開発商品ならではの仕掛けだなあと感心しきり。こういうのは自社ブランドを展開する家電量販店でも素直に真似すれば良いのになと思いました。

驚安でバカ売れ「ドンキ家電」、なんで安いんですか? ドンキで聞いてきた

女性向けSIXPAD新製品はヒップアップトレーニング向け

MTGさんのトレーニング・ギア「SIXPAD」の新製品発表会レポートを、家電Bizさんのサイトに掲載していただきました。

女性のヒップアップケア向けで、製品名は「SIXPAD Bottom Belt」になります。

下腹部に装着することで、電気刺激でヒップアップに必要な筋肉を効率よく鍛えます。大殿筋(だいでんきん)、中殿筋(ちゅうでんきん)、ハムストリングの3つの筋肉を鍛えたい人には注目の商品と言えそう。

女性がメインターゲットですが、男性でも使用可能とのことです。

発表会の会場に女優の菜々緒さんがゲストで登場したこともあり、周りの記者が芸能系ばかりで目につく範囲では家電系メディアの知った顔が一人もいませんでした。ここまで徹底してるのは珍しいです。

それとスクリーンにドカーンと女性のヒップが大写しされる場面もあり、もちろん着衣のうえなのですが、それでも見ているこちらがいささか気恥ずかしかったです(笑)

電気刺激で筋トレするSIXPADに、ヒップを鍛える初の女性向け製品

VRフィットネスなら飽きずに続く?

VRフィットネスのエクササイズ・バイク体験レポートの記事を、マイナビニュースさんに掲載していただきました。

PCメーカーの日本エイサーが、エクササイズ・マシンの開発・販売のライフ・フィットネス・ジャパンと協業して作ったもので、受注生産品です。

VRゲームを楽しみながら退屈せずに運動できるようにして、フィットネス会員のリピート率を向上させようという取り組みです。

同社の神宮前にあるショールームで実際に試してみましたが、確かに無機質な壁面をぼーっと見ながら、座禅でもしているかのように無心でバイクを漕ぐよりも遥かに楽しく、遊んでいるうちに運動できると感じました。

VRというと酔う人も結構いますが、身体を能動的に動かすため、酔いづらいのも良いところです。

導入が進むと良いなと思いました。

これなら続く!? VRフィットネスでゲームしながらダイエット

周囲の音を聞き取りやすくするNuhearaのワイヤレスイヤホン

5月30日に、バリュートレードのオーディオブランド「Nuheara」の発表会に出席しました。


モデルさんがIQbudsを装着しているところ

私は初めて耳にするメーカー&ブランドでしたが、インテリジェンスワイヤレスイヤホンの業界では数年前から注目されているオーストラリア企業で、今回は周囲の環境に合わせて自動的に聞き取りやすさを向上する「IQbuds」と「IQbuds BOOST」を国内に投入します。Nuhearaはニューヒアラと読むのですかね(※追記、ニューヒエラと読むようです)。

IQbudsは欧米では去年の1月に発売している商品で、IQbuds BOOSTは海外でも未だ発売したばかりの商品。

IQbudsは6月末発売で、税別39,880円。IQbuds BOOSTは8月末発売で、税別58,880円。家電量販店や通販サイトでの販売を予定しているそうです。


どちらも専用のキャリングケースが付属します

IQbudsには周囲の環境に合わせて、騒音を低減したり会話を聞き取りやすくするノイズキャンセリング技術「SINC」の7つのプリセットを備えています。例えば雑踏の中などで、人の声が聞き取りやすくなります。

IQbuds BOOSTはIQbudsの上位モデルとなり、IQbudsに搭載する機能はすべて搭載し、さらに自分の聴覚に最適化した音質の調整を行う「Ear ID」技術を搭載しています。

これは音楽などの再生音に限らず、周囲の環境音に対しても有効で、マイクで外の音を拾い、ユーザーが聞きたい音を強調して耳に送り込みます。

ノイズキャンセリングはノイズを取り除くものと考えがちですが、実際は逆相の音圧を掛けて相殺する仕組みなので、耳には余計な負担が掛かっています。

Ear IDはノイズキャンセリングとは異なり、個人の聞こえやすい周波数や聞こえにくい周波数を分析してフォローする方式となっているため、耳に優しい聞こえやすさを実現しているのだそう。

