FCCLの世界最軽量PCなど、2023年春モデルの発表会を見てきた

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)さんの、2023年春モデルのノートPC新製品発表会レポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

14.0型でも世界最軽量を記録した「UHシリーズ」を始め、2022年末に発売した学生向けの「CHシリーズ」、2022年6月発売の「LOOX 90/G」も展示していました。LOOX 90/Gは11年ぶりのLOOX新機種として注目されていた製品です。

新しくお目見えした「UH-X/H1」は14.0型ながら本体重量689gを実現。フットプリントもW323.8×D216×H19.9mmで、14.0型として世界最小クラスです。バッテリー持続時間に難ありではありますが、とにかく軽いPCが欲しいという人には代え難い製品だと思います。

会場ではイラストレーターのニシイズミユカさんによる、等身大の製品使用イメージイラストが製品の後ろに並んでいて、これは過去に例のないユニークな展示方法です。

私はイラストを利用してイメージを喚起する見せ方は結構好きで、フリーペーパーの「カデンプラス」を作っていたときも誌面上でよくやっていました。そのため、自分の感性が肯定されたようで見ていて気持ちよかったです。

世界最軽量を堅守、14型で約689gの「UH-X」など富士通の2023年春モデルPCは見どころ満載

ダーモスコピー普及の第一人者、田中 勝先生をインタビュー

カシオ計算機さんのダーモスコピー関連記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。PR記事です。今回は「第86回 日本皮膚科学会東京支部学術大会」の会長を務める東京女子医科大学附属足立医療センターの田中 勝教授のインタビュー記事です。

田中先生に始めてお会いしたのは、2016年6月の京都で開かれた学会でのことでした。カシオさんの「ダーモカメラ」開発に初期から協力してくれている先生として、担当から「日本の皮膚科で一番偉い人」と耳打ちされ、緊張した覚えがあります。思い返せばダーモスコピー関連の記事を書くようになったのは、この時からでした。

日本でのダーモスコピーの普及に多大な貢献をした田中先生は、実際にお会いすると大変気さくで話しやすい方です。取材したのは学術大会当日。忙しい中で時間を割いていただき、気疲れしているだろうし、単独インタビューなのでリラックスして気分良く話してもらおうと考えました。そこで、「折角ですから皮膚科医になった経緯から教えてください」と始めたところ、「長いよ?」と茶目っ気で返されました。「是非語って下さい」と答えたら、どこで生まれたという話から始まって、ちょっとあせらされたのが印象的でした。

少年時代からコンピュータが好きで、医学の道に進んだ後もPCを上手に活用されていたそうです。インターネットが一般に普及し始めたばかりのWindows 95の頃には、世界中の後に皮膚科の権威となる先生達と、ダーモスコピー画像を見て所見を診断していく症例チェックプログラムの開発に関わるなどしていたのだとか。回線も細かったはずですし、やりとりする画像の解像度も低くて、何をするにも時間が掛かって大変だった時期に、医者の仕事をしながらそんなことまでできるものなのかと驚きの連続でした。

記事ではそんな田中先生のダーモスコピーに対する情熱を、少しでも伝えようと頑張っています。皮膚科の専門用語に加えて、海外の先生の名前も多数出てきて、録音と学術大会のパンフレットで確認しながら書きました。

海外からのエキスパートの参加が過去最多となった日本皮膚科学会東京支部学術大会 – ダーモスコピーの第一人者・田中勝先生に聞く

パナソニックEWの影で心地良さを感じさせる一風変わった天井埋込み型の照明として使うプロジェクター「バイオシャドー」を見てきた!

パナソニック エレクトリックワークス社さんのダウンライト型プロジェクター「バイオシャドー(BioSHADOW)」のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

プロジェクターと言っても映画やスライドを投影するものではありません。光と一緒にリアルな影を投射することで、室内にいる人が自然環境の中にいるような心地よさが得られるもので、プロジェクターと言わずに目的型照明と言ったほうが分かりやすい商材です。

天井に埋め込むこともあって、一般的な家電量販店やホームセンターでは取り扱っていません。工務店などを通して新築やリフォームに併せて導入するイメージです。記事は品川にある同社のショールーム「BSP-LAB」を見学して作成しました。

