オーストラリアの皮膚科医は、ダーモカメラをどう使うのか

カシオさんのダーモカメラの「DZ-D100」の海外展開に関する取材記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。先日は台湾のチャン先生でしたが、今度はオーストラリアのアレックス・チェンバーレイン(Alex Chamberlain)先生にオンライン取材したPR記事になります。

オーストラリアは世界でも皮膚癌の罹患率が高い国の1つで、メラノーマなどの皮膚癌をいかに早期に発見して治療できるか、より正確で効率の良い治療法の確立に多くの医師が真剣に取り組んでいます。

今回苦労したのは、日本との状況を比較する情報をどこに盛り込むかでした。これまでダーモスコピーの記事はずっとインタビュー記事はQ&A形式で構成してきました。ところが、今回は先生とのインタビューでは日本のことについては触れておらず、オーストラリアの事情だけを聞いていったので、日本と比較したほうが分かりやすい情報を、記事にどうやって入れていくか工夫が必要になったのです。

質問者の質問の中に入れてしまうには文字数が多くなりすぎるし、原稿の冒頭に入れたり、最後に補足のように入れたりも試しましたが、どうもしっくりしません。結局、インタビューの途中に地の文として挿入しました。それも、その部分は当初書きなぐった時の3分の1くらいの文量に、ぎゅうぎゅうに圧縮しないとバランスが悪くて、短くするのはなかなか大変でした。それだけに充実感のある仕事でした。

オーストラリアでの発売から約1年、現地でカシオのダーモカメラの評価は?キビキビした動作に好感

ダイソンの微生物研究が製品に生かされるまで

ダイソンさんの微生物研究所の研究者とメカニカルエンジニアをオンライン取材した記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

ダイソンさんは20年以上前から、自社で微生物研究所を持っており、無機物のホコリやハウスダストだけでなく、ダニやカビ菌といった微生物を効率よく取り除く方法について研究しています。そして、その研究結果を製品にフィードバックするのが、メカニカルエンジニアです。

この取材では、ダイソンさんが調査した世界各国の掃除に対する意識調査なども披露されました。その中でも面白かったのは、日本、中国、韓国では、ホコリが目に付くと無意識的に掃除する傾向が強く、特に日本人はルーチンで掃除する民族性を持っていながら、なぜかソファや寝具はそのルーチンから抜け落ちがちだという指摘。言われてみると、思い当たるフシのある人も多いのでは?

記事では、研究結果を製品にどうやって落とし込んでいくのかや、実際に工夫したポイントなど、いろいろな話を聞いています。

ダイソンらしい掃除機を生む微生物研究者とメカニカルエンジニアの仕事

アイリスオーヤマ、新生活向け新製品のオンライン展示会

アイリスオーヤマさんのオンライン展示会のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

2021年の年末から2022年の年始に掛けて発売した、春向けや新生活向けの家電・家具・キッチン雑貨です。

オンライン展示会とは言ってもメタ空間ではなく、アイリスオーヤマさんのオフィスの応接スペースからの中継のようなイメージです。広報の担当さん達が新製品を1つずつ紹介し、視聴しているメディアがリアルタイムで質問を挟んでいく形式でした。

時短レンジやお好み炊きのできる炊飯器、ズボンプレスのできる衣類プレススチーマーなど、面白い商品が目白押しの中、私が一番気になったのは、カメラ搭載冷蔵庫です。

つい先日、日立さんからも似たようなコンセプトの製品が登場していましたが、アイリスさんの製品「IRSN-IC30A-W」は、定格内容量296Lと日立さんより小ぶり。扉の内側にカメラが備え付けられているのも異なります。撮影タイミングは扉を開けた8分後。それだけあれば、普通は出し入れを終えて扉を閉めています。つまり、閉まった状態で撮影する訳です。どちらが便利かは使い方次第な気もしますが、目指すところは同じなのにアプローチの違いでこれほど差が出るのは面白いなと感じました。なお、カメラの性能は不明です。

こういうのは実物を見ながら、根掘り葉掘りしたいですね~。

時短レンジやカメラ付き冷蔵庫など新生活向け家電いろいろ – アイリスオーヤマのオンライン展示会から

タカラトミーの電動ヨーヨーは、スマホとAR連動!

タカラトミーさんの電動ヨーヨー「MUGENYOYO」の内覧会レポートが、マイナビニュースさんに掲載されました。

玩具の対象年齢から外れて久しいため、内覧会に参加するまで「ヨーヨーが電動」というだけで意味が分からない思いでいましたが、このMUGENYOYOはさらにスマホアプリのARエフェクトと連動する未来感バッチリの玩具になっています。

電動ヨーヨーはヨーヨーの回転に電気を使うことで、通常のヨーヨーよりも回転しやすくなっています。このため、ヨーヨーの初心者や、手首の負担を軽減したい女性にも向いています。

少し分かりにくいのは、スマホでARエフェクトを楽しむには、MUGENYOYOのプレイヤーとスマホを構える撮影者の最低二人が必要だということ。ヨーヨーは一人で楽しむものだという認識が強いと違和感がありますが、人に見せられるくらいヨーヨーの技に熟達した人(もしくは熟練を目指す人)が、同好の友人と一緒に遊ぶためのものだと考えれば理解しやすいかと思います。