補聴器とは異なり、医療機器認定は受けていませんが、同社ではイヤホンと補聴器の間に位置する商品としてアピールしていく考えです。

補聴器を導入するほどではないけれども、どうも周囲の音が聞き取りづらいと感じている向きには試す価値のある商品ではないでしょうか。


IQbudsのコンセプト

ワイヤレス通信にはBluetooth Ver4.2を採用し、コーデックはSBC、aptX、aptX Low latencyに対応。操作はスマートフォンから行います。iOS/Android OSに対応。

目をスクリーンから解放する!ヒアラブルなワイヤレスイヤホン

4月24日、ネインさんのワイヤレスイヤホン「Zeeny(ジーニー)」の発表会に出席してきました。


Zeeny White&Rose gold

Zeenyはスクリーンフリーを目指した「音声ユーザーインターフェイス」搭載のイヤホン。4月24日より予約販売を開始し、希望小売価格は14,040円(税抜:13,000円)です。iOS端末とAndroid端末に対応。カラーはBlack&Red、Black&Gold、White&Turquoise、White&Rose goldの4タイプとなっています。また、5月上旬からIndieGoGoでのクラウドファンディグキャンペーンを始める予定です。

スマートフォンに届いたメールやSNSのメッセージを、音声で読み上げる機能が備わっており、スマートフォンのスクリーンを見なくても内容が分かるようになっています。メールやメッセージは受信だけでなく送信も可能。SiriやGoogleアシスタントにも対応します。同社ではZeenyのことをただのウェアラブルに留まらない「ヒアラブル(hearable)」と表現していました。


Zeenyを紹介するCEOの山本健太郎氏

スマートフォンとBluetooth接続の際に、高音質化技術のaptX、AAC、HD Voice、Qualcomm cVcのコーデックが利用でき、音楽だけでなく音声も明瞭で聞き取りやすく再生。また、音質調整機能「Spicetone」を搭載し、3種類のフィルターから好みのものを選んで利用できます。

音楽の連続再生は約8時間で、充電時間は約2時間半。重量は約25gです。聞かないときはマグネットによりネックレス状にして首に掛けておけるので、邪魔になりません。


独自の機能も豊富に搭載。LINEやTwitterなどの通知を音声でチェックできるほか、Android端末では、LINEメッセージに対して音声や絵文字で返信できます

Zeenyは以前は「APlay」という、ブランド名でリアルタイム音声通知ワイヤレスイヤホンとして展開していました。APlayはクラウドファンディングで出資を募り、わずか一日で目標金額を達成して名前を知られるようになりました。

今回、後継モデルを出すに当たり、ワールドワイドで展開するには「APlay」では印象に残りにくいと考え、ブランド名をディズニー映画「アラジン」に登場する魔法のランプの精「ジーニー」にあやかって変更したそうです。ちなみにキャラクターのジーニーは綴りが「Genie」なので、商標的に問題はない模様。


Zeenyの装着イメージ。モデルさんが着けると絵になりますね(笑)

取材中に気になったのは、メールなどの読み上げるメッセージと読み上げないメッセージを分類できるのかどうか。1日に受け取るメールが1,000通なんていう人にとっては、読み上げるメッセージは送信者などのキーワードでホワイトリスト化しないと、とてもじゃないけれど利用できないはず。このあたり、残念ながら現状では対応しないそうですが、ファームウェアの更新で恐らく対応できるだろうとのことでした。

また、文章を読む速度は人によりけり。気分や集中力でも大きく変わります。メッセージが大量になる場合、いちいち読み上げるより、目で追って斜め読みしたほうがラクという人もいるでしょう。音声を高速再生したり、長文を要約して読み上げたりしてくれると使い出が増えそうな気がしました。

Zeenyが人々の手と目を、メールやSNSメッセージから本当に解放できるのか、今後の展開に注目したいですね。