「影を投影する照明」がどんなものなのか、具体的にどんなメリットがあるのか、言葉だけでは何とも説明が難しく、写真や動画を多めに使って記事にしました。個人宅にあってももちろんオシャレなのですが、オフィスやマンションのエントランスでの導入がメインになるのではないかなと感じました。病院や歯科医院の待合室とか、劇場ホールの周辺とか、いろいろな場所で活用できそうです。

室内にいながら光と影で心地良い自然を感じる、パナソニックの「バイオシャドー」を体験

日本のオフィス空間を快適かつ省エネにする「X PLACE」のトップインタビュー

X PLACEさんの小島亮平社長と、北村常弘副社長のインタビュー記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

12月1日が設立となるX PLACE(クロスプレイス)さんは、パナソニック エレクトリックワークス社(パナソニックEW)さんとMYCITYさんのジョイントベンチャーです。MYCITYさんは人の位置情報を分析する技術に長けた企業で、パナソニックEWさんの空調や照明といった空間制御技術と組み合わせ、オフィスの快適化と省エネ化をコンサルティングしようというのが、X PLACEさんの事業です。

小島社長は婉曲に分かりやすく表現するのが上手で、北村副社長は専門用語も交えつつ誤解のない直截的な説明をしてくれました。

文字数の都合で割愛しましたが、WELL認証は国内でまだ認知が高くないものの、いずれはいまの「Pマーク」のように、認証のある会社とない会社に対する印象の差が歴然としてくるようになると言われていたのは、なかなか示唆に富んでいて最後まで残したかった部分でした。

要するに警備会社と契約しているオフィスとしていないオフィスでは、セキュリティ面での安心感に大きな違いがあるように、WELL認証を取得しているかどうかが企業価値に大きな違いをもたらすため、少しでも優秀な人材を集めたい企業にとって無視できない要素になってくるよという指摘です。

WELL認証は記事中でも簡単に解説していますが、人間の健康に良いと認められた空間の認証制度です。

中規模以上の企業の経営者や総務をターゲットにしたBtoBサービスであり、一言で説明するのがなかなか難しい内容ですが、話を聞けば聞くほど将来求められる事業だと感じました。

快適に働けて省エネにもなるオフィスを目指して – 環境をデジタル化&コンサルする「X PLACE」

どこか懐かしい画面!山形東高校の生徒によるメタバース空間での模擬国連を見学

NTTコミュニケーションズさんとレノボ・ジャパンさんがサポートする、山形東高校さんによるメタバース空間での模擬国連のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

今更ですが、メタバース(metaverse)とはコンピュータ内に構築された3Dの仮想空間で、参加者がアバターを操作して空間内を自由に移動し、他の参加者とコミュニケーションできる場のことです。MetaとUniverseを組み合わせた造語だそうです。

よくメタバースの説明の引き合いに、2003年頃から主に海外で流行した「Second Life」が出されますが、日本ではまったく流行りませんでした。プレイ経験者がほとんどいなかったサービスよりも、「Minecraft」か、「ファイナルファンタジーXI」や「リネージュII」のような3DモデリングのMMORPGで説明したほうが分かりやすい気がします。この辺のタイトルももう十年選手ですけれどね。

模擬国連は国連会議などの国際会議をシミュレーションする教育活動です。100年くらい前のアメリカで始まり(当時は国際連合ではなく国際連盟ですね)、日本でも高校や大学で取り入れるところが増えているそうです。模擬国連の参加人数は少人数から大人数まで様々で、国内では日本模擬国連(JMUN)が全国大会などを主催して100名ほど集まるそうです。

昨今のコロナ禍で、学生が大勢集まって模擬国連を実施するのが困難になり、オンラインを使って解決できないかというニーズの高まりから、メタバースが注目されるようになりました。

ZoomやTeamsでは、メインの話し合いの脇での軽いやり取りや、事前の根回しや事後のフォローがしづらく、どうしても一方的に説明を受けたり、順番に発言して答えたりしていく形になりがちですからね。

まさにこの問題を解決したいと考えていた山形東高校と、メタバースプラットフォーム「NTT XR Space WEB DOOR」を運用するNTTコミュニケーションズ、そしてレノボ・ジャパンが巡り合ったことで、今回のメタバース上での模擬国連が実現しました。

このDOORの画面がMinecraftをイメージしているのか、懐かしさを覚える低ポリゴンで、思わずニヤニヤしながら見学してしまいました。インターネット老人会が喜びそうな画面です。

実際の模擬国連の様子は、是非記事を参照してください。なかなか面白かったですよ。私としては、今どきの高校生に「オンライン用のしゃべり方」があると知ることができたのが大きな収穫でした(笑)