アプリで撮影してもらいながらMUGENYOYOをプレイすると、ケイデンス値(cdc)と名付けられたいわゆる経験値がカウントされて蓄積されていき、それが一定値に達するとレベルアップとなって、アプリで使えるビジュアルエフェクトが増えていきます。よく考えるなと感心してしまいました。

ゲストとしてヨーヨー世界チャンピオンの三浦元さんが参加して、ヨーヨーの演技を披露してくれました。マイナビのサイトに三浦さんの演技を撮影した動画も上がっています。

たまにはこういう玩具の取材も面白いですね。新鮮でした。

必殺技を覚えた気分! タカラトミー「MUGENYOYO」はスマホとARで遊べる電動ヨーヨー

パナソニックの実家デア家電をレポート

パナソニックさんがメディア向けに実施した「実家ケアセミナー」のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

離れて暮らす高齢の両親がいるユーザー向けに、実家のケアになる家電を紹介しようという趣旨で、介護ジャーナリストの小山朝子さんによる講演では、両親のことだけでなく住まいのことにも留意するよう呼びかけていたのが印象的でした。

コンセントや照明器具に埃が溜まっていないか、火災警報器の設置場所と設置年数は把握しているかといった、実家のことをどれだけ把握しているか聞き出す項目の数々には、身につまされるものがあります。

商品としては、高齢者が文字を見やすくなるLED照明、迷惑電話相談機能や熱中症対策機能などを搭載した固定電話機や、テレビの音が聞き取りづらくてもボリュームを上げずに済むワイヤレスネックスピーカー、遠隔地と会話できるドアホンモニターなどを紹介しました。

熱中症の恐れのある温度や湿度を感知して、固定電話機が注意喚起するのは、面白い取り組みだなと感じました。具体的には「デジタルコードレス電話機 VE-GD78DL/DW」です。実家の家電、この機会に見直してみては?

迷惑電話や訪問詐欺から実家を守る! 離れて暮らす両親をサポートする注目の家電たち

東日本大震災を前に防災アイテムを見直す

東日本大震災が起きた3月11日を前に、災害対策に備える防災アイテムの紹介した記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

企画は編集部から提案されていたもので、取り上げる具体的な製品は私と編集部で出し合って決めています。

エレコムさんのLEDライト付きモバイルバッテリー「DE-M21L-6700」は使い勝手の良さそうな形状で、アウトドアのテントの中は本当に便利そうだと感じました。キャンプなんてもう何年も行ってないですが…。

手回しハンドルで充電可能な山善のポータブルテレビ「JYTM-RTV430」は、実のところテレビ視聴に必要な電力を手回しハンドルで充電するのはかなり大変で、乾電池、家庭用電源、モバイルバッテリーなど、いろいろ選べる電源の1つとして手回しハンドルもあるという位置づけです。このため、普段はAC電源でテレビやラジオを利用し、災害時には手回しで充電して電力消費の少ないラジオが聴けるよという使い方になるかと思います。

この他にも、これはあると便利そうと感じる製品を探すのはなかなか楽しい仕事でした。

災害や停電に備えて持っておきたい、防災アイテム6選

和室にも合うデザイン、コーウェイの空気清浄機「NOBLE」

コーウェイ・ジャパンさんの空気清浄機「NOBLE(ノーブル)」の発表体験会レポートが、マイナビニュースさんに掲載されました。

ハイクラスに位置づけられる製品で、NOBLEはプレミアムブランドになります。四角いタワー型で、一世代前の人なら行灯型と言いそう。木や紙を思わせる質感ですだれのような横縞のため、組木細工のようにも見えます。これは和室にも合うデザインだと感じました。

運転を開始すると天板が持ち上がるのは面白い趣向だと思いました。この天板の持ち上がり方で空気循環のモードが変化する仕組み。壁際や部屋の中央など、設置場所や部屋の形を考えながら、モードを選んで運転することで、使い方に工夫の余地があります。床のホコリを吸うマイペットモードがあるのも興味深いですね。

削ぎ落としたデザインが和室に合いそう。コーウェイの空気清浄機「NOBLE」体験会

台湾の皮膚科医から注目を集める皮膚観察用のダーモカメラ

カシオさんのダーモカメラ「DZ-D100」の海外展開に関する取材記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。台湾で皮膚科と美容皮膚科を営むチャン先生にオンライン取材したPR記事になります。

カシオさんの提供によるダーモスコピーに関連する記事はこの数年ずっと担当させてもらっていて、毎回とても勉強になっています。

台湾人の肌は日本人とほぼ同じ色なので、皮膚癌を取り巻く状況はとても気になります。そんななか、台湾では医療保険の保険金を受け取るために、疾患部を撮影しなければならず、必ずダーモカメラで写真に残しているという話が、日本の医療の状況と違っていて興味深かったです。

カシオのダーモカメラは海外でどのような評価を得ているのか?台湾の皮膚科医が毎日使う理由