模擬国連@メタバース、山形東高校の生徒が真剣議論 – サポートはNTT comとレノボ

機械の力で人間の心理を突く犯罪から身を守る!パナソニックの防犯セミナーをレポート

パナソニックさんの開催したメディア向け防犯セミナーのレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

防犯に役立つ家電の紹介へ結び付けるセミナーではあるのですが、最近のパナソニックさんのセミナーは、製品の紹介だけで終わらぬよう関連するプロのコンサルタントを呼んで興味深い話を聞くことができ、一消費者としても大変ありがたいです。

この日は刑事歴22年という犯罪コメンテーターの佐々木成三さんが話してくれました。上背があってがっしりした身体つきなので、それだけで元刑事の肩書に納得してしまう自分に気が付いてしまいます。警察関係者にも色々な人がいますし、見た目で判断してはいけないと頭では分かっていながらも、やはり見た目は重要なのだなと思いました。

警察手帳を見せられても、本物の手帳を見たことがない人間が安易に信用するなという指摘は実にごもっともだと感じました。

製品はスマホや宅配ボックス、開閉センサーなどと連携する「外でもドアホン SWZ700シリーズ」や、動作検知に対応して自動で録画する屋内スイングカメラ「KX-HC600」、迷惑電話防止機能を搭載した固定電話機「KX-PD750DL/DW」などの機能について説明がありました。

パナソニックさんが福岡県警の担当から聞いた話として、県警の管轄内では迷惑電話防止機能付きの固定電話機を使っている家庭が特殊詐欺に遭った報告はないと語っていたのが印象的でした。詳しくは記事をご参照頂けると幸いです。

防犯家電で空き巣や特殊詐欺を撃退! パナソニックの防犯セミナーから

プロゴルファー・石川遼選手のバーディチャレンジ寄贈式を取材

カシオ計算機さんに所属するプロゴルファー・石川遼選手のバーディチャレンジ寄贈式のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

石川選手は年間の国内で開催されるゴルフツアーで獲得したバーディの数と、同じ台数のカシオの電子辞書を全国の小学生に寄贈するバーディチャレンジという取り組みを2018年から実施しています。寄贈する電子辞書は「EX-word」の小学生向けモデル「XD-SK2800」で、石川選手が自身で購入して贈っているとのこと。凄すぎます。

寄贈式は高知県のKochi黒潮カントリークラブで行われ、地元の小学一年生から六年生までの子供達22名が出席しました。

全国に小学生は沢山いるので、寄贈相手をどういう基準で選んでいるのかはちょっと気になりました。寄贈された子供達には是非有意義に活用してほしいですね。

ちなみに高知までは飛行機で行きました。四国は初めて。取材後に少し四国を回って来ることも考えたのですが、他の仕事もあるので一泊してトンボ返りしました。空港で買った土佐牛のカレーはなかなか美味しかったです。

プロゴルファー・石川遼選手が小学生に電子辞書を贈るバーディチャレンジ寄贈式 – CASIO WORLD OPEN 2022から

パナソニックがEVチャージャーのシェアリングサービスをローンチ

パナソニック エレクトリックワークス社(パナソニックEW)さんの新サービス「everiwa Sharing Charger」の発表会レポートが、マイナビニュースさんに掲載されました。

パナソニックEWさんは、みずほ銀行さん、損保ジャパンさん、NPO法人のNELISさんと共に、カーボンニュートラル社会を目指すコミュニティ「everiwa(エブリワ)」を設立。everiwa Sharing Chargerは、その手掛けるサービスの第一弾となります。

思い切りざっくり説明すると、EVチャージャー(電気自動車用の充電器)のシェアリングを促進しようという取り組みで、EVチャージャーを貸し出す人と借りる人をスマホアプリでつなぎ、お金のやり取りも橋渡ししようというプラットフォームです。

サービス開始日の11月29日は、EVチャージャーを貸し出す人(ホスト)の登録開始日であり、同時にスマホアプリの提供開始日です。スマホアプリはEVチャージャーを借りる人(ユーザー)も同じものを使いますが、ユーザーの利用開始日は2023年春となっているのでご注意ください。

パナソニックEWでは、ホストに空きの多い駐車場を持つ法人やマンションの管理会社などを想定しています。コンビニや量販店、宿泊施設、観光地の駐車場などには広がっていくのではないかと思います。

もちろん、個人でもホストの登録は可能です。自宅の駐車場のEVチャージャーを見ず知らずの人が使うのは心理的な抵抗がありそうな気はします。それでも、上手に運営すれば不労所得に近い利益が、月に数千円から数万円稼げると思うので、魅力を感じる人も少なくないのではないでしょうか。詳しくは記事をご参照ください。

せっかくなのでこっそり書いておくと、実はだいぶ分かりにくい発表会でした。ハンドアウトの紙資料に載っていない情報も多く、プレゼンテーションやデモンストレーションのあと、複数の担当者に聞いて回らないと実際の利用手順や仕様がいまいち理解できませんでした。割と無遠慮に聞いて回った上で記事にしたので、他紙と比べても詳しく書けている方ではないかと思います。

パナソニック、EVチャージャーシェアサービス「everiwa Charger Share」

シャープのCEATECブースを取材、カラー電子ペーパーが気になる!

幕張メッセで開催しているCEATEC 2022のシャープさんのブースを取材した記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

CEATECのリアル開催は3年ぶりで、久しぶりの展示会仕事でした。最近のCEATECはBtoBの提案がほとんどになっていて、BtoC向けをメインに展示するところはまずありません。シャープさんもBtoB向けをメインとしつつ、BtoC向けの提案も行っている形。

記事では、BtoC向けをメインに、BtoB向けでも一般消費者が興味を抱きそうなものを取り上げました。具体的には、カラー電子ペーパー、反射型IGZOディスプレイ、屋内光発電デバイス「LC-LH」、睡眠センサー連携AIoTエアコン制御、生理用品のIoT収納と月経周期の自動推定記録、既に発売中の完全ワイヤレスイヤホン型補聴器「メディカルリスニングプラグ」を取り上げています。

私が一番気になったのは、カラー電子ペーパーです。近年は小説や新書の類いはKindle Whitepaperで読んでいて、コミックはPC上でKindle for PCで読んでいます。本棚が不要になってすっきりしたものの、Kindle Whitepaperはモノクロなので、カラフルな挿絵や写真があった場合、どうしても見劣りしたり、よく分からない図になっていたりするのですよね。あれがカラーになったら便利だろうなあと思ってしまうわけです。もちろん、価格やバッテリーの持ちを無視して飛びつくほどの必要性は、いまのところ感じていません。それでも買い替える時には選択肢に必ずのぼるでしょう。具体的な製品の登場が楽しみです。

あとは、BtoB向けで電子棚札などへの提案がされていた「LC-LH」も、時計やカレンダー、伝言板、リモコン等に使えるのではないかと感じました。家庭の明かりは、オフィスや店舗の明かりより暗くなりがちですが、設置場所を工夫すれば間に合うのではないかなと思うのですよね。

そうそう。近年になって女性(Female)と技術(Technology)を掛け合わせた「FemTech(フェムテック)」という造語が登場しました。女性の健康課題をテクノロジーで解決に導こうというもので、シャープさんの展示の中では、トイレなどに設置する生理用品用のミニボックスをクラウドと連携させ、残量をスマホで確認できるようにしたり、月経周期を自動的に記録しようという試みが提案されていました。先日取材したカシオさんのコルポカメラなども、フェムテック製品と呼べるのかななどと考えてしまいました。いずれは男性向けのメンテックなんてものも出てくるのかもしれませんね。

シャープがカラー表示対応の電子ペーパー出展、エアコン+ベッド連携で快適な制御も – CEATEC 2022

パナソニックの街を丸ごと照明で演出できるサービス「YOI-en」を見てきた

パナソニック エレクトリックワークス社さんのB2B向け街演出クラウドサービス「YOI-en」のレポート記事が、マイナビニュースさんに掲載されました。

YOI-enは広範囲に亘る照明演出を、遠隔から一括管理できるサービスです。ここで言う広範囲は街全体などとどこまでも広く、遠隔からの一括管理についても、遠く離れた地球の裏側でもノートパソコンが1台あれば管理できるという内容。複数拠点でも問題ありません。

YOI-enは「ヨイエン」と読みます。由来などは記事に記しました。以前取材したアフォーダンス照明もこのYOI-enに含まれることになるそうです。

デモンストレーションを見ながら、これは大掛かりになればなるほど面白いことができるだろうなと予感しました。今後の展開が楽しみなサービスです。

パナソニック、広域照明をPCで制御する「街演出クラウド YOI-en」